ぼくの婚約者を『運命の番』だと言うひとが現れたのですが、婚約者は変わらずぼくを溺愛しています。
公爵令息のウォルターは、第一王子アリスターの婚約者。
ふたりの婚約は、ウォルターが生まれた際、3歳だったアリスターが『うぉるがぼくのはんりょだ』と望んだことに起因している。
そうして生まれてすぐアリスターの婚約者となったウォルターも、やがて18歳。
初めての発情期を迎えようかという年齢になった。
これまで、大切にウォルターを慈しみ、その身体を拓いて来たアリスターは、やがて来るその日を心待ちにしている。
しかし、そんな幸せな日々に一石を投じるかのように、アリスターの運命の番を名乗る男爵令息が現れる。
男性しか存在しない、オメガバースの世界です。
改定前のものが、小説家になろうに掲載してあります。
※蔑視する内容を含みます。
一.ぼくとぼくを溺愛する婚約者と、それから
二、『先手必勝』の、相手が可笑しいような
三、雪嵐の如く、というのは初めてで
間章、精霊の末裔
四、お忍びで、街へと視察に行ったらば
五、気力を回復するクッキー・・・え?ぼくが勝手に名付けただけなんですけど
間章、アリ様とぼく
六、「好きにして」と言ったのは確かにぼくです・・・ええ、確かに。
七、伴侶に甘々なのは遺伝・・・だったり?
八、|異国《とつくに》の王子
九、風の精霊
十、アリスター、その愛。
十一、 その者、地面に軌跡を残して去りぬ。
間章、苦い、甘い。
十二、青天の霹靂
十三、立太子
十四、お茶菓子は、愛情たっぷりマフィン・・・いびつなうえに、しっとり感皆無だけど。
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