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第十五話 親子の絆
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「はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
部屋の中に戻った私は、クリスティア様が淹れてくれたお茶を受け取った。
この香り、なんの茶葉を使っているんだろう? 実家にいた時は嗅いだことのない香りだ。緊張をほぐしてくれるような、優しい甘い香りだ。
「あ、おいしい……」
「母上は茶を淹れるのが趣味でね。この茶葉も、母上が自ら育てた茶葉を使っているのさ」
「自ら? だから嗅いだことのない香りなんだ……クリスティア様は凄いですね」
「うふふっ、そんなに褒められたら照れちゃうわ」
素直な感想を述べながら、もう一口頂く。口の中にお花の香りがいっぱい広がって、さらに私の心を落ち着かせてくれた。
私はお茶に使われる茶葉とかは全然詳しくないから、これに何が使われているかわからないけど、おいしいってことだけはよくわかるよ。
「こうしてラルフ抜きで話すのは、初めてね」
「そ、そうですね。社交界でも、お会いしてませんもんね」
「ラルフから、シエルちゃんのことは大雑把に聞いている。母上が再婚して社交界デビューをする前に、君は社交界に出なくなったそうだね」
「はい。お恥ずかしい話ですけど、私は優秀で魔法まで使える姉妹と違い、何をやっても凡才でして。それが気にいらなかった父に、家の恥だから、もう社交界に出るなと言われてしまったんです。姉妹にも、毎日のように嫌がらせをされてました」
あはは、自分で言ってて本当に情けなくなっちゃうよ。こういう話をしていると、もっと私に何か一つでも才能があれば、何か変わってたのかなーって、変に考えちゃうんだよね。
「君も苦労してきたんだね」
「ええ、まあ……そういえば、先程のお話だと、再婚されてから社交界に出席したとのことでしたけど、それまではなにをされていたんですか?」
「それを聞いてしまうのかい?」
ナディア様は、どこか気まずそうに視線を逸らす。それは、明らかに聞かれたくない話を聞かれ、困っているようにしか見えなかった。
「あ、もしかして聞かれたくないお話でしたか!? 失礼しました!」
「冗談だよ! 特に聞かれても困る話ではないから、安心したまえ!」
「っ……むぅぅぅぅ……!!」
ま、またからかわれてたことに気が付かなかった! 私ってば、どうしてこんなに騙されやすいんだろう!? 自分の単純さが恨めしいよ!
「私とナディアは、元々はバーランド家の領地に住む庶民だったのよ。前の夫が残したレストランを営んでいてね。そこにたまたま来店した夫に見初められて、結婚したの」
「そうなんですか!? クリスティア様も、色々あったんですね」
「うふふっ、色々あったのよ」
庶民から貴族に、か……貴族の家に生まれた私には、それがどれだけ大変かよくわかる。
貴族としてふさわしい人間になるため、毎日勉強して、社交界のマナーを教えられ、立ち振る舞いの練習をして……その他にも沢山することがあって、目が回ってしまうくらい、貴族は覚えることが多い。
それを、私のように生まれた時からではなく、大人になってからするのは、想像を絶する大変さだっただろう。
「まあ、父上や義理の兄は、出来た人間とは言いにくい人間だったけどね。彼らは、実の息子であるラルフのことを、見た目が変だからと嫌悪し、ボロ雑巾のように扱ってたよ」
「…………」
「汚い服を着せて、他の人間はやりたがらない、汚い仕事ばかりをさせられていた。ちなみに目の傷は、亡くなった兄に難癖をつけられて暴力を振るわれ、怪我したのが跡になっているそうだ」
「そんな酷いことを……!」
「私達もそう思ったわ。それを知った時、少しでも改善できるように動いていたけど、中々うまくいかなかったわ」
もう相手が亡くなっているから、何を思ったところで仕方ないのはわかっている。わかってるけど……一度文句を言ってやらないと気が済まない。
――私の大切なラルフをいじめるな、バカやろー!! ってね。
「私達がラルフに会った時は、既にシエルちゃんに助けられた後だったから、どんなことにも前向きだったよ。酷いことをされても、汚いことをさせられても、自分の糧にしようとしていた。君に相応しい人間になるために」
「そんな、私なんて平凡で取り柄の無い人間ですよ?」
「そうかな? ラルフの手紙や、帰省してきた時に、本人からシエルはとても真面目に勉強や習い事をしていた、とても努力家で素晴らしい人だと聞いているよ」
え、ラルフってば、家の人にそんな話をしていたの!? は、恥ずかしい話とかはしてないよね?
「ちなみにですけど、どれくらい私やマーチャント家のことをご存じなんですか?」
「マーチャント家のことは、ほとんど知らないさ。ラルフから聞いていたのは、今日もシエルが可愛い、大好物のプリンを食べている時は満面の笑みだったが、後一口になると途端に悲しそうになる……表情がころころ変わるのが可愛い……そんなようなことを言っていたよ! ああ、これ以外もたくさん聞いてるよ」
ナディア様の話を聞いて、一瞬にして頭のてっぺんから足の指先まで、真っ赤に染まった。
確かにそんなこともあった……むしろ、心当たりがありすぎる……自分が酷すぎて頭痛がしてきた……自分のせいだから、誰にも文句は言えないんだけどさぁ……。
「はい、その話は正しいです……もうやだぁ……こんな食ってばかりの女、お嫁に行けない……」
「ならここに嫁げばいいさ。我々は君を気に入っているから、大歓迎さ! はっはっはっっ!」
「き、気に入る要素なんてありましたか!?」
「ええ。とても可愛らしいし、ラルフと仲良しで、優しさがにじみ出てて、食べてる時は幸せそうで、話してても楽しいしね」
す、凄いべた褒めすぎて、体がかゆくなってきちゃった。実家にいる時は、こんなに褒められたことがないから、反応に困っちゃうよ。
「そんなあなたに、これからもラルフのことをお願いしたいの」
「私に、ラルフを?」
「うむ。我々と話している時も、ラルフはとても楽しそうに、そして楽に話している。しかし、それ以上に君と話している時は、なんていうかな……幸せなオーラが凄まじい! よほど君と一緒に入れるのが嬉しいんだと思う!」
ラルフって、そんなオーラを纏える魔法が使えたの!? なんて……そんなわけないよね。きっとナディア様しかわからない、ラルフの表情や仕草が、幸せそうに見えたってことなんだろう。
「私は母として、ナディアは姉として……血の繋がりはありませんが、ラルフは家族なの。家族には……幸せになってもらいたいの」
「母上の仰る通りだ。夕食の時にも話したが、改めて伝えよう。ラルフと一緒にここで生活してほしい。もちろん、絶対に結婚しろと言ってるわけではない。今までの関係でもいいし、新しい関係でもいい。最悪出ていってもいい。どんな状況だとしても、ラルフと一緒にいてほしいんだ」
とても真剣な二人の表情は、心の底からラルフのことを愛し、心配しているのがとても伝わってきた。
血の繋がりは無いのに、ここまで愛してもらえるラルフが羨ましいな。
「私は凡才ですし、未熟なせいで、ラルフの気持ちにまだ返事は出来てないですけど……ラルフと一緒にいたいです。私で良ければ……お願いします!」
「ええ。ようこそバーランド家へ」
「我々は、君を歓迎するよ!」
私は勢いよく頭を下げながら、夕食の時に言いそびれてしまったことを伝える。
――こうして私は、バーランド家に正式にお世話になることになった。
「ちなみに一つ聞きたいのだが……気持ちに返事とはどういうことだい?」
「もしかして、ラルフに告白されたのかしら?」
「え、えっと……それは……!」
「母上、我々がお願いするまでもなかったかもしれませんね!」
「ちょっと出しゃばり過ぎちゃったかもしれないわね」
「それで、一体どのように気持ちを伝えられたのかね? 是非事細かに教えてくれたまえ!」
「か、勘弁してください~~!!」
……私、これからこの家でやっていけるのかな? さっそく不安になってきちゃった……。
「あ、ありがとうございます」
部屋の中に戻った私は、クリスティア様が淹れてくれたお茶を受け取った。
この香り、なんの茶葉を使っているんだろう? 実家にいた時は嗅いだことのない香りだ。緊張をほぐしてくれるような、優しい甘い香りだ。
「あ、おいしい……」
「母上は茶を淹れるのが趣味でね。この茶葉も、母上が自ら育てた茶葉を使っているのさ」
「自ら? だから嗅いだことのない香りなんだ……クリスティア様は凄いですね」
「うふふっ、そんなに褒められたら照れちゃうわ」
素直な感想を述べながら、もう一口頂く。口の中にお花の香りがいっぱい広がって、さらに私の心を落ち着かせてくれた。
私はお茶に使われる茶葉とかは全然詳しくないから、これに何が使われているかわからないけど、おいしいってことだけはよくわかるよ。
「こうしてラルフ抜きで話すのは、初めてね」
「そ、そうですね。社交界でも、お会いしてませんもんね」
「ラルフから、シエルちゃんのことは大雑把に聞いている。母上が再婚して社交界デビューをする前に、君は社交界に出なくなったそうだね」
「はい。お恥ずかしい話ですけど、私は優秀で魔法まで使える姉妹と違い、何をやっても凡才でして。それが気にいらなかった父に、家の恥だから、もう社交界に出るなと言われてしまったんです。姉妹にも、毎日のように嫌がらせをされてました」
あはは、自分で言ってて本当に情けなくなっちゃうよ。こういう話をしていると、もっと私に何か一つでも才能があれば、何か変わってたのかなーって、変に考えちゃうんだよね。
「君も苦労してきたんだね」
「ええ、まあ……そういえば、先程のお話だと、再婚されてから社交界に出席したとのことでしたけど、それまではなにをされていたんですか?」
「それを聞いてしまうのかい?」
ナディア様は、どこか気まずそうに視線を逸らす。それは、明らかに聞かれたくない話を聞かれ、困っているようにしか見えなかった。
「あ、もしかして聞かれたくないお話でしたか!? 失礼しました!」
「冗談だよ! 特に聞かれても困る話ではないから、安心したまえ!」
「っ……むぅぅぅぅ……!!」
ま、またからかわれてたことに気が付かなかった! 私ってば、どうしてこんなに騙されやすいんだろう!? 自分の単純さが恨めしいよ!
「私とナディアは、元々はバーランド家の領地に住む庶民だったのよ。前の夫が残したレストランを営んでいてね。そこにたまたま来店した夫に見初められて、結婚したの」
「そうなんですか!? クリスティア様も、色々あったんですね」
「うふふっ、色々あったのよ」
庶民から貴族に、か……貴族の家に生まれた私には、それがどれだけ大変かよくわかる。
貴族としてふさわしい人間になるため、毎日勉強して、社交界のマナーを教えられ、立ち振る舞いの練習をして……その他にも沢山することがあって、目が回ってしまうくらい、貴族は覚えることが多い。
それを、私のように生まれた時からではなく、大人になってからするのは、想像を絶する大変さだっただろう。
「まあ、父上や義理の兄は、出来た人間とは言いにくい人間だったけどね。彼らは、実の息子であるラルフのことを、見た目が変だからと嫌悪し、ボロ雑巾のように扱ってたよ」
「…………」
「汚い服を着せて、他の人間はやりたがらない、汚い仕事ばかりをさせられていた。ちなみに目の傷は、亡くなった兄に難癖をつけられて暴力を振るわれ、怪我したのが跡になっているそうだ」
「そんな酷いことを……!」
「私達もそう思ったわ。それを知った時、少しでも改善できるように動いていたけど、中々うまくいかなかったわ」
もう相手が亡くなっているから、何を思ったところで仕方ないのはわかっている。わかってるけど……一度文句を言ってやらないと気が済まない。
――私の大切なラルフをいじめるな、バカやろー!! ってね。
「私達がラルフに会った時は、既にシエルちゃんに助けられた後だったから、どんなことにも前向きだったよ。酷いことをされても、汚いことをさせられても、自分の糧にしようとしていた。君に相応しい人間になるために」
「そんな、私なんて平凡で取り柄の無い人間ですよ?」
「そうかな? ラルフの手紙や、帰省してきた時に、本人からシエルはとても真面目に勉強や習い事をしていた、とても努力家で素晴らしい人だと聞いているよ」
え、ラルフってば、家の人にそんな話をしていたの!? は、恥ずかしい話とかはしてないよね?
「ちなみにですけど、どれくらい私やマーチャント家のことをご存じなんですか?」
「マーチャント家のことは、ほとんど知らないさ。ラルフから聞いていたのは、今日もシエルが可愛い、大好物のプリンを食べている時は満面の笑みだったが、後一口になると途端に悲しそうになる……表情がころころ変わるのが可愛い……そんなようなことを言っていたよ! ああ、これ以外もたくさん聞いてるよ」
ナディア様の話を聞いて、一瞬にして頭のてっぺんから足の指先まで、真っ赤に染まった。
確かにそんなこともあった……むしろ、心当たりがありすぎる……自分が酷すぎて頭痛がしてきた……自分のせいだから、誰にも文句は言えないんだけどさぁ……。
「はい、その話は正しいです……もうやだぁ……こんな食ってばかりの女、お嫁に行けない……」
「ならここに嫁げばいいさ。我々は君を気に入っているから、大歓迎さ! はっはっはっっ!」
「き、気に入る要素なんてありましたか!?」
「ええ。とても可愛らしいし、ラルフと仲良しで、優しさがにじみ出てて、食べてる時は幸せそうで、話してても楽しいしね」
す、凄いべた褒めすぎて、体がかゆくなってきちゃった。実家にいる時は、こんなに褒められたことがないから、反応に困っちゃうよ。
「そんなあなたに、これからもラルフのことをお願いしたいの」
「私に、ラルフを?」
「うむ。我々と話している時も、ラルフはとても楽しそうに、そして楽に話している。しかし、それ以上に君と話している時は、なんていうかな……幸せなオーラが凄まじい! よほど君と一緒に入れるのが嬉しいんだと思う!」
ラルフって、そんなオーラを纏える魔法が使えたの!? なんて……そんなわけないよね。きっとナディア様しかわからない、ラルフの表情や仕草が、幸せそうに見えたってことなんだろう。
「私は母として、ナディアは姉として……血の繋がりはありませんが、ラルフは家族なの。家族には……幸せになってもらいたいの」
「母上の仰る通りだ。夕食の時にも話したが、改めて伝えよう。ラルフと一緒にここで生活してほしい。もちろん、絶対に結婚しろと言ってるわけではない。今までの関係でもいいし、新しい関係でもいい。最悪出ていってもいい。どんな状況だとしても、ラルフと一緒にいてほしいんだ」
とても真剣な二人の表情は、心の底からラルフのことを愛し、心配しているのがとても伝わってきた。
血の繋がりは無いのに、ここまで愛してもらえるラルフが羨ましいな。
「私は凡才ですし、未熟なせいで、ラルフの気持ちにまだ返事は出来てないですけど……ラルフと一緒にいたいです。私で良ければ……お願いします!」
「ええ。ようこそバーランド家へ」
「我々は、君を歓迎するよ!」
私は勢いよく頭を下げながら、夕食の時に言いそびれてしまったことを伝える。
――こうして私は、バーランド家に正式にお世話になることになった。
「ちなみに一つ聞きたいのだが……気持ちに返事とはどういうことだい?」
「もしかして、ラルフに告白されたのかしら?」
「え、えっと……それは……!」
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