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婚約披露パーティーと元婚約者
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「ティア!どうして婚約の解消なんてっ!」
「・・・」
この人って、こんなに馬鹿だったのかしら。
ヴィル様と私の婚約披露パーティーは、グリフォン公爵邸ではなく王宮で行われた。
筆頭公爵であるヴィル様と私の婚約に、国王陛下と王妃殿下が出席するとおっしゃられて、しかも義姉になるからって王太子殿下まで出席するとおっしゃったのよね。
さすがに、国王陛下に王妃殿下、王太子殿下までとなると警備が大変だから、王宮で行うことになったの。
まぁ私はともかく、ヴィル様にはご挨拶なさりたい方が多いから、王宮で良かったのかもしれないわ。
私もリリアも、王宮にはよくお邪魔してたから、別に緊張もしないしね。
一応、元婚約者であるタービン公爵家にも招待状は出した。
白紙撤回、つまり婚約はなかったことになったから、出さないわけにもいかなかったのよね。
あれでも公爵家だし。
ちなみに、お祖母様は残念がっていたけど、私がヴィル様に好意を持ったと言ったら「好きな人と結ばれるならその方が良い」と納得してくれた。
お祖母様の大切なご友人の孫は、別のご令嬢の方が好きらしいとはさすがに言えず、私がヴィル様に一目惚れしたことにしたのよね。
で、婚約は白紙撤回されて、別にケレス様も何も言って来なかったから「ああ。ケレス様も婚約解消したかったのね」と思っていたのだけど。
まさか、婚約披露パーティーで、元婚約者に詰め寄ってくるとは思わなかったわ。
そもそも、ケレス様が納得していようとしていなかろうと、タービン公爵様が白紙撤回を受け入れたんだから、ケレス様は受け入れるしかないのに、何故私を責めるのかしら?
「タービン公爵令息様。私はグリフォン公爵閣下の婚約者です。私のことはブルーム侯爵令嬢とお呼びください」
「そんなっ!僕たちは仲の良い婚約者同士だったじゃないか」
「タービン公爵様が納得の上で、白紙撤回されたのです。ご不満がおありなら、ご自身のお父上におっしゃってくださいませ」
というか、周囲の視線を集めてることを理解しているのかしら?
本当、迷惑この上ないわ。
大体、人に婚約の解消について文句を言ってくるのに、隣に自分の瞳の色のドレスを着た令嬢をへばり付けてるってどういうことよ。
相変わらず、可愛らしいドレスをお召しね。
リリアの年齢ならともかく、十六歳にもなってフリルたっぷりにリボンは痛々しいわよ。
「ティア!どうして・・・」
「人の婚約者の名をいつまで呼ぶつもりだ?」
尚も縋ろうとするケレス様だったけれど、そこに低い声が響いた。
「・・・」
この人って、こんなに馬鹿だったのかしら。
ヴィル様と私の婚約披露パーティーは、グリフォン公爵邸ではなく王宮で行われた。
筆頭公爵であるヴィル様と私の婚約に、国王陛下と王妃殿下が出席するとおっしゃられて、しかも義姉になるからって王太子殿下まで出席するとおっしゃったのよね。
さすがに、国王陛下に王妃殿下、王太子殿下までとなると警備が大変だから、王宮で行うことになったの。
まぁ私はともかく、ヴィル様にはご挨拶なさりたい方が多いから、王宮で良かったのかもしれないわ。
私もリリアも、王宮にはよくお邪魔してたから、別に緊張もしないしね。
一応、元婚約者であるタービン公爵家にも招待状は出した。
白紙撤回、つまり婚約はなかったことになったから、出さないわけにもいかなかったのよね。
あれでも公爵家だし。
ちなみに、お祖母様は残念がっていたけど、私がヴィル様に好意を持ったと言ったら「好きな人と結ばれるならその方が良い」と納得してくれた。
お祖母様の大切なご友人の孫は、別のご令嬢の方が好きらしいとはさすがに言えず、私がヴィル様に一目惚れしたことにしたのよね。
で、婚約は白紙撤回されて、別にケレス様も何も言って来なかったから「ああ。ケレス様も婚約解消したかったのね」と思っていたのだけど。
まさか、婚約披露パーティーで、元婚約者に詰め寄ってくるとは思わなかったわ。
そもそも、ケレス様が納得していようとしていなかろうと、タービン公爵様が白紙撤回を受け入れたんだから、ケレス様は受け入れるしかないのに、何故私を責めるのかしら?
「タービン公爵令息様。私はグリフォン公爵閣下の婚約者です。私のことはブルーム侯爵令嬢とお呼びください」
「そんなっ!僕たちは仲の良い婚約者同士だったじゃないか」
「タービン公爵様が納得の上で、白紙撤回されたのです。ご不満がおありなら、ご自身のお父上におっしゃってくださいませ」
というか、周囲の視線を集めてることを理解しているのかしら?
本当、迷惑この上ないわ。
大体、人に婚約の解消について文句を言ってくるのに、隣に自分の瞳の色のドレスを着た令嬢をへばり付けてるってどういうことよ。
相変わらず、可愛らしいドレスをお召しね。
リリアの年齢ならともかく、十六歳にもなってフリルたっぷりにリボンは痛々しいわよ。
「ティア!どうして・・・」
「人の婚約者の名をいつまで呼ぶつもりだ?」
尚も縋ろうとするケレス様だったけれど、そこに低い声が響いた。
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