34 / 83
ツンデレと友人
しおりを挟む
「・・・」
「・・・」
ええと、リリアの言うことを信じるなら、彼女エルディナ・アレルゲン侯爵令嬢は、私を本気で祝いたくて来た?
でもって、彼女の言っていることは嫌味とかではなく、本人が素直に言葉に出来ないだけ?
つまりは、今までのアレもコレも?
「お姉様と仲良くなりたくて、話すきっかけが欲しかったみたいです」
なんじゃ、そりゃーっ!
ゲフンゲフン。
興奮し過ぎて、淑女らしからぬ発言だったわ。
いやいやいや。
あんな態度とられたら、仲良くなろうとか思わないでしょ。
発言だってどう聞いても、嫌味なんですけど?
はぁぁ。
「エルディナ・アレルゲン侯爵令嬢様」
「なっ、な、なによ!」
「・・・本当に友達になりたいのですの?」
思わず聞いてしまったわ。
だって、そんなツンツンされた態度とられたら、仕方なくない?
「はぁぁ。あのですね、アレルゲン様。お姉様はツンツンした態度を可愛いと思うような癖はありませんわ。素直におっしゃらないと、二度とこんな機会巡って来ませんわよ」
「・・・だ、だって、き、緊張してしまうのよ。ティア・ブルーム様は私の憧れで・・・あんな変態のキモ男の婚約者をずっと我慢してたことも、さっさと捨てたことも尊敬してて・・・」
今、変態のキモ男って言った?
ケレス様のことよね?
でもって、憧れとか尊敬とか聞こえたんだけど?
いやいやいや。
全く、全然、ちっとも、そんな気配すら感じさせなかったわよ。
でも。
私に好意を持っていて、心からお祝いしたいと思ってくれているということよね?
そもそも、私至上主義のリリアが私に害のある人を近づけようとするわけがないし。
「アレルゲン様、お祝いを言ってくださるために来てくださったのですね。ありがとうございます」
私がそう言って微笑むと、アレルゲン様は真っ赤になった。
あら、ら。
本当に、私のことを好ましく思っているのね。
「あ、う、え、えと、ティア様とお呼びしても・・・よろしくて?」
「ええ」
「私のことはどうぞ、エルディナと呼び捨てになさってくださいませ。改めて、ティア・ブルーム・・・いえ、グリフォン公爵夫人様。ご結婚おめでとうございます」
「ありがとうございます、エルディナ様」
さすがに呼び捨ては無理よ。
家族じゃないのだし、そんなマナーのなってない人間だと周囲に思われたら、ヴィル様にご迷惑をかけてしまうわ。
でも、アレルゲン・・・エルディナ様は不服みたいで「呼び捨てでよろしいのに」とブツブツ言っていた。
家族しかいない時ならいいかしらね。
「・・・」
ええと、リリアの言うことを信じるなら、彼女エルディナ・アレルゲン侯爵令嬢は、私を本気で祝いたくて来た?
でもって、彼女の言っていることは嫌味とかではなく、本人が素直に言葉に出来ないだけ?
つまりは、今までのアレもコレも?
「お姉様と仲良くなりたくて、話すきっかけが欲しかったみたいです」
なんじゃ、そりゃーっ!
ゲフンゲフン。
興奮し過ぎて、淑女らしからぬ発言だったわ。
いやいやいや。
あんな態度とられたら、仲良くなろうとか思わないでしょ。
発言だってどう聞いても、嫌味なんですけど?
はぁぁ。
「エルディナ・アレルゲン侯爵令嬢様」
「なっ、な、なによ!」
「・・・本当に友達になりたいのですの?」
思わず聞いてしまったわ。
だって、そんなツンツンされた態度とられたら、仕方なくない?
「はぁぁ。あのですね、アレルゲン様。お姉様はツンツンした態度を可愛いと思うような癖はありませんわ。素直におっしゃらないと、二度とこんな機会巡って来ませんわよ」
「・・・だ、だって、き、緊張してしまうのよ。ティア・ブルーム様は私の憧れで・・・あんな変態のキモ男の婚約者をずっと我慢してたことも、さっさと捨てたことも尊敬してて・・・」
今、変態のキモ男って言った?
ケレス様のことよね?
でもって、憧れとか尊敬とか聞こえたんだけど?
いやいやいや。
全く、全然、ちっとも、そんな気配すら感じさせなかったわよ。
でも。
私に好意を持っていて、心からお祝いしたいと思ってくれているということよね?
そもそも、私至上主義のリリアが私に害のある人を近づけようとするわけがないし。
「アレルゲン様、お祝いを言ってくださるために来てくださったのですね。ありがとうございます」
私がそう言って微笑むと、アレルゲン様は真っ赤になった。
あら、ら。
本当に、私のことを好ましく思っているのね。
「あ、う、え、えと、ティア様とお呼びしても・・・よろしくて?」
「ええ」
「私のことはどうぞ、エルディナと呼び捨てになさってくださいませ。改めて、ティア・ブルーム・・・いえ、グリフォン公爵夫人様。ご結婚おめでとうございます」
「ありがとうございます、エルディナ様」
さすがに呼び捨ては無理よ。
家族じゃないのだし、そんなマナーのなってない人間だと周囲に思われたら、ヴィル様にご迷惑をかけてしまうわ。
でも、アレルゲン・・・エルディナ様は不服みたいで「呼び捨てでよろしいのに」とブツブツ言っていた。
家族しかいない時ならいいかしらね。
1,656
あなたにおすすめの小説
お望み通り、別れて差し上げます!
珊瑚
恋愛
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」
本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?
お認めください、あなたは彼に選ばれなかったのです
・めぐめぐ・
恋愛
騎士である夫アルバートは、幼馴染みであり上官であるレナータにいつも呼び出され、妻であるナディアはあまり夫婦の時間がとれていなかった。
さらにレナータは、王命で結婚したナディアとアルバートを可哀想だと言い、自分と夫がどれだけ一緒にいたか、ナディアの知らない小さい頃の彼を知っているかなどを自慢げに話してくる。
しかしナディアは全く気にしていなかった。
何故なら、どれだけアルバートがレナータに呼び出されても、必ず彼はナディアの元に戻ってくるのだから――
偽物サバサバ女が、ちょっと天然な本物のサバサバ女にやられる話。
※頭からっぽで
※思いつきで書き始めたので、つたない設定等はご容赦ください。
※夫婦仲は良いです
※私がイメージするサバ女子です(笑)
※第18回恋愛小説大賞で奨励賞頂きました! 応援いただいた皆さま、お読みいただいた皆さま、ありがとうございました♪
二度目の恋
豆狸
恋愛
私の子がいなくなって半年と少し。
王都へ行っていた夫が、久しぶりに伯爵領へと戻ってきました。
満面の笑みを浮かべた彼の後ろには、ヴィエイラ侯爵令息の未亡人が赤毛の子どもを抱いて立っています。彼女は、彼がずっと想ってきた女性です。
※上記でわかる通り子どもに関するセンシティブな内容があります。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
あの子を好きな旦那様
はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」
目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。
※小説家になろうサイト様に掲載してあります。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる