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王家の諜報機関
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私も王家の諜報部隊という方々を、実際に目にしたことはない。
そのような部隊を持つ国があるという噂を耳にした程度で、まさかマクラーレン王国に実在するとは考えてもいなかった。
王家の影とは、王族の指示にのみ従う諜報部隊だときく。
たとえ目の前で人が殺されようとも、王族の指示がない限り絶対に手を出さないとか。
それが真実かどうかは知らないけど、それほどの厳格な機関ということなのだろう。
そして今、ルイス様はこの王立学園に諜報部隊が配置されている、とおっしゃった。
確かに現在、王立学園には王太子殿下のダニエル様、そして殿下の婚約者であるルージュ公爵令嬢様、王弟殿下のご子息で公爵令息のルイス様が在籍している。
彼らを守るために、そういう措置が取られているのかもしれない。
殿下やルージュ様とご一緒の時に、見張られてるというのは気分のいいものではないけど、他国の人間の私がどうこう言える立場でもない。
「あっ、あのっ、つ、突き落とされそうになったというのは、その、誤解かも・・・」
影という存在は知らなくても、このまま偽証をするのはマズいと思ったのだろう。
それはそうだ。
もし同じ質問を王太子殿下にされ、あの嘘の発言をしたなら、リエナイ様は王族に虚偽の発言をしたことになる。
間違いなく罰せられるだろう。
相手がルージュ様でないことが救いか。ルージュ様を貶めようとすれば、絶対に王太子殿下は恐ろしい報復をされる気がする。
だからといって、私だって絡まれたいわけじゃないけど。
シリウス殿下の件も落ち着いたようだし、ローゼン王国に戻ろうかしら?
面倒な令嬢に絡まれると、お姉様達にもご迷惑をかけることになるかもしれない。
「誤解?だが、先ほどハッキリと発言しただろう?」
「え、えと、あの・・・」
「ウイングバード様。誤解が解けたのなら、私はかまいませんわ。わざわざ王太子殿下のお手を煩わせる必要もありません。それでは、私は失礼させていただきますね」
ルイス様に礼をとって、リラとララと共にその場を後にする。
私は別に、リエナイ様を助けたわけではない。
彼女が同じ言動をすれば、次はないだろう。その場合は、彼女の自業自得である。
私があの場で、諜報の方の証言を求めなかったのは、自己防衛のためだ。
王族の命にしか従わない諜報部隊。
そんな存在に関わるべきじゃない。そう私の本能が訴えていた。
すでに王太子殿下やその婚約者、王弟殿下であり大公閣下である公爵様のご令息と共にいて、何を今更という気もするけれど。
ギリギリ、友人という逃げられる立ち位置に留まっていたかったのである。
そのような部隊を持つ国があるという噂を耳にした程度で、まさかマクラーレン王国に実在するとは考えてもいなかった。
王家の影とは、王族の指示にのみ従う諜報部隊だときく。
たとえ目の前で人が殺されようとも、王族の指示がない限り絶対に手を出さないとか。
それが真実かどうかは知らないけど、それほどの厳格な機関ということなのだろう。
そして今、ルイス様はこの王立学園に諜報部隊が配置されている、とおっしゃった。
確かに現在、王立学園には王太子殿下のダニエル様、そして殿下の婚約者であるルージュ公爵令嬢様、王弟殿下のご子息で公爵令息のルイス様が在籍している。
彼らを守るために、そういう措置が取られているのかもしれない。
殿下やルージュ様とご一緒の時に、見張られてるというのは気分のいいものではないけど、他国の人間の私がどうこう言える立場でもない。
「あっ、あのっ、つ、突き落とされそうになったというのは、その、誤解かも・・・」
影という存在は知らなくても、このまま偽証をするのはマズいと思ったのだろう。
それはそうだ。
もし同じ質問を王太子殿下にされ、あの嘘の発言をしたなら、リエナイ様は王族に虚偽の発言をしたことになる。
間違いなく罰せられるだろう。
相手がルージュ様でないことが救いか。ルージュ様を貶めようとすれば、絶対に王太子殿下は恐ろしい報復をされる気がする。
だからといって、私だって絡まれたいわけじゃないけど。
シリウス殿下の件も落ち着いたようだし、ローゼン王国に戻ろうかしら?
面倒な令嬢に絡まれると、お姉様達にもご迷惑をかけることになるかもしれない。
「誤解?だが、先ほどハッキリと発言しただろう?」
「え、えと、あの・・・」
「ウイングバード様。誤解が解けたのなら、私はかまいませんわ。わざわざ王太子殿下のお手を煩わせる必要もありません。それでは、私は失礼させていただきますね」
ルイス様に礼をとって、リラとララと共にその場を後にする。
私は別に、リエナイ様を助けたわけではない。
彼女が同じ言動をすれば、次はないだろう。その場合は、彼女の自業自得である。
私があの場で、諜報の方の証言を求めなかったのは、自己防衛のためだ。
王族の命にしか従わない諜報部隊。
そんな存在に関わるべきじゃない。そう私の本能が訴えていた。
すでに王太子殿下やその婚約者、王弟殿下であり大公閣下である公爵様のご令息と共にいて、何を今更という気もするけれど。
ギリギリ、友人という逃げられる立ち位置に留まっていたかったのである。
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