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可愛い妹発魔王会議行き
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「魔王会議・・・って何?」
エセルが言った聞き慣れない単語に、首を傾げます。
六歳になってから半年。
ローズとして生活することにも、すっかり慣れました。
ローズとしてというか、六歳児として過ごすことに、ですね。
ヴァイオレットは子供らしさというか無邪気さがなく、ウッド様にも王宮の使用人の方にも、可愛げがないと陰口を叩かれていたのを聞いたことがあります。
あの時は、悲しかったです。
決して私が望んで、幼い頃から淑女らしくあろうとしたわけではありません。
私だって、子供らしくお父様やお母様に甘えたりしたかったです。
だけど、王太子殿下であるウッド様の婚約者として、未来の王太子妃として、子供らしさは不要と教えられたのです。
泣くことも笑うことも制限され、淑女の笑みを浮かべることを教え込まれ・・・挙げ句に感情がない人形のようだと陰口を叩かれて・・・
でも、ここのみんなは違います。
魔王陛下の妹ということは、ローズも王女です。
だけど、誰も王女らしくとか、みんなの見本になるようにとか、言ったりしません。
むしろ、子供は子供らしくあればいいと、声を出して笑うことも泣くことも、皆んな受け入れてくれるのです。
ここでいると・・・
自分を好きでいられる気がします。
私の問いに、エセルが私の髪を結いながら答えてくれます。
今日はサイドを三つ編みにして、耳の上でお団子に纏めて、花の髪飾りを留めます。
エセルはいつも、可愛らしい髪型にしてくれます。
「わ、可愛い。くまさんの耳みたい」
「ふふっ。ローズ姫様は可愛らしいので、どんな髪型も似合いますね」
「ううん、エセルが可愛くしてくれるから。ありがとう、エセル」
そういえば、ナーシサス公爵家の使用人たちにお礼を言ったのはいつだったでしょうか。
少なくとも五歳から後は、なかった気がします。
お礼を言うことを禁じられたわけではありませんが、私自身にそんな余裕がなくなっていたのかもしれません。
両親とも、使用人とも、友人とも、婚約者とも、誰とも距離があって、私はずっと孤独で・・・
「あ、魔王会議のことでしたね。魔王会議というのは、言葉通り魔王三人が集まって、一年間の近況報告をする会議のことなんです。毎年、持ち回るのですが、今年は我がサフィラスで行われるのです」
「じゃあ、他の魔王様がこのお城に来るの?」
「はい。滞在中は、王宮にお部屋を準備いたしますので。一週間の滞在になりますので、現在はその準備のために多くの者が王宮に出入りしています。ですから、ローズ姫様は居住区からお出になられませんよう」
元々、信用できる人たち以外との接触は、禁じられていましたからそれは構わないんですけど。
エセルが言った聞き慣れない単語に、首を傾げます。
六歳になってから半年。
ローズとして生活することにも、すっかり慣れました。
ローズとしてというか、六歳児として過ごすことに、ですね。
ヴァイオレットは子供らしさというか無邪気さがなく、ウッド様にも王宮の使用人の方にも、可愛げがないと陰口を叩かれていたのを聞いたことがあります。
あの時は、悲しかったです。
決して私が望んで、幼い頃から淑女らしくあろうとしたわけではありません。
私だって、子供らしくお父様やお母様に甘えたりしたかったです。
だけど、王太子殿下であるウッド様の婚約者として、未来の王太子妃として、子供らしさは不要と教えられたのです。
泣くことも笑うことも制限され、淑女の笑みを浮かべることを教え込まれ・・・挙げ句に感情がない人形のようだと陰口を叩かれて・・・
でも、ここのみんなは違います。
魔王陛下の妹ということは、ローズも王女です。
だけど、誰も王女らしくとか、みんなの見本になるようにとか、言ったりしません。
むしろ、子供は子供らしくあればいいと、声を出して笑うことも泣くことも、皆んな受け入れてくれるのです。
ここでいると・・・
自分を好きでいられる気がします。
私の問いに、エセルが私の髪を結いながら答えてくれます。
今日はサイドを三つ編みにして、耳の上でお団子に纏めて、花の髪飾りを留めます。
エセルはいつも、可愛らしい髪型にしてくれます。
「わ、可愛い。くまさんの耳みたい」
「ふふっ。ローズ姫様は可愛らしいので、どんな髪型も似合いますね」
「ううん、エセルが可愛くしてくれるから。ありがとう、エセル」
そういえば、ナーシサス公爵家の使用人たちにお礼を言ったのはいつだったでしょうか。
少なくとも五歳から後は、なかった気がします。
お礼を言うことを禁じられたわけではありませんが、私自身にそんな余裕がなくなっていたのかもしれません。
両親とも、使用人とも、友人とも、婚約者とも、誰とも距離があって、私はずっと孤独で・・・
「あ、魔王会議のことでしたね。魔王会議というのは、言葉通り魔王三人が集まって、一年間の近況報告をする会議のことなんです。毎年、持ち回るのですが、今年は我がサフィラスで行われるのです」
「じゃあ、他の魔王様がこのお城に来るの?」
「はい。滞在中は、王宮にお部屋を準備いたしますので。一週間の滞在になりますので、現在はその準備のために多くの者が王宮に出入りしています。ですから、ローズ姫様は居住区からお出になられませんよう」
元々、信用できる人たち以外との接触は、禁じられていましたからそれは構わないんですけど。
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