悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな

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二人の魔王様発二人の婚約者行き

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「あー、分かる!俺もアリッサのためなら友人さえ裏切るかもだけど、そんな真似をしたらアリッサに殺されるわ。ましてや、こんな子供を犠牲にしたと知ったら・・・おお、怖っ」

 もう一人の魔王様、アグニス様でしたっけ、がブルブルと震えられています。

 え。
そこまで、ですか?

 ユスタフ様の婚約者様もアグニス様の婚約者様も、良識ある方なのですね。

 そして、魔王様方はとても婚約者様のことを想っていらして、その上で婚約者様のことを理解されている、と。

 ジルベールお兄様は、とても良いご友人を持たれているのですね。

「アリッサがジルベールの宝物に会いたがってるんだよな」

「ミリエッタもですよ。ミリエッタは可愛いに目がありませんから」

「・・・ハァ。会わせてもいいが、もしローズを泣かせたら・・・お前らの婚約者といえどただではおかないがいいか?」

「全く。どれだけ妹大好きなんですか。いいですよ。そんな真似をミリエッタがするわけがありませんしね」

「アリッサもだ」

 どうやらジルベールお兄様が、譲歩するみたいです。

 私は、エセルとカリン様以外の女性と会うのは初めてです。

 まぁ、男性もお兄様とロイン、エラルドとリカルド以外は初めてですけど。

 出来るなら、同い年くらいの友人が欲しいです。

 この場合は、ローズの年齢に合わせるべきなのでしょうね。

 六歳くらいのご令嬢で、お兄様が譲歩できる存在っているのでしょうか。

 お兄様は、自国の魔族をとても警戒されているのですよね。

「やった!どこで会う?ここか?」

「そうだな、居住区には入れたくないから。ここなら警備上何とかなる」

「「分かった!呼んでくる」」

「待て。ローズの気持ちを聞いてからだ。ローズ、どうする?会いたくないなら無理に会う必要はない」

 ジルベールお兄様は、今にも部屋を飛び出して行きそうな二人を止めて、抱いていた私に尋ねてくれます。

 でも、お兄様は会わせてもいいと思われたんですよね?

 それだけ、このお二人のことを信用されていて、その婚約者のことも信じていらっしゃるのですよね?

 なら、私の選択は一択です。

「お会いしたいです」

「無理してないか?コイツらのことは気遣わなくていいんだぞ?」

「ふふっ。お兄様のお友達なら仲良くしたいです」

「マジ天使」

 アグニス様とユスタフ様は、急いでお部屋を飛び出して行かれました。

 婚約者の方や側近の方達は、この部屋から数部屋離れたお部屋でお待ちいただいています。

 どんなご令嬢なのでしょうか。

 ちょっと楽しみでドキドキします。
 
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