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黒幕への対応発負けない行き
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「・・・ローズが優秀なことは理解している。だが、あの姑息なクロレートはどんな手を使って来るか想像出来ない。俺なら、それでも対応できるが、ローズは戦闘経験がないし、魔法だってほぼ初めてと言っても過言ではない。そんな危険な真似はさせられない」
ジルベールお兄様の言葉は、正しいと思います。
ローズに戦闘経験はありませんし、ヴァイオレットとしてもありません。
魔法も、光魔法の治癒も二回しか経験していませんし、あの男たちも戦闘ではなく拘束しただけです。
ですから、本当なら私はここで素直に頷くべきなのです。
ですが、私は首を横に振りました。
「ごめんなさい、お兄様。お兄様のおっしゃっていることが正しいことは分かっています。だけど、私はエセルを傷付けた彼らも、そしてお兄様を傷つけようとしたそのクロレートとかいう方も許せません。絶対に、絶対に、負けません!」
多分この気持ちは、ヴァイオレットだった頃の悔しさから来たものだと思います。
フローラ様をお好きになったことは仕方のないこと。
ならば円満に婚約解消をすればいいのに、私を貶める形で破棄されました。
私は、ずっとウッド様や王家、ナーシサス公爵家のために頑張って来たのに、あんな形でみんなに裏切られて、悔しくて悔しくて仕方なかったのです。
だから、いくら実力世界と言っても、魔王であるお兄様を、しかも妹を人質にとって裏切ろうとするクロレートという黒幕のことが許せないのです。
私の決意が固いことが分かったのか、お兄様は大きくため息を吐かれました。
「・・・分かった。一週間後を予定しよう。それまでに、できる限り魔法の知識を学ぶといい。ローズは才能があるとカレンも言っていた。どんな魔法があり、どんな効果があるか理解れば、上手く立ち回れるだろう。あとは、リカルドから戦略について学ぶといい」
「はい!お兄様」
「ローズを失えば、俺はおそらく正気でいられない。狂ってしまうだろう。だから、絶対に怪我なく勝ってくれ」
「お約束します」
戦略とかも教えてもらえるなら、なんとかなると思います。
「さっそく、魔法のお勉強をしなきゃ。カレン様、よろしくお願いします」
「ええ。まずはローズ様の魔力量を正確に測りましょう。魔法は使う魔法によって必要な魔力量が違います。魔力枯渇を起こせば命にもかかわりますので。クロレートの使う魔法も分かっていますから、リカルド様はそれに沿った戦術をお願いします」
「了解だ」
「なら私は、姫様が頑張れるようにおやつの段取りをして来ますね」
「俺はペリウィンクル魔国に連絡して、魔道具を用立てられないか聞いてみます。姫様に防御の魔道具は使えなくても、クロレートの魔法の発動を抑える魔道具があるかもしれませんし」
エラルド様の言葉にお兄様が頷かれます。
総力戦ですわ。
ジルベールお兄様の言葉は、正しいと思います。
ローズに戦闘経験はありませんし、ヴァイオレットとしてもありません。
魔法も、光魔法の治癒も二回しか経験していませんし、あの男たちも戦闘ではなく拘束しただけです。
ですから、本当なら私はここで素直に頷くべきなのです。
ですが、私は首を横に振りました。
「ごめんなさい、お兄様。お兄様のおっしゃっていることが正しいことは分かっています。だけど、私はエセルを傷付けた彼らも、そしてお兄様を傷つけようとしたそのクロレートとかいう方も許せません。絶対に、絶対に、負けません!」
多分この気持ちは、ヴァイオレットだった頃の悔しさから来たものだと思います。
フローラ様をお好きになったことは仕方のないこと。
ならば円満に婚約解消をすればいいのに、私を貶める形で破棄されました。
私は、ずっとウッド様や王家、ナーシサス公爵家のために頑張って来たのに、あんな形でみんなに裏切られて、悔しくて悔しくて仕方なかったのです。
だから、いくら実力世界と言っても、魔王であるお兄様を、しかも妹を人質にとって裏切ろうとするクロレートという黒幕のことが許せないのです。
私の決意が固いことが分かったのか、お兄様は大きくため息を吐かれました。
「・・・分かった。一週間後を予定しよう。それまでに、できる限り魔法の知識を学ぶといい。ローズは才能があるとカレンも言っていた。どんな魔法があり、どんな効果があるか理解れば、上手く立ち回れるだろう。あとは、リカルドから戦略について学ぶといい」
「はい!お兄様」
「ローズを失えば、俺はおそらく正気でいられない。狂ってしまうだろう。だから、絶対に怪我なく勝ってくれ」
「お約束します」
戦略とかも教えてもらえるなら、なんとかなると思います。
「さっそく、魔法のお勉強をしなきゃ。カレン様、よろしくお願いします」
「ええ。まずはローズ様の魔力量を正確に測りましょう。魔法は使う魔法によって必要な魔力量が違います。魔力枯渇を起こせば命にもかかわりますので。クロレートの使う魔法も分かっていますから、リカルド様はそれに沿った戦術をお願いします」
「了解だ」
「なら私は、姫様が頑張れるようにおやつの段取りをして来ますね」
「俺はペリウィンクル魔国に連絡して、魔道具を用立てられないか聞いてみます。姫様に防御の魔道具は使えなくても、クロレートの魔法の発動を抑える魔道具があるかもしれませんし」
エラルド様の言葉にお兄様が頷かれます。
総力戦ですわ。
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