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抗う発決着行き
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クロレートは、自分の出した魔力の嵐に身体中を貫かれてその場に崩れ落ちました。
暴走した魔力は、クロレート本人すら傷付けながら結界内で暴れ回ります。
だけど私の張った結界を壊す事はできず、やがて魔力の供給源であるクロレートの生命の灯が消えたことで、魔力の嵐も小さくなり消えていきました。
魔力の嵐が消えたことで、私は結界を解きました。
「お父様・・・」
「マチルダ様、申し訳ありません。お父上をお救いすることはできませんでした」
「いえ、姫様。父は己が罪で我が身を滅ぼしたのです。姫様にはお手を煩わせましたことお詫びいたします」
深々と頭を下げるマチルダ様に、申し訳ない気持ちになります。
ローズの魔力ならば、クロレートの暴走を抑えて死から救えたかもしれません。
光魔法を持つローズなら・・・
でも、私を傷つけようとしたクロレートをお兄様が許すわけがありません。
また、私の光魔法を知られるわけにも。
それに、本人が自ら死を選ぶことで、ご家族を救うことができるのです。
「お兄様、クロレート様は自らご自分の罪を償われました。よって、奥様やご令嬢、ご子息には罪はないものとなさってください」
「・・・分かった。ローズの言った通りだ。皆もそのつもりで」
「「「陛下の仰せのままに」」」
周囲で、私たちの戦いを見守っていた魔族が頭を下げてお兄様の言葉に従う旨を示します。
魔族世界で、力のある魔王の言うことは絶対です。
歯向かうならば、お兄様に立ち向かいお兄様よりも力があることを示さねばなりません。
それがこの魔族世界の決まり事なのです。
お兄様の言葉に、私はホッと息を吐きました。
これで少なくともクロレートの家族を排除しようとする者たちは、表立っては動かないはずです。
でも、危険がないわけではありませんから、保護していただけるよう後でお兄様にお願いしてみましょう。
ホッとしたら、なんだか疲れが・・・
「ローズ?」
「なんだかちょっと疲れちゃいました。お兄様、抱っこしてください」
「分かった。おいで、ローズ」
お兄様に抱き上げてもらい、ギュッと抱きつきます。
「魔力をたくさん使ったからだろう。眠っていいよ、ローズ。部屋まで抱いていくから」
「はい、お兄様。目が覚めたら、美味しいケーキが食べたいです」
「エセルに言っておこう」
お兄様に甘えるように言って、私はゆっくりと瞼を閉じます。
お兄様の鼓動が気持ち良くて、これで大丈夫だと安心して夢の世界へと旅立ちました。
一件落着、ですわ。
暴走した魔力は、クロレート本人すら傷付けながら結界内で暴れ回ります。
だけど私の張った結界を壊す事はできず、やがて魔力の供給源であるクロレートの生命の灯が消えたことで、魔力の嵐も小さくなり消えていきました。
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深々と頭を下げるマチルダ様に、申し訳ない気持ちになります。
ローズの魔力ならば、クロレートの暴走を抑えて死から救えたかもしれません。
光魔法を持つローズなら・・・
でも、私を傷つけようとしたクロレートをお兄様が許すわけがありません。
また、私の光魔法を知られるわけにも。
それに、本人が自ら死を選ぶことで、ご家族を救うことができるのです。
「お兄様、クロレート様は自らご自分の罪を償われました。よって、奥様やご令嬢、ご子息には罪はないものとなさってください」
「・・・分かった。ローズの言った通りだ。皆もそのつもりで」
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歯向かうならば、お兄様に立ち向かいお兄様よりも力があることを示さねばなりません。
それがこの魔族世界の決まり事なのです。
お兄様の言葉に、私はホッと息を吐きました。
これで少なくともクロレートの家族を排除しようとする者たちは、表立っては動かないはずです。
でも、危険がないわけではありませんから、保護していただけるよう後でお兄様にお願いしてみましょう。
ホッとしたら、なんだか疲れが・・・
「ローズ?」
「なんだかちょっと疲れちゃいました。お兄様、抱っこしてください」
「分かった。おいで、ローズ」
お兄様に抱き上げてもらい、ギュッと抱きつきます。
「魔力をたくさん使ったからだろう。眠っていいよ、ローズ。部屋まで抱いていくから」
「はい、お兄様。目が覚めたら、美味しいケーキが食べたいです」
「エセルに言っておこう」
お兄様に甘えるように言って、私はゆっくりと瞼を閉じます。
お兄様の鼓動が気持ち良くて、これで大丈夫だと安心して夢の世界へと旅立ちました。
一件落着、ですわ。
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