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業火の怒り発日常行き
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結局、あのご令嬢たちがどうなったのかは、私は聞けませんでした。
多分、お兄様は聞いているのでしょうけど、私には教えてくださいませんでした。
現在私は、お兄様と共にユスタフ様の魔国ペリウィンクルに赴いています。
数ヶ月前にユスタフ様とミリエッタ様のご結婚式に参加しましたが、今回は前に約束した雪を見に来たのです。
「うわっ、冷たいです!」
雪は手のひらに乗せると冷たくて、でもすぐに消えてしまいます。
街路にも、木にも、家の屋根の上にも、たくさん積もっていますわ。
踏むと、サクサクとした音がして、気を抜くと滑ってしまいそうなので、お兄様がずっと手を繋いでくれています。
あの真っ白な雪の上にダイブしたら・・・
「姫様、手がかじかんでしまいます。ほら、しっかり拭いて手袋をなさってください」
喜んで雪を触っていたら、エセルに手を拭かれて手袋をはかされてしまいました。
手袋をはいていたら、雪の冷たさが味わえないのに。
いっそ、顔ごとあの雪に・・・
「駄目ですからね!可愛いお顔が真っ赤になったらどうするんですか」
なんで考えてることが、エセルにバレてしまうの?
だって、雪なのよ?
私、ヴァイオレットとして十六年も生きてきたけど、雪を見るのも触るのも初めてなのよ?
せっかく六歳の子供の姿なのだから、一度くらいいいじゃない!
「エセル、やらせてやれ。だがローズ、一度だけだ。そして終わったらすぐに宿に戻り、湯浴みをして着替えること。約束できるな?」
お兄様が助け船を出してくださいます。
うーん、うーん、すぐに宿に戻るですか?
あ、でも、こんなに手も濡れましたから、ダイブしたらドレスも濡れますよね。
濡れた服でお買い物は失礼になりますし、風邪を引いたらみんなを困らせてしまいます。
「明日、お買い物に行けますか?」
「ローズが風邪をひいたり具合が悪くなっていなかったらな」
「明日も雪・・・溶けてないでしょうか?」
「ん?ダイブするのは明日にするのか?」
だって、明日もし具合が悪くなっていたら、お買い物行けませんよね?
私は光魔法を使えますが、自分に使ったことがありませんし、使えるのかも分かりません。
せっかくペリウィンクルに来たのですから、この国の特産品を買いたいです。
留守番のカレン様やリカルド、エラルドにもお土産買いたいですし。
「お土産買いたいですから、明日にします」
「クッ、はははっ。そうだな、そうするか」
もう!お兄様、笑いすぎです。
まぁ、十六歳・・・今は十七歳ですけど、の娘が雪にダイブだなんて、笑いたくなる気持ちも分かりますけどね。
多分、お兄様は聞いているのでしょうけど、私には教えてくださいませんでした。
現在私は、お兄様と共にユスタフ様の魔国ペリウィンクルに赴いています。
数ヶ月前にユスタフ様とミリエッタ様のご結婚式に参加しましたが、今回は前に約束した雪を見に来たのです。
「うわっ、冷たいです!」
雪は手のひらに乗せると冷たくて、でもすぐに消えてしまいます。
街路にも、木にも、家の屋根の上にも、たくさん積もっていますわ。
踏むと、サクサクとした音がして、気を抜くと滑ってしまいそうなので、お兄様がずっと手を繋いでくれています。
あの真っ白な雪の上にダイブしたら・・・
「姫様、手がかじかんでしまいます。ほら、しっかり拭いて手袋をなさってください」
喜んで雪を触っていたら、エセルに手を拭かれて手袋をはかされてしまいました。
手袋をはいていたら、雪の冷たさが味わえないのに。
いっそ、顔ごとあの雪に・・・
「駄目ですからね!可愛いお顔が真っ赤になったらどうするんですか」
なんで考えてることが、エセルにバレてしまうの?
だって、雪なのよ?
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「エセル、やらせてやれ。だがローズ、一度だけだ。そして終わったらすぐに宿に戻り、湯浴みをして着替えること。約束できるな?」
お兄様が助け船を出してくださいます。
うーん、うーん、すぐに宿に戻るですか?
あ、でも、こんなに手も濡れましたから、ダイブしたらドレスも濡れますよね。
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「明日、お買い物に行けますか?」
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「明日も雪・・・溶けてないでしょうか?」
「ん?ダイブするのは明日にするのか?」
だって、明日もし具合が悪くなっていたら、お買い物行けませんよね?
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「お土産買いたいですから、明日にします」
「クッ、はははっ。そうだな、そうするか」
もう!お兄様、笑いすぎです。
まぁ、十六歳・・・今は十七歳ですけど、の娘が雪にダイブだなんて、笑いたくなる気持ちも分かりますけどね。
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