悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな

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日常発その後のモンクスフード行き

 雪に顔からダイブした私は、翌日に案の定風邪をひき、エセルに叱られながらサフィラスに戻りました。

 風邪はひきましたけど熱が出るほどでなく、少し喉が痛かったくらいなので、今日はもう元気なのですけど、ニ、三日はベッドでいるようにエセルに言われました。

 エセルを怒らせたくないので、大人しくベッドの住人になっています。

「え?モンクスフード王国の王太子殿下と聖女様が?」

 お見舞い?に来てくださったお兄様から、ウッド様と聖女様の現在のお話をお聞きしました。

 聖女様は、聖女としてのお務めを放棄したことで教会から追放され、ウッド様は王太子の任を解かれたそうです。

 遠縁になりますが従兄弟の方がいるそうで、その方が王太子に立太子されることになったとか。

 お二人とも随分と抵抗したそうですが、お兄様とお二人の魔王閣下からの抗議、交流会が取りやめになったことで、他の貴族たちからの猛抗議があったそうです。

 ウッド様は、廃籍こそは許されたそうですが、王宮にある南の塔に生涯監禁されることに決まったとお聞きしました。

 どうやら、お兄様はヴァイオレットの死体の在処を国王陛下たちに知らせたようです。

 本来なら、無実の高位貴族の令嬢を殺したのですから死刑なのですが、故意かどうかは判断できなかったようです。

 牢番を殺したことは間違いないことですが、貴族が平民を殺しても罪に問われないという理不尽な法があるためにその件でも罪に問えなかったとか。

 処刑にならなかったのは、ナーシサスの両親が塔での生涯監禁を望んだから、だそうです。

 両親はウッド様に、死を望むほどの辛く長い日々を過ごすことを望みました。

 王太子として過ごしてきたウッド様が、冷たく誰もいない塔での生活に耐えられるわけがありません。

 一瞬で終わる死では許せないと言ったそうです。

 ナーシサスの両親は公爵位を返上し、お母様の実家のある領地へ行き、小さな家で暮らしているそうです。

 ただ静かに、死んだヴァイオレットの成仏を願いながら。

 ヴァイオレットは会うことはできませんが、ローズとして会うことができれば、と思います。

 ヴァイオレットとして言葉を届けることは出来なくても、ローズとして長生きして欲しいと伝えたいと思うのです。

 聖女様は、魔王様方に不敬を働いたことで、フェザー男爵家から縁を切られたそうです。

 ただ聖女としてのお力は確かにあったので、教会の監視下で聖女として働くことになるのだとか。

 もちろん、自由もないそうです。

 私は聖女様のことはよく知りませんが、せっかくのお力があるのですから、頑張って欲しいと思います。

 お兄様には二度と会わせたくありませんけど。



 
 
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