83 / 84
日常発その後のモンクスフード行き
雪に顔からダイブした私は、翌日に案の定風邪をひき、エセルに叱られながらサフィラスに戻りました。
風邪はひきましたけど熱が出るほどでなく、少し喉が痛かったくらいなので、今日はもう元気なのですけど、ニ、三日はベッドでいるようにエセルに言われました。
エセルを怒らせたくないので、大人しくベッドの住人になっています。
「え?モンクスフード王国の王太子殿下と聖女様が?」
お見舞い?に来てくださったお兄様から、ウッド様と聖女様の現在のお話をお聞きしました。
聖女様は、聖女としてのお務めを放棄したことで教会から追放され、ウッド様は王太子の任を解かれたそうです。
遠縁になりますが従兄弟の方がいるそうで、その方が王太子に立太子されることになったとか。
お二人とも随分と抵抗したそうですが、お兄様とお二人の魔王閣下からの抗議、交流会が取りやめになったことで、他の貴族たちからの猛抗議があったそうです。
ウッド様は、廃籍こそは許されたそうですが、王宮にある南の塔に生涯監禁されることに決まったとお聞きしました。
どうやら、お兄様はヴァイオレットの死体の在処を国王陛下たちに知らせたようです。
本来なら、無実の高位貴族の令嬢を殺したのですから死刑なのですが、故意かどうかは判断できなかったようです。
牢番を殺したことは間違いないことですが、貴族が平民を殺しても罪に問われないという理不尽な法があるためにその件でも罪に問えなかったとか。
処刑にならなかったのは、ナーシサスの両親が塔での生涯監禁を望んだから、だそうです。
両親はウッド様に、死を望むほどの辛く長い日々を過ごすことを望みました。
王太子として過ごしてきたウッド様が、冷たく誰もいない塔での生活に耐えられるわけがありません。
一瞬で終わる死では許せないと言ったそうです。
ナーシサスの両親は公爵位を返上し、お母様の実家のある領地へ行き、小さな家で暮らしているそうです。
ただ静かに、死んだヴァイオレットの成仏を願いながら。
ヴァイオレットは会うことはできませんが、ローズとして会うことができれば、と思います。
ヴァイオレットとして言葉を届けることは出来なくても、ローズとして長生きして欲しいと伝えたいと思うのです。
聖女様は、魔王様方に不敬を働いたことで、フェザー男爵家から縁を切られたそうです。
ただ聖女としてのお力は確かにあったので、教会の監視下で聖女として働くことになるのだとか。
もちろん、自由もないそうです。
私は聖女様のことはよく知りませんが、せっかくのお力があるのですから、頑張って欲しいと思います。
お兄様には二度と会わせたくありませんけど。
風邪はひきましたけど熱が出るほどでなく、少し喉が痛かったくらいなので、今日はもう元気なのですけど、ニ、三日はベッドでいるようにエセルに言われました。
エセルを怒らせたくないので、大人しくベッドの住人になっています。
「え?モンクスフード王国の王太子殿下と聖女様が?」
お見舞い?に来てくださったお兄様から、ウッド様と聖女様の現在のお話をお聞きしました。
聖女様は、聖女としてのお務めを放棄したことで教会から追放され、ウッド様は王太子の任を解かれたそうです。
遠縁になりますが従兄弟の方がいるそうで、その方が王太子に立太子されることになったとか。
お二人とも随分と抵抗したそうですが、お兄様とお二人の魔王閣下からの抗議、交流会が取りやめになったことで、他の貴族たちからの猛抗議があったそうです。
ウッド様は、廃籍こそは許されたそうですが、王宮にある南の塔に生涯監禁されることに決まったとお聞きしました。
どうやら、お兄様はヴァイオレットの死体の在処を国王陛下たちに知らせたようです。
本来なら、無実の高位貴族の令嬢を殺したのですから死刑なのですが、故意かどうかは判断できなかったようです。
牢番を殺したことは間違いないことですが、貴族が平民を殺しても罪に問われないという理不尽な法があるためにその件でも罪に問えなかったとか。
処刑にならなかったのは、ナーシサスの両親が塔での生涯監禁を望んだから、だそうです。
両親はウッド様に、死を望むほどの辛く長い日々を過ごすことを望みました。
王太子として過ごしてきたウッド様が、冷たく誰もいない塔での生活に耐えられるわけがありません。
一瞬で終わる死では許せないと言ったそうです。
ナーシサスの両親は公爵位を返上し、お母様の実家のある領地へ行き、小さな家で暮らしているそうです。
ただ静かに、死んだヴァイオレットの成仏を願いながら。
ヴァイオレットは会うことはできませんが、ローズとして会うことができれば、と思います。
ヴァイオレットとして言葉を届けることは出来なくても、ローズとして長生きして欲しいと伝えたいと思うのです。
聖女様は、魔王様方に不敬を働いたことで、フェザー男爵家から縁を切られたそうです。
ただ聖女としてのお力は確かにあったので、教会の監視下で聖女として働くことになるのだとか。
もちろん、自由もないそうです。
私は聖女様のことはよく知りませんが、せっかくのお力があるのですから、頑張って欲しいと思います。
お兄様には二度と会わせたくありませんけど。
あなたにおすすめの小説
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
悪役令嬢に仕立て上げたいのならば、悪役令嬢になってあげましょう。ただし。
三谷朱花*Q−73@文フリ東京5/4
恋愛
私、クリスティアーヌは、ゼビア王国の皇太子の婚約者だ。だけど、学院の卒業を祝うべきパーティーで、婚約者であるファビアンに悪事を突き付けられることになった。その横にはおびえた様子でファビアンに縋り付き私を見る男爵令嬢ノエリアがいる。うつむきわなわな震える私は、顔を二人に向けた。悪役令嬢になるために。
この優しさには絶対に裏がある!~激甘待遇に転生幼女は混乱中~
たちばな立花
ファンタジー
処刑された魔女が目を覚ますと、敵国の王女レティシアに逆行転生していた。
しかも自分は――愛され王女!?
前世とは違う扱いに戸惑うレティシア。
「この人たちが私に優しくするのは絶対に何か裏があるはず!」
いつも優しい両親や兄。
戸惑いながらも、心は少しずつ溶けていく。
これは罠? それとも本物の“家族の愛”?
愛を知らないレティシアは、家族の無償の愛に翻弄されながらも成長していく。
疑り深い転生幼女が、初めて“幸せ”と出会う――
じんわり心あたたまる、愛されファンタジー。
他サイトでも掲載しています。