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番外編
特別な人
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シリルとリエルにとって、家族は特別な存在である。
どんなことがあっても、自分たちの味方でいてくれる両親と兄たち。
そんな王家を支えてくれる使用人たち。
そして何より、自分の半身たるもう一人の自分。
シリルもリエルも、双子とはいえお互い独立したひとりの人間だということは理解している。
だが、同じことを同じように感じ、お互いの存在を誰よりも近くに感じる存在であることも事実だった。
だから、キアムとロイドに出会うまでは、二人とも一つの不安を抱えていた。
もしかしたら、同じ人を好きになるかもしれない。
好きな色も、好きなドレスのデザインも、好きな花も、好きな香りも、全てが同じシリルとリエルである。
好きな人も同じ可能性が高い。
そして相手からしても、同じ顔同じ声のシリルとリエル、どちらでもいいと思われる可能性が高い。
だから言葉にはしなかったが、シリルもリエルもそんな不安を抱えていた。
呪いがあるうちはまだ良かった。
呪いを免罪符にして、婚約を避けることが出来るから。
だが呪いが解ければ、皇女としてどこかへ嫁がなければならない。
両親や兄たちは、シリルとリエルに恋愛結婚をして欲しいようだが、当の双子たちは出来ることなら政略結婚として両親に決めて欲しいと思っていた。
お互いが惹かれた相手が違えば問題ない。
だが、同じだった場合・・・
今までお互いが唯一だった関係が壊れてしまうかもしれない。
ずっと、そんな不安がつきまとっていた。
だが蓋を開けてみれば、シリルはキアムに、リエルはロイドに惹かれた。
そして幸いなことに、彼らもちゃんとシリルはシリル、リエルはリエルと認識した上で、彼女たちを求めた。
「「ふふっ」」
「あら?どうしたの?シリル、リエル」
「「いえ、幸せだなと思ったのです」」
フレデリカに尋ねられ、シリルとリエルはにっこりと微笑んで答えた。
心から幸せだと思えた。
優しい両親に優しい兄たち。
支えてくれる使用人たち。
誰よりも大切な、半身とも言えるもう一人の自分。
そして、愛する人。
呪いのことで、父親であるウィラードを恨んだことなどない。
恋愛の嫌な部分を婚約破棄案件で何度も見ることになったが、当時恋も知らなかった自分たちは、淡々と仕事としてこなすことができた。
そして、その呪いが解けた途端に誰よりも愛せる人と出会えたことは、僥倖と言えると思う。
「そう。貴女たちが幸せならわたくしも嬉しいわ」
「「はい、お母様。お父様とお母様の子供に生まれ、お兄たちの妹となり、そしてキアム様とロイド様と出会えたこと、本当に幸せです」」
どんなことがあっても、自分たちの味方でいてくれる両親と兄たち。
そんな王家を支えてくれる使用人たち。
そして何より、自分の半身たるもう一人の自分。
シリルもリエルも、双子とはいえお互い独立したひとりの人間だということは理解している。
だが、同じことを同じように感じ、お互いの存在を誰よりも近くに感じる存在であることも事実だった。
だから、キアムとロイドに出会うまでは、二人とも一つの不安を抱えていた。
もしかしたら、同じ人を好きになるかもしれない。
好きな色も、好きなドレスのデザインも、好きな花も、好きな香りも、全てが同じシリルとリエルである。
好きな人も同じ可能性が高い。
そして相手からしても、同じ顔同じ声のシリルとリエル、どちらでもいいと思われる可能性が高い。
だから言葉にはしなかったが、シリルもリエルもそんな不安を抱えていた。
呪いがあるうちはまだ良かった。
呪いを免罪符にして、婚約を避けることが出来るから。
だが呪いが解ければ、皇女としてどこかへ嫁がなければならない。
両親や兄たちは、シリルとリエルに恋愛結婚をして欲しいようだが、当の双子たちは出来ることなら政略結婚として両親に決めて欲しいと思っていた。
お互いが惹かれた相手が違えば問題ない。
だが、同じだった場合・・・
今までお互いが唯一だった関係が壊れてしまうかもしれない。
ずっと、そんな不安がつきまとっていた。
だが蓋を開けてみれば、シリルはキアムに、リエルはロイドに惹かれた。
そして幸いなことに、彼らもちゃんとシリルはシリル、リエルはリエルと認識した上で、彼女たちを求めた。
「「ふふっ」」
「あら?どうしたの?シリル、リエル」
「「いえ、幸せだなと思ったのです」」
フレデリカに尋ねられ、シリルとリエルはにっこりと微笑んで答えた。
心から幸せだと思えた。
優しい両親に優しい兄たち。
支えてくれる使用人たち。
誰よりも大切な、半身とも言えるもう一人の自分。
そして、愛する人。
呪いのことで、父親であるウィラードを恨んだことなどない。
恋愛の嫌な部分を婚約破棄案件で何度も見ることになったが、当時恋も知らなかった自分たちは、淡々と仕事としてこなすことができた。
そして、その呪いが解けた途端に誰よりも愛せる人と出会えたことは、僥倖と言えると思う。
「そう。貴女たちが幸せならわたくしも嬉しいわ」
「「はい、お母様。お父様とお母様の子供に生まれ、お兄たちの妹となり、そしてキアム様とロイド様と出会えたこと、本当に幸せです」」
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いやぁ、ルアンとルインの婚約者の年齢からも、先延ばしはかわいそうですしね。
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間違ったらリエル達一筋のサリー達姉妹が黙っていないだろうし、周りも見分けられるようになってからの方がいいでしょうね〜まぁ、そうなるといつ頃婚姻になるか分からないけど?
周りは・・・見分けられないんじゃないかなぁ。いや、イグリット帝国の使用人は見分けてるから出来るのか??
首から名札下げるわけにもいかないしねぇ。