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リエルとシリル姉妹の場合
婚約者を探せ
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ルアンとルインに冷たくあしらわれ、しかも他国に婚約打診する場合には、王家は関与しないとまで言われた一公爵家、ニ侯爵家、一伯爵家の令嬢と当主は、苦虫を噛み潰したような表情をしながらもイグリット王家には逆らえず、王宮を後にした。
実際、ルアンとルインの婚約者になれない場合、急いで婚約者を探さねばならないのだ。
「こんなことなら、婚約の解消なんかしなければ良かったのに!もう一度結べないかお父様聞いてみてよ!」
元々、問題のない婚約者で、それなりにいい関係を築いていたのである。
政略結婚ではあるが故に、イグリット王家と縁が繋げるならと欲を出したが為に婚約者を新たに探さねばならなくなった。
しかし婚約者がいなくなったのは、あちらも同じ。
すぐに打診して、少しこちらが下手に出ればあちらも怒りの矛先をおさめるかもしれない。
「そ、そうだな。帰ってすぐに打診しよう」
帰って行く愚か者たちの、それこそ愚かな発言を侍従は聞いた後、主人たちに報告した。
「父上の仰るとおりだったな。先に手を打っておいて良かった」
「ある意味、婚約を解消したことで縁が切れて良かったのではないでしょうか」
ため息を吐くルアンの隣で、ルインは苦笑いしている。
父親のウィラードから、婚約解消した相手に絶対に再婚約を言い出すと言われて、ルアンはさすがにそこまで恥知らずじゃないだろうと思っていたのだが、彼らにとっては恥ではないらしい。
「まぁ、時すでに遅しだ」
父親の助言で、ルアンとルインは婚約解消させられた貴族家にウィラードやフレデリカのオススメの貴族家を紹介した。
少々、爵位が下がった相手にはなるが、本人も家族も問題ない相手だ。
しかも、王家のお墨付き。
四家は喜んで婚約を結んだ。
いくら公爵家や侯爵家でも、王家の関わった婚約に口出しはできない。
「僕らの婚約は、他国を探した方が良さそうですね」
「しかし、僕の年齢はもちろんだが、ルインの年齢でも未婚の令嬢は少ないだろう。本人の能力があれば下位貴族でもかまわないのだし、むしろ高位貴族で残っているワケあり令嬢よりはいいかもしれないぞ」
「母上に相談してみます?心当たりがあるかもですし」
「・・・そうだな。自分の婚約者すら見つけられないのかと母上に叱られに行くか」
苦笑するルアンに、ルインもクスクスと笑う。
「僕も一緒に叱られますから」
「ルインは誰か想う相手はいないのか?まだ選択肢はあるだろう?」
「あの婚約破棄を繰り返してると、恋愛する気にならないんですよね。この呪いの対処法、僕らにもデメリットがありますよね」
実際、ルアンとルインの婚約者になれない場合、急いで婚約者を探さねばならないのだ。
「こんなことなら、婚約の解消なんかしなければ良かったのに!もう一度結べないかお父様聞いてみてよ!」
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政略結婚ではあるが故に、イグリット王家と縁が繋げるならと欲を出したが為に婚約者を新たに探さねばならなくなった。
しかし婚約者がいなくなったのは、あちらも同じ。
すぐに打診して、少しこちらが下手に出ればあちらも怒りの矛先をおさめるかもしれない。
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「ある意味、婚約を解消したことで縁が切れて良かったのではないでしょうか」
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父親のウィラードから、婚約解消した相手に絶対に再婚約を言い出すと言われて、ルアンはさすがにそこまで恥知らずじゃないだろうと思っていたのだが、彼らにとっては恥ではないらしい。
「まぁ、時すでに遅しだ」
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「・・・そうだな。自分の婚約者すら見つけられないのかと母上に叱られに行くか」
苦笑するルアンに、ルインもクスクスと笑う。
「僕も一緒に叱られますから」
「ルインは誰か想う相手はいないのか?まだ選択肢はあるだろう?」
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