転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな

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ヒロインの攻略対象

ビスクランド伯爵家

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 お出かけするにあたり、女性陣はビスクランド伯爵家に、男性陣は王宮に集まってから、伯爵家にお迎えに来てくださることになっています。

 街で待ち合わせでもいいと思っていたのですが、皆様それぞれ婚約者が心配なようで、一緒に出かけることになりました。

 確かに、こんなに愛らしいリーシャ様やキャロライン様、プリシア様がいたら、声をかけられてしまうかもしれません。
 そう言ったら、何を言ってるんだ?という顔で、皆様に見られてしまいました。
私、変なこと言いましたか?

 ちなみにセシル様は、黙って私の頭を撫でてくださいました。
 セシル様も声をかけられそうですわ。だってかっこいいんですもの。

 皆様揃ったので、そろそろ出かけようと思っていましたら、お父様とお母様に呼び止められました。

「出かけるところ悪いけど、少しいいかい?」

「お父様?私に御用ですか?」

「いや。ケルドラード皇国皇太子殿下に少し話があるんだ」

 エルンスト様に?一体何事でしょうか?私たちもお話をお聞きしても構わないのでしょうか?

「私たちもお聞きしてもよろしいのですか?」

「うん?ああ、構わないよ。簡単な話だからね。皇太子殿下に伝言がある。ケルドラード皇国宰相から、ご自分の思うように動かれて構いませんよ、だそうだ」

 なんですか?それ。
どうしてケルドラード皇国の宰相様から、お父様に伝言が来ますの?

「どうしてケルドラード皇国の宰相様からお父様に伝言が来ますの?」

「おや?アリスは知らなかったかな?ケルドラード皇国の宰相は僕の叔父だよ」

「は?」

 皆様、びっくりされています。エルンスト様もですわ。あら?セシル様は平然とされてますわね。ご存知だったのでしょうか?

「セシル様はご存知でしたの?」

「こないだルイスから聞いたんだよ」

 お兄様はご存知だったのですね。
お父様の叔父様が宰相をされているのですね。お父様も宰相ですし、そういう家系なのかしら。

「あ、あの。思うようにとは一体・・・」

「国王陛下も頷かれているそうだよ。先先代のことは心配いらないからと。ケルドラード皇国も、君の婚約を機に改革を手がけるのだろう」

「伯爵。それは一夫多妻制を取りやめるということですか?」

 レイモンド様が尋ねられると、お父様は頷かれました。

「先先代は宰相である叔父上には強く出れない。それは、先先代の問題発言により拗れた隣国との和解を取り付けたのが叔父上だからだ。何故それが出来たのかもご理解されている。叔父上が動いたなら、文句は言えないだろう。たとえ、憎々しく思っていたとしてもね」

 よくわかりませんが、このフォレスト王国でのお父様と似たようなものなのかしら?
 お父様は宰相として国王陛下をお支えしているけど、ビスクランド伯爵家は巨大な力を有しているもの。

 その巨大さ故に陞爵を受けてないって聞いたわ。反逆の意志なしって示しているのね。それに、ルイスお兄様がアナスタシア様とご成婚されたら、親戚関係になるんですものね。

 お父様の叔父様を敵に回せば、フォレスト王国も敵になるということだわ。
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