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同郷だと思うと
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同じ日本人だと思うと、突き放せない。
だって、異世界で同郷と会えることなんて、ほとんどないでしょ。
騙されたとか、色々言いたいことはあるけど、それより懐かしさというか嬉しさというか、そっちの感情の方が大きい。
仕方ないわよね。
結局のところ、私はクリス様のこともクリストファー殿下のことも嫌いになりきれないのだから。
「怒っていませんから、もう謝らないで下さい。事情があって話せなかったことは理解していますし、元日本人のよしみで許してあげます」
「本当にすまない」
「でも、女装した男性に負けたというのも何だか癪にさわりますね」
エリザベートも美人なんだけど、あのクリス様の美しさには敵わないと思ってしまう。
あのイザベリーナが美人だというくらいだしね。
クリス様の美しさは認めてたけど、相手が男性だと思うと複雑な気分だわ。
「は?負けたとは?」
「ダンブル侯爵子息だけでなく、他にもクリス様に恋心を抱いている方、たくさんいますのよ」
「は?」
あら?気付いてなかったのかしら?
アスランはわかりやすかったと思うけど。
「ダンブル侯爵子息は、クリス様のことが好きだったから、私に絡んできてたんです。か弱いクリス様を守る騎士のつもりだったんでしょうね」
「・・・冗談・・・だろう?」
「あ、じゃあ、侯爵子息に言ってみます?自分は男だって。ショックでしょうね、自分が好きになった相手が男性だと知ったら。そしたら私も少しは溜飲が下がりそうですし」
アスランの処罰はどうなるんだろう?
十三歳だし、処刑とか鉱山送りとかにはならないと思う。
でも被害者が私だから、そんなに軽い罪にもできないだろうし。
これ。クリス様が男性だとわかってショックを受ければ、もしかしたら大人しく刑に服すかも?
そういや、結局のところ呪いはどうなったの?
女性として十五歳を迎えればって言ってるけど、今殿下はクリストファーとしてここにいるわよね?
大丈夫なの?
「あの・・・」
「エリザベート嬢の溜飲が下がるのなら、身分は明かせないが男だとバラすことはかまわない」
「あ、はい。ええと、そのことではなくですね。男性の姿ですけど、呪いは大丈夫なんですか?」
解呪は出来てないのよね?
今、男性の姿でいても大丈夫なの?
「ああ。少しの時間なら大丈夫だ。時間で言うなら一日一時間程度だが」
「時間を過ぎると?」
「まず立っているのも辛くなる。すぐに命がどうこうなるわけではないが、しばらく寝込むことになる。多分、それが重なると衰弱していくのだと思う」
なら、そろそろ女装する方がいいのではないかしら。
謁見から一時間がら経とうとしていた。
だって、異世界で同郷と会えることなんて、ほとんどないでしょ。
騙されたとか、色々言いたいことはあるけど、それより懐かしさというか嬉しさというか、そっちの感情の方が大きい。
仕方ないわよね。
結局のところ、私はクリス様のこともクリストファー殿下のことも嫌いになりきれないのだから。
「怒っていませんから、もう謝らないで下さい。事情があって話せなかったことは理解していますし、元日本人のよしみで許してあげます」
「本当にすまない」
「でも、女装した男性に負けたというのも何だか癪にさわりますね」
エリザベートも美人なんだけど、あのクリス様の美しさには敵わないと思ってしまう。
あのイザベリーナが美人だというくらいだしね。
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「は?負けたとは?」
「ダンブル侯爵子息だけでなく、他にもクリス様に恋心を抱いている方、たくさんいますのよ」
「は?」
あら?気付いてなかったのかしら?
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「ダンブル侯爵子息は、クリス様のことが好きだったから、私に絡んできてたんです。か弱いクリス様を守る騎士のつもりだったんでしょうね」
「・・・冗談・・・だろう?」
「あ、じゃあ、侯爵子息に言ってみます?自分は男だって。ショックでしょうね、自分が好きになった相手が男性だと知ったら。そしたら私も少しは溜飲が下がりそうですし」
アスランの処罰はどうなるんだろう?
十三歳だし、処刑とか鉱山送りとかにはならないと思う。
でも被害者が私だから、そんなに軽い罪にもできないだろうし。
これ。クリス様が男性だとわかってショックを受ければ、もしかしたら大人しく刑に服すかも?
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大丈夫なの?
「あの・・・」
「エリザベート嬢の溜飲が下がるのなら、身分は明かせないが男だとバラすことはかまわない」
「あ、はい。ええと、そのことではなくですね。男性の姿ですけど、呪いは大丈夫なんですか?」
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今、男性の姿でいても大丈夫なの?
「ああ。少しの時間なら大丈夫だ。時間で言うなら一日一時間程度だが」
「時間を過ぎると?」
「まず立っているのも辛くなる。すぐに命がどうこうなるわけではないが、しばらく寝込むことになる。多分、それが重なると衰弱していくのだと思う」
なら、そろそろ女装する方がいいのではないかしら。
謁見から一時間がら経とうとしていた。
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