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番外編:もう手を貸せない〜元デルモンド侯爵子息視点〜
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「ぅわぁぁぁぁ!嫌だぁ!父上っ!母上っ!兄さんっ!助けてっ・・・」
助けてやりたい。
どんな馬鹿なやつでも、血の繋がった弟だ。
だけど父上も母上も耐えているのに、僕が愚かな判断をするわけにはいかない。
二歳年下の弟は、こともあろうにジャグリング公爵家のご令嬢の誕生日パーティーで、婚約者に婚約破棄を宣言した。
しかも後で父上たちから聞いた話では、婚約者だと思い込んで王女殿下に婚約破棄を宣言しただと?
確かに、王女殿下とアデライン子爵令嬢は同じ銀髪に銀の瞳だ。
だけど、婚約者だぞ?この国の王女殿下だぞ?
母上たちが言うには、弟ランドルは初顔合わせ以来、全く婚約者と交流をしていなかったそうだ。
呆れてものが言えない。
アイツは侯爵家の自分が何故、子爵令嬢などと婚約しなければならないと喚いていた。
なにを馬鹿なことを。
代われるなら僕が代わりたいくらいだ。
アデライン子爵家は確かに子爵だけど、あそこは子爵でいることがおかしなくらい裕福で、しかもご子息もご令嬢も優秀と聞く。
侯爵家でありながら貧困な我が領のために、資金を出して合同事業を持ち掛けてくれたんだぞ?
次男であるランドルは、自分で騎士爵を得るか、どこかへ婿入りしないと貴族ではいられない。
アデライン子爵家は、嫡男が王女殿下と婚約しているから、ご令嬢が後を継ぐ。
この上ない良縁なのに、アイツは何もわかっていなかったのか?
それでも、婚約破棄騒動だけなら・・・
まだ何かの罰程度で済んだんだ。
アデライン子爵は、合同事業も今まで通りに継続してくれると言った。
なのに・・・
アイツはこともあろうに、王女殿下を襲おうとした。
ダリー伯爵家の三男に唆されたとか、アデライン子爵令嬢と勘違いしていたとか言っていたらしいが、相手が誰であれランドルのしようとしたことは重罪だ。
結論として、ランドルとダリー伯爵家の三男は、薬で男としての機能を損失させた上で、男娼として鉱山へと送られることになった。
鉱山は男の犯罪者ばかりの施設だ。
そして入ったが最後、二度と出てこれない。
我がデルモンド侯爵家も、ダリー伯爵家も、二段階降爵になる予定だった。
だが、前回の婚約破棄騒動があったことを踏まえて、爵位を返上して欲しいとアデライン子爵令息から話があった。
彼は、どうやらダリー伯爵家を没落させたいらしい。
両親は、素直に爵位の返上に応じた。
僕に申し訳ないと言って。
仕方のないことだ。
あんなのでも弟で、こんな真似をする前に矯正施設にでも入れるべきだったんだ。
その責は兄である僕にもある。
それに婚約破棄騒動で、婚約者から婚約の解消を求められた。
やった場所が、ジャグリング公爵家だったのもあり、デルモンドの名は悪名として広がってしまったのだ。
元々、政略結婚の相手だ。破棄だと言われなかっただけマシだ。だから素直に応じた。
ずっと侯爵家を継ぐため頑張って来たつもりだけど、平民となるこの先どうするか。
先の見通しがつかない僕に、アデライン子爵家から養子にならないかと提案があった。
ご令嬢が辺境伯家に嫁がれたため、後継が欲しいのだと。
願ってもない申し出だった。
元デルモンド侯爵領は、アデライン子爵領と統合され、僕はそれら全てを治めることになる。
僕に出来ることは、精一杯努力してアデライン子爵領を発展させることだ。
助けてやりたい。
どんな馬鹿なやつでも、血の繋がった弟だ。
だけど父上も母上も耐えているのに、僕が愚かな判断をするわけにはいかない。
二歳年下の弟は、こともあろうにジャグリング公爵家のご令嬢の誕生日パーティーで、婚約者に婚約破棄を宣言した。
しかも後で父上たちから聞いた話では、婚約者だと思い込んで王女殿下に婚約破棄を宣言しただと?
確かに、王女殿下とアデライン子爵令嬢は同じ銀髪に銀の瞳だ。
だけど、婚約者だぞ?この国の王女殿下だぞ?
母上たちが言うには、弟ランドルは初顔合わせ以来、全く婚約者と交流をしていなかったそうだ。
呆れてものが言えない。
アイツは侯爵家の自分が何故、子爵令嬢などと婚約しなければならないと喚いていた。
なにを馬鹿なことを。
代われるなら僕が代わりたいくらいだ。
アデライン子爵家は確かに子爵だけど、あそこは子爵でいることがおかしなくらい裕福で、しかもご子息もご令嬢も優秀と聞く。
侯爵家でありながら貧困な我が領のために、資金を出して合同事業を持ち掛けてくれたんだぞ?
次男であるランドルは、自分で騎士爵を得るか、どこかへ婿入りしないと貴族ではいられない。
アデライン子爵家は、嫡男が王女殿下と婚約しているから、ご令嬢が後を継ぐ。
この上ない良縁なのに、アイツは何もわかっていなかったのか?
それでも、婚約破棄騒動だけなら・・・
まだ何かの罰程度で済んだんだ。
アデライン子爵は、合同事業も今まで通りに継続してくれると言った。
なのに・・・
アイツはこともあろうに、王女殿下を襲おうとした。
ダリー伯爵家の三男に唆されたとか、アデライン子爵令嬢と勘違いしていたとか言っていたらしいが、相手が誰であれランドルのしようとしたことは重罪だ。
結論として、ランドルとダリー伯爵家の三男は、薬で男としての機能を損失させた上で、男娼として鉱山へと送られることになった。
鉱山は男の犯罪者ばかりの施設だ。
そして入ったが最後、二度と出てこれない。
我がデルモンド侯爵家も、ダリー伯爵家も、二段階降爵になる予定だった。
だが、前回の婚約破棄騒動があったことを踏まえて、爵位を返上して欲しいとアデライン子爵令息から話があった。
彼は、どうやらダリー伯爵家を没落させたいらしい。
両親は、素直に爵位の返上に応じた。
僕に申し訳ないと言って。
仕方のないことだ。
あんなのでも弟で、こんな真似をする前に矯正施設にでも入れるべきだったんだ。
その責は兄である僕にもある。
それに婚約破棄騒動で、婚約者から婚約の解消を求められた。
やった場所が、ジャグリング公爵家だったのもあり、デルモンドの名は悪名として広がってしまったのだ。
元々、政略結婚の相手だ。破棄だと言われなかっただけマシだ。だから素直に応じた。
ずっと侯爵家を継ぐため頑張って来たつもりだけど、平民となるこの先どうするか。
先の見通しがつかない僕に、アデライン子爵家から養子にならないかと提案があった。
ご令嬢が辺境伯家に嫁がれたため、後継が欲しいのだと。
願ってもない申し出だった。
元デルモンド侯爵領は、アデライン子爵領と統合され、僕はそれら全てを治めることになる。
僕に出来ることは、精一杯努力してアデライン子爵領を発展させることだ。
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