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10歳
26ページ:優しい家族が大好きです
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「市井の子を呼んだら、他国の学校になんて行かないでくれるかい?」
お父様が悲壮感たっぷりにそう言うけれど、王家のお茶会に市井の子を呼ぶなんて無理だろう。
誰を呼んで誰を呼ばないなんて問題も出て来るし、貴族のようにマナーも学んでいない市井の子供達を、王族に近付けされるなんて、貴族たちから猛反対をくらうに違いない。
「そんな無理を通したら、王女は我儘だと周囲に言われるでしょうね」
「まぁ!可愛いシエルちゃんが我儘だなんて、そんなこと誰にも言わせないわ!」
「お母様。たとえ口に出さなくても、みんなそう思います。呼んでくれと言った私が言うのも変ですけど、無理なことは無理だと言って下さい」
「しかし・・・無理だと言ってもシエルは学校に行きたいのだろう?」
お父様は寂しそうに呟いた。
本当に・・・
親馬鹿で、シエルを溺愛してて、甘くて、本当に、困ってしまうくらい大好きなお父様だわ。
「ええ。私はお友達が欲しいので」
「・・・そうか。そうだな」
「叔父上っ?駄目です。こんな可愛いシエルを他国にだなんて!変な虫がついたらどうするんですかっ!」
お父様が諦めたように頷いたのに、今度はアル兄様が止めに入る。
面倒くさいなぁ、もぉ。
大切にされてるのは理解してるけど、あんまり縛り付けると、反抗するよ?
「兄様。あまり私にばかり構わないで、婚約者の方でも探されたらいかがですか?お父様。アル兄様は王太子なのですし、そろそろ婚約者を決められたらいいと思います」
「シエルっ!!」
顔を青ざめて、私に伸びて来る兄様の手を、一歩後ずさって避ける。
兄様は、崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。
「シエル。シエル、ごめん。そんなこと言わないで」
私は別に、アル兄様のことを嫌いではない。
どちらかというと、好きだと思う。
いや。一般的に、こんなに好意を寄せてくれている相手を嫌わないと思う。
しかも、兄様は見た目もすっごくかっこいい。結構、好みドンピシャだ。
中身が、ちょーっとロリ?なのが気になるけど。
でも、出会ってから5年。
私にとってアル兄様は、まだ兄様でしかない。家族としてずっとそばにいるから、それが家族愛なのか違うものなのか、はっきりしない。
シエルとしての私は、他の男の子を知らないから、なんとも言えない。
案外、これから学校に通って、他の男の子を知れば、兄様に対する気持ちも分かるような気がするんだよね。
さすがに王太子がいつまでも婚約者いないってのは、問題だと思う。
お父様が悲壮感たっぷりにそう言うけれど、王家のお茶会に市井の子を呼ぶなんて無理だろう。
誰を呼んで誰を呼ばないなんて問題も出て来るし、貴族のようにマナーも学んでいない市井の子供達を、王族に近付けされるなんて、貴族たちから猛反対をくらうに違いない。
「そんな無理を通したら、王女は我儘だと周囲に言われるでしょうね」
「まぁ!可愛いシエルちゃんが我儘だなんて、そんなこと誰にも言わせないわ!」
「お母様。たとえ口に出さなくても、みんなそう思います。呼んでくれと言った私が言うのも変ですけど、無理なことは無理だと言って下さい」
「しかし・・・無理だと言ってもシエルは学校に行きたいのだろう?」
お父様は寂しそうに呟いた。
本当に・・・
親馬鹿で、シエルを溺愛してて、甘くて、本当に、困ってしまうくらい大好きなお父様だわ。
「ええ。私はお友達が欲しいので」
「・・・そうか。そうだな」
「叔父上っ?駄目です。こんな可愛いシエルを他国にだなんて!変な虫がついたらどうするんですかっ!」
お父様が諦めたように頷いたのに、今度はアル兄様が止めに入る。
面倒くさいなぁ、もぉ。
大切にされてるのは理解してるけど、あんまり縛り付けると、反抗するよ?
「兄様。あまり私にばかり構わないで、婚約者の方でも探されたらいかがですか?お父様。アル兄様は王太子なのですし、そろそろ婚約者を決められたらいいと思います」
「シエルっ!!」
顔を青ざめて、私に伸びて来る兄様の手を、一歩後ずさって避ける。
兄様は、崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。
「シエル。シエル、ごめん。そんなこと言わないで」
私は別に、アル兄様のことを嫌いではない。
どちらかというと、好きだと思う。
いや。一般的に、こんなに好意を寄せてくれている相手を嫌わないと思う。
しかも、兄様は見た目もすっごくかっこいい。結構、好みドンピシャだ。
中身が、ちょーっとロリ?なのが気になるけど。
でも、出会ってから5年。
私にとってアル兄様は、まだ兄様でしかない。家族としてずっとそばにいるから、それが家族愛なのか違うものなのか、はっきりしない。
シエルとしての私は、他の男の子を知らないから、なんとも言えない。
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