冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します

みおな

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私が生きてきた意味は?

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 私を・・・ローズリッテを救うために、全ての聖なる魔力を使ったの?

 そしてあの艶やかで綺麗だった黒髪が、真っ白になった?

 セドリック様に望まれていたのに。

 聖女でなくなったのなら、正妃になるのは難しくなる。
 それなのに、ローズリッテを救おうとしたの?

「その後、レイニー様は・・・ううん。それで王太子たちはどうなったの?」

 レイニー様のことは気になるけど、今は報告を聞こう。

「卒業パーティーでの断罪に関して、叱責はされ、新たな婚約者を正妃として娶るように命じられました。それがトゥーン公爵令嬢です。どうやら国王は冤罪で公爵令嬢を殺したことより、聖女を失うきっかけを作ったことを罰しただけのようですね」

「・・・」

 分かってた。
セドリックが生きていて、婚約者がいると聞いた時点で、国王陛下が重い処罰を与えてはいないことくらい。

 私はモソモソとパパのお膝によじ登り、ギュッと抱きついた。

 私は・・・
そんなどうでもいい存在だったの?

 生まれた時から、本人の意思も関係なく婚約者とされ。
 それはセドリック様も同じだったかもしれないけど。

 相手は国王陛下だから、いつも会える方ではなかったけど。

 お話もほとんどしたことはないけど。

 それでも、学園に入るまでは何度かお会いしたことがあったわ。

「セドリックは、ローズリッテ嬢のことが大好きなようだ。これからも仲良くしてやってくれ」

 国王陛下としてでなく、父親としての言葉をかけてくれたこともあった。

 私は・・・
そんなにどうでもいい存在だったの?

 簡単に変えの効く、死を悼まれないような、そんなちっぽけな存在なの?

 国王陛下が調べれば、セドリック様の言ったことなんか冤罪だと、すぐに判明したはず。

 それなのに、セドリック様を罰することもしなかったの。

「ロゼ。ローズリッテ、泣くな」

「ロゼだもん。私はパパの子供のロゼだもん」

「そうだな。済まなかった、ロゼ。後でノイン特製のケーキをやるから、元気を出せ」

「では、陛下の分はロゼ様に差し上げましょう。報告を続けても大丈夫ですか?」

 甘えてしがみついた私の背中を、パパは優しく撫でてくれる。

 ノインも私を気遣うように尋ねてくれる。

 たった五年しか一緒にいない彼らが、こんなに気遣ってくれるのに・・・

「うん。フェルゼン公爵家はどうなったの?」

「トゥーン公爵家が、そのフェルゼン公爵家です。聖女を失うきっかけとなったローズリッテ様の実家ということで、罰として公爵家は取り潰し。ですが、新たにトゥーン公爵となりました。トゥーン伯爵家に婿入りし、伯爵家を陞爵する形で」



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