婚約者から婚約破棄されたら、王弟殿下に捕まった件

みおな

文字の大きさ
75 / 88

とても毒舌キャラな件

しおりを挟む
「貴方がたのことですわね?アンデシン侯爵家の権力だけで偉そうにしていて、カーネリアン公爵家の威を借るドブ鼠」

 ミモザ様の口から、とてつもない嫌味な言葉が出た。

 ミモザ様、可愛らしい容姿なのに怒るととてつもなく毒舌になるのよね。

 そういうところも素敵だけどね。

 アンデシン侯爵家の双子はポカンとしているし、私の隣でチェリー様も驚いているけど。

 可愛くてお淑やかなだけで、公爵令嬢が務まるわけないじゃない。

 私たち公爵家の人間は、下位の貴族たちの見本にならなきゃならないの。

 間違った言動をしていたら注意することもあるし、厳しく接することもあるわ。

 公爵夫人になる方が、大人しいわけないでしょ。
 家政を取り仕切るのは女主人の仕事なんだから。

 それよりも、私の出番が全くないわ。

 まぁ、カーネリアン公爵家で処罰してくれるなら、その方が穏便に終わらせるけど。

 お母様のお耳に入ったら・・・

 アンデシン侯爵家は、物理的に取り潰しになるかもしれないわ。

 お母様の怒りを知ったらお父様が暴走しそうだもの。

 そうなると、主家のカーネリアンも無傷ではいられないわ。

 この先のためにも見せしめは必要だけど、キッド様との婚姻式の前に要らぬ波風を起こしたくはないのよね。

「ッ!このっ!誰がドブ鼠だっ!」

「カーネリアン様っ、婚約者様の発言をお諌めください!これはアンデシン侯爵家、そして主家のカーネリアン公爵への侮辱ですっ!」

 あらぁ?
その侮辱とやらを、あなた方は私にしたのだけど?

 この人たちって、男尊女卑なのかしら?女相手なら、何を言ってもいいと?

 で、ミモザ様大好きなクロード様にそんなこと言うなんて、度胸あるわよね。

 度胸というか、怖いもの知らずというか、考えなしの馬鹿というか。

 案の定、クロード様から目に見えない怒りのオーラが立ち上がった。

 この世界に魔法がなくて良かったわ。

 魔法があったなら間違いなく、炎に包まれたり氷漬けにされたり電撃を落とされたりしてるわよね。

 さすがに卒業パーティーで死人が出るのは嫌だわ。

「今、可愛くて優しくて美しくて、天使で妖精で僕の女神のミモザのことを侮辱したか?そうか。そんな頭は必要ないな?父に言うまでもない。そんな家はカーネリアンに必要ない。家ごと取り潰してやろう」

「「ヒッ!」」

「お前たちの頭は物理的に胴となき別れにしてやる」

「クロード様。ね?」

 ミモザ様?
そこはしっかり止めてください。

 え?これ誰が収拾するの?

しおりを挟む
感想 38

あなたにおすすめの小説

ループ7回目の公爵令嬢は、もう恋愛も復讐も面倒なので、前世の知識で「魔導カフェ」を開き、異世界初のバリスタになります

希羽
恋愛
公爵令嬢アリスは、婚約破棄されて処刑される人生を6回繰り返してきた。7回目の人生が始まった瞬間、彼女は悟る。「もう何もかも面倒くさい」。 復讐も、破滅回避のための奔走も、王子への媚びもすべて放棄。彼女は早々に家を出奔し、市井の片隅で、前世(現代日本)の知識を活かした「魔導カフェ」を開店する。彼女が淹れる「魔力を込めたコーヒー」と、現代風の軽食(ふわふわパンケーキ、サンドイッチ)は、疲れた王都の人々の心を掴み、店は繁盛する。 すると、本来なら敵対するはずの王子や、ゲームの隠しキャラである暗殺者、堅物の騎士団長などが、「癒やし」を求めてカフェに入り浸るように。「君の淹れるコーヒーだけが私の安らぎだ」と勝手に好感度を上げてくる彼らを、アリスは「ただの客」としてドライにあしらうが、その媚びない態度と居心地の良さが、逆に彼らの執着を煽ってしまう。恋愛を捨てたはずが、過去最高のモテ期が到来していた。 ※本作は「小説家になろう」でも投稿しています。

『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ

夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」 華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!

婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。

黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」 豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。 しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。

[完結]婚約破棄してください。そして私にもう関わらないで

みちこ
恋愛
妹ばかり溺愛する両親、妹は思い通りにならないと泣いて私の事を責める 婚約者も妹の味方、そんな私の味方になってくれる人はお兄様と伯父さんと伯母さんとお祖父様とお祖母様 私を愛してくれる人の為にももう自由になります

断罪の準備は完璧です!国外追放が楽しみすぎてボロが出る

黒猫かの
恋愛
「ミモリ・フォン・ラングレイ! 貴様との婚約を破棄し、国外追放に処す!」 パルマ王国の卒業パーティー。第一王子アリオスから突きつけられた非情な断罪に、公爵令嬢ミモリは……内心でガッツポーズを決めていた。 (ついにきたわ! これで堅苦しい王妃教育も、無能な婚約者の世話も、全部おさらばですわ!)

平民とでも結婚すれば?と言われたので、隣国の王と結婚しました

ゆっこ
恋愛
「リリアーナ・ベルフォード、これまでの婚約は白紙に戻す」  その言葉を聞いた瞬間、私はようやく――心のどこかで予感していた結末に、静かに息を吐いた。  王太子アルベルト殿下。金糸の髪に、これ見よがしな笑み。彼の隣には、私が知っている顔がある。  ――侯爵令嬢、ミレーユ・カスタニア。  学園で何かと殿下に寄り添い、私を「高慢な婚約者」と陰で嘲っていた令嬢だ。 「殿下、どういうことでしょう?」  私の声は驚くほど落ち着いていた。 「わたくしは、あなたの婚約者としてこれまで――」

婚約破棄? 結構ですわ。私は領地を立て直します

鍛高譚
恋愛
――婚約破棄? むしろ好都合ですわ! 王太子エドワード殿下の婚約者として完璧な淑女教育を受けてきた伯爵令嬢ルシア。 だがある日、殿下は彼女を公衆の面前で一方的に婚約破棄し、新たな婚約者として平民出身の令嬢レイラを選んだ。 「あなたのような冷たい女より、愛に生きるレイラのほうがふさわしい!」 突然の屈辱に、一時は落ち込むルシアだったが――すぐに吹っ切れる。 「王太子妃になるための苦労をしなくて済むなんて、むしろ幸せでは?」 伯爵家の一員として新たな人生を歩むことを決意したルシアは、父の領地の改革に取り組みはじめる。 不作にあえぐ村を助け、農業改革や商業振興に奔走するうちに、村人たちから慕われるように。 そして、彼女の努力はやがて王宮にまで届き―― 「君のような女性こそ、王国に必要だ。」 そんな彼女のもとを訪れたのは、まさかの第二王子・アルベルト殿下!? 婚約破棄で人生が終わるどころか、むしろ最高の人生が始まった!? 元婚約者が没落する一方、ルシアは国を動かす存在へと成長していく――!

これって私の断罪じゃなくて公開プロポーズですか!?

桃瀬ももな
恋愛
「カタリーナ・フォン・シュバルツ! 貴様との婚約を破棄し、国外追放に処す!」 卒業パーティーの最中、第一王子アルフォンスから非情な宣告を突きつけられた公爵令嬢カタリーナ。 生まれつきの鋭い目つきと、緊張すると顔が強張る不器用さゆえに「悪役令嬢」として孤立していた彼女は、ついに訪れた「お決まりの断罪劇」に絶望……するかと思いきや。 (……あれ? 殿下、いま小さく「よっしゃあ!」ってガッツポーズしませんでした!?)

処理中です...