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攻略対象者その3と4
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あれから毎日、シオンとハロルド、フローラと共に昼食を取るようになって、私がある意味諦めに似た慣れを感じ始めた頃、いつもの私たちの席にトレーを持った2人の男子生徒が近づいてきた。
ひとりは、ジェイムズ・ラグノア。騎士団長の次男で、真っ赤な髪に燃えるようなルビーの瞳の攻略対象者。
もうひとりは、イリアス・ホワイト。魔術団長の3男で、真っ白な髪にサファイアブルーの瞳の攻略対象者。
うわー、これで全員に会っちゃった。
いや、会わずに済まないだろうなとは諦めてたけど。フローラと一緒にいれば、絶対寄ってくるよね、攻略対象だし。
「へぇ、ダイアンサス嬢の言う通りだな。シオン様の妹君は可愛らしいね」
「本当にお人形のようだね。シオン様の妹というより、隣の護衛君の妹みたいだ。髪の色や瞳が彼とよく似てる」
ジェイムズ、フローラのことダイアンサス嬢って呼んでるんだ。おかしいな、まだ攻略されてないってことなのかな。
そして、イリアス、確かに私もソルも黒髪に黒眼だけど、王妃であるお母様が黒髪黒眼で、私はお母様の遺伝子を強くひいてるだけだから。だから、お父様としか血が繋がってないシオンと似てるわけないじゃない。
「リアナは僕の大切な大切な妹だ。変なことを言ってリアナを不快にさせないでくれないか」
「申し訳ありません、シオン様、姫君。ダイアンサス嬢から姫君が余りにも愛らしいと聞いたので、お会いしたかっただけなんです」
・・・シオンのシスコンが今日も絶好調だわ。その程度で不快になんかなるわけないじゃない。大体、半分しか血が繋がってないんだから。
それから、イリアス。悪役令嬢に会ってどうするの!あなた達が慕うのはフローラだから!ヒロインのフローラ以外褒めなくていいから!
というか、フローラってば何言ってるの?優しいフローラだから、お世辞で可愛いとか言ってくれたんだろうけど、攻略対象者が好きになるのは貴女だから!そんなお世辞言わなくていいから!!
「姫君、ご一緒してもよろしいですか?」
「あ、はい」
ジェイムズに問われ、私がうなづくと、ジェイムズとイリアスはフローラの隣に腰を下ろした。
嫌ですって言えないのが、つらい。何が悲しくて攻略対象者全員とお昼を食べなきゃならないの?
それに最近、ソルに対抗してるのか、みんながデザートを余分に取って私に差し出すのよ!嬉しいけど、美味しいけど、絶対太る!!
ひとりは、ジェイムズ・ラグノア。騎士団長の次男で、真っ赤な髪に燃えるようなルビーの瞳の攻略対象者。
もうひとりは、イリアス・ホワイト。魔術団長の3男で、真っ白な髪にサファイアブルーの瞳の攻略対象者。
うわー、これで全員に会っちゃった。
いや、会わずに済まないだろうなとは諦めてたけど。フローラと一緒にいれば、絶対寄ってくるよね、攻略対象だし。
「へぇ、ダイアンサス嬢の言う通りだな。シオン様の妹君は可愛らしいね」
「本当にお人形のようだね。シオン様の妹というより、隣の護衛君の妹みたいだ。髪の色や瞳が彼とよく似てる」
ジェイムズ、フローラのことダイアンサス嬢って呼んでるんだ。おかしいな、まだ攻略されてないってことなのかな。
そして、イリアス、確かに私もソルも黒髪に黒眼だけど、王妃であるお母様が黒髪黒眼で、私はお母様の遺伝子を強くひいてるだけだから。だから、お父様としか血が繋がってないシオンと似てるわけないじゃない。
「リアナは僕の大切な大切な妹だ。変なことを言ってリアナを不快にさせないでくれないか」
「申し訳ありません、シオン様、姫君。ダイアンサス嬢から姫君が余りにも愛らしいと聞いたので、お会いしたかっただけなんです」
・・・シオンのシスコンが今日も絶好調だわ。その程度で不快になんかなるわけないじゃない。大体、半分しか血が繋がってないんだから。
それから、イリアス。悪役令嬢に会ってどうするの!あなた達が慕うのはフローラだから!ヒロインのフローラ以外褒めなくていいから!
というか、フローラってば何言ってるの?優しいフローラだから、お世辞で可愛いとか言ってくれたんだろうけど、攻略対象者が好きになるのは貴女だから!そんなお世辞言わなくていいから!!
「姫君、ご一緒してもよろしいですか?」
「あ、はい」
ジェイムズに問われ、私がうなづくと、ジェイムズとイリアスはフローラの隣に腰を下ろした。
嫌ですって言えないのが、つらい。何が悲しくて攻略対象者全員とお昼を食べなきゃならないの?
それに最近、ソルに対抗してるのか、みんながデザートを余分に取って私に差し出すのよ!嬉しいけど、美味しいけど、絶対太る!!
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