50 / 64
第50話 昆虫に囲まれたユミ
しおりを挟む
手を握ったまま寝た翌日。
朝早くから誠たちは放置ダンジョンへ入っていった。結構な量の酒を飲んでいたと思うんだけど、誰も二日酔いになっていない。一流の探索者だけあって、体調管理は完璧なようだ。
初回は軽い調査をするだけらしく、夕方には戻ってくるとのこと。
その間に俺たちは、お揃いの服一式を身につけて、山小屋の隣にある小さな畑を確認していた。
「マスター、雑草がすごいですね」
長い間放置されていたので、畑と他のエリアの境界線も曖昧だ。半壊した木製の柵がなければ、わからなかっただろう。
しゃがんで地面を確認すると小石も多い。取り除かなければ耕すのは難しそうだ。
「それじゃ雑草抜きと石拾いから始めよっか」
「はい。頑張りますね!」
夜の時に見せた寂しそうな表情はしていない。太陽の光を浴びて元気いっぱいだ。すぐに雑草を抜き始めている。
「ここは畑になるので、ダンゴムシちゃんはあっちに行ってね~~」
普通の虫もお互いに意志を送ることぐらいはできると言っていた。話ながら避難してって気持ちを伝えているのだろう。
「ミミズちゃんは~後で戻ってくるんだよ~~。葉を食べる虫さんはあっち行ってね~~」
音程は外れているけど、楽しそうにオリジナルソングを歌っている。
近くにいるクロちゃんは、踊っていて賑やかだ。
この姿を見ただけでも依頼を受けたかいがあるというものである。
仕事をユミにばっかり任せてはいられないので、俺もしゃがんで雑草を抜きながら、小石を拾ってはぽいっと投げ捨てる。誰に邪魔されるわけでもないので作業は順調だ。
腰を労りながら雑草を引くと、強い抵抗を感じて止まってしまった。
根っこが大きいのだろうか。
「ふんっ!」
力を入れて引っこ抜くと、茶色い根っこではなく白い物体が露わになった。小さめだけど、これは大根だ。
前に管理していた人が育てていたのが、繁殖したのかな?
俺が見る限り、似たような葉っぱは他にもある。雑草だと思っていたけど、一部は野菜が自生していたのか!
人が管理しなかった野菜は、スーパーで売っているのより味が落ちると効いたことがあるけど、実際はどうなんだろう。お昼に大根の味噌汁でも作って試してみようかな。
ユミにも相談して見ようと思って姿を探すと、芋虫やムカデ、カマキリなどさまざまな昆虫に囲まれていた。クロちゃんの上にも昆虫がいる。
虫たちのパラダイスだ。
ちょっと近寄りがたい。
「えー。そうなの? うん。困ったね~」
幼子に語りかけるみたいに、声を出している。
お姉さんっぽく振る舞っているのは微笑ましいんだけど、相手が大量の昆虫だから何とも言えない気持ちになる。
近づくのもためらわれたので、大根を引き抜きながら時間を潰す。
作業は楽しいけど腰が痛くなるよね。畑の半分ほど余計な草が抜けたので休憩することにした。
帽子を取って汗を拭う。
ほどよく疲れて気持ちがいい。このまま横になって寝たいぐらいだ。
「マスター、お願いがあるんですっ!」
昆虫との語らいが終わったみたいで、ユミが声をかけてくれた。
帽子の上にムカデが乗っかっているだけ。他の昆虫は解散したみたい。
「なんだい?」
「実は近くに昆虫を食べる魔物がいるみたいなんです。討伐の許可をもらえないでしょうか」
ダンジョンから魔物が出るパターンは、大きく二つに分けられる。
一つ目は錬金術師御用達の店みたいに、素材として捕獲すること。もう一つは密猟だ。出入りのないダンジョンに侵入して魔物を外に持ち運び、売りさばく仕事をしている人たちがいる。
どちらにしろ魔物は商品として扱うため、野に放つことはないんだけど、途中で逃げられる場合もあるんだ。
特に密猟の場合は事故が起こりやすく、魔物が脱走するなんてケースはよく聞く。
放置ダンジョンの鍵は壊れていたし、昆虫たちが被害に遭っている魔物も、そういった経緯で外に出たんじゃないかな。
「魔物の特徴はわかる?」
「亀みたいに岩でできた鎧を背負っているみたいです」
「うーん。たぶんインセクトイーターかなぁ~。アイツの鎧は、錬金術の素材に使えるんだよね」
魔物由来の素材と組み合わせることで、軽くて頑丈な合成素材になる。
ばーちゃん家の倉庫にもなかったから、手に入れておくのも悪くはないね。
「よし、昆虫の依頼を受けよう」
「マスター……っ!!」
俺の言葉でユミは喜んでくれたようだ。帽子の乗っているムカデも飛び跳ねている。
触りたくはないけど、離れたところから見る分は無害だから気にならない。
「ミスラムを連れていこう。クロちゃんは、どうしようかね」
敵がインセクトイーターなら毒は効かない。クロちゃんの天敵とも言える。
連れて行けば、足手まといになるんじゃないかと思って悩んでいた。
「お留守番してもらいましょう。いいよね?」
クロちゃんは全身を横に振って拒否した。ついていきたいのだろう。
「山小屋の警備も重要なお仕事なんだよ。クロちゃんにしか頼めないの。どうしても嫌かな?」
おお! ユミの説得スキルが上がっている! こう言われたら断りにくい。クロちゃんは頭を前後に振って受け入れてくれた。
昨晩は子供モードも良かったけど、今日のお姉さんモードも悪くはない。
どちらのユミも最高だ。
朝早くから誠たちは放置ダンジョンへ入っていった。結構な量の酒を飲んでいたと思うんだけど、誰も二日酔いになっていない。一流の探索者だけあって、体調管理は完璧なようだ。
初回は軽い調査をするだけらしく、夕方には戻ってくるとのこと。
その間に俺たちは、お揃いの服一式を身につけて、山小屋の隣にある小さな畑を確認していた。
「マスター、雑草がすごいですね」
長い間放置されていたので、畑と他のエリアの境界線も曖昧だ。半壊した木製の柵がなければ、わからなかっただろう。
しゃがんで地面を確認すると小石も多い。取り除かなければ耕すのは難しそうだ。
「それじゃ雑草抜きと石拾いから始めよっか」
「はい。頑張りますね!」
夜の時に見せた寂しそうな表情はしていない。太陽の光を浴びて元気いっぱいだ。すぐに雑草を抜き始めている。
「ここは畑になるので、ダンゴムシちゃんはあっちに行ってね~~」
普通の虫もお互いに意志を送ることぐらいはできると言っていた。話ながら避難してって気持ちを伝えているのだろう。
「ミミズちゃんは~後で戻ってくるんだよ~~。葉を食べる虫さんはあっち行ってね~~」
音程は外れているけど、楽しそうにオリジナルソングを歌っている。
近くにいるクロちゃんは、踊っていて賑やかだ。
この姿を見ただけでも依頼を受けたかいがあるというものである。
仕事をユミにばっかり任せてはいられないので、俺もしゃがんで雑草を抜きながら、小石を拾ってはぽいっと投げ捨てる。誰に邪魔されるわけでもないので作業は順調だ。
腰を労りながら雑草を引くと、強い抵抗を感じて止まってしまった。
根っこが大きいのだろうか。
「ふんっ!」
力を入れて引っこ抜くと、茶色い根っこではなく白い物体が露わになった。小さめだけど、これは大根だ。
前に管理していた人が育てていたのが、繁殖したのかな?
俺が見る限り、似たような葉っぱは他にもある。雑草だと思っていたけど、一部は野菜が自生していたのか!
人が管理しなかった野菜は、スーパーで売っているのより味が落ちると効いたことがあるけど、実際はどうなんだろう。お昼に大根の味噌汁でも作って試してみようかな。
ユミにも相談して見ようと思って姿を探すと、芋虫やムカデ、カマキリなどさまざまな昆虫に囲まれていた。クロちゃんの上にも昆虫がいる。
虫たちのパラダイスだ。
ちょっと近寄りがたい。
「えー。そうなの? うん。困ったね~」
幼子に語りかけるみたいに、声を出している。
お姉さんっぽく振る舞っているのは微笑ましいんだけど、相手が大量の昆虫だから何とも言えない気持ちになる。
近づくのもためらわれたので、大根を引き抜きながら時間を潰す。
作業は楽しいけど腰が痛くなるよね。畑の半分ほど余計な草が抜けたので休憩することにした。
帽子を取って汗を拭う。
ほどよく疲れて気持ちがいい。このまま横になって寝たいぐらいだ。
「マスター、お願いがあるんですっ!」
昆虫との語らいが終わったみたいで、ユミが声をかけてくれた。
帽子の上にムカデが乗っかっているだけ。他の昆虫は解散したみたい。
「なんだい?」
「実は近くに昆虫を食べる魔物がいるみたいなんです。討伐の許可をもらえないでしょうか」
ダンジョンから魔物が出るパターンは、大きく二つに分けられる。
一つ目は錬金術師御用達の店みたいに、素材として捕獲すること。もう一つは密猟だ。出入りのないダンジョンに侵入して魔物を外に持ち運び、売りさばく仕事をしている人たちがいる。
どちらにしろ魔物は商品として扱うため、野に放つことはないんだけど、途中で逃げられる場合もあるんだ。
特に密猟の場合は事故が起こりやすく、魔物が脱走するなんてケースはよく聞く。
放置ダンジョンの鍵は壊れていたし、昆虫たちが被害に遭っている魔物も、そういった経緯で外に出たんじゃないかな。
「魔物の特徴はわかる?」
「亀みたいに岩でできた鎧を背負っているみたいです」
「うーん。たぶんインセクトイーターかなぁ~。アイツの鎧は、錬金術の素材に使えるんだよね」
魔物由来の素材と組み合わせることで、軽くて頑丈な合成素材になる。
ばーちゃん家の倉庫にもなかったから、手に入れておくのも悪くはないね。
「よし、昆虫の依頼を受けよう」
「マスター……っ!!」
俺の言葉でユミは喜んでくれたようだ。帽子の乗っているムカデも飛び跳ねている。
触りたくはないけど、離れたところから見る分は無害だから気にならない。
「ミスラムを連れていこう。クロちゃんは、どうしようかね」
敵がインセクトイーターなら毒は効かない。クロちゃんの天敵とも言える。
連れて行けば、足手まといになるんじゃないかと思って悩んでいた。
「お留守番してもらいましょう。いいよね?」
クロちゃんは全身を横に振って拒否した。ついていきたいのだろう。
「山小屋の警備も重要なお仕事なんだよ。クロちゃんにしか頼めないの。どうしても嫌かな?」
おお! ユミの説得スキルが上がっている! こう言われたら断りにくい。クロちゃんは頭を前後に振って受け入れてくれた。
昨晩は子供モードも良かったけど、今日のお姉さんモードも悪くはない。
どちらのユミも最高だ。
73
あなたにおすすめの小説
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる