【完結】初恋は檸檬の味 ―後輩と臆病な僕の、恋の記録―

夢鴉

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三章 少年共、夏を謳歌せよ

二十八話 いつも通りの日々

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 プール掃除に駆り出された日から四日くらいが経っていた。
 俺は相変わらず夏期講習を受けに学校に行き、甘利は朝から夕方まで部活漬けらしい。

「死ぬ……もう無理だ……俺はもう……」
「おー、そうか。墓参りは何がいい?」
「ツイッチ。ツーで」
「遊ぶ気満々じゃねーか」

 机の上で伸びている秋人の頭をノックする。いつもなら「ちょっと、人の頭で遊ばないでくれない?」と苦情の一つや二つ飛んでくるはずだが、どうやらそんな気力もないらしい。
(マジで大丈夫か? これ)
 微動だにしない秋人は、文字通り勉強漬けの日々を送っているらしい。いつもならサボってでも遊びに行く秋人も、さすがに受験生である自覚は持っているらしい。
(まあ、ほぼほぼ夏生のおかげだろうけど)

 夏生は部活をしつつも、時折夏期講習に顔を出している。彼曰く、「推薦をもらっても受験はあるから手は抜けない」とのことだ。自習になった瞬間、机に突っ伏してペンを放棄する秋人に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。
 カリカリと配られたプリントにペンを滑らせる。俺は秋人とは違って真面目なので、プリントも全部終わらせて今は確認中だ。

「そういえば、春。この前甘利くんと一緒にプール行ったたんだろ?」
「んー? あーまあ。掃除だけど」
「いいなぁ。俺も勉強よりプール行きてぇー。息抜きして―」
「プールじゃなくてプール掃除な」
「な、プールに女子いた? 水着拝めちゃったりした?」
「掃除だっつってんだろ」

 わくわく顔で振り返る秋人に、俺は苛立ちを隠さないまま言葉を返す。
 プールに行くのと、プール掃除に行くのでは意味合いが全然違う。わかっているのだろうか、この馬鹿は。

「なんだよー、女子いんのかと思ったー」
「いるわけねーだろ」
「ふーん。ちなみに、誰がいたの?」
「俺と甘利と、東崎」
「げぇっ」

 げぇ、じゃねーよ。げぇ、じゃ。
「お前にもあの時の地獄を経験させてやろうか」と告げれば、「結構です」と拒否られた。プールに行けるのに、謙虚な奴だな。

「あー……あと十分……」
「だな。ああ、そうだ。終わったらプリント回収するらしいから、ちゃんとやっとけよ」
「はあ!? マジで!?」
「先生言ってただろ」

 何を聞いていたんだ、こつは。
 俺は呆れて肩を落とす。秋人は慌てて前を向いてプリントに向き合った。……夏生、よくこんな奴の面倒見れるな。俺には無理だわ。

 確認を終え、俺はグラウンドを見る。そこには陸上部が集まって東崎を取り囲んでいた。いつもの顧問は今日は休みなのか、姿が見えない。
(あ、甘利いた)
 数秒もせずに見つけた甘利の姿。汗を拭いながら先生の話を真面目に聞く姿は、中々お目にかかれない真面目な顔をしている。……いや、いつもあんな顔だっけ。
(あんなに真面目な顔してるのに、東崎のこと撒いてくるんだよなぁ)

 約一カ月前のことを思い出す。
 あの東崎を撒いたことで、甘利の名前は三年にまで広がっていた。まあ、このクラスは突撃されたクラスだし、全員知っててもおかしくないのだが。学校中を駆け回っていたところを数人が目撃していたらしく、たまに噂しているのを聞いたことがある。
(まあ、休みに入ってそれも少なくなったけど)
 あの時はとんでもない迷惑を被ったと思ったが、今はもうその感覚もなくなっている。

 ぼうっと甘利を見つめていれば、部員が解散しだす。話が終わり、昼飯になったのだろう。時計を見れば、あと三分でチャイムが鳴る時間だった。
(そろそろだな)
 俺もシャーペンや消しゴムを筆箱に仕舞っていく。数人の生徒が立ち上がり、プリントを教壇に置いていく。俺もその流れに沿って立ち上がれば、ふと視線を感じる。振り返れば、窓越しに甘利がこちらを見上げていた。

「!」
「おやー? アレは甘利くんじゃないですかぁー。熱烈ですねぇー?」
「っ……秋人、お前プリントは」
「ちゃんと終わらせたぜ☆」

 ぱちんとウインクをする秋人。肩を組んでくる秋人に呆れて肩を落とせば、「あははは、甘利くんすげー顔で睨んできてるー」と秋人が外に向かって手を振る。同じように窓を見れば、甘利が鋭い視線で秋人を睨んでいた。
 その顔に、俺は先日のことを思い出す。

 濡れた肌が触れるのも、俺を揶揄う時の目も、熱い手の平が、緊張で冷えていく瞬間も。
 震える声で言われたことも全部、現実だ。

(っ、わかりやすいんだっつーの)
 俺は秋人の手を払うと、プリントを教壇に置く。秋人が遅れてプリントを重ねた。

「夏生は?」
「んー? あとちょっとで来ると思うよー?」
「ふーん」

「じゃあ席くっつけとくか」と自分の席に戻れば、チャイムが響く。途端、大人しく座っていた生徒たちが一斉に動き出した。




 ばりっ。
 パンの袋を破り、俺は取り出したコロッケパンを食む。
 購買がやっていないことを知った俺は、来るときに買ってくるようにしていた。学食よりは種類があるものの、やはりコロッケの大きさは比べ物にならない。
(もうちょっとデカく入ってる方がいいんだけどなぁ)

「いやぁ、しっかしすごいねぇ。毎日会いに来るなんて」
「先輩と約束したので」
「した覚えないけどな」
「あははは、いやぁー、さっきの鋭い目も殺されないかひやひやしたくらいだよー」

「甘利くんは本当に春のこと好きだねぇ」と秋人が茶化す。しかし、甘利は「はい。好きですよ」と真面目に答えた。
 面食らう秋人に、俺は素知らぬ顔でパンを食い続ける。

 甘利は初日以降、昼になるとこの教室まで上がってくるようになった。
「いちいち階段上ったり、面倒だろ。来なくてもいいんだぞ」と言ったこともあるが、「先輩に会うためなら苦じゃないです」と真顔で言われてからは言わないようにしている。その時の甘利、ちょっと怒ってたし。
(にしても、毎日大変だろうに)
 そこまでして俺と一緒に食べたいなんて、ちょっと健気でかわい――――

(いや、いやいやいや)
 普通に考えてそこまで拘られたら怖いだろ。ストーカーかよって。
(……少し前の俺なら、思ってただろうな)
 でも今はそうは思えない。どちらかというと、忠犬みたいで可愛いと思ってしまう。

(これ、結構やばいんだろうか?)
 ただの後輩に思うには、行き過ぎているような気もする。いや、でもそれが愛とか恋かと問われれば、絶対に違うと言い張れる。
(わっかんねぇ)

「はぁ……」
「? 春、何ため息ついてんの?」
「いや、何でもない」

 俺は首を振って、パンを食んだ。
 甘利はいつも通りとんでもなく大きな弁当を持ってきている。

 ――いつも通りなのは、弁当だけじゃない。
 あの日、気まずいまま分かれた俺と甘利だったが、翌日には甘利はいつも通りの雰囲気に戻っていた。
 むしろ俺の方が戸惑ってしまい、百瀬と秋人に「何かあった?」と聞かれていたくらいだ。もちろん二人には言っていない。言ったら揶揄い地獄になることは目に見えている。
(そもそも、なんであんな話になったんだっけ)

 ……ああそうか。
 俺がまた無神経なことを言って、甘利を怒らせたんだっけ。
(怒らせて、でもいつも通り……)
 修学旅行前の時とは違う。甘利はなかったことにしようとしている。それが正しいことなのはわかっているのに……どこか腑に落ちない気がするのは、俺があの時のことを忘れられずにいるからだろうか。


「まあ、それはいいんだけどさ。なーんで百瀬くんまでここにいるのかなー? なんて、俺は不思議に思っちゃうわけなんですけれどもー」
「えー? いいじゃないですかー。俺も皆さんと仲良くなりたいんですよー」
「えぇー? 本気かなぁ」

「女の子しか興味ないって聞いたんだけど」と言う秋人に、百瀬は「お互い様でしょー」と笑う。

 ――そう。三年の教室にやってくるのは、甘利だけじゃない。
 コンビニで出会って以来、昼になると百瀬も来るようになっていたのだ。
 一年だから講習なんてないはずなのだが、いつの間にか来てはいつの間にか入り浸っているのだ。

「部活にも委員会にも入っていない百瀬くんが、わざわざ俺たちに会いに来てくれるなんてねぇ~」
「秋ちゃん先輩に会いに来てるんじゃなくて、春ちゃん先輩に会いに来てるんですよー」

「ねー」と百瀬がこっちを見て首を傾げる。そんなこと言われても、俺はその事実を今初めて耳にしたんだが。

「へぇー? その割には俺にちょっかいかけまくるじゃーん?」
「秋ちゃん先輩の反応が面白いからぁ。ついつい、ね?」
「ね? じゃないんだけどー? 俺、年下に揶揄われるの嬉しい人じゃないからぁ」
「あははは。そう言って、俺には許してくれるくせにー」
「冗談やめてねー」

(なんか……すげー似てんな)
 互いに茶化し合うところとか、人を煽らないと会話ができないところとか。そしてお互いそれが全てわざとなのが、余計に似ている。
(嫌そうにしてるけど、秋人は絶対に百瀬に絡みに行くし、百瀬も必ず応戦しているもんな)
 意外と仲がいいのかもしれない。類は友を呼ぶというし。

「ちょっと春。なんか失礼なこと考えてない?」
「いやぁ。仲いいなって」
「良くないから!」
「でしょー? やっぱり毎日来てるからかなぁ。ね、秋ちゃん先輩♪」
「やめろって。仲良くないから」

 ふんっと鼻を鳴らして、そっぽを向く秋人。
「わー、照れてるー」と茶化す百瀬に、秋人が「照れてないですー!」と返す。
(子供か)

 俺は二人の様子を見ながら、お茶を飲む。いちごジャムのパンを開けて、柔らかいパン生地に歯を立てた。
 甘いジャムとパン生地を一緒に食んでいれば、甘利が「ごちそうさまでした」と手を合わせた。相変わらず早いことだ。

「すみません。俺、ミーティングがあって、今日は早めに行きますね」
「「りょうかーい」」
「あ、甘利」
「はい?」

 背を向ける甘利を呼び止める。振り返った甘利に、俺は紙袋を差し出した。

「悪い、これ借りてたジャージ」
「ああ、ありがとうございます」
「遅れて悪い。ここ最近天気が悪くて、中々乾かせなくて」

「中にお詫びの菓子入ってるから、食えそうだったら食って」と続ける。甘利は中を見ると、そのまま静止した。
(え、何かあったか?)
 もしかして持ってくる間に汚れたとか? お礼の菓子が嫌いなものだったとか?

「あ、甘利?」
「……いえ。何でもないです」
「なんだよ、気になるだろ」

 首を振る甘利に、俺は眉を寄せる。袖を掴めば、小さく甘利が息を吐いた。

「じゃあ言いますけど――これ、先輩と匂いがお揃いになるってことですよね?」
「は!?」
「柔軟剤とか、一緒でしょ?」

 そういって笑う甘利に、俺は甘利が袋を開いて静止した理由を理解した。甘利の口元が嬉しそうに弧を描いている。
 俺は込み上げる熱に、手を伸ばした。紙袋を取ろうとした指先が、袋を掠める。

「っ、馬鹿だろお前ッ! 返せ! ヘンタイ!」
「すみません。つい」
「ッ、ついじゃねーよ!」

 叫ぶように告げれば、「真っ赤な先輩、可愛いですね」と言われた。揶揄われている。絶対に。
 ゲシゲシと甘利の足を蹴っていれば、「痛い、痛いです先輩」と苦情を言われた。しかし、にやついた顔は隠せていない。
(くっそ腹立つ!!)

「もういい! 返せ! お礼の菓子全部俺が食ってやる!」
「それはダメです! 先輩がくれたものは先輩でもあげません!」
「どういう理屈だよ!」

(むしろ俺があげたものなんだから、俺が貰い返してもいいだろ!)
 甘利を睨み上げていれば、「ダメです。俺が貰ったんですから」と再度言われる。不貞腐れたように口を尖らせる甘利は、お気に入りのおもちゃを取られまいとする犬のようで。
(っ、そんな顔されたら奪い取れないだろ……!)
 俺は惨敗した。

「あーあー。もういいよ。勝手にしろ」
「はい。味わって食べますね」
「うっせ。さっさと行け!」

 甘利の背中を押し、教室の外へと追い出す。甘利は少し不服そうにしていたが、「午後も頑張りましょうね」と言うと廊下を歩いて行った。
 俺は一つ息を吐き、自分の席へと戻る。
 椅子に腰を下ろせば、百瀬と秋人の視線が突き刺さっているのを感じた。

「……何か言いたいことがあるならどーぞ」
「んじゃ遠慮なく。春って面食いだったりする?」
「春ちゃん先輩って甘利に甘いよねー」
「はあ?」

 同時に言われた、容赦のない言葉に俺は肩眉を上げる。

「そりゃあ後輩だからな。あと俺は面食いじゃない」
「うっそだー。甘利くんの顔見て『しょうがないなー』って顔してたくせに」
「してない」
「そうそう。それに、今のは後輩に対する甘さを超えてたんじゃなーい?」

 二人からの指摘に、俺はぐっと言葉を詰まらせた。
(……痛いところを突かれた)
 俺は視線を逸らす。居心地が悪くなって、俺は食べかけのジャムパンに食いついた。

「黙秘!」
「なんだよそれー。せっかく春の本心がわかるかもって時にさぁ」
「本当は春ちゃん先輩もまんざらじゃないとか?」
「黙秘!!」
「「えええー」」

 揃って声を上げる二人を横目に、俺はパンを噛む。
 ジャムの甘さが勉強に疲れた頭に沁みていく。俺は食い下がってくる二人を他所に、グラウンドを見つめた。
 自主練習に動き出す生徒たち。しばらくしてその中に甘利の姿が混じるのを見て、俺は今後も少しだけ早く帰してやろうと思った。まあ、当の本人が帰るかは知らないけど。

(せっかく真面目にやってんのにな)
 部活に集中すれば、きっと甘利はどこまでも早くなれる。……俺なんかに構っている暇は、無いはずなのに。

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