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7.こんなことは全部、忘れるに限る
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殿下からお礼をもらうことがしばらく続いて、僕らは、少しずつ土産が増えていることに気づいた。それを見て、使用人の一人の魔法使いが、申し訳なさそうに言った。
「何か…………お礼とか……用意したほうがいいんじゃないんですか……?」
僕もそう思った。
だって、殿下が土産として持ってきてくれるものの中には、なかなかな手に入らない、貴重な魔法の薬や道具もあった。王都の貴族たちにとにかく嫌われている僕なのに、その僕のところに、こんなものを持って来ることを、王家が許すはずがない。
それなのに、こんなものを用意してくれるなんて、相当大変な思いをしているはずだ。
ここだと、素材は集まりやすいけど、魔法の薬や道具を集めるのは一苦労。屋敷にみんなを残して、魔物を退治しながら一番近くの街まで順調に進んでも半日かかる。
きっと、ここの業務が滞らないように用意してくれたんだ…………それなら僕だって、お礼がしたい。
だけど、当時の僕らに用意できるものなんてなかったから、僕らは、結界の魔法の道具を回復させることに役に立つ、魔力を持った道具を、少し多めに用意することにした。小さくて細工を施した装飾品のようなものだから、いくつか並べて箱にしまうと、結構綺麗。
だけど……いざ渡すとなると緊張した。
殿下に、お礼を渡すのにも下手な言い訳が必要なんだ、なんて思っておきながら、いざ自分が渡すとなると……
なーんか、渡し辛い。
なんでだろう……他の人にはすぐにお礼を言えて渡せるのに。
それまでほぼ無視されてたことだって、別にそんなに気にしてない。
殿下にだって事情はあるんだし、気持ちが整わないことだって、あるだろう。そう思っていたから、大して気にはしてなかったけど……
だけど、長い付き合いではあるのに、ずーーーーっと、ほぼ話していなかった人に、お礼を渡すって……難しい。
だって嫌がられるかもしれないし、もしかしたら迷惑かもしれないし、逆に困らせてしまうかもしれない。
だけど、せっかく準備したんだし……
覚悟を決めて、殿下の前に立ったら、殿下もいつも通り顔を背けて黙った。
僕も気まずくて、なかなか話し出せなかったし、殿下も黙ったまま。もしかしたら呼び止めても無視されるんじゃないかと思っていたから、立ち止まってくれただけでも、素晴らしい結果だったと思う。
それでも、なかなか言い出せなくて黙る僕。
あれ? 僕の方が黙ってないか?
そしたら、殿下が助け舟を出すように「何?」って聞いてくれた。
ひどく緊張しながら「こ、こ、これっ……いつものお礼です!!」って言ったのを覚えている。
そしたら、殿下はそれを見て驚いたのか、しばらく黙って、「……受け取っておく」と無愛想に言っていた。
そのあと、「もう、用意しなくていい」なんて言うから、気に入らなかったのかと思ったけど、僕らがここで使う魔法の道具が減ることを危惧したらしい。「ここ、何にもないんだろ?」だって。
僕が渡したものは、王都ではあまり見かけないものだったらしい。この辺りで取れるいくつかの素材と強い魔力を持ったものを使い、魔法で作り上げたもので、結界の道具の維持には最適だ。
この辺りには強力な魔力を持った素材が多いし、僕の屋敷にはよく、壊れて使えなくなったけどまだ魔力を持っている魔法の道具がいくつも持ち込まれていた。
……たまに貴族たちが結界のことを頼む報酬の代わりだと言って持ってくるものの中には、魔力は持っているけど全然使えない素材まであった。僕の屋敷をゴミ捨て場みたいに思ってやがる。それだけ置いて行って、金は払わない奴もいたからな……
だけど、そう言ったものを使ったら、結構たくさん準備できたんだ。
この屋敷には同じような物がたくさんあったから、余り物ですと言うと、殿下は嬉しそうにしていた。
その後、「素晴らしい技術だ」って褒めてくれて、嬉しかった。そんなこと言われたの、初めてだった。だってこれ、道具の調整なんかをする魔法使いがよく使う魔法で、割とできる人多いのに。
この屋敷にたまに来るだけの貴族の連中に、馬鹿にされながら仕事をすることには嫌気が差していたけど、王子が来てくれる日は、朝から楽しみになるようになった。
こんな場所まで結界の魔法の道具を持ってきてくれる彼を、雑用を押しつけられているはみ出しものの王子なんて言う貴族もいたけど、彼はこの地を守るための結界を維持してくれてるんだぞ! こっそり魔法の風で背後から小突いておいた。
無愛想だから、よく誤解されるけど、王子殿下はいい人だ。
けれど、そんなことを続けて、半年が経った頃、王子がここに来ることはほとんどなくなり、それから、また半年経った。
僕のところに、屋敷の取り壊しと僕を王都まで連れて行くと言うふざけた連絡が来た。
しかも、殿下が迎えに来ることを知った時は驚いた。
そして再会して、顔を合わせたら、これは誰かと思った。顔も姿も確かに殿下だが、僕の知っている殿下じゃない。話し方も仕草も、ひどく柔らかい。微笑む仕草も、彼じゃないようだ。
なんだよ……こんな事態なのに。
こんなの…………僕の知っていた殿下じゃない。
殿下は僕とまともに話なんてしてくれなくても、僕に感謝してくれて、僕らがここで結界を維持していることを認めてくれていたんだ。
こんな、一方的に王家が決めたことを言いつけて、大切だったここをバラバラにするような真似をして、僕を無理やり連れて行くような人じゃない。
僕が大事にしていた場所を壊しておきながら、へらへら笑ったりして…………
こんな奴、不器用なお礼を持ってきて、下手くそな言い訳で隠していた殿下じゃない。
………………それも仕方ないのかもなーー……
僕とこの屋敷で会っていたことなんて、殿下にしてみれば、すでに過去の話。
殿下はすでに、王城では第一王子、第二王子の補佐をして、度々援軍として、他の王子たちの部隊を助けるために動いているらしい。王城では、ひどく頼りにされてるんだ。いずれは王になる第一王子のそばで、この国の魔法を取り仕切る大臣に就任することが決まっているそうだ。
そんな殿下にしてみれば、これから悪人として断罪される僕の屋敷に、結界の魔法の維持のために通っていたなんて、忘れ去りたい黒歴史なんだろう。
……僕とここで顔を合わせた時に、「久しぶり」って、やけに軽く言われた時は、嬉しかったのに………………
なんだよっ…………結局僕を連れて行くんだ。
こいつも、クソ王家の一員だったんだ。
期待なんかしてた、僕が馬鹿だったんだ。
…………さっさと僕も忘れるに限るなーーーー!!
さすがに少し苦しいけど、だからと言って、ここで落ち込んでいたら、僕はこのまま連行されて、断罪だけされて惨めに死ぬんだ。僕を断罪したくてたまらない貴族たちの策略に嵌って。奴らは、僕が結界を管理していることも気に入らないし、結界のために用意していた魔法の道具に目をつけたって聞いた。
ふざけるなっ……!!
僕は、ここを譲り渡す気なんかない。
こんなこと、僕が絶対に認めない。ここは、全部、僕らのものだ。
殿下にだって、渡さない。
馬車の中で、覚悟を決める。
もう、しばらくここには帰ってくることができない。だけど、絶対に取り戻して、帰ってくるんだ!!
そう決意していたら、馬車の扉が開いた。ヴェイロクッド王子殿下だった。
「……まだ、何か用ですか? 殿下……」
睨んでやるけど、殿下はそれで怒り出すこともなく、僕の向かい側に座る。
何の用だよ……こいつ、こういうところだけ以前と変わらない!!
「俺も、一緒に乗って行く」
「………………」
はい?
何言ってるんだろう……この王子は。
僕は、悪人なんだぞ。
これから、断罪されるんだろ?
それなのに、なんで僕と同じ馬車に乗るんだ? しかも、わざわざ向かい合って。
なんだこいつ…………!
「……断罪しに来た男と、同じ馬車に乗るんですか? 王子殿下が。よく従者たちは止めませんね?」
「……さっきも言ったけど、断罪になんできてない。ただ、俺と一緒に来て欲しいだけ」
「…………っっ!!」
カッとなって、気づいたら立ち上がっていた。食いしばった歯が欠けてしまいそう。
ふざけるのも、大概にしろ。
「馬鹿にするなよっ…………王家なんてっ……勝手にこの屋敷を壊すくせにっ……!! 僕の大事にしていたものを壊しに来ておいて、何を今さらっ……!!」
「取り壊しを決めたのは、俺たちじゃない。君と敵対する貴族たちだ」
「………………え?」
「俺だって、そんなことはさせない。だから、少しだけ俺と一緒に来て欲しい。必ずここに戻ってくるから」
「…………」
なんだよ、それ……じゃあ、本当に断罪に来たんじゃないのか?
「何か…………お礼とか……用意したほうがいいんじゃないんですか……?」
僕もそう思った。
だって、殿下が土産として持ってきてくれるものの中には、なかなかな手に入らない、貴重な魔法の薬や道具もあった。王都の貴族たちにとにかく嫌われている僕なのに、その僕のところに、こんなものを持って来ることを、王家が許すはずがない。
それなのに、こんなものを用意してくれるなんて、相当大変な思いをしているはずだ。
ここだと、素材は集まりやすいけど、魔法の薬や道具を集めるのは一苦労。屋敷にみんなを残して、魔物を退治しながら一番近くの街まで順調に進んでも半日かかる。
きっと、ここの業務が滞らないように用意してくれたんだ…………それなら僕だって、お礼がしたい。
だけど、当時の僕らに用意できるものなんてなかったから、僕らは、結界の魔法の道具を回復させることに役に立つ、魔力を持った道具を、少し多めに用意することにした。小さくて細工を施した装飾品のようなものだから、いくつか並べて箱にしまうと、結構綺麗。
だけど……いざ渡すとなると緊張した。
殿下に、お礼を渡すのにも下手な言い訳が必要なんだ、なんて思っておきながら、いざ自分が渡すとなると……
なーんか、渡し辛い。
なんでだろう……他の人にはすぐにお礼を言えて渡せるのに。
それまでほぼ無視されてたことだって、別にそんなに気にしてない。
殿下にだって事情はあるんだし、気持ちが整わないことだって、あるだろう。そう思っていたから、大して気にはしてなかったけど……
だけど、長い付き合いではあるのに、ずーーーーっと、ほぼ話していなかった人に、お礼を渡すって……難しい。
だって嫌がられるかもしれないし、もしかしたら迷惑かもしれないし、逆に困らせてしまうかもしれない。
だけど、せっかく準備したんだし……
覚悟を決めて、殿下の前に立ったら、殿下もいつも通り顔を背けて黙った。
僕も気まずくて、なかなか話し出せなかったし、殿下も黙ったまま。もしかしたら呼び止めても無視されるんじゃないかと思っていたから、立ち止まってくれただけでも、素晴らしい結果だったと思う。
それでも、なかなか言い出せなくて黙る僕。
あれ? 僕の方が黙ってないか?
そしたら、殿下が助け舟を出すように「何?」って聞いてくれた。
ひどく緊張しながら「こ、こ、これっ……いつものお礼です!!」って言ったのを覚えている。
そしたら、殿下はそれを見て驚いたのか、しばらく黙って、「……受け取っておく」と無愛想に言っていた。
そのあと、「もう、用意しなくていい」なんて言うから、気に入らなかったのかと思ったけど、僕らがここで使う魔法の道具が減ることを危惧したらしい。「ここ、何にもないんだろ?」だって。
僕が渡したものは、王都ではあまり見かけないものだったらしい。この辺りで取れるいくつかの素材と強い魔力を持ったものを使い、魔法で作り上げたもので、結界の道具の維持には最適だ。
この辺りには強力な魔力を持った素材が多いし、僕の屋敷にはよく、壊れて使えなくなったけどまだ魔力を持っている魔法の道具がいくつも持ち込まれていた。
……たまに貴族たちが結界のことを頼む報酬の代わりだと言って持ってくるものの中には、魔力は持っているけど全然使えない素材まであった。僕の屋敷をゴミ捨て場みたいに思ってやがる。それだけ置いて行って、金は払わない奴もいたからな……
だけど、そう言ったものを使ったら、結構たくさん準備できたんだ。
この屋敷には同じような物がたくさんあったから、余り物ですと言うと、殿下は嬉しそうにしていた。
その後、「素晴らしい技術だ」って褒めてくれて、嬉しかった。そんなこと言われたの、初めてだった。だってこれ、道具の調整なんかをする魔法使いがよく使う魔法で、割とできる人多いのに。
この屋敷にたまに来るだけの貴族の連中に、馬鹿にされながら仕事をすることには嫌気が差していたけど、王子が来てくれる日は、朝から楽しみになるようになった。
こんな場所まで結界の魔法の道具を持ってきてくれる彼を、雑用を押しつけられているはみ出しものの王子なんて言う貴族もいたけど、彼はこの地を守るための結界を維持してくれてるんだぞ! こっそり魔法の風で背後から小突いておいた。
無愛想だから、よく誤解されるけど、王子殿下はいい人だ。
けれど、そんなことを続けて、半年が経った頃、王子がここに来ることはほとんどなくなり、それから、また半年経った。
僕のところに、屋敷の取り壊しと僕を王都まで連れて行くと言うふざけた連絡が来た。
しかも、殿下が迎えに来ることを知った時は驚いた。
そして再会して、顔を合わせたら、これは誰かと思った。顔も姿も確かに殿下だが、僕の知っている殿下じゃない。話し方も仕草も、ひどく柔らかい。微笑む仕草も、彼じゃないようだ。
なんだよ……こんな事態なのに。
こんなの…………僕の知っていた殿下じゃない。
殿下は僕とまともに話なんてしてくれなくても、僕に感謝してくれて、僕らがここで結界を維持していることを認めてくれていたんだ。
こんな、一方的に王家が決めたことを言いつけて、大切だったここをバラバラにするような真似をして、僕を無理やり連れて行くような人じゃない。
僕が大事にしていた場所を壊しておきながら、へらへら笑ったりして…………
こんな奴、不器用なお礼を持ってきて、下手くそな言い訳で隠していた殿下じゃない。
………………それも仕方ないのかもなーー……
僕とこの屋敷で会っていたことなんて、殿下にしてみれば、すでに過去の話。
殿下はすでに、王城では第一王子、第二王子の補佐をして、度々援軍として、他の王子たちの部隊を助けるために動いているらしい。王城では、ひどく頼りにされてるんだ。いずれは王になる第一王子のそばで、この国の魔法を取り仕切る大臣に就任することが決まっているそうだ。
そんな殿下にしてみれば、これから悪人として断罪される僕の屋敷に、結界の魔法の維持のために通っていたなんて、忘れ去りたい黒歴史なんだろう。
……僕とここで顔を合わせた時に、「久しぶり」って、やけに軽く言われた時は、嬉しかったのに………………
なんだよっ…………結局僕を連れて行くんだ。
こいつも、クソ王家の一員だったんだ。
期待なんかしてた、僕が馬鹿だったんだ。
…………さっさと僕も忘れるに限るなーーーー!!
さすがに少し苦しいけど、だからと言って、ここで落ち込んでいたら、僕はこのまま連行されて、断罪だけされて惨めに死ぬんだ。僕を断罪したくてたまらない貴族たちの策略に嵌って。奴らは、僕が結界を管理していることも気に入らないし、結界のために用意していた魔法の道具に目をつけたって聞いた。
ふざけるなっ……!!
僕は、ここを譲り渡す気なんかない。
こんなこと、僕が絶対に認めない。ここは、全部、僕らのものだ。
殿下にだって、渡さない。
馬車の中で、覚悟を決める。
もう、しばらくここには帰ってくることができない。だけど、絶対に取り戻して、帰ってくるんだ!!
そう決意していたら、馬車の扉が開いた。ヴェイロクッド王子殿下だった。
「……まだ、何か用ですか? 殿下……」
睨んでやるけど、殿下はそれで怒り出すこともなく、僕の向かい側に座る。
何の用だよ……こいつ、こういうところだけ以前と変わらない!!
「俺も、一緒に乗って行く」
「………………」
はい?
何言ってるんだろう……この王子は。
僕は、悪人なんだぞ。
これから、断罪されるんだろ?
それなのに、なんで僕と同じ馬車に乗るんだ? しかも、わざわざ向かい合って。
なんだこいつ…………!
「……断罪しに来た男と、同じ馬車に乗るんですか? 王子殿下が。よく従者たちは止めませんね?」
「……さっきも言ったけど、断罪になんできてない。ただ、俺と一緒に来て欲しいだけ」
「…………っっ!!」
カッとなって、気づいたら立ち上がっていた。食いしばった歯が欠けてしまいそう。
ふざけるのも、大概にしろ。
「馬鹿にするなよっ…………王家なんてっ……勝手にこの屋敷を壊すくせにっ……!! 僕の大事にしていたものを壊しに来ておいて、何を今さらっ……!!」
「取り壊しを決めたのは、俺たちじゃない。君と敵対する貴族たちだ」
「………………え?」
「俺だって、そんなことはさせない。だから、少しだけ俺と一緒に来て欲しい。必ずここに戻ってくるから」
「…………」
なんだよ、それ……じゃあ、本当に断罪に来たんじゃないのか?
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