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第一章 ゲームの世界へ
第1話 ランカ
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「やった~、ラストダンジョン攻略成功!」
僕の名前は白川 蘭華(シラカワ ランカ)。
女みたいな名前とよくからかわれる中学生。顔も女の子みたいとよく言われるから僕はあんまり好きじゃない名前だ。
こんな僕も得意なことがある。それはアルステードオンラインと言われるゲームだ。オンラインアクションRPGゲームで有名なこのゲームは、全世界同時接続数10億人のモンスターゲーム。
一人称視点で、剣と魔法の世界のゲーム。グラフィックも綺麗、他の追従を許さない最高のゲームだ。
今、僕は現段階の最後のダンジョンのボスを倒して声をあげる。パーティーメンバーとハイタッチをして喜びを分かち合う。学校じゃ味わえない体験がここにはある。
「じゃあお疲れ~」
「お疲れ様~ランカ」
一般的には6人のパーティーで挑むダンジョン。クリアして5人の仲間がログアウト。ゲームを終えて現実世界へと帰っていく。僕はそれを見送って大きなため息をついた。
「みんな現実に生きてるんだよな~」
みんなは現実で仕事をもっているんだよな。僕は現実に生きていない。といっても息をしていないわけじゃない。学校に行っても、空気のような存在だからだ。まあそれも、顔が女の子みたいだから前髪を伸ばしているせいなんだけどね。自分でいうのもなんだけど幽霊みたいだな。はは……
「ログアウトしたくないな~」
現実に戻りたくない。そう思って声をあげる。ゲームの中の虚空へと消える僕の声。その声がログに残って虚しさを更に強めてくる。
『それなら来てみる?』
「え!?」
ログを見つめていると目の前に真っ白なローブを着る女性が現れた。サラサラな長い金髪をたなびかせて僕の頬に触れた。
「わっ!? ぼ、僕の体!?」
女性に触れられると、視界が現実世界に戻った。VRヘッドギアを間抜けに被る僕が動かずにコントローラーを握ってる。幽体離脱?
『あなたの精神を分身させました。親御さんが悲しむのは嫌でしょ?』
「!? あ、あなたは何者なんですか?」
僕と同じ半透明な姿で現れる女性。僕は息をのんで質問した。
『私の名はアルステード』
「そ、それって!?」
僕がやっていたゲームの世界の名だ。物語には神なんて出てこなかったけど、この人がゲームの世界の神?
『では行きましょう。あなたの望む私の”中へ”』
「え!? ”中”って」
彼女の声を聞いて驚いていると僕を抱き寄せてくる。彼女のお腹に顔をうずめると、スッと透き通る。そして、急な浮遊感に襲われる。
「う、わ~!」
浮遊感の正体は空に投げ出されたからだった。大空から急降下で地面へと迫る。怖い……だけど。
「あ、アルステードオンラインの世界だ」
落ちている中、ふと目に入った風景。大きな城壁に守られた町、始まりの町オルコッド。また僕はこの世界を最初から始められるのか。嬉しいような悲しいような。
「って始める前に死にそうだけどね~~~~~~~!」
急降下しながら叫ぶ。恐怖で顔を両手で覆いながら地面に衝突する。あ、死んだこれ。
「あ、あれ!? だ、大丈夫だ……。そ、そうか、アルステードオンラインは着地ダメージはないんだったな」
アクションゲームでありがちな、どんな高さから落ちてもダメージ0。恐怖は同じだからトラウマになりそうだけどね、ははは。ってそんなわけない、最初だけだ。二度とあんな高さから飛び降りないぞ!
「もう二度とごめんだ。えっとまずは状況把握っと」
心の中で思ったことを口に出して確認作業に入る。ゲーム画面と同じアイコンが視線の端に見える。ないのはアイテムショートカットくらいか。
「インベントリは普通に使える。中身はなしか……」
強くてニューゲームとはいかないようだな。ステータスも1レベルの表示だ。
ステータスはこんな感じか。
◇
名前 ランカ 大根剣士
レベル 1
HP 10
MP 5
STR 8
DEF 8
DEX 8
AGI 10
INT 9
MND 9
◇
「職業スキルツリーとアイテム強化に合成。他も全部機能してるな」
職業は安定の初期職業【大根剣士】だな。初期の職業は同じなようだ。アルステードオンラインのアイテム強化は同じアイテムを重ねることで強化ができる。面白いところは薬草でも伝説の剣でも同じってところだな。つまりは伝説の剣を量産できれば更に強い、【プラス】のついた伝説の剣ができるってわけ。伝説の剣がそんなにポンポン出来るわけがないので僕は4番目の剣を強化したんだよな~。
「はぁ~。本当に最初からだ。でも、嬉しがってる僕が確かにいる」
遠くにあるオルコッドを見据えて呟く。
ある程度状況確認出来たので始まりの町へと歩みを進める。
「あ、冒険者達かな?」
街道を進んでいると大剣や杖を持った人たちが歩いてくる。なぜかニヤニヤと僕を見てきた。
「大根かよ」
通り過ぎる瞬間、そんな声が聞こえてくる。なるほど、舐められてたわけね。そうか、職業は頭の上に出ちゃうから隠せないのか。
グッと怒りがこみあげてくるけれど、今は言わせておこう。こんな始まりの町にいるような冒険者、相手にするだけ無駄だ。
でも、分かったことがある。今見た人の中に見たことのある人がいた。職業【大剣使い】の【アドラー】だ。アドラーはアルステードオンラインのNPCで仲間にすることも出来る。何が言いたいかと言うと。
「NPCが生きてるんだ……」
フルフルと震えながら呟く。美麗なグラフィックのアルステードオンラインの、NPCが生きてる世界にやってきたんだ、僕は……。感動で震えが止まらない。
「ようこそオルコッドへ。冒険証はもってるか?」
オルコッドの入口にやってくると兵士に声をかけられる。アルステードオンラインでは話しかけてくることはなかった。やっぱり感動する。
「あ、すみません。初めてで」
「初めて? 田舎から来たってことか?」
「あ、そうです」
思わず初めて何て言ってしまった。失敗失敗。ちゃんとロールプレイングをしないとな。ちゃんと演じなくちゃ。
「俺も田舎から来たからわかるぞ~。しかしこまったな。本当は町に入るのに冒険証が必要なんだが、持ってないと銀貨一枚をもらう決まりなんだ」
何度か頷いて共感してくれる兵士さん。困った様子で話していると兵士さんはポンと手を叩いた。
「俺が立て替えておいてやろう。それで冒険者でもなんでもなって稼いで返してくれればいい」
「え? いいんですか?」
「ああ、銀貨一枚なら今日中に返せるだろう……。たぶん」
兵士さんはそういって僕の頭を撫でてくれる。たぶんというのが気になるけど。
「はい! ありがとうございます。僕はランカといいます、お名前を聞いてもいいですか?」
「おう。俺の名前はルガーだ。毎日門番の仕事をしてる。ここにいなかったら家か酒場で仲間と飲んでる。今日中とは言ったがいつでもいいからな嬢ちゃん」
「嬢ちゃん? ……ブスッ」
いい人だな~と思って名前を聞いたらルガーさんが僕を女の子と思っているのが分かった。思わず睨みつけると彼はびっくりした顔になる。
僕はすぐに振り返って彼から離れていく。
「まったく! 失礼しちゃうよ! 僕のどこが女の子なのさ!」
彼が見えなくなって大きな声で呟く。
確かに初期装備の【ただの革の鎧】は体のラインがハッキリわかる装備だから、女の子みたいに見えるのは仕方ないかもしれないけどさ。
ぶつくさと呟きながら道路を歩いていく。幾百幾千と歩いたオルコッドの街並み。ゲームでも綺麗だったけれど、石造りの家々は芸術品みたいだ。
あ~、ゲームの世界に来たんだな。心の中で呟いて冒険者ギルドへと歩みを進める。
僕の名前は白川 蘭華(シラカワ ランカ)。
女みたいな名前とよくからかわれる中学生。顔も女の子みたいとよく言われるから僕はあんまり好きじゃない名前だ。
こんな僕も得意なことがある。それはアルステードオンラインと言われるゲームだ。オンラインアクションRPGゲームで有名なこのゲームは、全世界同時接続数10億人のモンスターゲーム。
一人称視点で、剣と魔法の世界のゲーム。グラフィックも綺麗、他の追従を許さない最高のゲームだ。
今、僕は現段階の最後のダンジョンのボスを倒して声をあげる。パーティーメンバーとハイタッチをして喜びを分かち合う。学校じゃ味わえない体験がここにはある。
「じゃあお疲れ~」
「お疲れ様~ランカ」
一般的には6人のパーティーで挑むダンジョン。クリアして5人の仲間がログアウト。ゲームを終えて現実世界へと帰っていく。僕はそれを見送って大きなため息をついた。
「みんな現実に生きてるんだよな~」
みんなは現実で仕事をもっているんだよな。僕は現実に生きていない。といっても息をしていないわけじゃない。学校に行っても、空気のような存在だからだ。まあそれも、顔が女の子みたいだから前髪を伸ばしているせいなんだけどね。自分でいうのもなんだけど幽霊みたいだな。はは……
「ログアウトしたくないな~」
現実に戻りたくない。そう思って声をあげる。ゲームの中の虚空へと消える僕の声。その声がログに残って虚しさを更に強めてくる。
『それなら来てみる?』
「え!?」
ログを見つめていると目の前に真っ白なローブを着る女性が現れた。サラサラな長い金髪をたなびかせて僕の頬に触れた。
「わっ!? ぼ、僕の体!?」
女性に触れられると、視界が現実世界に戻った。VRヘッドギアを間抜けに被る僕が動かずにコントローラーを握ってる。幽体離脱?
『あなたの精神を分身させました。親御さんが悲しむのは嫌でしょ?』
「!? あ、あなたは何者なんですか?」
僕と同じ半透明な姿で現れる女性。僕は息をのんで質問した。
『私の名はアルステード』
「そ、それって!?」
僕がやっていたゲームの世界の名だ。物語には神なんて出てこなかったけど、この人がゲームの世界の神?
『では行きましょう。あなたの望む私の”中へ”』
「え!? ”中”って」
彼女の声を聞いて驚いていると僕を抱き寄せてくる。彼女のお腹に顔をうずめると、スッと透き通る。そして、急な浮遊感に襲われる。
「う、わ~!」
浮遊感の正体は空に投げ出されたからだった。大空から急降下で地面へと迫る。怖い……だけど。
「あ、アルステードオンラインの世界だ」
落ちている中、ふと目に入った風景。大きな城壁に守られた町、始まりの町オルコッド。また僕はこの世界を最初から始められるのか。嬉しいような悲しいような。
「って始める前に死にそうだけどね~~~~~~~!」
急降下しながら叫ぶ。恐怖で顔を両手で覆いながら地面に衝突する。あ、死んだこれ。
「あ、あれ!? だ、大丈夫だ……。そ、そうか、アルステードオンラインは着地ダメージはないんだったな」
アクションゲームでありがちな、どんな高さから落ちてもダメージ0。恐怖は同じだからトラウマになりそうだけどね、ははは。ってそんなわけない、最初だけだ。二度とあんな高さから飛び降りないぞ!
「もう二度とごめんだ。えっとまずは状況把握っと」
心の中で思ったことを口に出して確認作業に入る。ゲーム画面と同じアイコンが視線の端に見える。ないのはアイテムショートカットくらいか。
「インベントリは普通に使える。中身はなしか……」
強くてニューゲームとはいかないようだな。ステータスも1レベルの表示だ。
ステータスはこんな感じか。
◇
名前 ランカ 大根剣士
レベル 1
HP 10
MP 5
STR 8
DEF 8
DEX 8
AGI 10
INT 9
MND 9
◇
「職業スキルツリーとアイテム強化に合成。他も全部機能してるな」
職業は安定の初期職業【大根剣士】だな。初期の職業は同じなようだ。アルステードオンラインのアイテム強化は同じアイテムを重ねることで強化ができる。面白いところは薬草でも伝説の剣でも同じってところだな。つまりは伝説の剣を量産できれば更に強い、【プラス】のついた伝説の剣ができるってわけ。伝説の剣がそんなにポンポン出来るわけがないので僕は4番目の剣を強化したんだよな~。
「はぁ~。本当に最初からだ。でも、嬉しがってる僕が確かにいる」
遠くにあるオルコッドを見据えて呟く。
ある程度状況確認出来たので始まりの町へと歩みを進める。
「あ、冒険者達かな?」
街道を進んでいると大剣や杖を持った人たちが歩いてくる。なぜかニヤニヤと僕を見てきた。
「大根かよ」
通り過ぎる瞬間、そんな声が聞こえてくる。なるほど、舐められてたわけね。そうか、職業は頭の上に出ちゃうから隠せないのか。
グッと怒りがこみあげてくるけれど、今は言わせておこう。こんな始まりの町にいるような冒険者、相手にするだけ無駄だ。
でも、分かったことがある。今見た人の中に見たことのある人がいた。職業【大剣使い】の【アドラー】だ。アドラーはアルステードオンラインのNPCで仲間にすることも出来る。何が言いたいかと言うと。
「NPCが生きてるんだ……」
フルフルと震えながら呟く。美麗なグラフィックのアルステードオンラインの、NPCが生きてる世界にやってきたんだ、僕は……。感動で震えが止まらない。
「ようこそオルコッドへ。冒険証はもってるか?」
オルコッドの入口にやってくると兵士に声をかけられる。アルステードオンラインでは話しかけてくることはなかった。やっぱり感動する。
「あ、すみません。初めてで」
「初めて? 田舎から来たってことか?」
「あ、そうです」
思わず初めて何て言ってしまった。失敗失敗。ちゃんとロールプレイングをしないとな。ちゃんと演じなくちゃ。
「俺も田舎から来たからわかるぞ~。しかしこまったな。本当は町に入るのに冒険証が必要なんだが、持ってないと銀貨一枚をもらう決まりなんだ」
何度か頷いて共感してくれる兵士さん。困った様子で話していると兵士さんはポンと手を叩いた。
「俺が立て替えておいてやろう。それで冒険者でもなんでもなって稼いで返してくれればいい」
「え? いいんですか?」
「ああ、銀貨一枚なら今日中に返せるだろう……。たぶん」
兵士さんはそういって僕の頭を撫でてくれる。たぶんというのが気になるけど。
「はい! ありがとうございます。僕はランカといいます、お名前を聞いてもいいですか?」
「おう。俺の名前はルガーだ。毎日門番の仕事をしてる。ここにいなかったら家か酒場で仲間と飲んでる。今日中とは言ったがいつでもいいからな嬢ちゃん」
「嬢ちゃん? ……ブスッ」
いい人だな~と思って名前を聞いたらルガーさんが僕を女の子と思っているのが分かった。思わず睨みつけると彼はびっくりした顔になる。
僕はすぐに振り返って彼から離れていく。
「まったく! 失礼しちゃうよ! 僕のどこが女の子なのさ!」
彼が見えなくなって大きな声で呟く。
確かに初期装備の【ただの革の鎧】は体のラインがハッキリわかる装備だから、女の子みたいに見えるのは仕方ないかもしれないけどさ。
ぶつくさと呟きながら道路を歩いていく。幾百幾千と歩いたオルコッドの街並み。ゲームでも綺麗だったけれど、石造りの家々は芸術品みたいだ。
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