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第二章 支配地
第43話 アビゲール
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「さて、これからやることが多いな」
セリスと仲良くなって帰るのを見送って、支配者の間に帰ってきた。これから色々とやることがある。少し整理しよう。
「まず、レベル上げだけど。これは当分やらなくていいな」
机に座って羊皮紙にメモを書いていく。
75レベルになっても次の限界突破の素材が手に入らない。武具の制限は突破してるから急ぐ必要はないな。
「次に支配地だな。ノン達に住んでもらいたいから家を建てるでしょ。それと畑と森の拡張、鉱山とかはノイシュさん達にやってもらって。あとは養殖場の建設だな」
支配地でやりたいことはたくさんある。一つの町を目指すつもりだから自給自足できるように食べ物を重点的に作る。
「豚に牛の小屋を建てて。街並みはオルコッドを参考にさせてもらうかな」
中央に噴水広場を作ってペンタゴンの形に城壁を作っていこう。城壁と言っても起伏をうまく調整して作るだけだから岩みたいなもんだな。
「お~い、ランカ。100枚程できたぞ~」
「ええ!? もうそんなにできたの?」
少し考えている間にルドマンから声が上がる。100枚あれば半分くらいは作れるかな?
「早速やっていこう」
ルドマンから金貨を受け取ってフィールドクリスタルに入れていく。もちろん、MPも入れるわけだけど、こっちはMPポーションが出来てるからいくらでも注げる。
「まずは大地を平坦にして、支配者の間から半径一キロくらいの城壁を作ってっと。あとは家だけど、これだけは木で作らないといけないからアンナさんのアンデッドに作ってもらうしかないな」
アンナさんとノイシュさんの召喚するアンデッドは手先が器用。採掘はもちろんのこと、建築も出来てしまう。ノンのクエストはやるつもりはなかったけど、今思うと出来てよかったな。みんなも助けられたしね。
「師匠、一度オルコッドに帰りませんか?」
「うむ、儂も一度店をみにもどりたいんじゃがな」
アスノ君とルドマンが話すとアンナさんとノイシュさんも頷いてる。
「新しい洋服が欲しくて」
「あ~、そうか。気が利かなくてすみません」
アンナさんがノンと自分の服を見て話す。そういえば、みんなの服は新調してないな。僕なんか冒険用の服しか持ってない。一度オルコッドに戻るか。
「前方にウルフが5匹」
「了解」
オルコッドに戻ることにして街道を一日馬車で走る。御者席でアスノ君が声をあげると僕とレッドが馬車から降りて先行する。
「右の2匹は私が、左の3匹をお願い」
レッドがそういうと少し離れた2匹を絶命させる。任せられた3匹を見ると撤退の姿勢に入ってる。これをやるのは至難の業だ。でも、任せられたからには仕留める。
「はっ!」
逃げるウルフに追いついて両手に構えたロングソードを振り下ろす。ウルフは何の抵抗もできずに絶命していく。
「ふぅ」
「師匠かっこいい~」
ウルフを仕留めて一息ついているとアスノ君が御者席から声をあげる。軽く手を振ると嬉しそうに振り返してくる。
「あ、あの……」
「え?」
馬車に向かって手を振っていると背後から声が聞こえてくる。振り返ると目隠しを付けた、司祭の服を着た女性が立っていた。僕はもちろんこの子を知ってる。
「アビゲール!?」
「え? 何で僕の名前を?」
思わず名前を叫んでしまうとアビゲールが首を傾げる。知ってるも何もこの子は勇者だ。このゲームの看板と言ってもいいくらいのキャラクター。
目隠しを取るとそれは綺麗なブルークリスタルのような瞳が露わになって、僕らプレイヤーを虜にしていく。うん、可愛くてカッコイイって凄い。
「あ、あの?」
「ああ、すみません。勇者様」
「勇者? 何を言ってるんですか?」
首を傾げて聞いてくるアビゲールに再度可笑しなことを言ってしまった。このアルステードの世界はプレイヤーが初めてプレイした環境だ。まだ彼女は【勇者】を知らないんだった。
でも、何でオルコッドにいるんだ。アスノ君といい、オルコッドに主要キャラクターが集まり過ぎだ。思ってみればレッドもそうだしな。
「ああ、すみません司祭様。思わずその容姿の神々しさに勇者と言ってしまいました」
「え!? そ、そんな。僕なんてみすぼらしいですよ!」
誤魔化す為に容姿を褒めると顔を赤くさせるアビゲール。褒められ慣れていないのか。
そういえば、アビゲールは孤児で教会で育ったんだったか。それならば、ほめ殺しだ!
「いや、そんなことはありませんよ司祭様。あなたから後光が差してますよ! よっ! 神様!」
「そ、そんなことないですよ~。も~! お兄さんとってもいい人ですね!」
やはり正解か。肩にポンと手を置いてくるアビゲール。
「ランカ? その人は誰?」
「ししょ~」
レッドが駆けよってくると馬車を止めてアスノ君達も降りてきた。僕はアビゲールを前に出して自己紹介。
「アビゲール。自己紹介をしてもらっていいかな?」
「あ、はい。僕はアビゲールです。王都【セントラルアルステード】の外れにある教会から来ました」
アビゲールの自己紹介を聞いて僕らも自己紹介を始める。最後のノイシュさんの紹介が終わると目的地がオルコッドらしいので馬車に一緒に乗って向かうことにした。
「アビゲールさんは、なんであの場所に?」
馬車もそんなに広くないので御者席の横に座って質問する。帆馬車の中にいるアビゲールが一度頷いてから答える。
「魔の者がこの地の付近に現れたと聞きまして、教会から派遣されました。それで目撃情報がないかランカさんに聞いた次第です」
魔の者? それってもしかしてセリスの事か? ゲームではずっとアビゲールは王都にいるはずなんだけどな。盲目のふりをしているから仕事もしていないはずなんだけど。能ある鷹は爪を隠すというのがキャラクターの初期コンセプトと開発者が言っていたっけ。
「魔の者というと吸血鬼くらいしか知らないですね~師匠」
「吸血鬼!?」
『え?』
アスノ君が呟くと目つきを変えるアビゲール。僕らは驚いて声をもらす。驚くのも無理はない。勇者のアビゲールは瞳に力を持っている。それを抑えるために目隠しをしているんだけど、その目隠しが光り出してしまっているんだから。
「だ、大丈夫か嬢ちゃん?」
「目隠しが光ってるけど……」
ルドマンとレッドの指摘にアビゲールが慌てて目隠しを抑える。光は収まると彼女は誤魔化す様に口角をあげる。
「驚かせてすみません。少し目が普通の人と違うので」
俯いてしゅんとして声をもらすアビゲール。普通の人と違うことって怖い事だよな。まだ彼女は子供と言ってもいいくらいの年だろうし。
「お姉ちゃんかっこいいね!」
「え?」
ノンが静寂を破ってアビゲールに近づく。こういう時のノンの無邪気さには救われる。
「かっこいいよ! お目目がピカ~って。私もなりたい!」
「ふふ、そうね。神々しいという言葉がぴったりね」
ノンとアンナさんが楽しそうに話す。僕らも思わず口角が上がっていく。
「は、はは。そんなこと言われたの初めてです。ランカさんもそうですけど」
照れくさそうに頬を掻いて呟くアビゲール。視線は下に向けたままだけど、少しは気がまぎれたかな。
この後、僕らは何気ない雑談を交わしてオルコッドへと到着する。
セリスと仲良くなって帰るのを見送って、支配者の間に帰ってきた。これから色々とやることがある。少し整理しよう。
「まず、レベル上げだけど。これは当分やらなくていいな」
机に座って羊皮紙にメモを書いていく。
75レベルになっても次の限界突破の素材が手に入らない。武具の制限は突破してるから急ぐ必要はないな。
「次に支配地だな。ノン達に住んでもらいたいから家を建てるでしょ。それと畑と森の拡張、鉱山とかはノイシュさん達にやってもらって。あとは養殖場の建設だな」
支配地でやりたいことはたくさんある。一つの町を目指すつもりだから自給自足できるように食べ物を重点的に作る。
「豚に牛の小屋を建てて。街並みはオルコッドを参考にさせてもらうかな」
中央に噴水広場を作ってペンタゴンの形に城壁を作っていこう。城壁と言っても起伏をうまく調整して作るだけだから岩みたいなもんだな。
「お~い、ランカ。100枚程できたぞ~」
「ええ!? もうそんなにできたの?」
少し考えている間にルドマンから声が上がる。100枚あれば半分くらいは作れるかな?
「早速やっていこう」
ルドマンから金貨を受け取ってフィールドクリスタルに入れていく。もちろん、MPも入れるわけだけど、こっちはMPポーションが出来てるからいくらでも注げる。
「まずは大地を平坦にして、支配者の間から半径一キロくらいの城壁を作ってっと。あとは家だけど、これだけは木で作らないといけないからアンナさんのアンデッドに作ってもらうしかないな」
アンナさんとノイシュさんの召喚するアンデッドは手先が器用。採掘はもちろんのこと、建築も出来てしまう。ノンのクエストはやるつもりはなかったけど、今思うと出来てよかったな。みんなも助けられたしね。
「師匠、一度オルコッドに帰りませんか?」
「うむ、儂も一度店をみにもどりたいんじゃがな」
アスノ君とルドマンが話すとアンナさんとノイシュさんも頷いてる。
「新しい洋服が欲しくて」
「あ~、そうか。気が利かなくてすみません」
アンナさんがノンと自分の服を見て話す。そういえば、みんなの服は新調してないな。僕なんか冒険用の服しか持ってない。一度オルコッドに戻るか。
「前方にウルフが5匹」
「了解」
オルコッドに戻ることにして街道を一日馬車で走る。御者席でアスノ君が声をあげると僕とレッドが馬車から降りて先行する。
「右の2匹は私が、左の3匹をお願い」
レッドがそういうと少し離れた2匹を絶命させる。任せられた3匹を見ると撤退の姿勢に入ってる。これをやるのは至難の業だ。でも、任せられたからには仕留める。
「はっ!」
逃げるウルフに追いついて両手に構えたロングソードを振り下ろす。ウルフは何の抵抗もできずに絶命していく。
「ふぅ」
「師匠かっこいい~」
ウルフを仕留めて一息ついているとアスノ君が御者席から声をあげる。軽く手を振ると嬉しそうに振り返してくる。
「あ、あの……」
「え?」
馬車に向かって手を振っていると背後から声が聞こえてくる。振り返ると目隠しを付けた、司祭の服を着た女性が立っていた。僕はもちろんこの子を知ってる。
「アビゲール!?」
「え? 何で僕の名前を?」
思わず名前を叫んでしまうとアビゲールが首を傾げる。知ってるも何もこの子は勇者だ。このゲームの看板と言ってもいいくらいのキャラクター。
目隠しを取るとそれは綺麗なブルークリスタルのような瞳が露わになって、僕らプレイヤーを虜にしていく。うん、可愛くてカッコイイって凄い。
「あ、あの?」
「ああ、すみません。勇者様」
「勇者? 何を言ってるんですか?」
首を傾げて聞いてくるアビゲールに再度可笑しなことを言ってしまった。このアルステードの世界はプレイヤーが初めてプレイした環境だ。まだ彼女は【勇者】を知らないんだった。
でも、何でオルコッドにいるんだ。アスノ君といい、オルコッドに主要キャラクターが集まり過ぎだ。思ってみればレッドもそうだしな。
「ああ、すみません司祭様。思わずその容姿の神々しさに勇者と言ってしまいました」
「え!? そ、そんな。僕なんてみすぼらしいですよ!」
誤魔化す為に容姿を褒めると顔を赤くさせるアビゲール。褒められ慣れていないのか。
そういえば、アビゲールは孤児で教会で育ったんだったか。それならば、ほめ殺しだ!
「いや、そんなことはありませんよ司祭様。あなたから後光が差してますよ! よっ! 神様!」
「そ、そんなことないですよ~。も~! お兄さんとってもいい人ですね!」
やはり正解か。肩にポンと手を置いてくるアビゲール。
「ランカ? その人は誰?」
「ししょ~」
レッドが駆けよってくると馬車を止めてアスノ君達も降りてきた。僕はアビゲールを前に出して自己紹介。
「アビゲール。自己紹介をしてもらっていいかな?」
「あ、はい。僕はアビゲールです。王都【セントラルアルステード】の外れにある教会から来ました」
アビゲールの自己紹介を聞いて僕らも自己紹介を始める。最後のノイシュさんの紹介が終わると目的地がオルコッドらしいので馬車に一緒に乗って向かうことにした。
「アビゲールさんは、なんであの場所に?」
馬車もそんなに広くないので御者席の横に座って質問する。帆馬車の中にいるアビゲールが一度頷いてから答える。
「魔の者がこの地の付近に現れたと聞きまして、教会から派遣されました。それで目撃情報がないかランカさんに聞いた次第です」
魔の者? それってもしかしてセリスの事か? ゲームではずっとアビゲールは王都にいるはずなんだけどな。盲目のふりをしているから仕事もしていないはずなんだけど。能ある鷹は爪を隠すというのがキャラクターの初期コンセプトと開発者が言っていたっけ。
「魔の者というと吸血鬼くらいしか知らないですね~師匠」
「吸血鬼!?」
『え?』
アスノ君が呟くと目つきを変えるアビゲール。僕らは驚いて声をもらす。驚くのも無理はない。勇者のアビゲールは瞳に力を持っている。それを抑えるために目隠しをしているんだけど、その目隠しが光り出してしまっているんだから。
「だ、大丈夫か嬢ちゃん?」
「目隠しが光ってるけど……」
ルドマンとレッドの指摘にアビゲールが慌てて目隠しを抑える。光は収まると彼女は誤魔化す様に口角をあげる。
「驚かせてすみません。少し目が普通の人と違うので」
俯いてしゅんとして声をもらすアビゲール。普通の人と違うことって怖い事だよな。まだ彼女は子供と言ってもいいくらいの年だろうし。
「お姉ちゃんかっこいいね!」
「え?」
ノンが静寂を破ってアビゲールに近づく。こういう時のノンの無邪気さには救われる。
「かっこいいよ! お目目がピカ~って。私もなりたい!」
「ふふ、そうね。神々しいという言葉がぴったりね」
ノンとアンナさんが楽しそうに話す。僕らも思わず口角が上がっていく。
「は、はは。そんなこと言われたの初めてです。ランカさんもそうですけど」
照れくさそうに頬を掻いて呟くアビゲール。視線は下に向けたままだけど、少しは気がまぎれたかな。
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