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第1章 成長
第34話 妖精
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「ゴーレムが道を作ってくれたから来た方角が分かる」
レナリスさん達がいなくなって、私は早速ゴーレムのやってきた方向へと進む。鋭く走る私はすぐにゴーレムと接敵する。
「私を見て安心した? ふふ、そんなあなたにダモクレスの剣よ」
ストーンゴーレムは私を見下ろして一瞬顔に緊張が消える。心がないように思えたゴーレムだけど、魔物ということもあって、しっかりと油断してくれた。
少女の私の容姿に油断をしない人はいない。魔物も一緒だね。
「はっ!」
ダモクレスの剣を横なぎに払う。ストーンゴーレムは簡単に胴体を切られて粉々になっていく。ダモクレスの剣がどれだけ強いかがわかる。HPを一発で0にしているんだろう。
「あ! ゴーレムは魔石を残して消えるのね」
倒したゴーレムから親指程の魔石が落ちる。魔石だけを残してゴーレムの体は風化するように消えていく。
レナリスさん達が倒したゴーレムの死骸がなかったのは、そういうことだったんだね。
「魔石はインベントリにしまってっと。ふふふ、これで1000キット。夢のマイホームも夢じゃないかも」
家の値段を調べていないけど、すぐにでも手に入るかもしれない。トトさんとネネさんの宿屋の近くにして、夢が広がる。
妄想を広げながらゴーレムの作った道を進んでいく。
「森が深くなってきた。何か出そう」
背の高い木々が生い茂る森。ゴーレムの道以外は日の光も入らなさそうな木々。無理やりゴーレムが通ったから根っこごと掘り起こされてる木。なんだか可哀そうになってくる。
「いた!」
ゴーレムの歩く音は少し離れていても聞こえてくる。重厚な足音に近づき。木陰から飛び出して切りつける。気づいた時には魔石を残して消えていく。誰にでもできない簡単なお仕事ってね。
「これで二つ目っと。足音が多くなってきた。ほんとに異常な魔物の量」
魔石を拾っている間もずっと足音が聞こえてくる。みんな町の方向へと進んでくる。それを私が切り捨てていく。
「5、6、7、8! 多い!?」
森を進みながらゴーレムを切り捨てる。これだけ倒せばもういいと思うんだけど。ゴーレムが絶えず歩いてくる。
「どうなってるの? これじゃあいくら倒しても終わらない。って!? 丸太が飛んできた?」
8体目のゴーレムを倒して魔石を拾っていると空から丸太が降ってきた。正確に私を狙った投擲? ダモクレスの剣で切り捨てる。その丸太の投擲は一発では終わらない。
放物線を描く投擲。丸太が次々と投げ込まれてくる。私がいることがバレてる?
「はっ! やっ!」
次々と降り注いでくる丸太を切り捨てる。その時、ふと足元が気になった。海の波に触れた時のような感触が足に触れる。
「マナ? もしかして探知してる?」
正確な投擲を可能にするにはそういう魔法を使わないと無理だよね。そっちがその気なら試したいことがある。
「【炎の精霊さん。私のマナを糧に力を貸して、そして、私の敵を穿て】【ファイアアロー】」
大きく跳躍して丸太の飛んできた方向を見据える。そして、詠唱を行う。司祭の詠唱を見本にして精霊さんの力を貸してもらうように祈る。そうして手から放ったファイアアローは、アローというには大きすぎる矢だった。
「……クレーターになっちゃった」
自由落下に入りながらファイアアローが刺さった場所を見つめる。
赤く燃えるクレーター、隕石が落ちたみたいになってる。ゴーレムを3体倒せたみたい。魔石が光ってるのが見える。すぐに取りにいかないと。
「これで11個っと。凄い、これで11000キット! 金貨にできる」
インベントリに魔石を入れながら大喜び。でも、喜んでもいられない。
「まだいる。元を叩きに行くしかないかな」
ゴーレムはまだまだやってくる。再度、足元に何かが触れてくる。ゴーレムはマナを地面に流して私を探してるんだ。少しすると丸太が飛んでくる。
その全てを切り捨ててゴーレムの横を素通りしていく。元を絶たないとだめだから今は無視。
「ん? 祠?」
なんだか見たことのあるような石でできた祠が見えてくる。
祠からゴーレムが出てくるのが見える。私は嫌なことを思い出した。
「ダンジョンだ」
そう、あれはダンジョン。私の村にあったダンジョンに瓜二つ。違いがあるとするとそれは生贄として捨てられた穴がないことくらい。
普通のダンジョンにはあの穴はないんだ。村にあったダンジョンは特別なダンジョンだったのかな? まあ、そんなのどうだっていいか。
「元から絶つ!」
出てきたゴーレムを切り捨てて、祠を切ろうと剣を振り上げる。しかし、その時、目の前に白く輝く何かが。
「ダメ~! ダメダメ~! 壊さないで~!」
「え? 何?」
白く輝く何かが声を上げる。女の子の声? 手のひらサイズの光が私の目の前で止まる。少しすると光に慣れて姿が見えてくる。
「私のダンジョンを壊さないで! やっとダンジョンを元に戻したの!」
「……妖精?」
光が収まるとそこにはピンクの髪と羽をもつ手のひらサイズの妖精がいた。妖精はこのダンジョンの主みたい。
「壊さないでって言われてもな~。じゃあ、ゴーレムを出さないでくれる?」
「ダメダメ! ゴーレムには出稼ぎに行ってもらわないと。マナが足りないのよ。魔物がやられすぎて枯渇しちゃいそうなの」
「全部壊すよ?」
「ダメ! ダメダメ~! 絶対にダメ~」
妖精さんは頑なにゴーレム排出をやめない。私が壊そうと剣を振り上げると抗議してくる。なんなんだろうこの子。
「どうすればやめてくれる?」
「ダンジョンの中で死んでほしい」
「……壊します」
「ダメ~!」
もう、なんなのこの子? 自分勝手にもほどがある。魔物なら退治しちゃおうかな?
レナリスさん達がいなくなって、私は早速ゴーレムのやってきた方向へと進む。鋭く走る私はすぐにゴーレムと接敵する。
「私を見て安心した? ふふ、そんなあなたにダモクレスの剣よ」
ストーンゴーレムは私を見下ろして一瞬顔に緊張が消える。心がないように思えたゴーレムだけど、魔物ということもあって、しっかりと油断してくれた。
少女の私の容姿に油断をしない人はいない。魔物も一緒だね。
「はっ!」
ダモクレスの剣を横なぎに払う。ストーンゴーレムは簡単に胴体を切られて粉々になっていく。ダモクレスの剣がどれだけ強いかがわかる。HPを一発で0にしているんだろう。
「あ! ゴーレムは魔石を残して消えるのね」
倒したゴーレムから親指程の魔石が落ちる。魔石だけを残してゴーレムの体は風化するように消えていく。
レナリスさん達が倒したゴーレムの死骸がなかったのは、そういうことだったんだね。
「魔石はインベントリにしまってっと。ふふふ、これで1000キット。夢のマイホームも夢じゃないかも」
家の値段を調べていないけど、すぐにでも手に入るかもしれない。トトさんとネネさんの宿屋の近くにして、夢が広がる。
妄想を広げながらゴーレムの作った道を進んでいく。
「森が深くなってきた。何か出そう」
背の高い木々が生い茂る森。ゴーレムの道以外は日の光も入らなさそうな木々。無理やりゴーレムが通ったから根っこごと掘り起こされてる木。なんだか可哀そうになってくる。
「いた!」
ゴーレムの歩く音は少し離れていても聞こえてくる。重厚な足音に近づき。木陰から飛び出して切りつける。気づいた時には魔石を残して消えていく。誰にでもできない簡単なお仕事ってね。
「これで二つ目っと。足音が多くなってきた。ほんとに異常な魔物の量」
魔石を拾っている間もずっと足音が聞こえてくる。みんな町の方向へと進んでくる。それを私が切り捨てていく。
「5、6、7、8! 多い!?」
森を進みながらゴーレムを切り捨てる。これだけ倒せばもういいと思うんだけど。ゴーレムが絶えず歩いてくる。
「どうなってるの? これじゃあいくら倒しても終わらない。って!? 丸太が飛んできた?」
8体目のゴーレムを倒して魔石を拾っていると空から丸太が降ってきた。正確に私を狙った投擲? ダモクレスの剣で切り捨てる。その丸太の投擲は一発では終わらない。
放物線を描く投擲。丸太が次々と投げ込まれてくる。私がいることがバレてる?
「はっ! やっ!」
次々と降り注いでくる丸太を切り捨てる。その時、ふと足元が気になった。海の波に触れた時のような感触が足に触れる。
「マナ? もしかして探知してる?」
正確な投擲を可能にするにはそういう魔法を使わないと無理だよね。そっちがその気なら試したいことがある。
「【炎の精霊さん。私のマナを糧に力を貸して、そして、私の敵を穿て】【ファイアアロー】」
大きく跳躍して丸太の飛んできた方向を見据える。そして、詠唱を行う。司祭の詠唱を見本にして精霊さんの力を貸してもらうように祈る。そうして手から放ったファイアアローは、アローというには大きすぎる矢だった。
「……クレーターになっちゃった」
自由落下に入りながらファイアアローが刺さった場所を見つめる。
赤く燃えるクレーター、隕石が落ちたみたいになってる。ゴーレムを3体倒せたみたい。魔石が光ってるのが見える。すぐに取りにいかないと。
「これで11個っと。凄い、これで11000キット! 金貨にできる」
インベントリに魔石を入れながら大喜び。でも、喜んでもいられない。
「まだいる。元を叩きに行くしかないかな」
ゴーレムはまだまだやってくる。再度、足元に何かが触れてくる。ゴーレムはマナを地面に流して私を探してるんだ。少しすると丸太が飛んでくる。
その全てを切り捨ててゴーレムの横を素通りしていく。元を絶たないとだめだから今は無視。
「ん? 祠?」
なんだか見たことのあるような石でできた祠が見えてくる。
祠からゴーレムが出てくるのが見える。私は嫌なことを思い出した。
「ダンジョンだ」
そう、あれはダンジョン。私の村にあったダンジョンに瓜二つ。違いがあるとするとそれは生贄として捨てられた穴がないことくらい。
普通のダンジョンにはあの穴はないんだ。村にあったダンジョンは特別なダンジョンだったのかな? まあ、そんなのどうだっていいか。
「元から絶つ!」
出てきたゴーレムを切り捨てて、祠を切ろうと剣を振り上げる。しかし、その時、目の前に白く輝く何かが。
「ダメ~! ダメダメ~! 壊さないで~!」
「え? 何?」
白く輝く何かが声を上げる。女の子の声? 手のひらサイズの光が私の目の前で止まる。少しすると光に慣れて姿が見えてくる。
「私のダンジョンを壊さないで! やっとダンジョンを元に戻したの!」
「……妖精?」
光が収まるとそこにはピンクの髪と羽をもつ手のひらサイズの妖精がいた。妖精はこのダンジョンの主みたい。
「壊さないでって言われてもな~。じゃあ、ゴーレムを出さないでくれる?」
「ダメダメ! ゴーレムには出稼ぎに行ってもらわないと。マナが足りないのよ。魔物がやられすぎて枯渇しちゃいそうなの」
「全部壊すよ?」
「ダメ! ダメダメ~! 絶対にダメ~」
妖精さんは頑なにゴーレム排出をやめない。私が壊そうと剣を振り上げると抗議してくる。なんなんだろうこの子。
「どうすればやめてくれる?」
「ダンジョンの中で死んでほしい」
「……壊します」
「ダメ~!」
もう、なんなのこの子? 自分勝手にもほどがある。魔物なら退治しちゃおうかな?
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