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第1章 成長
第35話 グランドイーター
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「あまり聞きわけがないとダンジョンごと消えてもらうよ?」
妖精のわがままに怒って声を上げる。すると彼女は腕を組んで胸を張ってくる。
「しょうがないわね! 理由を教えてあげるわ!」
「えっと、私の言ってる言葉理解してるよね? 言葉わかるよね?」
妖精は私の問いかけを無視して身の上話を始める。
「私の名前は【グランドイーター】。ダンジョンの妖精よ!」
「……凄い名前」
可愛い容姿の妖精とは思えない名前。思わず声を上げるとグランドイーターは胸を張って自慢げ。
「【イーター】とでも呼んでちょうだい」
グランドイーターはそう言ってウインクする。私としてはどうでもいいんだけど。
「それでねそれでね。あ~、話し相手がいなかったからなんか新鮮。ゴーレムは言うこと聞いてくれるけど、話せないから話し相手にはならないし。ケルベロスは言うこと聞かずにボス部屋から出て行って、仲間の魔物を食べちゃうし。あなた、私の仲間にならない? やっぱり話せるっていいのよね~」
「ならないよ。ってボス部屋から出ていったケルベロス?」
イーターの言葉に既視感を覚える。嫌な思い出、私が強くなった原因のダンジョンでの話。
私を丸吞みにして、仲間の魔物を食べていた狼の魔物。地獄の門番であるケルベロスの名前を持っていてもおかしくない魔物だった。
そして、ボス部屋の扉が開きっぱなしだった。イーターの言っている話は全て当てはまる。
「私のダンジョンすっごく強かったのに。急にケルベロスが爆発して死んじゃってクリアしたことになっちゃったのよね~。寝てたら急にダンジョンが消滅しちゃって、地上に叩きだされちゃった。またダンジョンを最初から育てないといけないなんて、私って不幸な妖精」
涙目で月を見上げるイーター。不幸なヒロインぶってるけど、この子すっごい悪い子だよね?
ダンジョンを育てることができて、更に魔物を外に出すこともできる。私達、人からしたら魔王と言っても過言じゃない。
「イーター。あなたはいちゃいけない。人を不幸にする」
「ええ!? そんなこと言わないでよ! なんてひどい子なの? 可愛い顔してるくせにえぐいわ~」
ダモクレスの剣の切っ先をイーターに向けて声をあげる。彼女は声をあげながらダモクレスを見つめる。
「え? ええ!? ちょっとちょっと! その剣! ダモクレスじゃない?」
さっきからずっと持っていたダモクレスに気が付いて声をあげるイーター。そういえば、ダモクレスはダンジョンの宝箱から出てきた剣だよね。この子が知っていてもおかしくないか。
「ダンジョンのクリア報酬じゃない! なんであんたが持ってるのよ!」
「私がケルベロスを倒したからだよ」
「はぁ~? ちょっとちょっと。嘘はいけないわよ! ケルベロスはレベル150の魔物なのよ! 地上の人間ごときが倒せるはずないじゃない!」
イーターは信じられないといった様子で説明してくる。150レベルなんて魔物聞いたことがない。ダンジョンを制覇した人がいないっていうのは納得ね。
冒険者たちの話はイブリムおじさんのところで色々と聞いたことがある。最高レベルでも80~90と言われていた。
6人のパーティーでも150レベルの魔物を倒すことはできないだろう。それを私は一人で倒してしまった。お腹の中で大爆発を起こしたらそりゃ死んじゃうよね。
「……本当なの?」
「嘘を言っても仕方ないでしょ?」
「……」
イーターはダモクレスを何度も見て確認を取ってくる。私の答えを聞いて顎に手を当てて考え込む。
「ケルベロスを一人で倒したってこと? ってことは100レベルは行ってるよね。そんな子に勝てる魔物はいない……。私詰んでる?」
顔を青ざめさせるイーター。彼女はチラチラと私を見てくる。首を傾げて見せると再度顎に手を当てて考え込む。
「えっと、えっと~……。ダンジョンの中で死んでくれない? 死んでくれればダンジョンが元の強さになるはずなんだけど~」
「死なない! 死ぬのはあなた!」
「ひぃ!? やめてやめてよ~。死にたくないよ~」
「……」
イーターのお願いを断ると彼女は涙を流して土下座をしてくる。異世界でも土下座はあるんだな~、っと思いながら睨みつけている。すると彼女は涙を流す。
「うっ、うっ。一番のダンジョンを育てる。私ならできるって思っていたのに。神様ごめんなさい。私は未熟者でした」
「え? 他にもダンジョンを作ってる子がいるってこと?」
イーターは祈りながら呟く。最後の言葉をつぶやいているみたいだけど、気になることを言ってる。この子だけじゃない、別の子もダンジョンを作ってる。それも神様の命令で?
こんなゴーレムをいくらでも作れる子が他にもいるなんて。物騒どころの話じゃないでしょ。
「私以外にあと6人いるよ」
「6人も!?」
まさかの6人。素直に押してくれるイーター。そういえば、ケルベロスのいたダンジョンの名前は【グラトニーダンジョン】。七つの大罪の暴食の名を持っている。
ということはあとの六つも、その大罪の名をもっているダンジョンがあって。そこにイーターのような妖精がいる? なんて恐ろしい真実なんだ。
「凄いでしょ? じゃあ、一番になりたいから死んで~」
「ダメに決まってるでしょ!」
「あう!? ダメか~……」
この子無邪気に言ってくるんだけど、どうにか仲間に引き入れたいわね。何かいい手はないかな?
一番のダンジョンを目指している彼女に聞く勧誘方法……。
「ダンジョンってどうやったら成長するの?」
「え~っとね。ダンジョンの中で生物が死ぬとダンジョンの経験値になるの。1レベルだと1階層しかもてなくて、2レベルだと2階層と深くできるようになるの。レベルが上がるとダンジョン周辺の環境も変えられるんだ~。ダンジョン前に落とし穴を作って入った人間をマナに変えたりもできるの~。凄いでしょ?」
生物? 人じゃなくてもいいのかな? でも、裏切られたら大変なことになるよね。
「マスターを作ればその人が倒した魔物からマナを作れるんだけどね~。マスターなんてなってくれる知り合いはいないし。私、ボッチだから」
「マスター?」
イーターはため息交じりに話す。マスターってご主人様みたいなことかな? それで縛ることができればゴーレムの騒動も片づけられるかも?
「マスターの権限って何があるの?」
「え? 興味ある感じ?」
「あるある」
私の質問に嬉しそうに話すイーター。私が頷いて答えると説明しだす。
「マスターっていうのはね。私と同格の権限を持つことができるの。ダンジョンを作ったり、魔物を作ったりできる。魔物だけじゃなくて鉱石や生物も生成できる。10階層に釣り堀を作って遊んだこともあったな~。懐かしい」
説明をしていたイーターがなぜか感慨深く天を仰ぐ。天地創造みたいなことができるってこと? 凄いな~。鉱石も作れるようになっちゃったらお金には困らなくなるよね。これは得でしかないのでは?
「なってくれる?」
「……人を襲わない?」
「ん~、人からマナを作った方が早いんだけど……。仕方ないわ。あなたには勝てそうにないしね」
「交渉成立ね」
イーターは観念したように握手を求めてくる。小さな手を握ると顔を見あってほほ笑む。
彼女の握手をすると光が集まってくる。彼女と一緒に光に包まれ、光が天へと昇っていくと契約が成立した。
『グランドイーターと契約が成立しました。これからあなたはダンジョンを管理できるようになります』
「変な声が聞こえてきた」
「それが契約よ。ダンジョンを作ることができる。インベントリも報酬でもらったでしょ? それにダンジョンを入れることもできるわ」
脳内に直接流れてくる声に驚いているとイーターが説明してくれる。まさかの持ち運べるダンジョン? 私はダンジョンを手に入れた。
妖精のわがままに怒って声を上げる。すると彼女は腕を組んで胸を張ってくる。
「しょうがないわね! 理由を教えてあげるわ!」
「えっと、私の言ってる言葉理解してるよね? 言葉わかるよね?」
妖精は私の問いかけを無視して身の上話を始める。
「私の名前は【グランドイーター】。ダンジョンの妖精よ!」
「……凄い名前」
可愛い容姿の妖精とは思えない名前。思わず声を上げるとグランドイーターは胸を張って自慢げ。
「【イーター】とでも呼んでちょうだい」
グランドイーターはそう言ってウインクする。私としてはどうでもいいんだけど。
「それでねそれでね。あ~、話し相手がいなかったからなんか新鮮。ゴーレムは言うこと聞いてくれるけど、話せないから話し相手にはならないし。ケルベロスは言うこと聞かずにボス部屋から出て行って、仲間の魔物を食べちゃうし。あなた、私の仲間にならない? やっぱり話せるっていいのよね~」
「ならないよ。ってボス部屋から出ていったケルベロス?」
イーターの言葉に既視感を覚える。嫌な思い出、私が強くなった原因のダンジョンでの話。
私を丸吞みにして、仲間の魔物を食べていた狼の魔物。地獄の門番であるケルベロスの名前を持っていてもおかしくない魔物だった。
そして、ボス部屋の扉が開きっぱなしだった。イーターの言っている話は全て当てはまる。
「私のダンジョンすっごく強かったのに。急にケルベロスが爆発して死んじゃってクリアしたことになっちゃったのよね~。寝てたら急にダンジョンが消滅しちゃって、地上に叩きだされちゃった。またダンジョンを最初から育てないといけないなんて、私って不幸な妖精」
涙目で月を見上げるイーター。不幸なヒロインぶってるけど、この子すっごい悪い子だよね?
ダンジョンを育てることができて、更に魔物を外に出すこともできる。私達、人からしたら魔王と言っても過言じゃない。
「イーター。あなたはいちゃいけない。人を不幸にする」
「ええ!? そんなこと言わないでよ! なんてひどい子なの? 可愛い顔してるくせにえぐいわ~」
ダモクレスの剣の切っ先をイーターに向けて声をあげる。彼女は声をあげながらダモクレスを見つめる。
「え? ええ!? ちょっとちょっと! その剣! ダモクレスじゃない?」
さっきからずっと持っていたダモクレスに気が付いて声をあげるイーター。そういえば、ダモクレスはダンジョンの宝箱から出てきた剣だよね。この子が知っていてもおかしくないか。
「ダンジョンのクリア報酬じゃない! なんであんたが持ってるのよ!」
「私がケルベロスを倒したからだよ」
「はぁ~? ちょっとちょっと。嘘はいけないわよ! ケルベロスはレベル150の魔物なのよ! 地上の人間ごときが倒せるはずないじゃない!」
イーターは信じられないといった様子で説明してくる。150レベルなんて魔物聞いたことがない。ダンジョンを制覇した人がいないっていうのは納得ね。
冒険者たちの話はイブリムおじさんのところで色々と聞いたことがある。最高レベルでも80~90と言われていた。
6人のパーティーでも150レベルの魔物を倒すことはできないだろう。それを私は一人で倒してしまった。お腹の中で大爆発を起こしたらそりゃ死んじゃうよね。
「……本当なの?」
「嘘を言っても仕方ないでしょ?」
「……」
イーターはダモクレスを何度も見て確認を取ってくる。私の答えを聞いて顎に手を当てて考え込む。
「ケルベロスを一人で倒したってこと? ってことは100レベルは行ってるよね。そんな子に勝てる魔物はいない……。私詰んでる?」
顔を青ざめさせるイーター。彼女はチラチラと私を見てくる。首を傾げて見せると再度顎に手を当てて考え込む。
「えっと、えっと~……。ダンジョンの中で死んでくれない? 死んでくれればダンジョンが元の強さになるはずなんだけど~」
「死なない! 死ぬのはあなた!」
「ひぃ!? やめてやめてよ~。死にたくないよ~」
「……」
イーターのお願いを断ると彼女は涙を流して土下座をしてくる。異世界でも土下座はあるんだな~、っと思いながら睨みつけている。すると彼女は涙を流す。
「うっ、うっ。一番のダンジョンを育てる。私ならできるって思っていたのに。神様ごめんなさい。私は未熟者でした」
「え? 他にもダンジョンを作ってる子がいるってこと?」
イーターは祈りながら呟く。最後の言葉をつぶやいているみたいだけど、気になることを言ってる。この子だけじゃない、別の子もダンジョンを作ってる。それも神様の命令で?
こんなゴーレムをいくらでも作れる子が他にもいるなんて。物騒どころの話じゃないでしょ。
「私以外にあと6人いるよ」
「6人も!?」
まさかの6人。素直に押してくれるイーター。そういえば、ケルベロスのいたダンジョンの名前は【グラトニーダンジョン】。七つの大罪の暴食の名を持っている。
ということはあとの六つも、その大罪の名をもっているダンジョンがあって。そこにイーターのような妖精がいる? なんて恐ろしい真実なんだ。
「凄いでしょ? じゃあ、一番になりたいから死んで~」
「ダメに決まってるでしょ!」
「あう!? ダメか~……」
この子無邪気に言ってくるんだけど、どうにか仲間に引き入れたいわね。何かいい手はないかな?
一番のダンジョンを目指している彼女に聞く勧誘方法……。
「ダンジョンってどうやったら成長するの?」
「え~っとね。ダンジョンの中で生物が死ぬとダンジョンの経験値になるの。1レベルだと1階層しかもてなくて、2レベルだと2階層と深くできるようになるの。レベルが上がるとダンジョン周辺の環境も変えられるんだ~。ダンジョン前に落とし穴を作って入った人間をマナに変えたりもできるの~。凄いでしょ?」
生物? 人じゃなくてもいいのかな? でも、裏切られたら大変なことになるよね。
「マスターを作ればその人が倒した魔物からマナを作れるんだけどね~。マスターなんてなってくれる知り合いはいないし。私、ボッチだから」
「マスター?」
イーターはため息交じりに話す。マスターってご主人様みたいなことかな? それで縛ることができればゴーレムの騒動も片づけられるかも?
「マスターの権限って何があるの?」
「え? 興味ある感じ?」
「あるある」
私の質問に嬉しそうに話すイーター。私が頷いて答えると説明しだす。
「マスターっていうのはね。私と同格の権限を持つことができるの。ダンジョンを作ったり、魔物を作ったりできる。魔物だけじゃなくて鉱石や生物も生成できる。10階層に釣り堀を作って遊んだこともあったな~。懐かしい」
説明をしていたイーターがなぜか感慨深く天を仰ぐ。天地創造みたいなことができるってこと? 凄いな~。鉱石も作れるようになっちゃったらお金には困らなくなるよね。これは得でしかないのでは?
「なってくれる?」
「……人を襲わない?」
「ん~、人からマナを作った方が早いんだけど……。仕方ないわ。あなたには勝てそうにないしね」
「交渉成立ね」
イーターは観念したように握手を求めてくる。小さな手を握ると顔を見あってほほ笑む。
彼女の握手をすると光が集まってくる。彼女と一緒に光に包まれ、光が天へと昇っていくと契約が成立した。
『グランドイーターと契約が成立しました。これからあなたはダンジョンを管理できるようになります』
「変な声が聞こえてきた」
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