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第二章 フェイク
第49話 ボス
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「よっしゃ。これで最後だ」
ミノタウロスの大群と戦って、最後の一体をラミルダさんが仕留める。みんな息も絶え絶えで僕だけが次の扉を見据えている。
「ボス部屋か……」
僕の視線に気づいたローズさんが呟く。すぐにでも行きたいけど。
「隊長ごめん。矢がなくなっちゃった」
「お、俺はすぐにでも行けるよ」
ミルファさんが謝るとラミルダさんが強がって声をあげる。ローズさんは彼女の肩に手を置いて首を横に振る。
「この先は私とジーニ様にまかせて、二人は撤退しなさい」
ローズさんが二人に話す。ラミルダさんは俯いて顔をあげると声をあげる。
「隊長。俺は!」
「はいはい。ラミルダ。これ以上は邪魔になるってさ。足手まといなのよ私達は」
「……そ、そうか。隊長、どんなボスだったか。教えてくれよな」
二人は涙目で出口へと歩いていった。ローズさんについていけないのが悔しいんだろうな。でも、正しい判断だよ。この後の魔物はSランク以上の魔物のはずだからね。
「じゃあ行きましょうジーニ様」
「アイ!」
ローズさんに抱かれてボス部屋への扉に手をかける。うっすらと光って勝手に開いていく扉。中が見えてくると家よりも大きな鉄の塊に目がついているものが置いてある。
「あれは? !?」
扉に入ってローズさんが声をあげる。するとその鉄の塊がロボットに変わっていく。そして、鋭い矢を乱れ撃ちしてきた。
僕を抱えながら矢を躱すローズさん。剣で弾き、矢の横っ腹を蹴り上げたり。一瞬でそれを成すローズさんはやっぱり凄いな。
「まだ来る! ジーニ様!」
「アイ!」
再度放たれる乱れ矢。僕に合図をすると別々の方向へと駆けだす。標的がバラバラになると矢の数は減る。僕は的が小さいから簡単に躱せる。猪突猛進、ロボットへと頭突きを放った。
「ば、バブ?」
僕の頭突きに耐えるロボットに驚いて声をもらす。そんな狼狽える僕に矢が射かけられる。僕は後退しながら躱した。
僕の攻撃が効かない? そんなわけがない。この魔物は特別なスキルを持っているに決まってる。
「ジーニ様! この魔物はもしかしたら物理無効のスキルを持っているのかもしれません。魔法で攻撃してみてください」
「!? バブ!」
ローズさんの言葉を聞いてすぐに魔法の準備に入る。魔法書を取り出して構えると矢が魔法書を貫く。
「バブ!」
「ジーニ様。私がガードします! 次を!」
「アイ!」
矢が破ってしまった魔法書を捨てて新たに魔法書を取り出す。高速で駆けて魔法を行使していく。
「【バイバーバベリ】!」
【ファイアージャベリン】、炎の槍を数発、一斉に放つ。ロボットの脚や腕を貫く炎の槍。見事にやつが動けなくなって行く。ローズさんの考えていた通り、物理以外は効くみたいだ。
「これで終わりだ! 【剣聖の剣】」
ローズさんがスキルっぽい言葉を叫ぶと金色に輝いていく。時間がゆっくりと進む中、彼女の一歩一歩の歩みが花びらのように足跡を残す。まるで水の上に落ちる花びらのよう。
ロボットに近づくにつれて切っ先に輝きが集まっていく。そして、何の抵抗もなく彼女の剣がロボットを貫いていく。
「くっ。まだ私には使えきれないか」
ロボットが魔石と核を残して消えるとローズさんが膝をつく。剣の切っ先に集まっていた輝きが彼女に戻ってきてて、それが苦しいみたいだ。
「ジーニ様。少し離れていてください」
彼女はそういうと立ち上がって天を仰ぐ。そして、
「はっ!」
壁へと剣圧を飛ばす。何度も何度も飛ばす彼女から少しずつ輝きがなくなっていく。
「ハァ! ハァハァ……」
ローズさんは最後の剣圧を飛ばすと息を切らせて座り込んだ。
「すみませんジーニ様。剣聖の剣を使うとすべてを解き放つまで収まらなくて」
「アイアイ!」
ローズさんが申し訳なさそうに謝ってくる。僕は元気に声をあげると微笑んで頭を撫でてくれた。
スキルって凄いな。たぶん、スキルを使ったローズさんはお父さんよりも強くなっていた。
物理無効のあのロボットを貫いたってことは魔法のような効果を付与していたんだろうな。
「魔石……それに核かしら?」
「バブバブ!」
ローズさんが魔石を抱えて核を指さす。かなりの大物だったみたいで僕と同じくらいの魔石と核を残してくれた。ついでにAランク以上の魔物の討伐試練も終えて、魔法書をゲットできた。一冊ダメになったけど、また手に入って良かった。
『称号を獲得しました』
喜んでいるとそんなアナウンスが聞こえてくる。すかさずステータスを見て見るとあの魔物のランクが分かった。
【0歳児でSSランクの魔物を狩る】効果 体力+2000 筋力+500 生命力+500 命中性+500 敏捷性+500 知力+00 精神力+500
【0歳児でデッドボーガンを狩る】効果 体力+2000 筋力+500 生命力+500 命中性+500 敏捷性+500 知力+00 精神力+500
凄いステータスアップ。
SSランクの魔物だったみたい名前もわかったけど、ローズさんが知らなかったみたいだから知らない人の方が多そうだな。しかし、やばいスキルを持っているわけだ。物理無効とかなんて魔王とかラスボスが持っているようなスキルだもんな。
こんなステータス上がってどうすればいいんだろう僕。
そう思いながら戦利品を回収して帰路にたつ。途中、ラミルダさん達と合流して戦いの話に花を咲かせるのでした。
ミノタウロスの大群と戦って、最後の一体をラミルダさんが仕留める。みんな息も絶え絶えで僕だけが次の扉を見据えている。
「ボス部屋か……」
僕の視線に気づいたローズさんが呟く。すぐにでも行きたいけど。
「隊長ごめん。矢がなくなっちゃった」
「お、俺はすぐにでも行けるよ」
ミルファさんが謝るとラミルダさんが強がって声をあげる。ローズさんは彼女の肩に手を置いて首を横に振る。
「この先は私とジーニ様にまかせて、二人は撤退しなさい」
ローズさんが二人に話す。ラミルダさんは俯いて顔をあげると声をあげる。
「隊長。俺は!」
「はいはい。ラミルダ。これ以上は邪魔になるってさ。足手まといなのよ私達は」
「……そ、そうか。隊長、どんなボスだったか。教えてくれよな」
二人は涙目で出口へと歩いていった。ローズさんについていけないのが悔しいんだろうな。でも、正しい判断だよ。この後の魔物はSランク以上の魔物のはずだからね。
「じゃあ行きましょうジーニ様」
「アイ!」
ローズさんに抱かれてボス部屋への扉に手をかける。うっすらと光って勝手に開いていく扉。中が見えてくると家よりも大きな鉄の塊に目がついているものが置いてある。
「あれは? !?」
扉に入ってローズさんが声をあげる。するとその鉄の塊がロボットに変わっていく。そして、鋭い矢を乱れ撃ちしてきた。
僕を抱えながら矢を躱すローズさん。剣で弾き、矢の横っ腹を蹴り上げたり。一瞬でそれを成すローズさんはやっぱり凄いな。
「まだ来る! ジーニ様!」
「アイ!」
再度放たれる乱れ矢。僕に合図をすると別々の方向へと駆けだす。標的がバラバラになると矢の数は減る。僕は的が小さいから簡単に躱せる。猪突猛進、ロボットへと頭突きを放った。
「ば、バブ?」
僕の頭突きに耐えるロボットに驚いて声をもらす。そんな狼狽える僕に矢が射かけられる。僕は後退しながら躱した。
僕の攻撃が効かない? そんなわけがない。この魔物は特別なスキルを持っているに決まってる。
「ジーニ様! この魔物はもしかしたら物理無効のスキルを持っているのかもしれません。魔法で攻撃してみてください」
「!? バブ!」
ローズさんの言葉を聞いてすぐに魔法の準備に入る。魔法書を取り出して構えると矢が魔法書を貫く。
「バブ!」
「ジーニ様。私がガードします! 次を!」
「アイ!」
矢が破ってしまった魔法書を捨てて新たに魔法書を取り出す。高速で駆けて魔法を行使していく。
「【バイバーバベリ】!」
【ファイアージャベリン】、炎の槍を数発、一斉に放つ。ロボットの脚や腕を貫く炎の槍。見事にやつが動けなくなって行く。ローズさんの考えていた通り、物理以外は効くみたいだ。
「これで終わりだ! 【剣聖の剣】」
ローズさんがスキルっぽい言葉を叫ぶと金色に輝いていく。時間がゆっくりと進む中、彼女の一歩一歩の歩みが花びらのように足跡を残す。まるで水の上に落ちる花びらのよう。
ロボットに近づくにつれて切っ先に輝きが集まっていく。そして、何の抵抗もなく彼女の剣がロボットを貫いていく。
「くっ。まだ私には使えきれないか」
ロボットが魔石と核を残して消えるとローズさんが膝をつく。剣の切っ先に集まっていた輝きが彼女に戻ってきてて、それが苦しいみたいだ。
「ジーニ様。少し離れていてください」
彼女はそういうと立ち上がって天を仰ぐ。そして、
「はっ!」
壁へと剣圧を飛ばす。何度も何度も飛ばす彼女から少しずつ輝きがなくなっていく。
「ハァ! ハァハァ……」
ローズさんは最後の剣圧を飛ばすと息を切らせて座り込んだ。
「すみませんジーニ様。剣聖の剣を使うとすべてを解き放つまで収まらなくて」
「アイアイ!」
ローズさんが申し訳なさそうに謝ってくる。僕は元気に声をあげると微笑んで頭を撫でてくれた。
スキルって凄いな。たぶん、スキルを使ったローズさんはお父さんよりも強くなっていた。
物理無効のあのロボットを貫いたってことは魔法のような効果を付与していたんだろうな。
「魔石……それに核かしら?」
「バブバブ!」
ローズさんが魔石を抱えて核を指さす。かなりの大物だったみたいで僕と同じくらいの魔石と核を残してくれた。ついでにAランク以上の魔物の討伐試練も終えて、魔法書をゲットできた。一冊ダメになったけど、また手に入って良かった。
『称号を獲得しました』
喜んでいるとそんなアナウンスが聞こえてくる。すかさずステータスを見て見るとあの魔物のランクが分かった。
【0歳児でSSランクの魔物を狩る】効果 体力+2000 筋力+500 生命力+500 命中性+500 敏捷性+500 知力+00 精神力+500
【0歳児でデッドボーガンを狩る】効果 体力+2000 筋力+500 生命力+500 命中性+500 敏捷性+500 知力+00 精神力+500
凄いステータスアップ。
SSランクの魔物だったみたい名前もわかったけど、ローズさんが知らなかったみたいだから知らない人の方が多そうだな。しかし、やばいスキルを持っているわけだ。物理無効とかなんて魔王とかラスボスが持っているようなスキルだもんな。
こんなステータス上がってどうすればいいんだろう僕。
そう思いながら戦利品を回収して帰路にたつ。途中、ラミルダさん達と合流して戦いの話に花を咲かせるのでした。
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49話の後がめちゃくちゃ気になります🥺💦
更新楽しみに待ってます(,,> <,,)
応援してます🔥頑張って下さい🔥m(*_ _)m
感想ありがとうございます
続きはー😅
時間がほしいですね〜
アートでお名前を拝見し、暫く更新ないと思っていたら完結タグが!!
この作品も楽しませて頂いていたので、残念ですが、次はアートを楽しませて頂きたく存じます。
感想ありがとうございます
色々と至らない中途半端ですみません
少しでも楽しんでいただけると嬉しいです
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何が起こってるんだだと
誤字報告ありがとうございます
訂正いたしました