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第一章 愛
第6話 女神
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「アイ~、そろそろ寝ましょ」
「は~いなの」
ルナちゃんのお部屋でお話してるとルナちゃんが眠たそうに欠伸をして言ってきたの。アイはそれに応えるとウテナさんがお部屋を後にしようと立ったの。
「ウテナさんはルナちゃんと寝ないの?」
「ふふ、私は寝たいんだけどね」
「そ、そんな子供みたいな事できないわよ」
ウテナさんはルナちゃんと寝ないみたいなの。ルナちゃんが顔を真っ赤にして否定してるの。お母さんと一緒に寝るととっても温かくて嬉しいの、ルナちゃんはなんで寝ないの?
「ルナは嫌がるのよね~」
「こ、子供じゃないもの! ほら、お母さまは別の部屋で寝てくださいな!」
「あん、も~、この子ったら」
ルナちゃんが部屋からウテナさんを追い払っているの。アイは指を咥えながらその様子を見ているだけなの。アイは一緒に寝たかったの、あのお胸と一緒に寝てみたかったの。
「ささ、アイ、一緒に寝ましょ」
「は~いなの」
残念だけど、ルナちゃんの意見を尊重するの。アイはいい子なの。
ルナちゃんと一緒のベッドで横になるの、ルナちゃんと少しお話して、すぐに眠っちゃったの。もっとルナちゃんとお話したかったの。
「アイゼン様」
「オーグナー、戻ったか、どうだった?」
「はい、アイゼン様の言っていた通りのようです」
私はアイゼン・コンデフォート。ウルランブルグ国の宰相。
今日、私の娘ルナが可愛らしい子を連れてきた。その子の周りでは不思議なことがおきているようなのだ、それをオーグナーに調べさせたのだが。
「水はエリクサーに、井戸の水も同様です」
「...予想よりも強力なようだが?」
「はい、そして、ルナ様の馬車を引く馬はユニコーンになっているようです。角は隠せるようで何とかしましたが馬は取りかえておきます」
「何!? 生物も変わっているのか?」
「アイ様がお触りになったものはすべて綺麗な物になったり、ランクが上がったりしているようです」
娘はとんでもない子供を連れてきてしまったようだ。
「普通の物はただ綺麗になり、掃除したような感じですから大丈夫なのですが。興味を強く抱いた物には強くその作用が施されるようです」
「...私の娘の目に留まったのはそう言う事か」
「はい、アイ様の服がとても綺麗だったおかげですね」
「服の方は?」
「はい、技術面での製作は時間がかかるものの少しずつではありますが可能になっていくと思われます」
「そうか...」
娘のおかげでウルランブルグ国の服の進化が早まったようだ。しかし、
「オーグナー、私はどうしたらいい?」
「...変わりありません。アイゼン様は国の事を一番にお考え下さい。わたくし共、執事、メイドがやっていきますのでご安心ください」
「アイちゃんは女神なのだろう。オーグナーは注視してくれ」
オーグナーやメイド達には苦労をかける。
「我が家が聖なる泉になってしまうとはな」
「相応しいと思いますが王族の方々から色々言われてしまうかもしれませんね」
「ああ、ウテナやルナの髪を見られたら追及されるだろう」
アイちゃんもそうだが、ルナとウテナの髪は艶めいている。昨日までは普通に綺麗だったが、今日は見違える程美しかった。一緒に風呂に入るのを拒まなかったのはそう言う事で見たかったからなのだ。決していやらしい考えではないぞ。
「あら? オーグナー、いたのね」
「奥様!?」
オーグナーと今後の話をしているとウテナが部屋にやってきた。オーグナーはかなり狼狽えている。何故かと言うと、彼女は女の病にかかってしまっているんだ。子を授かれない病気だ。彼女はその為に私と一緒に寝るのをやめて一人で寝ていたのだ。一緒に寝ても私を苦しめるだけと言って避けていたようなんだ。これはオーグナーに探らせた話だったのだが、今日は一緒に寝てくれるのか?
「では、私は...」
「ああ...」
オーグナーが冷や汗をかきながら扉から出ていった。私はベッドに横たわり見送る。ウテナは頬を赤くしてベッドの前に。
「綺麗だなウテナ」
「ふふ、ありがとうございます。それであなた、私どうやら、来たみたいなの...」
「!? そうか! やはり!」
「ふふ、気づいていたのね。そうなの! 来たのよ!」
思った通り、ウテナの病が回復したようだ! 主治医の話ではダメだと言われたが見事に回復したようだぞ。私はベッドで行儀悪く立ち上がり一回跳ねてしまった。年甲斐もなく恥ずかしい行為だが、それだけうれしいのだ。その姿を見て、ウテナはとても嬉しそうに微笑んでいる。こんな私でも愛してくれる。
「だが大丈夫なのか?」
「はい..あの事はとても残念でしたがあなたの世継ぎを作りたいと思って...」
「あの事は本当に残念だったな。お前もさぞ悲しかっただろう..」
「はい。だけど、いつまでも悲しんでいたらあの子が悲しみますから、そんな私達に神がチャンスをくれたんだと思います」
「神は慈悲深いのだな」
ああ、神よ、感謝いたします。ウテナの涙をぬぐい、彼女と共に夢へと馳せる。
「は~いなの」
ルナちゃんのお部屋でお話してるとルナちゃんが眠たそうに欠伸をして言ってきたの。アイはそれに応えるとウテナさんがお部屋を後にしようと立ったの。
「ウテナさんはルナちゃんと寝ないの?」
「ふふ、私は寝たいんだけどね」
「そ、そんな子供みたいな事できないわよ」
ウテナさんはルナちゃんと寝ないみたいなの。ルナちゃんが顔を真っ赤にして否定してるの。お母さんと一緒に寝るととっても温かくて嬉しいの、ルナちゃんはなんで寝ないの?
「ルナは嫌がるのよね~」
「こ、子供じゃないもの! ほら、お母さまは別の部屋で寝てくださいな!」
「あん、も~、この子ったら」
ルナちゃんが部屋からウテナさんを追い払っているの。アイは指を咥えながらその様子を見ているだけなの。アイは一緒に寝たかったの、あのお胸と一緒に寝てみたかったの。
「ささ、アイ、一緒に寝ましょ」
「は~いなの」
残念だけど、ルナちゃんの意見を尊重するの。アイはいい子なの。
ルナちゃんと一緒のベッドで横になるの、ルナちゃんと少しお話して、すぐに眠っちゃったの。もっとルナちゃんとお話したかったの。
「アイゼン様」
「オーグナー、戻ったか、どうだった?」
「はい、アイゼン様の言っていた通りのようです」
私はアイゼン・コンデフォート。ウルランブルグ国の宰相。
今日、私の娘ルナが可愛らしい子を連れてきた。その子の周りでは不思議なことがおきているようなのだ、それをオーグナーに調べさせたのだが。
「水はエリクサーに、井戸の水も同様です」
「...予想よりも強力なようだが?」
「はい、そして、ルナ様の馬車を引く馬はユニコーンになっているようです。角は隠せるようで何とかしましたが馬は取りかえておきます」
「何!? 生物も変わっているのか?」
「アイ様がお触りになったものはすべて綺麗な物になったり、ランクが上がったりしているようです」
娘はとんでもない子供を連れてきてしまったようだ。
「普通の物はただ綺麗になり、掃除したような感じですから大丈夫なのですが。興味を強く抱いた物には強くその作用が施されるようです」
「...私の娘の目に留まったのはそう言う事か」
「はい、アイ様の服がとても綺麗だったおかげですね」
「服の方は?」
「はい、技術面での製作は時間がかかるものの少しずつではありますが可能になっていくと思われます」
「そうか...」
娘のおかげでウルランブルグ国の服の進化が早まったようだ。しかし、
「オーグナー、私はどうしたらいい?」
「...変わりありません。アイゼン様は国の事を一番にお考え下さい。わたくし共、執事、メイドがやっていきますのでご安心ください」
「アイちゃんは女神なのだろう。オーグナーは注視してくれ」
オーグナーやメイド達には苦労をかける。
「我が家が聖なる泉になってしまうとはな」
「相応しいと思いますが王族の方々から色々言われてしまうかもしれませんね」
「ああ、ウテナやルナの髪を見られたら追及されるだろう」
アイちゃんもそうだが、ルナとウテナの髪は艶めいている。昨日までは普通に綺麗だったが、今日は見違える程美しかった。一緒に風呂に入るのを拒まなかったのはそう言う事で見たかったからなのだ。決していやらしい考えではないぞ。
「あら? オーグナー、いたのね」
「奥様!?」
オーグナーと今後の話をしているとウテナが部屋にやってきた。オーグナーはかなり狼狽えている。何故かと言うと、彼女は女の病にかかってしまっているんだ。子を授かれない病気だ。彼女はその為に私と一緒に寝るのをやめて一人で寝ていたのだ。一緒に寝ても私を苦しめるだけと言って避けていたようなんだ。これはオーグナーに探らせた話だったのだが、今日は一緒に寝てくれるのか?
「では、私は...」
「ああ...」
オーグナーが冷や汗をかきながら扉から出ていった。私はベッドに横たわり見送る。ウテナは頬を赤くしてベッドの前に。
「綺麗だなウテナ」
「ふふ、ありがとうございます。それであなた、私どうやら、来たみたいなの...」
「!? そうか! やはり!」
「ふふ、気づいていたのね。そうなの! 来たのよ!」
思った通り、ウテナの病が回復したようだ! 主治医の話ではダメだと言われたが見事に回復したようだぞ。私はベッドで行儀悪く立ち上がり一回跳ねてしまった。年甲斐もなく恥ずかしい行為だが、それだけうれしいのだ。その姿を見て、ウテナはとても嬉しそうに微笑んでいる。こんな私でも愛してくれる。
「だが大丈夫なのか?」
「はい..あの事はとても残念でしたがあなたの世継ぎを作りたいと思って...」
「あの事は本当に残念だったな。お前もさぞ悲しかっただろう..」
「はい。だけど、いつまでも悲しんでいたらあの子が悲しみますから、そんな私達に神がチャンスをくれたんだと思います」
「神は慈悲深いのだな」
ああ、神よ、感謝いたします。ウテナの涙をぬぐい、彼女と共に夢へと馳せる。
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