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第一章 愛
第19話 ラルクお兄ちゃん
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「ラルクお兄ちゃんと一緒に食べるの~」
「うおっ。アイちゃん」
地面に座っていたラルクお兄ちゃんの足に座ったの。アイはお父さんの足にもよく座ってたの。何だか、懐かしいの。
「ははっ、ラルクが子持ちになったみたいだな」
「妻の前に子供を持つなんてよかったじゃねえか」
「揶揄うんじゃねえよ」
ラルクお兄ちゃんに座るとお兄ちゃんのお友達がお兄ちゃんを揶揄ってるの。お兄ちゃんは顔を真っ赤にしているの。恥ずかしそうなの。
「アイ、お兄さんたちが困っているわよ。こっちにいらっしゃい」
「ここがいいの。安心するの」
「何を言っているのよ。ごめんなさいね。疲れているのに」
「いえ、俺達は孤児院育ちなんで大丈夫ですよ。それにアイちゃんには何だか兄妹みたいなそんな感じがするんですよね」
ルナちゃんがアイの手を引っ張ってラルクお兄ちゃんから離そうとしてきたの。アイはラルクお兄ちゃんと一緒に食事したいの。
ラルクお兄ちゃんもいいって言ってくれてるの、アイも安心するから離れたくないの。
「おいおい、ラルク。お前はオーリーちゃんが好きじゃなかったか?」
「ラルクは幼い子が好きだったんだな~」
「違えよ。そんなんじゃねえんだよ。なんて言うか、お前達に感じるようなそんな感情だよ」
「はっ!?」
「俺達にまで恋心を!?」
「違えって!」
ラルクお兄ちゃんがいっぱい揶揄われているの。レッグさんとレザーさんは楽しそうなの。
「それならいいのだけど、迷惑だったらすぐに言ってくださいね」
「はい、ありがとうございます、ルナ様」
ルナちゃんが諦めてくれたの。何だか、寂しそうな顔をしていたから後で頭をなでなでしてあげるの。アイは大人だから子供のルナちゃんをあやすの。アイはいい子なの。
ラルクお兄ちゃんとシチューみたいな食べ物を食べたの。お兄ちゃん達の冒険の話を聞いて、アイの知らない話ばっかりで面白かったの。ドラゴンさんとか、アニメの世界でとっても面白かったの。アイも魔法が使いたくなったの。
「オーリーちゃんはどんな子なの?」
「おっと、やっぱり、恋のライバルが気になるかな?」
「だから違えよ!」
「はいはい、ラルクは黙ってなって」
「わっぷ!」
ラルクお兄ちゃんの好きな人の話がなかったから聞いてみたの。レザーお兄ちゃんはラルクお兄ちゃんの口を抑えて、捕まえているの。レッグお兄ちゃんはニヤニヤして話し始めたの。
「赤毛の子でな。大剣を振り回す冒険者なのさ。主に乗合馬車って言う馬車の護衛をしているんだ」
「そうそう、オーリーの仲間が体調崩して代打で俺達のパーティーが呼ばれたんだよ。その時に知り合って、ラルクが好きになっちまったんだ」
「俺はオーリーの仲間のイデアちゃんが好きだけどな」
「俺はフランちゃんだな。毎日、回復魔法で癒してほしいぜ」
レッグお兄ちゃんとレザーお兄ちゃんがニヤニヤして話しているの。男の人ってみんなこんな感じなの?
「ラルクお兄ちゃんはオーリーちゃんが好きなの?」
「ぷはっ、覚えてろよ二人共...。ああ、好きだよ」
「好きになるってどんな感じなの?」
「えっ...。そうだな~。気が付くと目がオーリーを探していたり、目が合うと自然と笑っちまうんだ」
ラルクお兄ちゃんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、正直に話してくれたの。アイはまだ、好きな人がいないからわからないけど、何だか羨ましいの。
「でも、気をつけろよお前」
「えっ? 何を?」
「オーリーちゃんを見つめすぎて怖いってフランちゃんが言っていたぜ」
「えっ! 本当か?」
「ああ、イデアちゃんも言ってたぜ。まあ、あっちも満更でもない話をしていたから大丈夫だと思うけどな」
「満更でもないって、オーリーが?」
「レザー、それを言ったら面白くないだろ!」
お兄ちゃん達がじゃれあいながら話しているの。オーリーちゃんとラルクお兄ちゃんは両想いみたいなの。凄くうれしいの、好きな人と同じ思いなのは凄く良い事なの。
「....よし! これが終わったら俺、オーリーに告白する」
「お~、とうとう言ったか」
「こっちは言って欲しいやら言ってほしくないやらでヤキモキしてたけどな」
「なんだよそれ」
「先越されるのがなんかな~」
「な~」
「お前ら~」
ラルクお兄ちゃんが二人を追いかけていくの。みんな笑顔で楽しそうなの。精霊さん達も追いかけっこを始めているの、楽しそうなの。
「うおっ。アイちゃん」
地面に座っていたラルクお兄ちゃんの足に座ったの。アイはお父さんの足にもよく座ってたの。何だか、懐かしいの。
「ははっ、ラルクが子持ちになったみたいだな」
「妻の前に子供を持つなんてよかったじゃねえか」
「揶揄うんじゃねえよ」
ラルクお兄ちゃんに座るとお兄ちゃんのお友達がお兄ちゃんを揶揄ってるの。お兄ちゃんは顔を真っ赤にしているの。恥ずかしそうなの。
「アイ、お兄さんたちが困っているわよ。こっちにいらっしゃい」
「ここがいいの。安心するの」
「何を言っているのよ。ごめんなさいね。疲れているのに」
「いえ、俺達は孤児院育ちなんで大丈夫ですよ。それにアイちゃんには何だか兄妹みたいなそんな感じがするんですよね」
ルナちゃんがアイの手を引っ張ってラルクお兄ちゃんから離そうとしてきたの。アイはラルクお兄ちゃんと一緒に食事したいの。
ラルクお兄ちゃんもいいって言ってくれてるの、アイも安心するから離れたくないの。
「おいおい、ラルク。お前はオーリーちゃんが好きじゃなかったか?」
「ラルクは幼い子が好きだったんだな~」
「違えよ。そんなんじゃねえんだよ。なんて言うか、お前達に感じるようなそんな感情だよ」
「はっ!?」
「俺達にまで恋心を!?」
「違えって!」
ラルクお兄ちゃんがいっぱい揶揄われているの。レッグさんとレザーさんは楽しそうなの。
「それならいいのだけど、迷惑だったらすぐに言ってくださいね」
「はい、ありがとうございます、ルナ様」
ルナちゃんが諦めてくれたの。何だか、寂しそうな顔をしていたから後で頭をなでなでしてあげるの。アイは大人だから子供のルナちゃんをあやすの。アイはいい子なの。
ラルクお兄ちゃんとシチューみたいな食べ物を食べたの。お兄ちゃん達の冒険の話を聞いて、アイの知らない話ばっかりで面白かったの。ドラゴンさんとか、アニメの世界でとっても面白かったの。アイも魔法が使いたくなったの。
「オーリーちゃんはどんな子なの?」
「おっと、やっぱり、恋のライバルが気になるかな?」
「だから違えよ!」
「はいはい、ラルクは黙ってなって」
「わっぷ!」
ラルクお兄ちゃんの好きな人の話がなかったから聞いてみたの。レザーお兄ちゃんはラルクお兄ちゃんの口を抑えて、捕まえているの。レッグお兄ちゃんはニヤニヤして話し始めたの。
「赤毛の子でな。大剣を振り回す冒険者なのさ。主に乗合馬車って言う馬車の護衛をしているんだ」
「そうそう、オーリーの仲間が体調崩して代打で俺達のパーティーが呼ばれたんだよ。その時に知り合って、ラルクが好きになっちまったんだ」
「俺はオーリーの仲間のイデアちゃんが好きだけどな」
「俺はフランちゃんだな。毎日、回復魔法で癒してほしいぜ」
レッグお兄ちゃんとレザーお兄ちゃんがニヤニヤして話しているの。男の人ってみんなこんな感じなの?
「ラルクお兄ちゃんはオーリーちゃんが好きなの?」
「ぷはっ、覚えてろよ二人共...。ああ、好きだよ」
「好きになるってどんな感じなの?」
「えっ...。そうだな~。気が付くと目がオーリーを探していたり、目が合うと自然と笑っちまうんだ」
ラルクお兄ちゃんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、正直に話してくれたの。アイはまだ、好きな人がいないからわからないけど、何だか羨ましいの。
「でも、気をつけろよお前」
「えっ? 何を?」
「オーリーちゃんを見つめすぎて怖いってフランちゃんが言っていたぜ」
「えっ! 本当か?」
「ああ、イデアちゃんも言ってたぜ。まあ、あっちも満更でもない話をしていたから大丈夫だと思うけどな」
「満更でもないって、オーリーが?」
「レザー、それを言ったら面白くないだろ!」
お兄ちゃん達がじゃれあいながら話しているの。オーリーちゃんとラルクお兄ちゃんは両想いみたいなの。凄くうれしいの、好きな人と同じ思いなのは凄く良い事なの。
「....よし! これが終わったら俺、オーリーに告白する」
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「こっちは言って欲しいやら言ってほしくないやらでヤキモキしてたけどな」
「なんだよそれ」
「先越されるのがなんかな~」
「な~」
「お前ら~」
ラルクお兄ちゃんが二人を追いかけていくの。みんな笑顔で楽しそうなの。精霊さん達も追いかけっこを始めているの、楽しそうなの。
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