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第二章 学校
第60話 お姉ちゃんなの
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「そちらが言っていたお友達ですか?」
「はい」
ウテナさんにラルクお兄ちゃんが新しいお友達を紹介しているの。お兄ちゃんの思い人のオーリーさんなの~。赤毛でそこそこお胸もあってきれいな人なの~。でも、お母さんじゃなさそうなの、残念なの。
「これからよろしくお願いしますねオーリーさん」
「は、はい! こちらこそよろしくお願いいたします」
「そちらのお二人もお願いね」
「「あ、はい!」」
みんな、宰相の奥様とは思えない、物腰柔らかなウテナさんに緊張しているみたいなの。ウテナさんは超絶美人だからしょうがないの、会った時よりも髪は綺麗になっているし、ルナちゃんもいるから更に緊張しちゃうの。
「三人にはアイの事も話しておいてね。いちいちびっくりされても大変だから」
「はい! 心得ています」
「アイ?」
ウテナさんがアイを見つめてみんなに話しているの。アイの事を話すって何のことなの?
「アイの事を話すの?」
「そうよ。アイは規格外だから大抵の人は驚くわ」
「そうなの?」
アイが首を傾げてルナちゃんに聞くとルナちゃんはあきれて首を振っているの。アイって規格外なの! 規格外ってルナちゃんに聞いたらすごい人の事らしいの、アイはすごいの!
「皆さんもお風呂にはいったら驚くはずよ」
「お風呂ですか?」
「そうよ。綺麗になれるお風呂なの。この髪もそのおかげなのよ」
「はあ?」
ウテナさんが自慢げに髪を触って話しているの。オーリーさんたちは首を傾げて聞いているの。普通に自慢されていると感じているみたいだけど、お風呂に入ってその考えが変わったみたいなの。
オーリーさんたちがお風呂から上がってきて、ウテナさん達に報告しているの。
「肌も綺麗になって、古傷もなくなっています!」
「凄い凄いよ~」
「レッグ達も綺麗になっていたのはそういうことだったのね」
お姉ちゃんたちはすごいはしゃいでいるの。とってもきれいになったお姉ちゃんたち、お兄ちゃんたちも頬を赤くしていて喜んでいるの。
「それでは皆さん、今日からよろしくお願いしますね」
『はい!』
ウテナさんの笑顔にみんな元気よく答えたの。これからよろしくお願いなの~。
「お兄ちゃ~ん」
「アイちゃん、また来たのかい?」
今日はお休みだからお兄ちゃんと遊ぼうと思ってやってきたの。お兄ちゃんたちの屋敷はすぐそこだから、少し飛ぶだけでつくの。
「アイ様、おはようございます」
「おはようございますなのオーリーさん!」
「きゃ、アイ様、くすぐったいです」
オーリーさんのお胸にダイブしたの、お姉ちゃんのお胸はお母さんと違ってフカフカで丁度いいの。レイお姉ちゃんは大きすぎるからあんまりよくないの。腕が届かないから抱き着けないの、残念なの。
「ははは、オーリーが子持ちになったぞ~」
「ふふ、そうね」
イデアさんとフランさんがオーリーさんを揶揄っているの。何だか、どっかで聞いたの。
「俺達と同じこと言ってるな」
「だな」
そうなの、お兄ちゃんたちと同じ反応なの。似た者同士でみんな仲がいいの。
「アイちゃん、今日は俺達と買い物に行こうか?」
「買い物? いくの~」
お兄ちゃんが買い物に誘ってくれたの。そういえば、ホワイトランスは探検していないの。あんまり一人で外に行かないように言われていたからいつもは家でルナちゃんと遊んでいたの。
「アイ様は外に出て大丈夫なの?」
「一人じゃなければ大丈夫って言われてるから一緒に行動すればいいだろ?」
「一緒に行くの~」
オーリーさんが心配しているけど、ラルクお兄ちゃんがアイに笑顔を向けて答えたの。アイも元気に答えるの!
オーリーさんとラルクお兄ちゃんに手を握ってもらって市場に向かうの。何だか、お母さんとお父さんと一緒にいるみたいで嬉しいの。
「アイ様、何か欲しいものはありますか?」
「ジュース飲みたいの~」
「じゃあ、あちらのオレンジジュースにしましょうか?」
オーリーさんはアイにとっても優しくしてくれるの。嬉しいけど、オーリーさんも何か欲しいものがあるはずなの。
「オーリーさんも何か買うの!」
「私は欲しいものないですよアイ様」
「オーリーさん! 今度からアイの事はアイ様じゃなくてアイちゃんっていうの!」
「え?」
オーリーさんはアイの事を貴族さんと勘違いしているみたいなの。アイの事は呼び捨てでいいの。
「でも、いいのかな?」
「俺もアイちゃんって言ってるし、アイちゃんがそういってるんだからそうした方がいい。長い付き合いになるんだから」
「じゃあ、アイちゃんって呼んでいいかな?」
「はいなの!」
「アイちゃんも私の事はオーリーって呼び捨てでいいわよ」
「じゃあ、アイもオーリーちゃんって呼ぶの!」
オーリーちゃんはお母さんって感じはしないけど、優しくていい人なの。アイに笑顔を向けてくれて、嬉しいの。
「次はアイちゃんのお洋服を買いに行きましょ」
「はいなの!」
「おいおい、そんなに走ると危ないぞ」
オーリーちゃんはお洋服が買いたいみたいなの。ルナちゃんと一緒で自分が買いたいけど、アイのお洋服を買うって言っているの。お母さんと一緒で何だかおかしいの。
「はい」
ウテナさんにラルクお兄ちゃんが新しいお友達を紹介しているの。お兄ちゃんの思い人のオーリーさんなの~。赤毛でそこそこお胸もあってきれいな人なの~。でも、お母さんじゃなさそうなの、残念なの。
「これからよろしくお願いしますねオーリーさん」
「は、はい! こちらこそよろしくお願いいたします」
「そちらのお二人もお願いね」
「「あ、はい!」」
みんな、宰相の奥様とは思えない、物腰柔らかなウテナさんに緊張しているみたいなの。ウテナさんは超絶美人だからしょうがないの、会った時よりも髪は綺麗になっているし、ルナちゃんもいるから更に緊張しちゃうの。
「三人にはアイの事も話しておいてね。いちいちびっくりされても大変だから」
「はい! 心得ています」
「アイ?」
ウテナさんがアイを見つめてみんなに話しているの。アイの事を話すって何のことなの?
「アイの事を話すの?」
「そうよ。アイは規格外だから大抵の人は驚くわ」
「そうなの?」
アイが首を傾げてルナちゃんに聞くとルナちゃんはあきれて首を振っているの。アイって規格外なの! 規格外ってルナちゃんに聞いたらすごい人の事らしいの、アイはすごいの!
「皆さんもお風呂にはいったら驚くはずよ」
「お風呂ですか?」
「そうよ。綺麗になれるお風呂なの。この髪もそのおかげなのよ」
「はあ?」
ウテナさんが自慢げに髪を触って話しているの。オーリーさんたちは首を傾げて聞いているの。普通に自慢されていると感じているみたいだけど、お風呂に入ってその考えが変わったみたいなの。
オーリーさんたちがお風呂から上がってきて、ウテナさん達に報告しているの。
「肌も綺麗になって、古傷もなくなっています!」
「凄い凄いよ~」
「レッグ達も綺麗になっていたのはそういうことだったのね」
お姉ちゃんたちはすごいはしゃいでいるの。とってもきれいになったお姉ちゃんたち、お兄ちゃんたちも頬を赤くしていて喜んでいるの。
「それでは皆さん、今日からよろしくお願いしますね」
『はい!』
ウテナさんの笑顔にみんな元気よく答えたの。これからよろしくお願いなの~。
「お兄ちゃ~ん」
「アイちゃん、また来たのかい?」
今日はお休みだからお兄ちゃんと遊ぼうと思ってやってきたの。お兄ちゃんたちの屋敷はすぐそこだから、少し飛ぶだけでつくの。
「アイ様、おはようございます」
「おはようございますなのオーリーさん!」
「きゃ、アイ様、くすぐったいです」
オーリーさんのお胸にダイブしたの、お姉ちゃんのお胸はお母さんと違ってフカフカで丁度いいの。レイお姉ちゃんは大きすぎるからあんまりよくないの。腕が届かないから抱き着けないの、残念なの。
「ははは、オーリーが子持ちになったぞ~」
「ふふ、そうね」
イデアさんとフランさんがオーリーさんを揶揄っているの。何だか、どっかで聞いたの。
「俺達と同じこと言ってるな」
「だな」
そうなの、お兄ちゃんたちと同じ反応なの。似た者同士でみんな仲がいいの。
「アイちゃん、今日は俺達と買い物に行こうか?」
「買い物? いくの~」
お兄ちゃんが買い物に誘ってくれたの。そういえば、ホワイトランスは探検していないの。あんまり一人で外に行かないように言われていたからいつもは家でルナちゃんと遊んでいたの。
「アイ様は外に出て大丈夫なの?」
「一人じゃなければ大丈夫って言われてるから一緒に行動すればいいだろ?」
「一緒に行くの~」
オーリーさんが心配しているけど、ラルクお兄ちゃんがアイに笑顔を向けて答えたの。アイも元気に答えるの!
オーリーさんとラルクお兄ちゃんに手を握ってもらって市場に向かうの。何だか、お母さんとお父さんと一緒にいるみたいで嬉しいの。
「アイ様、何か欲しいものはありますか?」
「ジュース飲みたいの~」
「じゃあ、あちらのオレンジジュースにしましょうか?」
オーリーさんはアイにとっても優しくしてくれるの。嬉しいけど、オーリーさんも何か欲しいものがあるはずなの。
「オーリーさんも何か買うの!」
「私は欲しいものないですよアイ様」
「オーリーさん! 今度からアイの事はアイ様じゃなくてアイちゃんっていうの!」
「え?」
オーリーさんはアイの事を貴族さんと勘違いしているみたいなの。アイの事は呼び捨てでいいの。
「でも、いいのかな?」
「俺もアイちゃんって言ってるし、アイちゃんがそういってるんだからそうした方がいい。長い付き合いになるんだから」
「じゃあ、アイちゃんって呼んでいいかな?」
「はいなの!」
「アイちゃんも私の事はオーリーって呼び捨てでいいわよ」
「じゃあ、アイもオーリーちゃんって呼ぶの!」
オーリーちゃんはお母さんって感じはしないけど、優しくていい人なの。アイに笑顔を向けてくれて、嬉しいの。
「次はアイちゃんのお洋服を買いに行きましょ」
「はいなの!」
「おいおい、そんなに走ると危ないぞ」
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