11 / 165
第一章 始まり
第十話 製作中
しおりを挟む
夜は宿屋で過ごすことにしたのだが寝てしまったので眠れません。なので僕は製作した物のあまりを使って有る物を作ってみようと思いました。
この街に来る途中、僕は荷物が多くて困ったんだよね。だからそうならない為のアイテム、アイテムバックを作る事が出来ないかと思った。アイテムバックは伝説級のアイテムなんだけど存在している限り最高レベルである僕なら作れるはずだ...自分で僕なら作れるなんて言うのは何だかこっぱずかしい。だがいけるはずだ。
「皮の残りと糸を使って巾着袋を作る」
ここまでは普通の袋と一緒だ。ここからが違う。
「スキルカードは~っと」
僕はスキルカードを手に取って製作スキル欄の魔道具製作を触る。割り振りポイントから7注いでマックスです。しかし、このスキルポイントも訳が分からないな~。確か普通の人はスキルを使えば使うほどレベルがあがるはず。なのに僕は何かをするとポイントが増えている。その何かが分かれば全部ポイント使っちゃうんだけど。まあ、今のポイントでも十分製作系のスキルを全取得できるのでいいんですけどね。
「という事で!じゃっじゃ~ん出来ました~」
魔道具製作スキルがマックスの為、魔力を注ぐという工程が要らなくなってます。本当なら魔道具を作るのに相当なマナが必要なんだけどそれがほぼ0になっているのでレベル1の僕でも大丈夫。ちなみに今僕が作ったアイテムは伝説級のアイテム、なので熟練の魔術師の人が3人で24時間体制でマナを注いで3日かかるとか聞いた事がある代物です。
「僕のアイテムバッグちゃん!」
そうです、僕が作ったのはアイテムバッグです。世にも珍しい亜空間と繋がるアイテム入れ、時間も止まってアツアツの料理はアツアツのまま、冷たい料理も冷たいままなんですよ。魔法って凄いな~。勇者って言われていた英雄が持ち歩いてたって聞いて作れるかなと思ったら出来てしまいました、流石スキルレベル7。
でも、アイテムバッグは伝説級のアイテムだから、あんまり見せびらかさない方がいい。特に僕みたいなレベル1が持ってたら殺されて奪われちゃう。
「ブルブルッ、考えただけで怖いよ。僕は何て物を作っちゃったんだろう。よ~し、殺されない為にも、もっと作るぞー」
ルークは殺されないためにと言って強力な装飾品を作ってしまう。また、それも狙われる物になりうるというのに。
「全身骨骨~、だけど、神聖な波動があるね」
ボーンアーマーを作ってみたんだけど、魔道具製作が最高レベルになっている為か、月下の剣よりもオーラが凄い事になってる。今気づいたんだけど、こんなものホイホイ売っても狙われるんじゃ?。
やっと気づいたかルーク、流石にそれは売れないぞ。
「...まあ、いいか。売らないで、もしもの時用に取っておこう。まだまだ、作るぞ~」
製作が楽しすぎてルークの夜は長くなっていく。しかし、ルークはいつ気付くんだ。スタミナが減らない事に。
「うふふふ~、骨だからボンチャンかな~」
ルークの製作は止まらない。アイテムバッグが手に入った事で荷物の心配はなくなった。なのでこの暴走は留まる事を知らないのだ。
「あ~そうだ~。野草も拾っておいたからポーションも作ってみよ~」
やめられない止まらない、誰もルークを止められない。
手持ちの野草をポーションに変換させていくルーク。アイテムバッグのような便利な物を持っていなかった為、数は少ないがスキルのおかげで少量でも相当な数が出来上がっていく。
「コラ!今何時だと思ってるんだい!!」
「ヒァ!!」
と思ったらスリンがカンカンに怒って部屋に入ってきた。部屋に乱雑に置かれた伝説級のアイテムを見ることなくスリンはルークに近づき拳骨をくわえた。
ルークは製作に夢中で時間を忘れていた。もう、夜の2時である。よいこは寝ましょう。
「寝てしまって眠れないのは分かるが私らは眠いんだよ。だから、もう寝なさい」
「あう、...は~い」
「ふふ、時間はいくらでもあるんだ。そんなに急がなくていいんだよ。お金だってあんたなら大丈夫さ」
僕が拳骨に驚いて俯いているとスリンさんは僕の頭を撫でた。何だか本当にお母さんと言いそうになるがグッと堪えた。僕は15歳になったんだ。成人している子がそんなんじゃダメだもんね。
「じゃあ、お休み」
「おやすみなさい」
僕はすぐに散らかっていたアイテムをしまう。スリンさんはアイテムを見てはいなかったみたいだけど、こういう事があるから作ったらすぐにしまおう。
僕は今日の事を心に刻んで眠りにつく。
「眠くないからさっき作った睡眠のポーションを飲もう」
通常、毒として用いられる睡眠ポーション。簡単な草で作られるのだがポーション製作のスキルランクが4は、いっていないと作れない。なのでとても貴重な物である。
「あ~眠くなってきた~」
パタッとルークは倒れた、まるで毒でも盛られて死んだように。
この街に来る途中、僕は荷物が多くて困ったんだよね。だからそうならない為のアイテム、アイテムバックを作る事が出来ないかと思った。アイテムバックは伝説級のアイテムなんだけど存在している限り最高レベルである僕なら作れるはずだ...自分で僕なら作れるなんて言うのは何だかこっぱずかしい。だがいけるはずだ。
「皮の残りと糸を使って巾着袋を作る」
ここまでは普通の袋と一緒だ。ここからが違う。
「スキルカードは~っと」
僕はスキルカードを手に取って製作スキル欄の魔道具製作を触る。割り振りポイントから7注いでマックスです。しかし、このスキルポイントも訳が分からないな~。確か普通の人はスキルを使えば使うほどレベルがあがるはず。なのに僕は何かをするとポイントが増えている。その何かが分かれば全部ポイント使っちゃうんだけど。まあ、今のポイントでも十分製作系のスキルを全取得できるのでいいんですけどね。
「という事で!じゃっじゃ~ん出来ました~」
魔道具製作スキルがマックスの為、魔力を注ぐという工程が要らなくなってます。本当なら魔道具を作るのに相当なマナが必要なんだけどそれがほぼ0になっているのでレベル1の僕でも大丈夫。ちなみに今僕が作ったアイテムは伝説級のアイテム、なので熟練の魔術師の人が3人で24時間体制でマナを注いで3日かかるとか聞いた事がある代物です。
「僕のアイテムバッグちゃん!」
そうです、僕が作ったのはアイテムバッグです。世にも珍しい亜空間と繋がるアイテム入れ、時間も止まってアツアツの料理はアツアツのまま、冷たい料理も冷たいままなんですよ。魔法って凄いな~。勇者って言われていた英雄が持ち歩いてたって聞いて作れるかなと思ったら出来てしまいました、流石スキルレベル7。
でも、アイテムバッグは伝説級のアイテムだから、あんまり見せびらかさない方がいい。特に僕みたいなレベル1が持ってたら殺されて奪われちゃう。
「ブルブルッ、考えただけで怖いよ。僕は何て物を作っちゃったんだろう。よ~し、殺されない為にも、もっと作るぞー」
ルークは殺されないためにと言って強力な装飾品を作ってしまう。また、それも狙われる物になりうるというのに。
「全身骨骨~、だけど、神聖な波動があるね」
ボーンアーマーを作ってみたんだけど、魔道具製作が最高レベルになっている為か、月下の剣よりもオーラが凄い事になってる。今気づいたんだけど、こんなものホイホイ売っても狙われるんじゃ?。
やっと気づいたかルーク、流石にそれは売れないぞ。
「...まあ、いいか。売らないで、もしもの時用に取っておこう。まだまだ、作るぞ~」
製作が楽しすぎてルークの夜は長くなっていく。しかし、ルークはいつ気付くんだ。スタミナが減らない事に。
「うふふふ~、骨だからボンチャンかな~」
ルークの製作は止まらない。アイテムバッグが手に入った事で荷物の心配はなくなった。なのでこの暴走は留まる事を知らないのだ。
「あ~そうだ~。野草も拾っておいたからポーションも作ってみよ~」
やめられない止まらない、誰もルークを止められない。
手持ちの野草をポーションに変換させていくルーク。アイテムバッグのような便利な物を持っていなかった為、数は少ないがスキルのおかげで少量でも相当な数が出来上がっていく。
「コラ!今何時だと思ってるんだい!!」
「ヒァ!!」
と思ったらスリンがカンカンに怒って部屋に入ってきた。部屋に乱雑に置かれた伝説級のアイテムを見ることなくスリンはルークに近づき拳骨をくわえた。
ルークは製作に夢中で時間を忘れていた。もう、夜の2時である。よいこは寝ましょう。
「寝てしまって眠れないのは分かるが私らは眠いんだよ。だから、もう寝なさい」
「あう、...は~い」
「ふふ、時間はいくらでもあるんだ。そんなに急がなくていいんだよ。お金だってあんたなら大丈夫さ」
僕が拳骨に驚いて俯いているとスリンさんは僕の頭を撫でた。何だか本当にお母さんと言いそうになるがグッと堪えた。僕は15歳になったんだ。成人している子がそんなんじゃダメだもんね。
「じゃあ、お休み」
「おやすみなさい」
僕はすぐに散らかっていたアイテムをしまう。スリンさんはアイテムを見てはいなかったみたいだけど、こういう事があるから作ったらすぐにしまおう。
僕は今日の事を心に刻んで眠りにつく。
「眠くないからさっき作った睡眠のポーションを飲もう」
通常、毒として用いられる睡眠ポーション。簡単な草で作られるのだがポーション製作のスキルランクが4は、いっていないと作れない。なのでとても貴重な物である。
「あ~眠くなってきた~」
パタッとルークは倒れた、まるで毒でも盛られて死んだように。
242
あなたにおすすめの小説
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる