123 / 170
第五部第二章
運命の時
しおりを挟む
彼女は笑って見せた。これは、戦場から帰った夫に対する愛でしかなかった。
たぶん俺が生きている理由は今ここにあるのだろう。彼女という美しく、儚い存在。
今にもないていいかと問いをかけてしまうかもしれないと考えるほど彼女は、尊い。
眼中に収めるのは、流石に勿体無いほどのお姿だ。今日から彼女を平和にしてあげたいと思った。
彼女は本が好きだから、何か本をプレゼントしてあげるのもいいことだろうな。
なんの方が良いだろうか? やっぱり、恋愛小説がいいのかもしれない。最近は彼女も本に飢えているし。
俺は伝達で、執事たちにこう伝えた。
[小説を持ってきてくれないか? 恋愛小説でミアが好きなジャンルの恋愛小説をお願いする]
そうすると、すぐにドアをノックされた。さすが有能な執事たちだ。言ったことはすぐにやってくれる。これが、誇りに思えるうちの執事たちだ。
「入ってよろしい」
俺がそう大きな声で言うと、ゆっくりドアが開いた。執事が独りできた。片手には黒い表紙の本を持っていた。
結構太くて、ミアが満足できるくらい読める本であろう。
ちょうどいい本を持ってきてくれた執事に感謝だ。飲み込みも早いから、ミアにプレゼントするということを理解しているだろう。
「これは、ミア様にプレゼントです」
ミアにゆっくり近づき、執事は機嫌気褄を取るように跪き本をミアに渡した。
「これはプレゼントでございます」
太平楽を並べるように立ち上がると、執事は颯爽と扉の方へと歩き出した。
この一瞬の動きだけだったけど、丁寧さが感じられた。
さすがは俺が見込んだだけある、執事だ。
執事長にも任命していいと思う。それくらい俺は彼を信用している。
名前は確か、クレオパトラ・ベニークルーじゃなかったけ? 今度任命式をやるとしよう。
「ミア、この本はどうだ?」
何気ない質問に自分でも感動してしまう。こんな質問をできるくらいの余裕を常に持っておきたいと感じたが、これからはもっと、忙しくなって戦闘も悪化するだろう。
犠牲者まで出る可能性がある。
「いいね、この本古いけど面白そう」
確かに、表紙は古いけど、何か頑張ったオーラを感じた。
作者が念入りに書いたのだろう。今もたぶん生きているだろうけど、作者名を確認するとクレオパトラ・ベニークルーでさっきの執事の名前だった。
まさか自分が筆蹟した本を、読ませにくるとはなかなか、悪ですね。
このような悪巧みが、後々の未来を輝かせると言っても過言ではない・・・・・。特に真面目な者が悪巧みした場合は。
俺は真面目なのだろうか?
周りはまじめ者が多いが、自分は違う気がする。ただの脳筋としか思えない。自分はただの脳筋で戦いのことに関してしか、頭が回らない。
それは守ると言う気持ちが大きいからだと、誰かに言われたが真実はよくわからない。どうして自分は、戦いに向かうのかわからない。
ただ戦いたいからだとか、そんな甘ったるいことじゃない。
何か戦いたいじゃない、平和にしたいということで戦わないといけない。でも、この目に映すとそうは思えなくなっている。
戦いを見ると加勢したくなってしまうのが、本能のように体が動いてしまう。
ダメだとわかってもほって置けない。そう考えて、すぐに加勢してしまう。まあそのお陰で、今魔界は平和になっている。
結果オーライとかの言葉で片付ける何、ミアは嫌だろう。俺が怪我するだけじゃなくて、兵士が傷を負っただけで涙を流すこともある。
とても、考えられない。
確かに兵士が傷ついたのは、嫌だが涙を流すことはしない。
理由は、兵士だからだ。
怪我をしない兵士は兵士じゃないと思っていない。確かに強敵じゃなければ怪我などしないと思うが、雑魚敵相手に傷を負った場合はその兵士が悪いのでは? と考えてしまうことがあるが、最近はできるだけそんなことを考えないようにしている。
自分も雑魚敵に負けるかもしれないから、安心していては絶対ダメだ。
「この小説、恋愛小説だけど、すごく深くてミステリー小説みたいな小説だね?」
ミアがベッドに横たわって、本を読みながらそう呟いた。ミステリー小説に似ている小説というのはなかなか深そうだ。
俺もたまに、小説を読むがミアほどではない。ミアは毎日にのように、読書をしている。
本当に読書家だ。
「ミステリー小説かー、どんな感じ?」
「霊を探す旅をしているけど、その間に恋をするって話」
霊を探すってところでホラー感が強まった。だけど、恋を入れることによって、恋愛ミステリー、と、コーヒーに砂糖を入れたように甘くなった。
だから、読みたくなるのだろう。
「面白そうだね」
それだけ言って、俺はミアの隣に横になった。
甘い香りと、本の古い紙の匂いがする。まるで睡眠魔法のように寝れそうだった。匂いだけでこれだけ眠れるようになるのかもしれない。
だんだん目が瞑ってきた。眠い証拠だろうか? でも、今寝たら後あり後悔するかもしれない・・・・・。俺は黙ってミアに抱きつくと眠ってしまった。
どんな夢wp見るのだろうか? もしかしたらもう夢の中ー・・・・・」
たぶん俺が生きている理由は今ここにあるのだろう。彼女という美しく、儚い存在。
今にもないていいかと問いをかけてしまうかもしれないと考えるほど彼女は、尊い。
眼中に収めるのは、流石に勿体無いほどのお姿だ。今日から彼女を平和にしてあげたいと思った。
彼女は本が好きだから、何か本をプレゼントしてあげるのもいいことだろうな。
なんの方が良いだろうか? やっぱり、恋愛小説がいいのかもしれない。最近は彼女も本に飢えているし。
俺は伝達で、執事たちにこう伝えた。
[小説を持ってきてくれないか? 恋愛小説でミアが好きなジャンルの恋愛小説をお願いする]
そうすると、すぐにドアをノックされた。さすが有能な執事たちだ。言ったことはすぐにやってくれる。これが、誇りに思えるうちの執事たちだ。
「入ってよろしい」
俺がそう大きな声で言うと、ゆっくりドアが開いた。執事が独りできた。片手には黒い表紙の本を持っていた。
結構太くて、ミアが満足できるくらい読める本であろう。
ちょうどいい本を持ってきてくれた執事に感謝だ。飲み込みも早いから、ミアにプレゼントするということを理解しているだろう。
「これは、ミア様にプレゼントです」
ミアにゆっくり近づき、執事は機嫌気褄を取るように跪き本をミアに渡した。
「これはプレゼントでございます」
太平楽を並べるように立ち上がると、執事は颯爽と扉の方へと歩き出した。
この一瞬の動きだけだったけど、丁寧さが感じられた。
さすがは俺が見込んだだけある、執事だ。
執事長にも任命していいと思う。それくらい俺は彼を信用している。
名前は確か、クレオパトラ・ベニークルーじゃなかったけ? 今度任命式をやるとしよう。
「ミア、この本はどうだ?」
何気ない質問に自分でも感動してしまう。こんな質問をできるくらいの余裕を常に持っておきたいと感じたが、これからはもっと、忙しくなって戦闘も悪化するだろう。
犠牲者まで出る可能性がある。
「いいね、この本古いけど面白そう」
確かに、表紙は古いけど、何か頑張ったオーラを感じた。
作者が念入りに書いたのだろう。今もたぶん生きているだろうけど、作者名を確認するとクレオパトラ・ベニークルーでさっきの執事の名前だった。
まさか自分が筆蹟した本を、読ませにくるとはなかなか、悪ですね。
このような悪巧みが、後々の未来を輝かせると言っても過言ではない・・・・・。特に真面目な者が悪巧みした場合は。
俺は真面目なのだろうか?
周りはまじめ者が多いが、自分は違う気がする。ただの脳筋としか思えない。自分はただの脳筋で戦いのことに関してしか、頭が回らない。
それは守ると言う気持ちが大きいからだと、誰かに言われたが真実はよくわからない。どうして自分は、戦いに向かうのかわからない。
ただ戦いたいからだとか、そんな甘ったるいことじゃない。
何か戦いたいじゃない、平和にしたいということで戦わないといけない。でも、この目に映すとそうは思えなくなっている。
戦いを見ると加勢したくなってしまうのが、本能のように体が動いてしまう。
ダメだとわかってもほって置けない。そう考えて、すぐに加勢してしまう。まあそのお陰で、今魔界は平和になっている。
結果オーライとかの言葉で片付ける何、ミアは嫌だろう。俺が怪我するだけじゃなくて、兵士が傷を負っただけで涙を流すこともある。
とても、考えられない。
確かに兵士が傷ついたのは、嫌だが涙を流すことはしない。
理由は、兵士だからだ。
怪我をしない兵士は兵士じゃないと思っていない。確かに強敵じゃなければ怪我などしないと思うが、雑魚敵相手に傷を負った場合はその兵士が悪いのでは? と考えてしまうことがあるが、最近はできるだけそんなことを考えないようにしている。
自分も雑魚敵に負けるかもしれないから、安心していては絶対ダメだ。
「この小説、恋愛小説だけど、すごく深くてミステリー小説みたいな小説だね?」
ミアがベッドに横たわって、本を読みながらそう呟いた。ミステリー小説に似ている小説というのはなかなか深そうだ。
俺もたまに、小説を読むがミアほどではない。ミアは毎日にのように、読書をしている。
本当に読書家だ。
「ミステリー小説かー、どんな感じ?」
「霊を探す旅をしているけど、その間に恋をするって話」
霊を探すってところでホラー感が強まった。だけど、恋を入れることによって、恋愛ミステリー、と、コーヒーに砂糖を入れたように甘くなった。
だから、読みたくなるのだろう。
「面白そうだね」
それだけ言って、俺はミアの隣に横になった。
甘い香りと、本の古い紙の匂いがする。まるで睡眠魔法のように寝れそうだった。匂いだけでこれだけ眠れるようになるのかもしれない。
だんだん目が瞑ってきた。眠い証拠だろうか? でも、今寝たら後あり後悔するかもしれない・・・・・。俺は黙ってミアに抱きつくと眠ってしまった。
どんな夢wp見るのだろうか? もしかしたらもう夢の中ー・・・・・」
11
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる