126 / 170
第五部第二章
女神到来
しおりを挟む
見事、二人で紋様を出せた。これを秘めていけば、いざ戦闘状態に入っても大丈夫だろう。
コツはもう掴んだから自由自身に紋様を出せるかのかもしれない。まあ戦闘時は、考え事をする暇なんてないけどね。
特にルカとの戦いでは隙を少しでも見せたら死ぬ。紋様が簡単に出せるからといって、油断は禁物だよな。
あっちも、すげえ技を持っているのかもしれねえしな。
そんなことを呑気に、考えていると、衝撃波がこっちまで飛んできた。膨大な魔力を、俺は感知した。でも、ルカなんかじゃない。
女神族の魔力だ。
でも、女神族の王に近い存在だろう。それに、話し合いに来たわけでもなさそうだ。
ぶった斬って終了かもしれないな。まあひとまず、俺が出迎えるか。
王妃もいた方が、良いかもしれないから、ミアも連れていく。移動手段はもちろん瞬間移動でいいだろう。
俺は、彼女を抱きしめて指を鳴らした。この動作でテレポーションができるのはなかなかだ。
女神族のところに着くと、笑っている女神が一柱いた。魔力的に結構強いが、俺の足元にも及ばない。
だから、戦いに来たわけじゃななさそうだ。
「何しに来た」
「特になんでもない」
女神族というのに、どうして男が来るのか、それがわからないまま、睨め付ける。
この女神は剣を持っている。そして、魔法を使うのか杖も持っていて完全装備という感じになっている。まさに戦闘体制いや、戦闘準備は万全ということのようだ。
だけど、戦いに来たわけではなさそうだ。まあ戦闘が避けたかった、俺にはラッキーとしか言いようがない。
「ならなぜ来た?」
「ここに、本はあるか?」
女神は頬を赤くした。どうして、本なんかのことを訊くのだろう? それも魔王にわざわざ。
「あるが、それをどうした?」
女神は、俺の言葉に黄昏るのようにして横を見た。何か恥ずかしいことでもあるのかもしれない。それなら尚更聞きたくなるのが、秘密という秘めて隠しているものなのだ。
まあ言って、しまえば秘密でもなんでもなくなるのであるが。
「一冊本を貸してくれ」
恥ずかしいように俯く、女神は貴重としか言いようがないような、顔をしている。
こんな顔滅多に見ることはできないだろう。
「一冊本、いいだろう。でも何に使うのだ?」
俺がさらに問いをかけると、彼は頬を赤くした。まるで女のようだった。でも、ガタイがそれを否定しているため、そうは見えないのが本音である。
まあそんなことを言ったら怒られるかもしれないから言わない。
ここで戦闘はごめんだ。出来るだけそんなことはしたくないし戦闘下に陥った場合は、どうするべきだろうか?
女神の世界に戻すべきだろうな。それ以外に方針はないしそれでいいと思われる。
殺してしまったら不可侵条約を、結ぶことはできなくなる、かもしれない。
「女神の王、神王様が全ての本を読み尽くしてしまい、魔界の本を読みたいと言うのだ。もちろんだが小説である
呆れたように女神が話すが、俺は何も思わなかった。確かにこんなことのために、こんな話を持ち出すとはと思ったが、無事平和に解決できるのであればお安い御用である。
「いいだろう。それと、神王という輩も今度話がある」
その話とは、もちろん不可侵条約である。不可侵条約を結べば、こんな回の戦争も女神族と戦わなくて済む。
女神族は強敵だから戦いたくない部族だ。まあ確かに、人間や巨人、鬼、妖精、精霊などと強敵は他にもいるが、話が通じるのは女神族だけだろう。
人間の者たちは、絶対に不可侵条約を結んでくれないだろうな。悪魔の場合は、ルカが王となっているため、不可侵条約もクソもないだろう。
「ああ、分かった。それで、本をくれないか? もうそろそろ。神王様の怒りを買ってしまう」
俺は、異世界袋から本を一冊出した。この本は魔界では人気の方である。
製造魔力で作り出しているから、何冊も印刷してある。全部に目を通さなくても、触れるだけで同じ物が作れる。まさにチートの魔力である。
「はい、これはまあまあ人気の本だ。ジャンルはミステリーだ」
女神は確かに本を持つとどこかに消えていった。さっきはテレポーション使わず来たけど、帰りはテレポーションを使うのであった。
まあ魔力消費が激しいからそれは当たり前だろう。俺も確かに魔力は消費するしテレポーション魔力は急ぎとかじゃなければ使う機会はあまりない。
テレポーション魔力を使いすぎると肌荒れもして体力も、消費して次の日は動けないくらい衰弱するだろうな。
こんな感じで、デメリットは大きい。
「あの本、私も読んだことあるけど、面白かったよねー?」
彼女が笑ってそう言った。俺は微笑みで返して、頷いた。
その後、魔王城に帰ると、シャワーを使い、彼女は本を読んでいる姿を見ていた。
魔力は完全にゼロにしているため、魔力消費はしていない。だから、楽々歩けて明日のために頑張れる。
「その本はどうかな? あの執事作家志望だとわね」
コツはもう掴んだから自由自身に紋様を出せるかのかもしれない。まあ戦闘時は、考え事をする暇なんてないけどね。
特にルカとの戦いでは隙を少しでも見せたら死ぬ。紋様が簡単に出せるからといって、油断は禁物だよな。
あっちも、すげえ技を持っているのかもしれねえしな。
そんなことを呑気に、考えていると、衝撃波がこっちまで飛んできた。膨大な魔力を、俺は感知した。でも、ルカなんかじゃない。
女神族の魔力だ。
でも、女神族の王に近い存在だろう。それに、話し合いに来たわけでもなさそうだ。
ぶった斬って終了かもしれないな。まあひとまず、俺が出迎えるか。
王妃もいた方が、良いかもしれないから、ミアも連れていく。移動手段はもちろん瞬間移動でいいだろう。
俺は、彼女を抱きしめて指を鳴らした。この動作でテレポーションができるのはなかなかだ。
女神族のところに着くと、笑っている女神が一柱いた。魔力的に結構強いが、俺の足元にも及ばない。
だから、戦いに来たわけじゃななさそうだ。
「何しに来た」
「特になんでもない」
女神族というのに、どうして男が来るのか、それがわからないまま、睨め付ける。
この女神は剣を持っている。そして、魔法を使うのか杖も持っていて完全装備という感じになっている。まさに戦闘体制いや、戦闘準備は万全ということのようだ。
だけど、戦いに来たわけではなさそうだ。まあ戦闘が避けたかった、俺にはラッキーとしか言いようがない。
「ならなぜ来た?」
「ここに、本はあるか?」
女神は頬を赤くした。どうして、本なんかのことを訊くのだろう? それも魔王にわざわざ。
「あるが、それをどうした?」
女神は、俺の言葉に黄昏るのようにして横を見た。何か恥ずかしいことでもあるのかもしれない。それなら尚更聞きたくなるのが、秘密という秘めて隠しているものなのだ。
まあ言って、しまえば秘密でもなんでもなくなるのであるが。
「一冊本を貸してくれ」
恥ずかしいように俯く、女神は貴重としか言いようがないような、顔をしている。
こんな顔滅多に見ることはできないだろう。
「一冊本、いいだろう。でも何に使うのだ?」
俺がさらに問いをかけると、彼は頬を赤くした。まるで女のようだった。でも、ガタイがそれを否定しているため、そうは見えないのが本音である。
まあそんなことを言ったら怒られるかもしれないから言わない。
ここで戦闘はごめんだ。出来るだけそんなことはしたくないし戦闘下に陥った場合は、どうするべきだろうか?
女神の世界に戻すべきだろうな。それ以外に方針はないしそれでいいと思われる。
殺してしまったら不可侵条約を、結ぶことはできなくなる、かもしれない。
「女神の王、神王様が全ての本を読み尽くしてしまい、魔界の本を読みたいと言うのだ。もちろんだが小説である
呆れたように女神が話すが、俺は何も思わなかった。確かにこんなことのために、こんな話を持ち出すとはと思ったが、無事平和に解決できるのであればお安い御用である。
「いいだろう。それと、神王という輩も今度話がある」
その話とは、もちろん不可侵条約である。不可侵条約を結べば、こんな回の戦争も女神族と戦わなくて済む。
女神族は強敵だから戦いたくない部族だ。まあ確かに、人間や巨人、鬼、妖精、精霊などと強敵は他にもいるが、話が通じるのは女神族だけだろう。
人間の者たちは、絶対に不可侵条約を結んでくれないだろうな。悪魔の場合は、ルカが王となっているため、不可侵条約もクソもないだろう。
「ああ、分かった。それで、本をくれないか? もうそろそろ。神王様の怒りを買ってしまう」
俺は、異世界袋から本を一冊出した。この本は魔界では人気の方である。
製造魔力で作り出しているから、何冊も印刷してある。全部に目を通さなくても、触れるだけで同じ物が作れる。まさにチートの魔力である。
「はい、これはまあまあ人気の本だ。ジャンルはミステリーだ」
女神は確かに本を持つとどこかに消えていった。さっきはテレポーション使わず来たけど、帰りはテレポーションを使うのであった。
まあ魔力消費が激しいからそれは当たり前だろう。俺も確かに魔力は消費するしテレポーション魔力は急ぎとかじゃなければ使う機会はあまりない。
テレポーション魔力を使いすぎると肌荒れもして体力も、消費して次の日は動けないくらい衰弱するだろうな。
こんな感じで、デメリットは大きい。
「あの本、私も読んだことあるけど、面白かったよねー?」
彼女が笑ってそう言った。俺は微笑みで返して、頷いた。
その後、魔王城に帰ると、シャワーを使い、彼女は本を読んでいる姿を見ていた。
魔力は完全にゼロにしているため、魔力消費はしていない。だから、楽々歩けて明日のために頑張れる。
「その本はどうかな? あの執事作家志望だとわね」
10
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる