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第五部第四章 決断の時
他種族
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そんなこんなで、椅子に座っていると、扉が開いた。そこに立っているのは、妖精族だった。意外と二番目に来たことに驚いたが、礼儀正しいと聞いていたので、別に不自然ではないということだ。
だけど、次に来るのが巨人族。だと思われる。急に走ってきていることがわかるけど、妖精族と巨人族は喧嘩は起こさないものの、良い関係ではないらしく、これは修羅場になりそうな予感・・・・・・?
「どうぞ、お越しになりました。私はミアと申します。一応この国の代表的な役目をしております」
どんな奴でもお客様だ、挨拶は行動の前にするべきことなのだ。しかも礼儀を正さないと、妖精族の逆鱗に触れる可能性もあるし、礼儀を怠った時にボロが出る。
でもこれは信用していない相手にしかすることはない。
それに魔族全員を信用しているから敬語も使わない。慥かに戦場とかでは敬語を使うけど、そのことに対して特に意味はないらしい。
「そうですか。それでは私はロイと申します。妖精王でございます。一応言っておきますが、まだあなた方のことを信じているわけではないので」
妖精王はやっぱり迫力が違う。器が違うというべきなおだろうか? 立ち方だもはや。ルカだ。まあ敵ということではない。それだけ、背筋が美しく、立つ姿がまた美しいということだ。
つまり、ルカも礼儀正しく全てにおいて正しい判断をした。そんな人間の姿を真似ていた。
何故だろう。ルカが真似たのではなく、ロイ妖精王が真似ているように見えてしまう。
「はい。私どもも同じでございます」
だけど、今回の結果が変わるわけでもないから、無視して進む。
言葉を使ってこの場の空気を打破する。結果が全てなのだからありように進めば良い。わざわざ私が手を下すまでもない。常に運命に進めば良いのだ。
「そうですか・・・。あなた方のことが気に入りました。それに、巨人族の皆様も近づいてきているということなので、奥に行きたいのですが良いですか?」
やはり、妖精王はこういう対応をしてほしいらしい。こんな返し方して良いか、ちょっと不安になったけど、信用していないのも事実なので大丈夫だと思って口にしてみたけどまさか、気に入ってもらえるなんて!
これは成功と言って間違いなしだ! そう気合を入れ、勇気を出しつつ自分の無能さに気づくのであった。
なぜならば、この場を作ったのは私ではないのに、私が一番目立っている。陰で頑張ってくれていることに気づかず・・・・・私が目立って良いのだろうか?
いや、こんなことで、自暴自棄になっていたら未来が見えないな。あの人達が陰でやってくれているという事実は全く変わらないし、私がここにいるということも全く変わらない、現状だ。だから私が何か考えるよりも今を真っ当する。
「どうぞ奥に・・・・・・・」
すると、妖精族は私のことを通り越していく。同時にルミが私に近づいてきていることが音で分かった。だけど、プランスが全然来ない?
まだ厨房にいるのだろうけど、少しくらい挨拶はしないのだろうか?
その時、後ろから肩を握られた。この手は多分、プランスだ。思った瞬間に来るなんて、まるで心の中を読まれているようだ。
「おい、今のが妖精族か?」
プランスが私の前に立ちはだかった。
続いてプランスは言葉放ったけど、なんて答えればいいのだろうか? 当たり前に妖精族なのだから。
もしかして何か駄目なことをしてしまったのだろうか?
あ、妖精族じゃなかったのかも? 悪魔だったりして・・・・・・。
人間の魔力ではなかったことは確実だったと思う。だけど、悪魔の変装能力と魔力の操作なら変装できるのかもしれない・・・・・・。
「そ、そうだけど・・・・・・」
「そうか。ならいい、お前が判別したんだ怪しい奴じゃないことを信じるよ」
彼は澄ましたように、去って行った。もう足音も聞こえないし魔力も感じない。瞬間移動だろうか? あ、妖精族に挨拶しに行ったのかもしれない!
だとしたら、このイベントがどれだけ重要なのか理解したのだろう。なら最初っから真剣に取り組んでくれてもいいのに! あ、でも料理は作ってくれたから、前向きに取り組んでくれてたのかも?
すると、扉がまたしても開いた。これは間違いなく巨人族だ。
「ああん? ここが魔界だと? 思ってたより、弱そうな国だな?」
巨人の王と思われる者はやはり傲慢な態度で、怠惰な笑みを浮かべていた。まるで私達を下に見ているような態度に、流石に引くが、それでも実力だけは神を凌駕することだろう。
だけど、私達の敵じゃない。私達の方が何十倍も強いと見た。
慥かに戦争では権力を握っていてもおかしくないが、魔族だって呑気に暮らしているわけではない。他国と比べて修羅場を潜ってきている。
それは他国が侵略してくるからであって、決してこちらから手を出しているわけでない。つまり、我々は防御力も高く戦闘民族のように攻撃魔力も強いのだ・・・・・・。
「なぜそう思ったんでしょうか?」
だけど、次に来るのが巨人族。だと思われる。急に走ってきていることがわかるけど、妖精族と巨人族は喧嘩は起こさないものの、良い関係ではないらしく、これは修羅場になりそうな予感・・・・・・?
「どうぞ、お越しになりました。私はミアと申します。一応この国の代表的な役目をしております」
どんな奴でもお客様だ、挨拶は行動の前にするべきことなのだ。しかも礼儀を正さないと、妖精族の逆鱗に触れる可能性もあるし、礼儀を怠った時にボロが出る。
でもこれは信用していない相手にしかすることはない。
それに魔族全員を信用しているから敬語も使わない。慥かに戦場とかでは敬語を使うけど、そのことに対して特に意味はないらしい。
「そうですか。それでは私はロイと申します。妖精王でございます。一応言っておきますが、まだあなた方のことを信じているわけではないので」
妖精王はやっぱり迫力が違う。器が違うというべきなおだろうか? 立ち方だもはや。ルカだ。まあ敵ということではない。それだけ、背筋が美しく、立つ姿がまた美しいということだ。
つまり、ルカも礼儀正しく全てにおいて正しい判断をした。そんな人間の姿を真似ていた。
何故だろう。ルカが真似たのではなく、ロイ妖精王が真似ているように見えてしまう。
「はい。私どもも同じでございます」
だけど、今回の結果が変わるわけでもないから、無視して進む。
言葉を使ってこの場の空気を打破する。結果が全てなのだからありように進めば良い。わざわざ私が手を下すまでもない。常に運命に進めば良いのだ。
「そうですか・・・。あなた方のことが気に入りました。それに、巨人族の皆様も近づいてきているということなので、奥に行きたいのですが良いですか?」
やはり、妖精王はこういう対応をしてほしいらしい。こんな返し方して良いか、ちょっと不安になったけど、信用していないのも事実なので大丈夫だと思って口にしてみたけどまさか、気に入ってもらえるなんて!
これは成功と言って間違いなしだ! そう気合を入れ、勇気を出しつつ自分の無能さに気づくのであった。
なぜならば、この場を作ったのは私ではないのに、私が一番目立っている。陰で頑張ってくれていることに気づかず・・・・・私が目立って良いのだろうか?
いや、こんなことで、自暴自棄になっていたら未来が見えないな。あの人達が陰でやってくれているという事実は全く変わらないし、私がここにいるということも全く変わらない、現状だ。だから私が何か考えるよりも今を真っ当する。
「どうぞ奥に・・・・・・・」
すると、妖精族は私のことを通り越していく。同時にルミが私に近づいてきていることが音で分かった。だけど、プランスが全然来ない?
まだ厨房にいるのだろうけど、少しくらい挨拶はしないのだろうか?
その時、後ろから肩を握られた。この手は多分、プランスだ。思った瞬間に来るなんて、まるで心の中を読まれているようだ。
「おい、今のが妖精族か?」
プランスが私の前に立ちはだかった。
続いてプランスは言葉放ったけど、なんて答えればいいのだろうか? 当たり前に妖精族なのだから。
もしかして何か駄目なことをしてしまったのだろうか?
あ、妖精族じゃなかったのかも? 悪魔だったりして・・・・・・。
人間の魔力ではなかったことは確実だったと思う。だけど、悪魔の変装能力と魔力の操作なら変装できるのかもしれない・・・・・・。
「そ、そうだけど・・・・・・」
「そうか。ならいい、お前が判別したんだ怪しい奴じゃないことを信じるよ」
彼は澄ましたように、去って行った。もう足音も聞こえないし魔力も感じない。瞬間移動だろうか? あ、妖精族に挨拶しに行ったのかもしれない!
だとしたら、このイベントがどれだけ重要なのか理解したのだろう。なら最初っから真剣に取り組んでくれてもいいのに! あ、でも料理は作ってくれたから、前向きに取り組んでくれてたのかも?
すると、扉がまたしても開いた。これは間違いなく巨人族だ。
「ああん? ここが魔界だと? 思ってたより、弱そうな国だな?」
巨人の王と思われる者はやはり傲慢な態度で、怠惰な笑みを浮かべていた。まるで私達を下に見ているような態度に、流石に引くが、それでも実力だけは神を凌駕することだろう。
だけど、私達の敵じゃない。私達の方が何十倍も強いと見た。
慥かに戦争では権力を握っていてもおかしくないが、魔族だって呑気に暮らしているわけではない。他国と比べて修羅場を潜ってきている。
それは他国が侵略してくるからであって、決してこちらから手を出しているわけでない。つまり、我々は防御力も高く戦闘民族のように攻撃魔力も強いのだ・・・・・・。
「なぜそう思ったんでしょうか?」
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