薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜少年アレクの倫理で殴る学園ファンタジー〜

鮒捌ケコラ

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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…

44.とある掛け合いを垣間見ます。

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 ちょっと、状況を整理しよう。

 迷宮《ダンジョン》から脱出した私達は、オルブの友人の冒険者達を助けるために手分けして行動を開始した。

 そして、私とテルマが馬鹿共の生捕りに成功して戻ると、オルブは既に3つの首輪のうち2つを外していた。

 3つ目についても、あっさり外してしまったオルブは外した首輪を馬鹿共に付け直して迷宮ダンジョンへと送り込み、今に至る。

 もしかしなくても、諸々やばくないかこれ?

 いや……私が言うのはもの凄くなんだけどさ。

「さて、帰ろうか。」
「「「ちょっと待てや。」」」
「何かな?」
「お前今、何をした?」
「いや、やった事はわかってんだよ。帰還用の転移陣ワープゲート迷宮ダンジョンに送り込みやがった。」
「けど、帰還用の転移陣ワープゲートは不可逆の筈だよな?」

 畳み掛ける様な質問の嵐。言葉を返す隙が無いな。

「つーか、そもそも何処に送りやがった?」
「まさか100階層フロア以下……」
「若しくは壁の中とか………」
「それらの質問に答える前に、僕からも一つ聞いて良いかな?」
「「「何だ?」」」
「それは、本当に聞きたい質問なのかな?」
「「「っ………」」」

 一瞬で黙らせちゃった………凄いな。

「……悪りぃ。興奮してた。」
のは、俺たちもだな。……深掘りなんてよ。」
「今回もオルブが助けてくれた。それだけが分かれば充分だ。」

 気持ちはわかる。恐らく、今回オルブは相当危ない橋を渡った。王都の事情をあまりよく知らない私ですら一連の対応がかなり寄りだと感じているのだから、彼らの心配や動揺も相当だろう。

 ただ、オルブは既にを決めている。

 で応じるなんて、とんでもない侮辱だ。

 その事に気付いたから、彼らは矛を収めたのだろう。

 なんというか……良い関係性だな。

「さ、帰ろうか。」

 そうして私達は、迷宮ダンジョン“ミナヅキ“を………

「「(ピタッ)待った。」」
「「「「んえっ?」」」」
「どっから湧いたんだか……うじゃうじゃと………」
「は…!?まさか?!」
「そのまさかだ。昼の連中が大挙して押し寄せてる。」
「ウソだろ!?何で……」
「恐らく、さっきの連中の動向が筒抜けたんだろう。」

 全く、度し難い。

「どうする?」
「俺らが囮になって惹きつけるか?」
「それとも、いっそ迷宮ダンジョンに逃げるか?」
「生憎だったな。やる事は決まってる。俺が煙幕を張って、アレクがシバき倒して道をつくる。いわゆる強行突破だ。」
「君らには商会までの案内と、万が一の事態に備えてオルブの護衛をしてもらいたい。頼めるか?」
「「「よっしゃ!任せろ!!」」」

 何だろう。手際が良いというか、テルマがだんだん私に適合していってる気がする。

 まぁ何にせよ、話は纏まった。早速決行だ。

「あの…アレクさん。」
「何だ?」
「その……身勝手は承知でお願いしたいのですが……」
「あぁ、わかってる。気絶させるだけに留めておく。あと、諸々の指示に従うからその都度頼む。」
「……重ね重ね、ありがとうございます。」




 さて………これで門限に間に合うかどうか……





















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