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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…
43.咎人を送り出します。
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迷宮から脱出を果たした私達は、隷属契約なるものを契られたオルブの友人の冒険者達を助けるために行動を開始した。
オルブは首輪との格闘を始め、私とテルマは首輪を付けた馬鹿共の生捕りへと向かうことにした。
諸事情で力加減に難儀するかと思ったが、テルマの協力もあって無事に馬鹿共の生捕りに成功した。
「オルブ、ちゃんと生捕りにして来たぞ。」
「はい、ありがとうございます。そこに置いておいてください。」
戻ると、オルブは既に3つ目の首輪を取り外しに掛かっていた。
「(ドサドサドサッ)もう2つも外したのか?手早いな。」
「あまり自信が無さげな割に、随分とまぁ……容易くこなしたもんだな。」
「はい。思ったより簡単に出来ました。というか……どちらかと言えば、それはこっちのセリフです。凄く静かでしたが、一体どうやったんです?」
「私はここまで運んだだけだ。テルマの従魔の仕業だよ。」
「……との事ですが、テルマさん?具体的にはどの様に?」
「連中の周囲をハクレンで包んで、ジワジワと吸気を薄めてやった。眠る様に落ちるし、暫くは起きねぇ。」
「そんな真綿で絞め殺す様なやり方、聞いた事ありませんね。」
「それを言ったら、隷属の首輪を外すなんて話も聞いた事ねぇな。どうやったんだ?」
「少々、術式を弄ってやりました。まぁ、外す一瞬だけですが。」
「そんな蛇口を捻る様なやり方、聞いた事ねぇなぁ?」
「あなたがそれを言いますか?」
「お前もな。」
そんなやり取りをしつつも、オルブの手は止まる様子が無い。
「お前、どう思う?」
「お互い様だろ。どっちもすげぇ。」
「同じくだ。俺なら、どっちも敵には回したくないな。」
「だよなぁ……」
まぁ、そういう感想になるよな。
「(カチャッ)はいラストっと。」
そうこうしているうちに、最後の首輪も外せた様だ。まさか、本当に外してしまうとは。
てなると……後は、この首輪をどうやって処分するかだな。保管するにせよ、破棄するにせよ、相当なリスクを抱える事になりそうだ。
「(カチャッカチャッカチャッ)」
「………ん?」
「お…おい、オルブ?」
「おまっ…それ……………マジかよ。」
「「………」」
見ると、オルブは馬鹿共に首輪を付けていた。まぁ、予想通りだったな。
「これは、彼らの所有物だ。なら、返すのが道理だよね。」
「……まぁ、そうだな。」
「言われてみれば、これが1番手っ取り早いな。」
「いわゆる自業自得って奴?」
「どっちかと言うと、因果応報じゃないか?」
「それで?次はどうする?」
「彼らは迷宮に用があるみたいですから、送り出して差し上げましょう。」
やっぱりそうなるか。
「わかった。(ガシッ)」
なら取り敢えず、転移の魔法陣に……
「あぁアレクさん。そっちじゃないです。」
「えっ?」
「こっちの方に乗せてください。」
「わかった。」
そうして促されるまま帰還に使った方の転移陣の上に載せる。
「じゃあ、みんな離れていてください。」
言われた通りに離れる。すると…
〈ヴォーーーーーーーンッ〉
転移陣が光る。
〈シュンッ〉
直後、馬鹿共は消えた。
オルブは首輪との格闘を始め、私とテルマは首輪を付けた馬鹿共の生捕りへと向かうことにした。
諸事情で力加減に難儀するかと思ったが、テルマの協力もあって無事に馬鹿共の生捕りに成功した。
「オルブ、ちゃんと生捕りにして来たぞ。」
「はい、ありがとうございます。そこに置いておいてください。」
戻ると、オルブは既に3つ目の首輪を取り外しに掛かっていた。
「(ドサドサドサッ)もう2つも外したのか?手早いな。」
「あまり自信が無さげな割に、随分とまぁ……容易くこなしたもんだな。」
「はい。思ったより簡単に出来ました。というか……どちらかと言えば、それはこっちのセリフです。凄く静かでしたが、一体どうやったんです?」
「私はここまで運んだだけだ。テルマの従魔の仕業だよ。」
「……との事ですが、テルマさん?具体的にはどの様に?」
「連中の周囲をハクレンで包んで、ジワジワと吸気を薄めてやった。眠る様に落ちるし、暫くは起きねぇ。」
「そんな真綿で絞め殺す様なやり方、聞いた事ありませんね。」
「それを言ったら、隷属の首輪を外すなんて話も聞いた事ねぇな。どうやったんだ?」
「少々、術式を弄ってやりました。まぁ、外す一瞬だけですが。」
「そんな蛇口を捻る様なやり方、聞いた事ねぇなぁ?」
「あなたがそれを言いますか?」
「お前もな。」
そんなやり取りをしつつも、オルブの手は止まる様子が無い。
「お前、どう思う?」
「お互い様だろ。どっちもすげぇ。」
「同じくだ。俺なら、どっちも敵には回したくないな。」
「だよなぁ……」
まぁ、そういう感想になるよな。
「(カチャッ)はいラストっと。」
そうこうしているうちに、最後の首輪も外せた様だ。まさか、本当に外してしまうとは。
てなると……後は、この首輪をどうやって処分するかだな。保管するにせよ、破棄するにせよ、相当なリスクを抱える事になりそうだ。
「(カチャッカチャッカチャッ)」
「………ん?」
「お…おい、オルブ?」
「おまっ…それ……………マジかよ。」
「「………」」
見ると、オルブは馬鹿共に首輪を付けていた。まぁ、予想通りだったな。
「これは、彼らの所有物だ。なら、返すのが道理だよね。」
「……まぁ、そうだな。」
「言われてみれば、これが1番手っ取り早いな。」
「いわゆる自業自得って奴?」
「どっちかと言うと、因果応報じゃないか?」
「それで?次はどうする?」
「彼らは迷宮に用があるみたいですから、送り出して差し上げましょう。」
やっぱりそうなるか。
「わかった。(ガシッ)」
なら取り敢えず、転移の魔法陣に……
「あぁアレクさん。そっちじゃないです。」
「えっ?」
「こっちの方に乗せてください。」
「わかった。」
そうして促されるまま帰還に使った方の転移陣の上に載せる。
「じゃあ、みんな離れていてください。」
言われた通りに離れる。すると…
〈ヴォーーーーーーーンッ〉
転移陣が光る。
〈シュンッ〉
直後、馬鹿共は消えた。
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