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2章-1節.授業を荒らして停学処分を受けた私は……
13.冒険者を煽ります。
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「大変失礼致しました。陰口を叩くつもりはなかったんです。」
取り敢えず、誤解から解くかな。
「ほぉ?じゃあどういうつもりだったんだ?」
「誰が可哀想だって?誰がせびるくらいしか能がないって??」
「そのあたりについても詳しく説明してくれよ。」
「はい。まず、皆さんへの誤解から解かせて頂きます。」
「誤解ぃ~?」
「まず、私が可哀想と言ったのは皆さんのことではありません。」
そう。私が可哀想だと思ったのはコイツらに対してじゃない。
「おいおい、この期に及んで弁明かよ。」
「そいつはちょっと無理があんじゃねぇのかぁ?」
「言うならもっと気の利いた言い回しをだなぁ……」
「本当ですって。私が可哀想って言ったのは森の獣達に対してです。」
「「「……は?」」」
「リーシャさん。確認なんですけど、樹海の獣達って人も襲って食いますよね?」
「え?……えぇ、そういう報告も上がってるわね。」
「それに、お酒って獣達にとっては普通に毒ですよね?」
「そうね……一部の魔物避けにお酒を撒く事もあると聞くわ。」
「そして皆さん、酒浸りじゃないですか。」
「(ガッ)おい。」
「……何が言いたい?」
「言ってみろよ。」
胸ぐらを掴まれて凄まれた。けど、やっぱりあんま威勢を感じないな。こんなもんか。
「宜しいのですか?敢えて直接的な表現を……」
「(パッ)……言ってみろよ。」
胸ぐらから手を離された。恐らく、殴りやすい間合いにするためだろう。
「しかし…」
「「「言ってみろっ!!」」」
さて、ご要望とあらばはっきり言ってやろう。
「つまり、皆さんが森で獣に喰われると、森の獣達はアルコール漬けのお肉を食べる事になるんです。それを知らずに食らう獣達が可哀想だと言ったんです。全てが死に至らずとも、相当苦しむと思いますから。」
「「「………………」」」
「さらに言えば、皆さんを食べて生き残った獣を食べることで、間接的に皆さんを食べる事にもなりかねません。私なら餓死目前でもなきゃ、御免被りますね。性根から腐乱臭が漂う様なゲテモノを食した獣の肉とか……想像するだけで気持ち悪くて、吐き気がします。所謂、生理的に無理ってやつです。」
「「「………(ワナワナワナ…)」」」
「えっげつなぁ……」
なんか、ヴラドも若干引いている。そりゃそうだよな。
「私としては、お渡ししたお金で店の酒を飲みまくり、そのまま中毒でくたばってくださると幸いです。それまでは、歩く度に猛毒をばら撒いている様なものですからなるべくこの酒場からは出ないでください。」
「「「………(プルプルプルプル…)」」」
「まだ言うのか。」
「ご安心ください。皆さんの屍は、私が責任を以て肥溜めでじっくりと熟成させ、きちんとアルコールを解毒した上で立派な肥料にして差し上げます。ですから、自責の念に耐え兼ねて死ぬときは肥溜めに飛び込んで絶命してくださるとこちらとしては大いに助かります。」
「お…おい、アレク?流石にそれは……」
「ヴラド、それぐらいしないと周りに悪影響が出る。アルコールは危険なんだ。」
「いや、そうじゃなくて……煽るにしても、流石に煽り過ぎだろ。」
「へ?今私……煽ってた?」
「……え゛?」
「いや別に、煽ったつもりはなかったんだけど……」
ただ誠心誠意本音をぶつけてただけだ。煽るつもりなんてない。
「「「「(ブッチッ!!)ンガァァァァァァァッ!!!!!」」」」
「っ?!」
いきなり襲い掛かって来た。
けど……遅いなぁ。
「(ベキッ)」
「(ゴキッ)」
「(ブチッ)」
「…ふぅ。」
「「「(ドシャァッ)んが…ぁ…ぁぁ……」」」
「事実を言っただけでそんなに怒らないでくださいよ。大人げない。」
「あがっ……う…うで…が……」
「こ…こじ…ぎゃ……」
「あ……あじぃ…ぃ……」
咄嗟だったから、ガタの来ている所を攻撃する形になってしまった。
まぁ、同情するつもりはないけど。
「(ガッ)これが、あんたらのやった事だ。」
そろそろトドメと行こうか。
「あんたらの罪は、金をせびった事でも、切り掛かって来たことでもない。私の友人を公然と侮辱し、傷つけた事だ。」
「っ………」
友人って言っちゃったけど、身勝手だったかな。少なくとも、私はそうありたいと思っている。
「二度と私たちの眼前に現れない事を約束しろ。わかったな?」
「………」
「(ギリギリギリ)わかったな?」
「わ゛わ゛がだっ!!わ゛がだがだっ!!」
「(パッ)わかってくれて、よかったです。他のお二人は?」
「「わがりまじだっ!!」」
「よかった。本当によかった。」
これでヴラドが絡まれる事は無くなりそうだ。
「アレク君……」
「……すみませんでした。(スッ)」
そして、私は何らかの罰則を受けるだろうな。一応正当防衛のつもりだけど、部位損傷が過剰防衛になる可能性もある。
「(ハギュッ)ありがとう!!」
「……へ?」
「も~随分前からアイツらには困ってたのよ!!しつっこくヴラド君の功績妬むし僻むし、依頼は雑だし、酒場では礼儀悪いし……も~ウンッザリしてたの!!」
「は…はぁ……」
「それに今の煽り文句、胸がスッとしたわ!!懲らしめてくれてありがとう!!(ギュムゥ)」
なんとまぁ……受付って大変な職業なんだな。ってか……
「……すみません。そろそろ離れて……」
「あら?照れてるの?可愛いわねぇ。(ナデナデ)」
「いや…その………」
「(グィッ)リーシャ、その辺にしといてやれよ。」
「ぇ~もう少し……」
「ダメだ。」
「あら、残念。」
ヴラドの仲介で、何とか解放された。
「あ~それと………アレク。」
「何だ?改まって。」
「………ありがとな。」
「え?」
「けど、今後同じ様な事があっても、俺のために怒らなくて良いから。」
「ごめん、それは無理かな。」
「即答!?」
「流石にその願いは聞きかねる。」
「………一応、理由を聞いても良いか?」
「まぁ、簡潔に言えば私が嫌だからだな。」
「嫌だからって……そんな子供みたいな。」
「いやいや、私らって未成年だろ?」
「お前は子供に見えねぇ。本当に9歳か?」
「まぁ、一応。」
「一応って何だよ。」
何だろう。会った初日でここまで意気投合ってのも珍しいな。
「とにかく、俺といると面倒事が多いだろうから、あんまり関わらない方が……」
「奇遇だな。私もだ。」
「へ?」
「私も、初中あんな感じでトラブルに巻き込まれてる。あんまり迷惑かけないために距離を取ろうと思ってたが、そう言う事ならお互い様だし遠慮は不要だよな?」
まぁ、屁理屈に見えてしまうかもしれないけど、事実だからなぁ。
「………なるほど。言われてみればそうだな。」
自分で言っといて何だけど、あっさり納得されるのも複雑だ。
「俺としては、中々遭遇しない筈のワイバーンが突っ込んで来た辺りで、何というか……憑かれてるんだろうなとは思ってた。」
ぐぅの音も出ないな。
「それじゃあ、互いに異論無しって事で……」
本当は色々言いたいことはあるが……
「これからよろしく。」
「……あぁ、よろしく。」
「あらあら……ふふふっ」
こうして、友人がまた1人出来た……と言っても良いのだろうか?流石に差し出がましいかな?
取り敢えず、誤解から解くかな。
「ほぉ?じゃあどういうつもりだったんだ?」
「誰が可哀想だって?誰がせびるくらいしか能がないって??」
「そのあたりについても詳しく説明してくれよ。」
「はい。まず、皆さんへの誤解から解かせて頂きます。」
「誤解ぃ~?」
「まず、私が可哀想と言ったのは皆さんのことではありません。」
そう。私が可哀想だと思ったのはコイツらに対してじゃない。
「おいおい、この期に及んで弁明かよ。」
「そいつはちょっと無理があんじゃねぇのかぁ?」
「言うならもっと気の利いた言い回しをだなぁ……」
「本当ですって。私が可哀想って言ったのは森の獣達に対してです。」
「「「……は?」」」
「リーシャさん。確認なんですけど、樹海の獣達って人も襲って食いますよね?」
「え?……えぇ、そういう報告も上がってるわね。」
「それに、お酒って獣達にとっては普通に毒ですよね?」
「そうね……一部の魔物避けにお酒を撒く事もあると聞くわ。」
「そして皆さん、酒浸りじゃないですか。」
「(ガッ)おい。」
「……何が言いたい?」
「言ってみろよ。」
胸ぐらを掴まれて凄まれた。けど、やっぱりあんま威勢を感じないな。こんなもんか。
「宜しいのですか?敢えて直接的な表現を……」
「(パッ)……言ってみろよ。」
胸ぐらから手を離された。恐らく、殴りやすい間合いにするためだろう。
「しかし…」
「「「言ってみろっ!!」」」
さて、ご要望とあらばはっきり言ってやろう。
「つまり、皆さんが森で獣に喰われると、森の獣達はアルコール漬けのお肉を食べる事になるんです。それを知らずに食らう獣達が可哀想だと言ったんです。全てが死に至らずとも、相当苦しむと思いますから。」
「「「………………」」」
「さらに言えば、皆さんを食べて生き残った獣を食べることで、間接的に皆さんを食べる事にもなりかねません。私なら餓死目前でもなきゃ、御免被りますね。性根から腐乱臭が漂う様なゲテモノを食した獣の肉とか……想像するだけで気持ち悪くて、吐き気がします。所謂、生理的に無理ってやつです。」
「「「………(ワナワナワナ…)」」」
「えっげつなぁ……」
なんか、ヴラドも若干引いている。そりゃそうだよな。
「私としては、お渡ししたお金で店の酒を飲みまくり、そのまま中毒でくたばってくださると幸いです。それまでは、歩く度に猛毒をばら撒いている様なものですからなるべくこの酒場からは出ないでください。」
「「「………(プルプルプルプル…)」」」
「まだ言うのか。」
「ご安心ください。皆さんの屍は、私が責任を以て肥溜めでじっくりと熟成させ、きちんとアルコールを解毒した上で立派な肥料にして差し上げます。ですから、自責の念に耐え兼ねて死ぬときは肥溜めに飛び込んで絶命してくださるとこちらとしては大いに助かります。」
「お…おい、アレク?流石にそれは……」
「ヴラド、それぐらいしないと周りに悪影響が出る。アルコールは危険なんだ。」
「いや、そうじゃなくて……煽るにしても、流石に煽り過ぎだろ。」
「へ?今私……煽ってた?」
「……え゛?」
「いや別に、煽ったつもりはなかったんだけど……」
ただ誠心誠意本音をぶつけてただけだ。煽るつもりなんてない。
「「「「(ブッチッ!!)ンガァァァァァァァッ!!!!!」」」」
「っ?!」
いきなり襲い掛かって来た。
けど……遅いなぁ。
「(ベキッ)」
「(ゴキッ)」
「(ブチッ)」
「…ふぅ。」
「「「(ドシャァッ)んが…ぁ…ぁぁ……」」」
「事実を言っただけでそんなに怒らないでくださいよ。大人げない。」
「あがっ……う…うで…が……」
「こ…こじ…ぎゃ……」
「あ……あじぃ…ぃ……」
咄嗟だったから、ガタの来ている所を攻撃する形になってしまった。
まぁ、同情するつもりはないけど。
「(ガッ)これが、あんたらのやった事だ。」
そろそろトドメと行こうか。
「あんたらの罪は、金をせびった事でも、切り掛かって来たことでもない。私の友人を公然と侮辱し、傷つけた事だ。」
「っ………」
友人って言っちゃったけど、身勝手だったかな。少なくとも、私はそうありたいと思っている。
「二度と私たちの眼前に現れない事を約束しろ。わかったな?」
「………」
「(ギリギリギリ)わかったな?」
「わ゛わ゛がだっ!!わ゛がだがだっ!!」
「(パッ)わかってくれて、よかったです。他のお二人は?」
「「わがりまじだっ!!」」
「よかった。本当によかった。」
これでヴラドが絡まれる事は無くなりそうだ。
「アレク君……」
「……すみませんでした。(スッ)」
そして、私は何らかの罰則を受けるだろうな。一応正当防衛のつもりだけど、部位損傷が過剰防衛になる可能性もある。
「(ハギュッ)ありがとう!!」
「……へ?」
「も~随分前からアイツらには困ってたのよ!!しつっこくヴラド君の功績妬むし僻むし、依頼は雑だし、酒場では礼儀悪いし……も~ウンッザリしてたの!!」
「は…はぁ……」
「それに今の煽り文句、胸がスッとしたわ!!懲らしめてくれてありがとう!!(ギュムゥ)」
なんとまぁ……受付って大変な職業なんだな。ってか……
「……すみません。そろそろ離れて……」
「あら?照れてるの?可愛いわねぇ。(ナデナデ)」
「いや…その………」
「(グィッ)リーシャ、その辺にしといてやれよ。」
「ぇ~もう少し……」
「ダメだ。」
「あら、残念。」
ヴラドの仲介で、何とか解放された。
「あ~それと………アレク。」
「何だ?改まって。」
「………ありがとな。」
「え?」
「けど、今後同じ様な事があっても、俺のために怒らなくて良いから。」
「ごめん、それは無理かな。」
「即答!?」
「流石にその願いは聞きかねる。」
「………一応、理由を聞いても良いか?」
「まぁ、簡潔に言えば私が嫌だからだな。」
「嫌だからって……そんな子供みたいな。」
「いやいや、私らって未成年だろ?」
「お前は子供に見えねぇ。本当に9歳か?」
「まぁ、一応。」
「一応って何だよ。」
何だろう。会った初日でここまで意気投合ってのも珍しいな。
「とにかく、俺といると面倒事が多いだろうから、あんまり関わらない方が……」
「奇遇だな。私もだ。」
「へ?」
「私も、初中あんな感じでトラブルに巻き込まれてる。あんまり迷惑かけないために距離を取ろうと思ってたが、そう言う事ならお互い様だし遠慮は不要だよな?」
まぁ、屁理屈に見えてしまうかもしれないけど、事実だからなぁ。
「………なるほど。言われてみればそうだな。」
自分で言っといて何だけど、あっさり納得されるのも複雑だ。
「俺としては、中々遭遇しない筈のワイバーンが突っ込んで来た辺りで、何というか……憑かれてるんだろうなとは思ってた。」
ぐぅの音も出ないな。
「それじゃあ、互いに異論無しって事で……」
本当は色々言いたいことはあるが……
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