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第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第285話 精霊を召喚しよう
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「まさかフォルカスと協力する事になるとは思わなかったよ。」
「俺もだ。まさか人族と、それもお前と協力する事になるとは・・・」
(戦った敵が後日仲間になるって、テンプレではあるけど、フォルカスはどうなるのか・・・。パインは今では戦友枠だもんな。)
「それでどうするんだ?正面から言っても多くの人質がいるんだろ?返り討ちにされるんじゃないのか?」
「先に人質を解放する必要がある事ぐらいわかってる。今あそこにノース、サウスともに大将はいない。いるのは中将だけだ。中将だけなら人質さえどうにかできれば俺でも倒せる。」
(成程。ノースとサウスの大将はフォルカスよりも強いのか。そしてその二人は今はいないのか。まあそりゃそうか。侵略が終われば自分の所に戻るわな。そして、他の中将よりはフォルカスの方が強いって事か。)
「わかった。それで人質を先に救出できるのか?」
「今調べてる所だ。だが、可能だと思ってる。同胞はきっと地下にいる。父上もそこにいるはずだ。同胞さえ解放できれば我らの勝ちは決まったようなものだ。」
「気づかれずに地下に行けるって事か?」
「ある程度の陽動は必要だと思うがな。」
(まあ一般的な戦略だな。フォルカスだけなら難しかっただろうが、俺いる事で救出部隊と陽動部隊を分ける事ができるって感じか。まあ人質を盾にさえされなければ、俺だけでもいけそうだけど。俺が陽動部隊って感じか。)
「なら俺とリンティアが陽動でフォルカスとユイが救出って感じか?」
「そうだな。正直お前達が来てくれたのは助かった。俺一人じゃ難しいと思ってたからな。戦力を集めようにもノースやサウスがどの村にも手を進めている状況だったんだ。」
「そういやふと思ったんだが、ノースやサウスの大将達が転移魔法でセントラル城に来る事はないのか?そうなったら厳しいんじゃないか?」
「その点は大丈夫だ。奴らは大将さえ押さえていれば大丈夫だと思ってるはずだ。怖いのは大将だけ。中将の俺一人なら、ノースとサウスの中将がいれば問題ないってな。だからセントラル城を取り返しに来るなんて全く考えてないだろう。」
「そうなのか?」
「ああ。」
「ならオッケーだ。俺の事はリンティアと同様、魔王様の側近とでも伝えておいてくれ。」
「わかった。準備が整ったら声をかけよう。それまではゆっくりしていてくれ。」
(さて準備が整うまでどうするかな?ここでユイ達と他の魔族達と交流を深める?セリーヌ達に向こうの状況を伺う?一人でセントラル城の状況を確認する?とかかな。)
すぐに準備が整うだろうと、そんな事を考えていたが、クリフの予想を他所にセントラル奪還作戦は10日後になった。これは、セントラル城を偵察している部隊から1週間後に、各村に散らばったノース、サウスの魔族達が戻ってくるという情報を得たからだ。
戻ってくるならそれまでに奪還した方が良いのでは?という意見もあったが、その時にセントラルの村の者を一緒に城に連れてくる可能性があったので、一度に開放する為に10日後が決行日になったのだった。
その為、クリフは10日間暇を持て余した。一人でセントラル城を見に行こうとしたが、ユイにバレて、それがフォルカスとリンティアに伝わり、何もする事が出来なくなったのだ。
セリーヌ達にこちらの状況を伝えて、向こうの状況を聞くが、特に何もなく平穏そのものだった。
もちろん。クリフは転移を使ってセリーヌ達の元へ戻る選択肢もあるのだが、折角なので、クリフはその10日間を魔法の研究に時間を費やした。今までは忙しくて魔法の研究をする時間が取れなかったからだ。
クリフの考えは、精霊の召喚だ。世界樹の大陸では世界樹の精霊と契約し、リンと名付けた。この世界には精霊と呼ばれる存在がいる。クリフは、創造神様と話しをしたときに精霊の存在をどうにか使えないか考えていた。
作物を作るとき、土の精霊がいれば土を耕すのは容易だろう。水の精霊がいれば食物の成長を促す事ができる。建物の建築に関してもそうだ。
クリフは魔国に着いた時、自然豊かな所を見て、精霊を召喚しようと心に決めていた。だが、クリフが以前召喚魔法を使った時を覚えているだろうか。
そう、その時に現れたのが、グランだ。グランはクリフ以上に強い。魔力をどの程度込めればよいかわからなかった当時のクリフは限界いっぱいまで魔力を込めて、グランを召喚した。
グランは、今でこそクリフの嫁だが、今度召喚した相手がクリフ以上の力を持っていた時、協力してくれるかわからない。その点の試行錯誤をしようと思っていたのだ。
クリフは10日間をフルに使って、精霊について、リンに話を聞きながら召喚する事に成功していた。
大精霊とまではいかないまでもちゃんとした精霊だった。込める魔力を最小限にしてクリフに害の無い、それでいて協力的になるように召喚魔法を使った結果だ。
火の精霊:カリン
水の精霊:スーイ
土の精霊:モリン
風の精霊:フウ
の四体だ。
まだ話す事もできない精霊達だが、クリフの周りを飛びまわる姿はとても可愛らしい。
そして、準備万端になり、セントラル奪還作戦の決行日を迎えたのだった。
「俺もだ。まさか人族と、それもお前と協力する事になるとは・・・」
(戦った敵が後日仲間になるって、テンプレではあるけど、フォルカスはどうなるのか・・・。パインは今では戦友枠だもんな。)
「それでどうするんだ?正面から言っても多くの人質がいるんだろ?返り討ちにされるんじゃないのか?」
「先に人質を解放する必要がある事ぐらいわかってる。今あそこにノース、サウスともに大将はいない。いるのは中将だけだ。中将だけなら人質さえどうにかできれば俺でも倒せる。」
(成程。ノースとサウスの大将はフォルカスよりも強いのか。そしてその二人は今はいないのか。まあそりゃそうか。侵略が終われば自分の所に戻るわな。そして、他の中将よりはフォルカスの方が強いって事か。)
「わかった。それで人質を先に救出できるのか?」
「今調べてる所だ。だが、可能だと思ってる。同胞はきっと地下にいる。父上もそこにいるはずだ。同胞さえ解放できれば我らの勝ちは決まったようなものだ。」
「気づかれずに地下に行けるって事か?」
「ある程度の陽動は必要だと思うがな。」
(まあ一般的な戦略だな。フォルカスだけなら難しかっただろうが、俺いる事で救出部隊と陽動部隊を分ける事ができるって感じか。まあ人質を盾にさえされなければ、俺だけでもいけそうだけど。俺が陽動部隊って感じか。)
「なら俺とリンティアが陽動でフォルカスとユイが救出って感じか?」
「そうだな。正直お前達が来てくれたのは助かった。俺一人じゃ難しいと思ってたからな。戦力を集めようにもノースやサウスがどの村にも手を進めている状況だったんだ。」
「そういやふと思ったんだが、ノースやサウスの大将達が転移魔法でセントラル城に来る事はないのか?そうなったら厳しいんじゃないか?」
「その点は大丈夫だ。奴らは大将さえ押さえていれば大丈夫だと思ってるはずだ。怖いのは大将だけ。中将の俺一人なら、ノースとサウスの中将がいれば問題ないってな。だからセントラル城を取り返しに来るなんて全く考えてないだろう。」
「そうなのか?」
「ああ。」
「ならオッケーだ。俺の事はリンティアと同様、魔王様の側近とでも伝えておいてくれ。」
「わかった。準備が整ったら声をかけよう。それまではゆっくりしていてくれ。」
(さて準備が整うまでどうするかな?ここでユイ達と他の魔族達と交流を深める?セリーヌ達に向こうの状況を伺う?一人でセントラル城の状況を確認する?とかかな。)
すぐに準備が整うだろうと、そんな事を考えていたが、クリフの予想を他所にセントラル奪還作戦は10日後になった。これは、セントラル城を偵察している部隊から1週間後に、各村に散らばったノース、サウスの魔族達が戻ってくるという情報を得たからだ。
戻ってくるならそれまでに奪還した方が良いのでは?という意見もあったが、その時にセントラルの村の者を一緒に城に連れてくる可能性があったので、一度に開放する為に10日後が決行日になったのだった。
その為、クリフは10日間暇を持て余した。一人でセントラル城を見に行こうとしたが、ユイにバレて、それがフォルカスとリンティアに伝わり、何もする事が出来なくなったのだ。
セリーヌ達にこちらの状況を伝えて、向こうの状況を聞くが、特に何もなく平穏そのものだった。
もちろん。クリフは転移を使ってセリーヌ達の元へ戻る選択肢もあるのだが、折角なので、クリフはその10日間を魔法の研究に時間を費やした。今までは忙しくて魔法の研究をする時間が取れなかったからだ。
クリフの考えは、精霊の召喚だ。世界樹の大陸では世界樹の精霊と契約し、リンと名付けた。この世界には精霊と呼ばれる存在がいる。クリフは、創造神様と話しをしたときに精霊の存在をどうにか使えないか考えていた。
作物を作るとき、土の精霊がいれば土を耕すのは容易だろう。水の精霊がいれば食物の成長を促す事ができる。建物の建築に関してもそうだ。
クリフは魔国に着いた時、自然豊かな所を見て、精霊を召喚しようと心に決めていた。だが、クリフが以前召喚魔法を使った時を覚えているだろうか。
そう、その時に現れたのが、グランだ。グランはクリフ以上に強い。魔力をどの程度込めればよいかわからなかった当時のクリフは限界いっぱいまで魔力を込めて、グランを召喚した。
グランは、今でこそクリフの嫁だが、今度召喚した相手がクリフ以上の力を持っていた時、協力してくれるかわからない。その点の試行錯誤をしようと思っていたのだ。
クリフは10日間をフルに使って、精霊について、リンに話を聞きながら召喚する事に成功していた。
大精霊とまではいかないまでもちゃんとした精霊だった。込める魔力を最小限にしてクリフに害の無い、それでいて協力的になるように召喚魔法を使った結果だ。
火の精霊:カリン
水の精霊:スーイ
土の精霊:モリン
風の精霊:フウ
の四体だ。
まだ話す事もできない精霊達だが、クリフの周りを飛びまわる姿はとても可愛らしい。
そして、準備万端になり、セントラル奪還作戦の決行日を迎えたのだった。
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