悪役令嬢だったので、身の振り方を考えたい。

しぎ

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カーティア、悩む。

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「長い事婚約者やってて問題ないんだから、好意はあって当然じゃない?どうして急にそんなこと言い出したの?」
テオフィラは不思議そうに言うが、カーティアにとってアルドから自分への好意というのは青天の霹靂だった。原作のアルドとカーティアの関係性はもとより、今の自分たちもほとんど関係というものはなかったからだ。前世の記憶を思い出す前から2人の関係性は無に近く、名ばかりの婚約者、顔を合わせるのは月に一度、お互いにせいぜい無関心が良いところだと思っていた。カーティアは、アルドはシャルロットに好感を持っていて、カーティアのことを嫌うか興味がない、という前提で考えていた。そこが崩れるかもしれない今、どうしたらいいのかが分からない。
「…テオはセストと、私と同じぐらい長く婚約関係でいるわよね。テオはセストのことを好きで婚約しているの?」
一瞬ぽかんとしたテオフィラはかっと頰を赤くした。
「…急に凄いこと聞くね。…そうだね。始まりは政略だけど、長い付き合いだし、私はセストのこと、好きだよ。セストも私のこと、好きだって信じてる。だからシャルロット嬢の調査も安心してセストのことを待っていられる。…そうか、前にティアは、アルドについて変なことを言っていたね。早めに動いて欲しいとかなんとか。何かと思っていたけど、ティアはアルドがシャルロット嬢のことを好きだと思ってる?
…なるほど、ティアはアルドを信じられないんだね。そうか、好意があると思ってないから、アルドのことを信じられない。
というか、カーティアはアルドのことをどう思っているの?」
ぱちりとカーティアは瞬いた。名ばかりの婚約者。最後には自分を見限ってシャルロットの元に行く相手。そうでは無いというのなら、カーティアはアルドをどう思っているのだろう。カーティアはアルドとどうなるべきなのだろう。
「…わ、私は…」
「…考えるのが難しいなら一度話題を変えようか。ゆっくり考えた方がいいことだと思うし。…学外訓練の作戦を立てようよ、もうあと1月無いぐらいだし」
「…あ」
あー、とカーティアは知らず知らずのうちに声を漏らしていた。

二つ目のイベントが迫ってきている。
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