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16、まだ見ぬ地へ
賢親王の要請
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アデライードの戴冠式を翌日に控え、シウリンは兄、賢親王との魔法陣を介した会談に臨む。同席するのは太傅のゲル、少傅のゾーイ、そしてメイローズ。極限まで同席者を絞り、最大の懸案事項を話し合わねばならない。
皇帝の執務室、肘掛椅子に座って待つシウリンの前に、やはり肘掛け椅子にかけた賢親王の立体映像が現れた。その傍らに立つのは、黒髪を中央で分けてピッタリと撫でつけ、片眼鏡を装着したゲルフィン。――つい数か月前の取り乱し様が嘘のような、相変わらず厭味な姿だ。
「久しぶりです、陛下」
賢親王の呼びかけに、シウリンが顔を顰める。
「敬語はやめてください、兄上。――公の場ならともかく、これは私的な会議です」
「ならば――シウリン。無事に結界が修復されたことは喜ばしい。だが、赤子の件は残念であった」
沈痛な表情で述べる賢親王に、シウリンも頷く。
「予想よりも結界の損傷が大きくて――アデライードの魔力でも厳しい状況でした」
「何、そなたらはまだ若い。すぐにまた授かるだろう。気を落とすな」
黒い睫毛を伏せた異母弟を気遣い、賢親王はその話はそこで打ち切った。
「やはり、アルベラ姫を担ぎ出そうという輩が出たか」
「元老院は既得権益を守ろうと必死です。私が東の皇帝だという反発もある。彼らにとって、未婚のアルベラの方が都合がいい」
「アルベラ姫の精脈は――」
「絶ちました。メイローズと暗部によって監視も怠っていません。――さっそく、鼠が引っかかりましたがね」
シウリンがちらりとメイローズを見やる。
「アルベラ姫の反応は如何に」
賢親王の問いに、メイローズが頭を下げる。
「は。帝国の属国になる、東の男のいいようにされていいのか、と詰られて、同じことなら魔物を払ってくれる、東の男の方がマシだと」
横で聞いていたゾーイが不自然な咳をした。
「……気の強い娘のようだな。して、その処遇はなんとする。どこか神殿にでも押し込めるか?」
「それが――」
煮え切らない様子のシウリンに代わり、メイローズがすっぱりと言った。
「わずかではございますが、〈王気〉が見られました」
「なんと――だがアルベラ姫は……」
「結界が強化されたせいかも知れません」
メイローズの言葉に、シウリンが付け足す。
「結界の外に出たら――例えば聖地かどこかに行ったら、〈王気〉が消える可能性も……」
「なんとまあ、かそけきことよ!」
賢親王が呆れたように言う。
「だがそのようにかそけき〈王気〉であれ、それがある以上は龍種だ。……ならばやはり、銀の龍種を生んでもらわねばならぬの」
「相当、魔力の強い男でなければ、銀の龍種を生むのは叶わぬのではありませんか」
ゲルが控えめに言う。
「ふむ。――だが、女王家の姫はもともと、女児しか産むことはないのだな。つまり、その男の跡継ぎを生むことは叶わぬ。となれば貴種の正嫡の者と娶あわすわけにはいかぬ」
シウリンが眉間に皺を刻む。
「つまり――ゾラではダメですか」
「ゾラ?……ああ、フォーラ家の。それはやめておいたがよかろう。父親のジームから苦情がくると煩い」
「ゾラに……精脈を絶たせたのですが」
「別に、精脈を絶った男と結婚させる必要はあるまい」
あっさり却下されて、シウリンは溜息をつく。
「しかし、こちらは女性の貞操にうるさい。精脈を絶った男とは、別の男に嫁がせるとなれば……」
シウリンがアルベラの心情を気遣うのを見て、賢親王が眉をひそめる。
「畏れながら、アルベラ姫をナキアに置く限り、世俗派の蠢動はやまぬと思われます」
賢親王の傍らにいたゲルフィンが口を挟む。シウリンがゲルフィンを見る。
「……アルベラを、ナキアから出すと。ならば何処に?」
「人質という形で、帝都にお住まいいただくのがよろしいかと」
「「人質」」
シウリンとゾーイが同時に呟く。
「だがそれでは、西の世俗派だけでなく中立派の反発も必至だ。極力波風を立てたくない」
シウリンが否定的に首を振るが、ゲルフィンは敢えて続ける。
「女王家の姫とはいえ、要はイフリート家の娘です。微かながらも〈王気〉を持つ故に殺さぬだけです。あまりに甘い処遇では、イフリート家の為したことと釣り合いません。帝国の貴種の心情として、納得しかねます」
「だが……」
「帝都の、廃太子の叛乱の背後にはイフリート公爵がおりました。あれで、どれだけの被害が出たか、陛下は早くもお忘れでいらっしゃる」
シウリンが無言で立体映像の向こうを眺める。ゲルフィンの父や叔父をはじめ、多くの高官があの叛乱で理不尽に命を奪われた。その傷は相当に深い。賢親王も頷いた。
「そうよの。……余の息子も全員、殺されておる。命は助かったものの、害に遭った皇子は十人を越えておるぞ。さすがにその娘を無傷で置いておくわけにはいくまい」
「兄上……」
しばらく顎に手をあてて考えていた賢親王が、その手をひじ掛けにおろし、居住まいを正す。
「……ならば、これは余、いや、一親王として陛下にお願いする。アルベラ姫を余に下げ渡していただきたい」
その言葉に、シウリンが目を剥き、ゾーイもゲルも、そしてメイローズも虚を衝かれて息を飲んだ。滅多なことでは表情を変えないゲルフィンですら、片眼鏡の陰の切れ長の目を見開く。
「あ、兄上?」
シウリンがまじまじと兄を見つめる。――どんな時でも冷静沈着で、そして筋を通してきた真っ当な兄だと思っていたが。
「それは――その――」
「アルベラ姫は銀の龍種を産まねばならぬのであろう。その孕ませ役を余が担うと申すのだ。余の精であれば、あるかなきかのかそけき〈王気〉の姫でも、銀の龍種ぐらい孕めよう」
冷酷に言い放った異母兄を見つめ、シウリンが思わず呟いた。
「……私の耳がおかしくなったのか? それとも魔法陣の不調か?」
「俺の耳にも同じように聞こえておりますから、魔法陣でもお耳の不調でもございませんよ」
ゲルフィンの些か呆れたようなセリフがシウリンの耳を打つ。
「ですが! アルベラはまだ二十歳です! いえ、二十歳なのが信じられぬくらい、子供っぽいところのある娘で……あ、あ、兄上ももう、五十――」
「正月で五十二になるな。三十も上の、父親程の男の子を孕ませられるのだ。イフリート公の娘とあれば、それくらいの報復は必要ではないか?」
「しかし!」
シウリンは反論しようとしても、だが動揺のあまり言葉が出てこない。思わず背後を振り向いて言う。
「おぬしら、兄上に何とか言って、やめさせてくれ! いくら何でもっ……」
ゾーイは茫然と立体映像を見上げているだけで、ゲルは困惑したように眉を八の字に下げている。唯一冷静なのはメイローズくらいだった。
「お言葉ながら――たとえかそけき〈王気〉にしても、金銀の龍種同士の婚姻には〈禁苑〉の許可が必要でございます」
「婚姻?……別に、正式な妃として迎える必要などなかろう。銀の龍種は父親が誰であれ、関係ないからな」
子は孕ませるが妃として迎えるつもりもない、という兄の言葉に、シウリンは絶句した。大きく肩で息をして、反論するどころではない。メイローズだけが、冷静に言葉を紡ぐ。
「そうは申されましても、龍種同士であれば、男児が出生する可能性もございます。……とくに、母の〈王気〉が弱く父の〈王気〉が強い場合は十分にあり得ると存じますが――」
「男児は必要ない。――余にはもう、五人もいたからな。それに、余に男児が生まれれば、それを理由に余の即位を押す者どもが調子づく。何より、イフリート家の血を享けた金の龍種など、存在すら忌まわしい。それは〈純陽〉として聖地に入れることにしよう」
「兄上!」
あまりの言いようにシウリンは叫んだが、だが賢親王の決意は揺らがなかった。
「それらも含めての全てが、アルベラ姫、そしてイフリート家への報復である。――叛乱を鎮定し、摂政として国政を預かる我が唯一の願いを、陛下はお聞き届けくださらぬのか?」
叛乱によって家族すべてを失い、その後も献身的に国に尽くしてきた賢親王の要請を、皇帝としてシウリンは退けることはできなかった。
皇帝の執務室、肘掛椅子に座って待つシウリンの前に、やはり肘掛け椅子にかけた賢親王の立体映像が現れた。その傍らに立つのは、黒髪を中央で分けてピッタリと撫でつけ、片眼鏡を装着したゲルフィン。――つい数か月前の取り乱し様が嘘のような、相変わらず厭味な姿だ。
「久しぶりです、陛下」
賢親王の呼びかけに、シウリンが顔を顰める。
「敬語はやめてください、兄上。――公の場ならともかく、これは私的な会議です」
「ならば――シウリン。無事に結界が修復されたことは喜ばしい。だが、赤子の件は残念であった」
沈痛な表情で述べる賢親王に、シウリンも頷く。
「予想よりも結界の損傷が大きくて――アデライードの魔力でも厳しい状況でした」
「何、そなたらはまだ若い。すぐにまた授かるだろう。気を落とすな」
黒い睫毛を伏せた異母弟を気遣い、賢親王はその話はそこで打ち切った。
「やはり、アルベラ姫を担ぎ出そうという輩が出たか」
「元老院は既得権益を守ろうと必死です。私が東の皇帝だという反発もある。彼らにとって、未婚のアルベラの方が都合がいい」
「アルベラ姫の精脈は――」
「絶ちました。メイローズと暗部によって監視も怠っていません。――さっそく、鼠が引っかかりましたがね」
シウリンがちらりとメイローズを見やる。
「アルベラ姫の反応は如何に」
賢親王の問いに、メイローズが頭を下げる。
「は。帝国の属国になる、東の男のいいようにされていいのか、と詰られて、同じことなら魔物を払ってくれる、東の男の方がマシだと」
横で聞いていたゾーイが不自然な咳をした。
「……気の強い娘のようだな。して、その処遇はなんとする。どこか神殿にでも押し込めるか?」
「それが――」
煮え切らない様子のシウリンに代わり、メイローズがすっぱりと言った。
「わずかではございますが、〈王気〉が見られました」
「なんと――だがアルベラ姫は……」
「結界が強化されたせいかも知れません」
メイローズの言葉に、シウリンが付け足す。
「結界の外に出たら――例えば聖地かどこかに行ったら、〈王気〉が消える可能性も……」
「なんとまあ、かそけきことよ!」
賢親王が呆れたように言う。
「だがそのようにかそけき〈王気〉であれ、それがある以上は龍種だ。……ならばやはり、銀の龍種を生んでもらわねばならぬの」
「相当、魔力の強い男でなければ、銀の龍種を生むのは叶わぬのではありませんか」
ゲルが控えめに言う。
「ふむ。――だが、女王家の姫はもともと、女児しか産むことはないのだな。つまり、その男の跡継ぎを生むことは叶わぬ。となれば貴種の正嫡の者と娶あわすわけにはいかぬ」
シウリンが眉間に皺を刻む。
「つまり――ゾラではダメですか」
「ゾラ?……ああ、フォーラ家の。それはやめておいたがよかろう。父親のジームから苦情がくると煩い」
「ゾラに……精脈を絶たせたのですが」
「別に、精脈を絶った男と結婚させる必要はあるまい」
あっさり却下されて、シウリンは溜息をつく。
「しかし、こちらは女性の貞操にうるさい。精脈を絶った男とは、別の男に嫁がせるとなれば……」
シウリンがアルベラの心情を気遣うのを見て、賢親王が眉をひそめる。
「畏れながら、アルベラ姫をナキアに置く限り、世俗派の蠢動はやまぬと思われます」
賢親王の傍らにいたゲルフィンが口を挟む。シウリンがゲルフィンを見る。
「……アルベラを、ナキアから出すと。ならば何処に?」
「人質という形で、帝都にお住まいいただくのがよろしいかと」
「「人質」」
シウリンとゾーイが同時に呟く。
「だがそれでは、西の世俗派だけでなく中立派の反発も必至だ。極力波風を立てたくない」
シウリンが否定的に首を振るが、ゲルフィンは敢えて続ける。
「女王家の姫とはいえ、要はイフリート家の娘です。微かながらも〈王気〉を持つ故に殺さぬだけです。あまりに甘い処遇では、イフリート家の為したことと釣り合いません。帝国の貴種の心情として、納得しかねます」
「だが……」
「帝都の、廃太子の叛乱の背後にはイフリート公爵がおりました。あれで、どれだけの被害が出たか、陛下は早くもお忘れでいらっしゃる」
シウリンが無言で立体映像の向こうを眺める。ゲルフィンの父や叔父をはじめ、多くの高官があの叛乱で理不尽に命を奪われた。その傷は相当に深い。賢親王も頷いた。
「そうよの。……余の息子も全員、殺されておる。命は助かったものの、害に遭った皇子は十人を越えておるぞ。さすがにその娘を無傷で置いておくわけにはいくまい」
「兄上……」
しばらく顎に手をあてて考えていた賢親王が、その手をひじ掛けにおろし、居住まいを正す。
「……ならば、これは余、いや、一親王として陛下にお願いする。アルベラ姫を余に下げ渡していただきたい」
その言葉に、シウリンが目を剥き、ゾーイもゲルも、そしてメイローズも虚を衝かれて息を飲んだ。滅多なことでは表情を変えないゲルフィンですら、片眼鏡の陰の切れ長の目を見開く。
「あ、兄上?」
シウリンがまじまじと兄を見つめる。――どんな時でも冷静沈着で、そして筋を通してきた真っ当な兄だと思っていたが。
「それは――その――」
「アルベラ姫は銀の龍種を産まねばならぬのであろう。その孕ませ役を余が担うと申すのだ。余の精であれば、あるかなきかのかそけき〈王気〉の姫でも、銀の龍種ぐらい孕めよう」
冷酷に言い放った異母兄を見つめ、シウリンが思わず呟いた。
「……私の耳がおかしくなったのか? それとも魔法陣の不調か?」
「俺の耳にも同じように聞こえておりますから、魔法陣でもお耳の不調でもございませんよ」
ゲルフィンの些か呆れたようなセリフがシウリンの耳を打つ。
「ですが! アルベラはまだ二十歳です! いえ、二十歳なのが信じられぬくらい、子供っぽいところのある娘で……あ、あ、兄上ももう、五十――」
「正月で五十二になるな。三十も上の、父親程の男の子を孕ませられるのだ。イフリート公の娘とあれば、それくらいの報復は必要ではないか?」
「しかし!」
シウリンは反論しようとしても、だが動揺のあまり言葉が出てこない。思わず背後を振り向いて言う。
「おぬしら、兄上に何とか言って、やめさせてくれ! いくら何でもっ……」
ゾーイは茫然と立体映像を見上げているだけで、ゲルは困惑したように眉を八の字に下げている。唯一冷静なのはメイローズくらいだった。
「お言葉ながら――たとえかそけき〈王気〉にしても、金銀の龍種同士の婚姻には〈禁苑〉の許可が必要でございます」
「婚姻?……別に、正式な妃として迎える必要などなかろう。銀の龍種は父親が誰であれ、関係ないからな」
子は孕ませるが妃として迎えるつもりもない、という兄の言葉に、シウリンは絶句した。大きく肩で息をして、反論するどころではない。メイローズだけが、冷静に言葉を紡ぐ。
「そうは申されましても、龍種同士であれば、男児が出生する可能性もございます。……とくに、母の〈王気〉が弱く父の〈王気〉が強い場合は十分にあり得ると存じますが――」
「男児は必要ない。――余にはもう、五人もいたからな。それに、余に男児が生まれれば、それを理由に余の即位を押す者どもが調子づく。何より、イフリート家の血を享けた金の龍種など、存在すら忌まわしい。それは〈純陽〉として聖地に入れることにしよう」
「兄上!」
あまりの言いようにシウリンは叫んだが、だが賢親王の決意は揺らがなかった。
「それらも含めての全てが、アルベラ姫、そしてイフリート家への報復である。――叛乱を鎮定し、摂政として国政を預かる我が唯一の願いを、陛下はお聞き届けくださらぬのか?」
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