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一章 私の居場所
4 甘い時間
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桃はまだ見ぬ異世界の食事にドキドキワクワクしながら、食事を準備してくれているベンの背中を見ていた。
(わたし、本当にこの世界で生きていくんだ……)
孤独だった日本の生活を思い出す。誰にも必要とされていないという疎外感。それが、この過酷な異世界では一転し、一人の女性として、独占したいと願う強靭な獣人に守られようとしている。
胸が熱い。それは恐怖だけではない。確かに、ベンは強引で、勝手に「夫」の座に座り、勝手に「複数の夫」を持つ状況を決定した。だが、その全てが**「桃を守るため」**という一途な意志に基づいていることが、桃には痛いほど伝わってきた。
(……誰かを全力で愛してみたい。そして、誰かに全力で必要とされたい……)
桃の願いは、この世界で、この獰猛な獣人によって、叶えられようとしている。
ベンは宿の机に置いていた木の盆を持ち上げてベッドの脇に置いた。
そこには焼いたパンのようなものと、果物を煮た甘い匂いのするスープが並んでいる。
「待たせたな、腹が減っているだろう」
「ありがとうございます」
桃は恐る恐るパンをちぎって口に入れる。外はかりっと、中はふんわりで、ほんのり甘い。
「……おいしい!」と口からこぼれた声に、ベンが少しだけ口元を緩めた。
「よかった」
桃はパクパクと料理を口に運ぶ。
「このスープに入ってる肉はなんの肉ですか?」
「魔物の肉だ。栄養価が高い」
「ま、魔物…………この料理もしかしてベンさんが?」
「ああ。宿の台所を借りた。人間の口に合うかはわからんがな…獣人は狩りだけできれば生きていけると思うか? 食わせたい相手がいれば、料理くらいできるようになる」
「……」
その「食わせたい相手」という言葉に、また心臓が変に跳ねた。
スープを啜りながら、桃はそっと彼を見た。
ベンは相変わらず不器用で、余計な飾り気はない。でも、昨日からずっと自分を守ってくれて、気遣ってくれている。
異世界に来た不安の中で、その存在だけが妙に温かく、安心をくれる。
無言で食事を進めるベンを、桃はちらりと盗み見た。
彼の横顔は完璧に美しく、月明かりの下で銀白の髪が揺れるたび、その姿は神話の存在のように見えた。
「……あの」
「ん?」
「どうして、そんなに……私に優しくしてくれるんですか?」
「直感だ」
「直感……?」
「お前を見た瞬間、手放しちゃいけないと思った」
「~~~~!」
ストレートすぎて、桃はパンを喉に詰まらせかける。
ベンはすぐに水を差し出し、背中を軽くさすってくれる。触れるたびに熱が伝わってきて、余計に恥ずかしい。
「……俺の気持ちは急かさない。だが、知っておいてほしい」
「……」
桃は下を向いて、スープを見つめた。
本当は怖い。この世界で一人で生きていくのは不安だらけだ。でも、ベンと一緒なら――そう思ってしまう自分がいる。
「……ありがとう。私、この世界のこと……ベンさんのこと、もっと知りたいです」
小さく呟いたその言葉に、ベンの青い瞳が静かに光った。
「なら、俺が全部教えてやる。」
彼の声は、不思議と子守唄みたいに心に沁みて。
桃はパンを食べながら、頬を赤くしたまま小さく笑った。
◆
食事は結果少ししか食べられなかった。
残りはベンが食べた。ベンは遠慮してないか?と心配そうにしていた。
元々そんなに食べられる種族ではない事を伝え、なんとか納得してもらった。
「よし、それじゃあ先に風呂に入れ」
ベンにそう言われ、脱衣所で服を脱いでいた時だった。
突然ベンが扉越しに、桃にだけ聞こえるほどの低い声で囁いた。
「モモ、絶対に物音を立てるな。あいつは耳が良いからな…まだ、お前は誰にも知られない方がいい。」
その途端
ドンドン!
突然、部屋の扉が乱暴に叩かれる音がした。
「ベン! 貴様、こんなボロい宿で何を遊んでいる!? 大至急、シヴァルの森の討伐の件で話がある!」
低く、響くような、威圧的な男の声。
桃は下着姿でその場に座り込み息を殺した。
ベンは扉へ向かう。そして、閂を外す。
「なんの用だ、レオン」
レオンと呼ばれたその獣人は、ベンを一瞥した後、鋭い鼻をひくつかせた。
「……なんだ、この甘い匂いは?」
「あぁ、さっきラピカの実を食べたからな」
「お前、甘いもの苦手じゃなかったか?」
「目覚ましにな」
「ふーん…まぁいいだろう、それより!お前雌を見なかったか?贔屓にしてた盗賊がお前に襲われたって言うんだ。そこには奴隷の上物の雌もいたらしいんだが…」
「女は知らん。俺は盗賊が嫌いなの知ってるだろ?いつものように潰しただけだ。雌はその間に逃げたんじゃないか?」
「そうか…じゃあ捜索隊を出すしかないな」
「捕まえてどうする気だ?」
「もちろん俺の性奴隷にするに決まってるだろ?雌の奴隷は珍しいんだ。」
「…そうか、それよりこれが依頼の討伐した魔獣の魔石だ。報酬をよこせ」
「ほいほい、報酬の金貨30枚だ、いや~あの有名な白虎剣士に依頼できるなんて俺の株があがるぜ」
「じゃあな」
「お、おい!ちょ」
バタン!!
チッと舌打ちをしてレオンが離れていく音が聞こえ、宿を出る音まで確認して、ベンは桃のところに行った
「大丈夫か?桃。もうあいつはいなくなったし、これから会うこともないから大丈夫だ。」
「…」
「桃?」
「…」
桃は怖くてガタガタ震えて座り込んだまま動けなくなっていた。
「桃、開けるぞ?」
「え?」
ガチャッ
ベンは座り込んだ桃を見て、後ろから抱きしめた。
「ふぁっ!!」
ベンは桃を宥めるように腕を優しく撫でた。
「桃、怖い思いをさせてすまない…よく頑張ったな。あいつは依頼主でな、非道な奴なんだ…だから絶対桃を見せるわけには行かなかった。」
「う…うん…わかった」
桃ははじめて異性に抱きしめられたことに、そして、自分が下着姿なこの状況によって、恐怖を忘れていた。ベンに触れられるところが熱い。
「桃は肌も繊細だな。まるで絹のようだ。少し力を入れたら、傷ついてしまいそうだ。美しい、可愛い、愛しいな。」
ベンの低くて艶のある声が耳にかかり、桃はビクッとした。声が出そうになり、頑張って押さえた。
「べ、ベンさん…もう離して」
肩まで真っ赤になっている桃の姿を見てフッと笑ったベンは、
「桃、愛してる」
と耳元で囁き、脱衣所を後にした。
桃はヘナヘナになってしまっていた。
「~~!!!」
ーーべんさんのばか!!
桃はヘロヘロのまま風呂を終えて、ベッドで眠りについたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベンさん、メロつきます。
次回もよろしくお願いします。
よかったら
お気に入り、感想、いいね、よろしくおねがいします
(わたし、本当にこの世界で生きていくんだ……)
孤独だった日本の生活を思い出す。誰にも必要とされていないという疎外感。それが、この過酷な異世界では一転し、一人の女性として、独占したいと願う強靭な獣人に守られようとしている。
胸が熱い。それは恐怖だけではない。確かに、ベンは強引で、勝手に「夫」の座に座り、勝手に「複数の夫」を持つ状況を決定した。だが、その全てが**「桃を守るため」**という一途な意志に基づいていることが、桃には痛いほど伝わってきた。
(……誰かを全力で愛してみたい。そして、誰かに全力で必要とされたい……)
桃の願いは、この世界で、この獰猛な獣人によって、叶えられようとしている。
ベンは宿の机に置いていた木の盆を持ち上げてベッドの脇に置いた。
そこには焼いたパンのようなものと、果物を煮た甘い匂いのするスープが並んでいる。
「待たせたな、腹が減っているだろう」
「ありがとうございます」
桃は恐る恐るパンをちぎって口に入れる。外はかりっと、中はふんわりで、ほんのり甘い。
「……おいしい!」と口からこぼれた声に、ベンが少しだけ口元を緩めた。
「よかった」
桃はパクパクと料理を口に運ぶ。
「このスープに入ってる肉はなんの肉ですか?」
「魔物の肉だ。栄養価が高い」
「ま、魔物…………この料理もしかしてベンさんが?」
「ああ。宿の台所を借りた。人間の口に合うかはわからんがな…獣人は狩りだけできれば生きていけると思うか? 食わせたい相手がいれば、料理くらいできるようになる」
「……」
その「食わせたい相手」という言葉に、また心臓が変に跳ねた。
スープを啜りながら、桃はそっと彼を見た。
ベンは相変わらず不器用で、余計な飾り気はない。でも、昨日からずっと自分を守ってくれて、気遣ってくれている。
異世界に来た不安の中で、その存在だけが妙に温かく、安心をくれる。
無言で食事を進めるベンを、桃はちらりと盗み見た。
彼の横顔は完璧に美しく、月明かりの下で銀白の髪が揺れるたび、その姿は神話の存在のように見えた。
「……あの」
「ん?」
「どうして、そんなに……私に優しくしてくれるんですか?」
「直感だ」
「直感……?」
「お前を見た瞬間、手放しちゃいけないと思った」
「~~~~!」
ストレートすぎて、桃はパンを喉に詰まらせかける。
ベンはすぐに水を差し出し、背中を軽くさすってくれる。触れるたびに熱が伝わってきて、余計に恥ずかしい。
「……俺の気持ちは急かさない。だが、知っておいてほしい」
「……」
桃は下を向いて、スープを見つめた。
本当は怖い。この世界で一人で生きていくのは不安だらけだ。でも、ベンと一緒なら――そう思ってしまう自分がいる。
「……ありがとう。私、この世界のこと……ベンさんのこと、もっと知りたいです」
小さく呟いたその言葉に、ベンの青い瞳が静かに光った。
「なら、俺が全部教えてやる。」
彼の声は、不思議と子守唄みたいに心に沁みて。
桃はパンを食べながら、頬を赤くしたまま小さく笑った。
◆
食事は結果少ししか食べられなかった。
残りはベンが食べた。ベンは遠慮してないか?と心配そうにしていた。
元々そんなに食べられる種族ではない事を伝え、なんとか納得してもらった。
「よし、それじゃあ先に風呂に入れ」
ベンにそう言われ、脱衣所で服を脱いでいた時だった。
突然ベンが扉越しに、桃にだけ聞こえるほどの低い声で囁いた。
「モモ、絶対に物音を立てるな。あいつは耳が良いからな…まだ、お前は誰にも知られない方がいい。」
その途端
ドンドン!
突然、部屋の扉が乱暴に叩かれる音がした。
「ベン! 貴様、こんなボロい宿で何を遊んでいる!? 大至急、シヴァルの森の討伐の件で話がある!」
低く、響くような、威圧的な男の声。
桃は下着姿でその場に座り込み息を殺した。
ベンは扉へ向かう。そして、閂を外す。
「なんの用だ、レオン」
レオンと呼ばれたその獣人は、ベンを一瞥した後、鋭い鼻をひくつかせた。
「……なんだ、この甘い匂いは?」
「あぁ、さっきラピカの実を食べたからな」
「お前、甘いもの苦手じゃなかったか?」
「目覚ましにな」
「ふーん…まぁいいだろう、それより!お前雌を見なかったか?贔屓にしてた盗賊がお前に襲われたって言うんだ。そこには奴隷の上物の雌もいたらしいんだが…」
「女は知らん。俺は盗賊が嫌いなの知ってるだろ?いつものように潰しただけだ。雌はその間に逃げたんじゃないか?」
「そうか…じゃあ捜索隊を出すしかないな」
「捕まえてどうする気だ?」
「もちろん俺の性奴隷にするに決まってるだろ?雌の奴隷は珍しいんだ。」
「…そうか、それよりこれが依頼の討伐した魔獣の魔石だ。報酬をよこせ」
「ほいほい、報酬の金貨30枚だ、いや~あの有名な白虎剣士に依頼できるなんて俺の株があがるぜ」
「じゃあな」
「お、おい!ちょ」
バタン!!
チッと舌打ちをしてレオンが離れていく音が聞こえ、宿を出る音まで確認して、ベンは桃のところに行った
「大丈夫か?桃。もうあいつはいなくなったし、これから会うこともないから大丈夫だ。」
「…」
「桃?」
「…」
桃は怖くてガタガタ震えて座り込んだまま動けなくなっていた。
「桃、開けるぞ?」
「え?」
ガチャッ
ベンは座り込んだ桃を見て、後ろから抱きしめた。
「ふぁっ!!」
ベンは桃を宥めるように腕を優しく撫でた。
「桃、怖い思いをさせてすまない…よく頑張ったな。あいつは依頼主でな、非道な奴なんだ…だから絶対桃を見せるわけには行かなかった。」
「う…うん…わかった」
桃ははじめて異性に抱きしめられたことに、そして、自分が下着姿なこの状況によって、恐怖を忘れていた。ベンに触れられるところが熱い。
「桃は肌も繊細だな。まるで絹のようだ。少し力を入れたら、傷ついてしまいそうだ。美しい、可愛い、愛しいな。」
ベンの低くて艶のある声が耳にかかり、桃はビクッとした。声が出そうになり、頑張って押さえた。
「べ、ベンさん…もう離して」
肩まで真っ赤になっている桃の姿を見てフッと笑ったベンは、
「桃、愛してる」
と耳元で囁き、脱衣所を後にした。
桃はヘナヘナになってしまっていた。
「~~!!!」
ーーべんさんのばか!!
桃はヘロヘロのまま風呂を終えて、ベッドで眠りについたのだった。
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