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一章 私の居場所
5 ワンちゃん
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目が覚めると、部屋は朝の淡い光に満ちていた。
桃はゆっくりと体を起こした。昨夜の脱衣所での出来事を思い出し、熱がぶり返したように顔が赤くなる。
(ベンさんのバカ……!)
真っ赤な顔で抱きしめられ、耳元で「愛してる」と囁かれたこと。そして、自分が下着姿だったこと。すべてが、桃の十七年の人生で経験したことのない、強烈な刺激だった。
しかし、その恥ずかしさのすぐ下に、昨夜の恐怖が横たわっている。
(レオン……)
「雌の奴隷は珍しいんだ。もちろん俺の性奴隷にするに決まってるだろ?」
その言葉が、耳から離れない。この世界では、女性は囲われて大切にされる一方で、レオンのような非道な獣人にとっては、単なる性的な道具にもなり得るのだ。
だから、雄たちも貴重な雌を囲っているのかもしれない。
そして、桃のこの身体から放たれる**「甘い匂い」**こそが、その危険性を高めている。
「……ベンさんは、私の命の恩人だ」
(わたし、ベンさんを信じてみよう)
誰かに全力で愛されたいと願った。そして、愛を注いでみたいと願った。
この世界の獣人たちは、その願いを、命懸けの独占欲で叶えようとしている。
ベッドから降りると、足の傷はまだ少し痛んだが、昨夜よりはましになっていた。ベンが処置をしてくれたのだろうか。
部屋にはベンの姿はなかった。代わりに、ベッドの脇の椅子に、畳まれた一式と、木の板に書かれたメモが置いてあった。
「モモへ。目を覚ましたら、それを着ろ。目立ちすぎるモモの可愛さを隠す為だ。食料の調達と、出発前の状況確認に行ってくる。決して、扉を開けるな。――ベン」
異世界の知らない文字なのになぜ読めるのかは考えないことにした。最初から会話もできるからね…
桃が椅子に置かれた服を広げると、それは厚手で、フード付きの濃い茶色のローブだった。日本の制服より遥かに野暮ったいが、体を完全に隠せる。
制服からローブに着替える。分厚い布が桃の身体をすっぽり覆い、いつものコンプレックスだった胸のラインも目立たない。これなら、街を歩いても人間だ、とも、雌だとも気づかれにくいだろう。
着替えを終えてまもなく、扉が開く音がした。
「モモ。行くぞ」
ベンが戻ってきた。その手には、焼きたてのパンと燻製肉が包まれている。
「ベンさん……」
「まずいな…そんな服を着ていているからギャップ萌えが…ゔっゔん、そんなことはどうでもいいんだ。モモ、絶対に顔を見せてはいけないぞ」
「はい!」
「~~!!?、」
桃はフードを深く被った。ベンは桃に朝食を渡し、荷物をまとめた。彼は常に、一瞬たりとも気を抜かない戦士の眼をしている。
桃はさっさとパンを食べ終え…(また半分も食べきれずにベンが食べました。)
「街はまだ静かだ。急ぐぞ」
ベンは部屋の窓を開け、桃に背を向けた。
「モモ、乗れ」
「え、あの、歩けますよ!」
「ダメだ。お前のその足だと日が暮れてしまう。それに、甘い匂いを撒き散らして街を歩くなんて、全ての雄に気づかれる自殺行為だ。」
「はーい…」
桃は自分の情けなさを自覚した。
ベンはそう言って、有無を言わさず桃の背中に手を回すと、その小柄な体を軽々と抱き上げた。おんぶの形だ。
桃はベンの肩に顔を埋めた。筋肉質な背中から伝わる、温かくて強靭な熱。そして、ベン自身の野性的な匂い。
ベンは桃を背負ったまま、慎重に窓から身を乗り出した。宿屋は二階建てだったが、ベンは驚くほどの身軽さで、音も立てずに地面に着地した。まるで、一匹の白い虎が獲物を運ぶようだ。
そのままベンは、朝の静かな街の路地裏を縫うように、大通りを避けながら進んでいく。
その道中、桃はローブのフードの隙間から、この異世界の街の様子を見た。
獣人ばかりだ。
犬、猫、熊、狐……様々な獣耳と尾を持つ人々が、朝の市場で買い物をしている。
そして、その人々の間を、鮮やかなドレスを纏い、複数の男たちに囲われている**女性が歩いていた。小さな耳と尻尾がついていて、背が高く、豊満な体つきをしている。その顔つきは美しかったが、どこか傲慢で、周囲の男たちに、これ見よがしにわがままを言っている。男たちは嫌そうな顔一つせず、それを恭しく受け入れていた。
「あれが、この世界の雌だ。あの雌は耳が小さく、人間に近い方だから夫は多分3桁はいるな。それを考えるとわかるだろう?お前がどれほど特別な存在か」
「さ、サンケタ…」
桃は身震いした。
門を抜けると、道は荒れた土道に変わり、雄大な自然が広がった。
すると突然ベンが立ち止まった。
風の流れが一瞬変わる。耳と尻尾がピンと立ち、低く唸る。
「……誰か、いる」
桃が息を呑む。
すると、茂みの向こうから小さな影が音もなく動いた。
「出ろ。逃げ場はないぞ」
ベンの声が冷えた刃のように響く。
桃を地面に降ろした…次の瞬間、白い影が風のように駆け、何かを地面に叩きつけた。
「うわっ、やめっ……ぐっ!!」
捕まっていたのは、金の髪の少年だった。
耳の形が少し丸く、尾の先がふさふさしている。
狼でも虎でもない――キツネか、いや、もっと柔らかい印象の“犬”のようだった。
ベンはその少年の首元に手をかけ、目を細める。
「尾行か。命が惜しくないようだな」
「ち、ちがっ……ただ、金持ちそうだったから……!」
「盗賊か。死にたいなら、今ここで――」
「やめて!!」
桃の声が、森に響いた。
ベンの動きが止まる。
桃は慌てて近づき、少年とベンの間に割り込む。
「雌…!?」少年は桃の顔を見るなり目を見開いた。
「この子……まだ子どもじゃない。殺すなんて、そんなのダメです!」
「桃、こいつは――」
「わかってます。でも、殺さないで。お願い」
しばらく沈黙が落ちた。
ベンの瞳がじっと桃を見つめる。
やがて、彼は小さく息を吐き、少年を離した。
「……わかった…ただし、次に桃を狙ったら、容赦しない」
桃はホッと胸を撫で下ろす。
「名前は?」
「……フィン」
少年――フィンは、乱れた金髪をかきあげながら桃を睨んだ。
「お、お前……なんなんだよ……」
「種族は?」
「犬族だよ!悪いかよ!」
桃は思わず笑ってしまった。
「犬族……やっぱり。かわいい耳してる」
「っ!か、かわ……!?やめろよ、触んな!」
桃が指先で耳の先をちょんと触れると、フィンの尾がぶんっと動いた。
ベンがわずかに眉を上げる。
「……懐いているようだな」
「な、なついてねぇ!!」
「桃、こいつも旅に連れていくぞ、宿から俺のスピードに着いてこれていたからな。問題はないだろう」
「フィンくんも一緒なの嬉しい!!」
「ちょ、ちょっと待て!勝手に決めんな」
「なんだ?何が問題なんだ?俺達に着いてくれば飯も金も稼げるぞ?」
「フィンくん…私と一緒はいや…?」
「~~!!???そ、そこまで言うんだったら着いて行ってやるよ。べ、別にお前と一緒にいたいからとかじゃないからな」
「フィン、そこまで俺のことを…ありがとな」
「お前じゃねぇよ!!」
テッテレーーーモモはナカマヲゲットした
「おい、白虎。どこに向かってんだ?」
「目指すは、ここから南へ二日の場所にある**『賢者の森』だ。そこにいるのが、俺が一番信頼……する狼**の獣人だ」
「狼……ベンさんの、お友達ですか?」
「あんな奴、友、ではない!!絶対に!!だが、互いの強さを認め合っている。だからお前を守るには都合がいい」
「お、おい白虎」
「ベンだ」
「ベン、賢者の森の狼ってあの…?」
「なんだ、知ってるのか、なら話は早い
、もうすぐ他の奴らが目覚める…いくぞ!」
「あ!おい!!ちょいまて!はやっ、ベン、さっきより早くないか!!??」
桃はベンに抱き抱えられ、フィンという仲間も増えて、新たな旅が始まったのだった。
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ツンデレ癒し担当のフィンくんが登場しました!私が思う可愛いを詰め込みました。よろしくお願いします。
お気に入り、感想、いいね、よろしくおねがいします
桃はゆっくりと体を起こした。昨夜の脱衣所での出来事を思い出し、熱がぶり返したように顔が赤くなる。
(ベンさんのバカ……!)
真っ赤な顔で抱きしめられ、耳元で「愛してる」と囁かれたこと。そして、自分が下着姿だったこと。すべてが、桃の十七年の人生で経験したことのない、強烈な刺激だった。
しかし、その恥ずかしさのすぐ下に、昨夜の恐怖が横たわっている。
(レオン……)
「雌の奴隷は珍しいんだ。もちろん俺の性奴隷にするに決まってるだろ?」
その言葉が、耳から離れない。この世界では、女性は囲われて大切にされる一方で、レオンのような非道な獣人にとっては、単なる性的な道具にもなり得るのだ。
だから、雄たちも貴重な雌を囲っているのかもしれない。
そして、桃のこの身体から放たれる**「甘い匂い」**こそが、その危険性を高めている。
「……ベンさんは、私の命の恩人だ」
(わたし、ベンさんを信じてみよう)
誰かに全力で愛されたいと願った。そして、愛を注いでみたいと願った。
この世界の獣人たちは、その願いを、命懸けの独占欲で叶えようとしている。
ベッドから降りると、足の傷はまだ少し痛んだが、昨夜よりはましになっていた。ベンが処置をしてくれたのだろうか。
部屋にはベンの姿はなかった。代わりに、ベッドの脇の椅子に、畳まれた一式と、木の板に書かれたメモが置いてあった。
「モモへ。目を覚ましたら、それを着ろ。目立ちすぎるモモの可愛さを隠す為だ。食料の調達と、出発前の状況確認に行ってくる。決して、扉を開けるな。――ベン」
異世界の知らない文字なのになぜ読めるのかは考えないことにした。最初から会話もできるからね…
桃が椅子に置かれた服を広げると、それは厚手で、フード付きの濃い茶色のローブだった。日本の制服より遥かに野暮ったいが、体を完全に隠せる。
制服からローブに着替える。分厚い布が桃の身体をすっぽり覆い、いつものコンプレックスだった胸のラインも目立たない。これなら、街を歩いても人間だ、とも、雌だとも気づかれにくいだろう。
着替えを終えてまもなく、扉が開く音がした。
「モモ。行くぞ」
ベンが戻ってきた。その手には、焼きたてのパンと燻製肉が包まれている。
「ベンさん……」
「まずいな…そんな服を着ていているからギャップ萌えが…ゔっゔん、そんなことはどうでもいいんだ。モモ、絶対に顔を見せてはいけないぞ」
「はい!」
「~~!!?、」
桃はフードを深く被った。ベンは桃に朝食を渡し、荷物をまとめた。彼は常に、一瞬たりとも気を抜かない戦士の眼をしている。
桃はさっさとパンを食べ終え…(また半分も食べきれずにベンが食べました。)
「街はまだ静かだ。急ぐぞ」
ベンは部屋の窓を開け、桃に背を向けた。
「モモ、乗れ」
「え、あの、歩けますよ!」
「ダメだ。お前のその足だと日が暮れてしまう。それに、甘い匂いを撒き散らして街を歩くなんて、全ての雄に気づかれる自殺行為だ。」
「はーい…」
桃は自分の情けなさを自覚した。
ベンはそう言って、有無を言わさず桃の背中に手を回すと、その小柄な体を軽々と抱き上げた。おんぶの形だ。
桃はベンの肩に顔を埋めた。筋肉質な背中から伝わる、温かくて強靭な熱。そして、ベン自身の野性的な匂い。
ベンは桃を背負ったまま、慎重に窓から身を乗り出した。宿屋は二階建てだったが、ベンは驚くほどの身軽さで、音も立てずに地面に着地した。まるで、一匹の白い虎が獲物を運ぶようだ。
そのままベンは、朝の静かな街の路地裏を縫うように、大通りを避けながら進んでいく。
その道中、桃はローブのフードの隙間から、この異世界の街の様子を見た。
獣人ばかりだ。
犬、猫、熊、狐……様々な獣耳と尾を持つ人々が、朝の市場で買い物をしている。
そして、その人々の間を、鮮やかなドレスを纏い、複数の男たちに囲われている**女性が歩いていた。小さな耳と尻尾がついていて、背が高く、豊満な体つきをしている。その顔つきは美しかったが、どこか傲慢で、周囲の男たちに、これ見よがしにわがままを言っている。男たちは嫌そうな顔一つせず、それを恭しく受け入れていた。
「あれが、この世界の雌だ。あの雌は耳が小さく、人間に近い方だから夫は多分3桁はいるな。それを考えるとわかるだろう?お前がどれほど特別な存在か」
「さ、サンケタ…」
桃は身震いした。
門を抜けると、道は荒れた土道に変わり、雄大な自然が広がった。
すると突然ベンが立ち止まった。
風の流れが一瞬変わる。耳と尻尾がピンと立ち、低く唸る。
「……誰か、いる」
桃が息を呑む。
すると、茂みの向こうから小さな影が音もなく動いた。
「出ろ。逃げ場はないぞ」
ベンの声が冷えた刃のように響く。
桃を地面に降ろした…次の瞬間、白い影が風のように駆け、何かを地面に叩きつけた。
「うわっ、やめっ……ぐっ!!」
捕まっていたのは、金の髪の少年だった。
耳の形が少し丸く、尾の先がふさふさしている。
狼でも虎でもない――キツネか、いや、もっと柔らかい印象の“犬”のようだった。
ベンはその少年の首元に手をかけ、目を細める。
「尾行か。命が惜しくないようだな」
「ち、ちがっ……ただ、金持ちそうだったから……!」
「盗賊か。死にたいなら、今ここで――」
「やめて!!」
桃の声が、森に響いた。
ベンの動きが止まる。
桃は慌てて近づき、少年とベンの間に割り込む。
「雌…!?」少年は桃の顔を見るなり目を見開いた。
「この子……まだ子どもじゃない。殺すなんて、そんなのダメです!」
「桃、こいつは――」
「わかってます。でも、殺さないで。お願い」
しばらく沈黙が落ちた。
ベンの瞳がじっと桃を見つめる。
やがて、彼は小さく息を吐き、少年を離した。
「……わかった…ただし、次に桃を狙ったら、容赦しない」
桃はホッと胸を撫で下ろす。
「名前は?」
「……フィン」
少年――フィンは、乱れた金髪をかきあげながら桃を睨んだ。
「お、お前……なんなんだよ……」
「種族は?」
「犬族だよ!悪いかよ!」
桃は思わず笑ってしまった。
「犬族……やっぱり。かわいい耳してる」
「っ!か、かわ……!?やめろよ、触んな!」
桃が指先で耳の先をちょんと触れると、フィンの尾がぶんっと動いた。
ベンがわずかに眉を上げる。
「……懐いているようだな」
「な、なついてねぇ!!」
「桃、こいつも旅に連れていくぞ、宿から俺のスピードに着いてこれていたからな。問題はないだろう」
「フィンくんも一緒なの嬉しい!!」
「ちょ、ちょっと待て!勝手に決めんな」
「なんだ?何が問題なんだ?俺達に着いてくれば飯も金も稼げるぞ?」
「フィンくん…私と一緒はいや…?」
「~~!!???そ、そこまで言うんだったら着いて行ってやるよ。べ、別にお前と一緒にいたいからとかじゃないからな」
「フィン、そこまで俺のことを…ありがとな」
「お前じゃねぇよ!!」
テッテレーーーモモはナカマヲゲットした
「おい、白虎。どこに向かってんだ?」
「目指すは、ここから南へ二日の場所にある**『賢者の森』だ。そこにいるのが、俺が一番信頼……する狼**の獣人だ」
「狼……ベンさんの、お友達ですか?」
「あんな奴、友、ではない!!絶対に!!だが、互いの強さを認め合っている。だからお前を守るには都合がいい」
「お、おい白虎」
「ベンだ」
「ベン、賢者の森の狼ってあの…?」
「なんだ、知ってるのか、なら話は早い
、もうすぐ他の奴らが目覚める…いくぞ!」
「あ!おい!!ちょいまて!はやっ、ベン、さっきより早くないか!!??」
桃はベンに抱き抱えられ、フィンという仲間も増えて、新たな旅が始まったのだった。
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