猫なので、もう働きません。

具なっしー

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4チートだったけど頑張りません。

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私はまだ開かない目をこすりながら、豪華なベッドから顔を出す。お腹…空いたなぁ。
もう、外は暗いみたいだ。あー、ちょっと昼寝だけするつもりだったのになー。これも猫だからだよね?
それとも社畜時代満足に睡眠取れなかったからその呪いなのか!!!?????


あのあと、セドリックにお風呂に入れられた。そう、入れられたのだ。
601歳の心を持つ私としてはとても恥ずかしくて最初は強くお断りしたのだが、なんてったって、わたしは幼女。しかも記憶喪失ときた。そんな奴を1人で風呂に入れさせるわけがないんだよな。
「せ、せめて、あの、同性の方とかはいないんですか?」
「同性…ですか?それは多分この国、いやこの世界のどこを探しても見つからないでしょう。今の時代どこの国も女性は足りていませんから。庶民の間ではもはや伝説になりつつありますから」
「そ、そうなんですねー。あの、私森からの記憶しかないから何もわからなくて、セドリックさん、色々教えてください!お願いします!」
「フィオナお嬢様はとても良い子ですね。こんな優しい心を持った女性にはじめて出会いました。猫は神様の御使かなんかなのですか?あぁ、女神様。ありがとうございます…私に敬語とさんは要りませんよ。旦那様の娘になるのですから、セドリックと呼び捨てにしてください」
「わ、わかりました。でも敬語はじょじょにでお願いします…お願い、セドリック…」
「くっっっっ…(お嬢様尊い…)はい、ではお風呂に入りましょうか。フィオナお嬢様」
爽やか執事の笑顔が半端ないです。
私はもう諦めて大人しくセドリックに身を委ねた。

ふぁーーープロすぅーっごい…さいっこう。
セドリックの洗う力加減、お湯の温度、勢い、シャンプーの香り、全部が完璧で私はすぐに陥落した。そして冒頭に戻る。
髪を乾かされるうちに眠ってしまった私をセドリックがベッドに寝かせてくれていたようだ。

「目覚めましたか?おはようございます、フィオナお嬢様、ご夕食の準備ができております。」
「お、おはようござ…じゃなくておはようセドリック。ありがとう」
「どういたしまして、では、ご夕食の会場まで案内いたします。ついてきてください。」
わたしはセドリックにぱぱぱっと着替えさせられて寝癖も治され、大人しくついて行った。
「こちらです。」
セドリックが重くて豪華な扉を開けてくれた。するとそこは、ヨーロッパの宮殿のように豪華な空間が広がっていた。
私は600年の強い心をもっているので驚きません!!お、驚いてなんかないんだからねっ!

そう言って席に…自分の力では背が足りず座れなかったのでスマートにセドリックが椅子へ座らせてくれた。
その会場にはイケオジことお父様がいていつもなら兄もいるが、今の時期は学院へ行っているのでいないと言う。
今日のメニューはこれだ。

前菜
•フルーツの盛り合わせ(苺、ブルーベリー、マンゴー)
•小さなサラダ(色とりどりの葉野菜にエディブルフラワーを添えて)

メイン
•ふわふわのチキンと野菜のクリーム煮
•ミニサイズのキッシュ(ほうれん草とチーズ入り)
•パンは柔らかいブリオッシュ

デザート
•ミルクプリンにベリーソース
•小さなチョコレートやマカロンを添えて

ドリンク
•ほんのり甘いミルクティー(またはフルーツジュース)

私はマナーとかわからないと言ったらセドリックが食べさせてくれた。

恥ずかしがりながらも小さな口でもぐもぐ食べてほっぺがおちるーて言いながら頬を押さえて美味しそうな顔をするフィオナを見てイケオジ2人は愛想を崩していた。

夕食を終えてお父様が私に
「フィオナ…君ステータスは確認したことあるかい?」
ステータス!!うっわ懐かしい!高校生の時そう言う小説読んだなぁ…
「ないです!」
「よし!じゃあ確認してみようか」
お父様が手首のブレスレットをさっと動かすと、透明なホログラムのような画面が現れた。
そこには私の名前――フィオナ――と数字や属性、ステータスがびっしりと表示されている。

フィオナ(9)猫ー猫耳幼女
猫耳幼女時
レベル:601
HP:30/30
MP:20/20
力:3
敏捷:12
特性:千里眼、超感覚、変身(猫)
注意:特性を使うと睡眠が必須

猫(ロシアンブルー)時
レベル:601
HP:1500/1500
MP:20000/20000
力:60
敏捷:412
特性:千里眼、透視、超感覚、身体強化、治癒の手、影渡り、魅了、変身(猫耳幼女)
注意:1日に14時間ほど眠る、言葉が話せない、狩猟本能に勝てない、なでられると弱い

うーん…これはなんとも…チート…でもあり極弱だなぁ。人型の方なんかレベル601でこれって…

「ふむ、これはなかなか…すごいな、フィオナ?セドリックにも見せていいかい?」
「いいよー」
「ほほぅ、これは凄いですね。レベル601ですか…可愛らしい幼女の方は赤ちゃんよりよわよわですねぇ」
「うん…猫型はめちゃくちゃ強いけど、こんなの王家でも見ないステータスだよ。でも1日に14時間眠る、かぁ…」
父さん…猫は愛されるために生まれてきたような天使なのです。強さなんて求めちゃいけないです。
「フィオナ、見せてくれてありがとう。どんなステータスでも俺らが君を大切に、守ることは変わらないよ。フィオナは好きなように過ごすといいよ。」
「本当にいいんですか…?お父様?、私人のためにこの力を使わなくていいんですか?」
「うーん、フィオナが使いたいならサポートするけど、俺はあんまりして欲しくないな。君の力は全て特殊なものだ。MPなんて、この国1番の魔導士団長でも2000だったよ。20000なんて知られたら狙われてしまう。フィオナ、自分の能力は自分のために使うのがいいよ。君のやりたいことは俺たちが全力でサポートするから。」
「わかった!ありがとう!お父様。」
「さぁ、もう夜も遅いし寝る時間だ。おやすみなさい。また明日ね、私の可愛いフィオナ」
「おやすみなさい!お父様!大好き!」
チュッ
「!!??フィ、フィオナ…今…!!」

わ 私は狼狽えているお父様をみて満足したので、セドリックと一緒に寝室に向かったのだった。
そうしてセドリックにお世話され、私の怒涛の1日は終わった。
チートを知ってもお父様は自分のために使えと言ってくれた。私はその言葉が嬉しくてほかほかした気持ちで眠りについた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
見てくれてありがとうございます。
いつかこの後フィオナが寝静まった後に行われたセドリックとお父様の猫耳幼女防衛作戦会議(?)の話もかけたらいいなと思ってます。
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