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第8話 辺境での新しい日々
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レティシアが辺境の村に来てから、季節はゆっくりと春へと移り変わっていた。
雪に覆われていた畑には若草が芽吹き、村人たちは久しぶりの収穫に向けて忙しそうに働いている。
風見亭にも旅人の数が増え、レティシアの一日は以前より慌ただしくなった。
それでも彼女の心は穏やかだった。朝、目覚めて鳥の声を聞き、湯気の立つ鍋にスープを注げば、それだけで幸福を感じられる。
ある日、マーサ女将が厨房で声をあげた。
「レティシア、麦粉が足りなくなりそうだよ。ついでに北の小川まで水を汲んできておくれ。」
「はい、行ってきます。」
桶を抱え、外に出る。空気はまだ冷たく澄んでいて、風が頬を撫でた。
村の外れを歩けば、そこかしこから笑い声が聞こえる。
冬の間、家の中でじっと過ごしていた子供たちが、久しぶりの陽気に外へ駆け出していた。
「レティシアさん!」
声を上げて駆け寄ってきたのは、小さな少年だった。よく宿に来る農家の息子で、エドガーのことを『おじちゃん』と呼んで慕っている。
「おじちゃん、森の道の方に行ったよ! でっかい荷物持ってたんだ!」
「そうなのね。」
「きっと獣の巣を探しに行ったんだ! かっこいいでしょ!」
レティシアは少年の頭を撫でて笑った。
「ええ、とてもね。危ないところには近寄らないようにするのよ。」
「うん!」
少年が駆けていくのを見送りながら、レティシアの胸が少しざわついた。
またひとりで危険な場所へ。
あの夜、彼が自分の過去を語ったときの表情が蘇る。
――罪を背負っているように見えるその人が、同じくらい人を守ろうとしている。
「心配しても仕方ないわね……」
ひとり言をつぶやき、水を汲むために小川へと向かう。
小川のほとりは、春の陽を受けてきらきらと光っていた。
桜に似た小さな花が咲き、鳥の声が遠くから響く。
桶に水を汲んで立ち上がると、突然視界の端で何かが動いた。
――煙。
風に流れるような薄い灰色。
村の方角だ。レティシアは胸がざわめき、桶を置いて駆け出した。
坂を下り、家並みが見えてくると、ほんの一部が煙に包まれていた。
家の中から火が出ている。燃え移りはじめた屋根の周りに、村人が慌てて集まっていた。
「火事だ! 水を持ってこい!」
誰かが叫ぶ。レティシアもすぐさま桶を取って走り出した。
水を撒こうとしたとき、倒壊しかけた梁が軋む音が聞こえた。
中に人の姿が見える――老婆がひとり、立ち上がれないまま取り残されている。
「危ない、入るな!」
誰かが叫んだ。けれど、躊躇はなかった。
レティシアは裾を摘んで駆け込んだ。
熱気が肌を焼く。煙が喉を刺し、視界がぼやける。
「こちらです! 手を!」
咳き込みながら老婆の腕を取る。だが、思った以上に重い。
立ち上がらせようと必死で体を支えたそのとき。
――どん!
天井の梁が崩れ、視界が真っ黒になった。
「レティシア!」
耳の奥で聞こえた怒鳴り声に、目を開けた。
瓦礫の向こうから、強い腕が伸びてくる。
炎が背後で唸りをあげる中、その腕が自分と老婆を一気に引き上げた。
外に出た瞬間、冷たい空気が肺に流れ込む。
咳き込みながら、彼女はその肩越しに見上げた。
――エドガーがいた。煤だらけの顔、服も焦げている。
「無茶をするな。」
「あなたこそ!」
彼の腕の中で、思わず涙がこぼれた。怖かった、でも命を捨てたいわけではない。
それなのに、体は勝手に動いていた。
火はやがて鎮まり、村人たちは安堵の息をついた。老婆の命も無事で、皆が感謝の言葉を口にした。
けれどエドガーはレティシアの前で険しい顔をしていた。
「二度とあんな真似はするな。」
「放っておけませんでした。」
「お前が焼け死んでいたら、誰が助ける。」
「……あなた、です。」
「違う!」
怒鳴られ、レティシアは思わず目を見開く。
子供のように叱られているのに、不思議とその声は恐ろしくなかった。
そこにあったのは、本気の心配だった。
「自分の命を粗末にするな。助けた人が、お前のせいで悲しむ。」
声が震えていた。
それを見て、レティシアはようやく気づく。――この人も、自分を失うのが怖いのだと。
「……ごめんなさい。もう、しません。」
「本当だな。」
「本当です。」
彼は深く息をついて、額に手を当てた。
「まったく……お前ってやつは。」
「ええ、頑固者ですから。」
「知ってる。」
ふと、二人の間に笑いがこぼれた。
その笑みには、火をくぐり抜けたあとの確かな生の熱があった。
その晩、村人たちは火事を無事に乗り越えたお祝いに、ささやかな宴を開いた。パンとスープと、ほんの少しの酒。
エドガーは珍しく酒を口にし、静かに村人たちと言葉を交わしていた。
レティシアが横目で見ると、彼の表情には穏やかな笑みが浮かんでいた。
普段の無骨な姿ではなく、家族の中にいるような顔。
その笑顔に心を奪われる。
――人を守るだけじゃなく、こうして誰かと共に笑える人なんだ。
夜が更け、皆が片付けを終えたあと、エドガーがレティシアの座る縁側にやってきた。
「熱はないか。」
「ええ、大丈夫です。」
「怖かっただろう。」
「はい。でも、後悔はしていません。」
しばらく沈黙が続いた。
風が静まり、遠くの森で鳥の声が一度だけ響いた。
エドガーがゆっくりと口を開いた。
「お前があの家に入った時、俺はまた誰かを失うと思った。」
「……」
「俺は、お前に生きてほしい。何があっても。」
言葉が喉に詰まる。
その瞳の真剣さに、心の奥まで掴まれたように息ができなかった。
「……あなたも、です。あなたも、絶対に。」
そう言うと、エドガーの目がわずかに揺れた。
やがて小さく頷き、星空を見上げる。
「夜空が綺麗だな。」
「ええ。」
二人の頭上には、無数の星が瞬いていた。
村の火は消えたが、代わりに心の灯が静かに燃えていた。
レティシアはこの夜を、きっと一生忘れないだろうと思った。
彼の手のぬくもりとともに──。
続く
雪に覆われていた畑には若草が芽吹き、村人たちは久しぶりの収穫に向けて忙しそうに働いている。
風見亭にも旅人の数が増え、レティシアの一日は以前より慌ただしくなった。
それでも彼女の心は穏やかだった。朝、目覚めて鳥の声を聞き、湯気の立つ鍋にスープを注げば、それだけで幸福を感じられる。
ある日、マーサ女将が厨房で声をあげた。
「レティシア、麦粉が足りなくなりそうだよ。ついでに北の小川まで水を汲んできておくれ。」
「はい、行ってきます。」
桶を抱え、外に出る。空気はまだ冷たく澄んでいて、風が頬を撫でた。
村の外れを歩けば、そこかしこから笑い声が聞こえる。
冬の間、家の中でじっと過ごしていた子供たちが、久しぶりの陽気に外へ駆け出していた。
「レティシアさん!」
声を上げて駆け寄ってきたのは、小さな少年だった。よく宿に来る農家の息子で、エドガーのことを『おじちゃん』と呼んで慕っている。
「おじちゃん、森の道の方に行ったよ! でっかい荷物持ってたんだ!」
「そうなのね。」
「きっと獣の巣を探しに行ったんだ! かっこいいでしょ!」
レティシアは少年の頭を撫でて笑った。
「ええ、とてもね。危ないところには近寄らないようにするのよ。」
「うん!」
少年が駆けていくのを見送りながら、レティシアの胸が少しざわついた。
またひとりで危険な場所へ。
あの夜、彼が自分の過去を語ったときの表情が蘇る。
――罪を背負っているように見えるその人が、同じくらい人を守ろうとしている。
「心配しても仕方ないわね……」
ひとり言をつぶやき、水を汲むために小川へと向かう。
小川のほとりは、春の陽を受けてきらきらと光っていた。
桜に似た小さな花が咲き、鳥の声が遠くから響く。
桶に水を汲んで立ち上がると、突然視界の端で何かが動いた。
――煙。
風に流れるような薄い灰色。
村の方角だ。レティシアは胸がざわめき、桶を置いて駆け出した。
坂を下り、家並みが見えてくると、ほんの一部が煙に包まれていた。
家の中から火が出ている。燃え移りはじめた屋根の周りに、村人が慌てて集まっていた。
「火事だ! 水を持ってこい!」
誰かが叫ぶ。レティシアもすぐさま桶を取って走り出した。
水を撒こうとしたとき、倒壊しかけた梁が軋む音が聞こえた。
中に人の姿が見える――老婆がひとり、立ち上がれないまま取り残されている。
「危ない、入るな!」
誰かが叫んだ。けれど、躊躇はなかった。
レティシアは裾を摘んで駆け込んだ。
熱気が肌を焼く。煙が喉を刺し、視界がぼやける。
「こちらです! 手を!」
咳き込みながら老婆の腕を取る。だが、思った以上に重い。
立ち上がらせようと必死で体を支えたそのとき。
――どん!
天井の梁が崩れ、視界が真っ黒になった。
「レティシア!」
耳の奥で聞こえた怒鳴り声に、目を開けた。
瓦礫の向こうから、強い腕が伸びてくる。
炎が背後で唸りをあげる中、その腕が自分と老婆を一気に引き上げた。
外に出た瞬間、冷たい空気が肺に流れ込む。
咳き込みながら、彼女はその肩越しに見上げた。
――エドガーがいた。煤だらけの顔、服も焦げている。
「無茶をするな。」
「あなたこそ!」
彼の腕の中で、思わず涙がこぼれた。怖かった、でも命を捨てたいわけではない。
それなのに、体は勝手に動いていた。
火はやがて鎮まり、村人たちは安堵の息をついた。老婆の命も無事で、皆が感謝の言葉を口にした。
けれどエドガーはレティシアの前で険しい顔をしていた。
「二度とあんな真似はするな。」
「放っておけませんでした。」
「お前が焼け死んでいたら、誰が助ける。」
「……あなた、です。」
「違う!」
怒鳴られ、レティシアは思わず目を見開く。
子供のように叱られているのに、不思議とその声は恐ろしくなかった。
そこにあったのは、本気の心配だった。
「自分の命を粗末にするな。助けた人が、お前のせいで悲しむ。」
声が震えていた。
それを見て、レティシアはようやく気づく。――この人も、自分を失うのが怖いのだと。
「……ごめんなさい。もう、しません。」
「本当だな。」
「本当です。」
彼は深く息をついて、額に手を当てた。
「まったく……お前ってやつは。」
「ええ、頑固者ですから。」
「知ってる。」
ふと、二人の間に笑いがこぼれた。
その笑みには、火をくぐり抜けたあとの確かな生の熱があった。
その晩、村人たちは火事を無事に乗り越えたお祝いに、ささやかな宴を開いた。パンとスープと、ほんの少しの酒。
エドガーは珍しく酒を口にし、静かに村人たちと言葉を交わしていた。
レティシアが横目で見ると、彼の表情には穏やかな笑みが浮かんでいた。
普段の無骨な姿ではなく、家族の中にいるような顔。
その笑顔に心を奪われる。
――人を守るだけじゃなく、こうして誰かと共に笑える人なんだ。
夜が更け、皆が片付けを終えたあと、エドガーがレティシアの座る縁側にやってきた。
「熱はないか。」
「ええ、大丈夫です。」
「怖かっただろう。」
「はい。でも、後悔はしていません。」
しばらく沈黙が続いた。
風が静まり、遠くの森で鳥の声が一度だけ響いた。
エドガーがゆっくりと口を開いた。
「お前があの家に入った時、俺はまた誰かを失うと思った。」
「……」
「俺は、お前に生きてほしい。何があっても。」
言葉が喉に詰まる。
その瞳の真剣さに、心の奥まで掴まれたように息ができなかった。
「……あなたも、です。あなたも、絶対に。」
そう言うと、エドガーの目がわずかに揺れた。
やがて小さく頷き、星空を見上げる。
「夜空が綺麗だな。」
「ええ。」
二人の頭上には、無数の星が瞬いていた。
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彼の手のぬくもりとともに──。
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