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僕は前世、十五歳で死んだ。
やりたい事が沢山あった。やってみたい事だって沢山。
「……レイルーク」
「僕、魔術学園に入学するってさっき決めたよ。だって後悔したくないから。学園に通う事は必要無いかもしれない。けど。僕には多分、必要な事な気がするんだ。魔物討伐もそう。少しでも、皆んなの助けになりたいんだ。公爵の者としての務めでなくても、そうしたいと思ってる」
レイルークをじっと見つめていたルシータは不意に目を閉じると、膝に置いている肘から先を動かし、祈る様に両指を組むとその上に顎を乗せた。
暫く沈黙が続き、シンリーがお茶を運びに来て部屋を出たタイミングで、ルシータは語りかけた。
「少し、昔話をしようか」
ルシータはシンリーが置いた紅茶の入ったティーカップを口に運ぶと、意を決した様に目を開いた。
「私の母はね、ルシアを産んで産後間もないのに魔物と戦って、亡くなっているんだ。……ラシュリアータ辺境領はダンジョンが多くて、時にダンジョンから魔物が出てしまう事がある。母は辺境伯の妻になる位だ。私みたいに剛気で、魔力や剣技に秀でた人だった。多分油断したのだと思う」
ゆっくりカップを皿に戻すと、疲れた様に溜息をついた。
「私は魔物を心底憎悪したよ。でも憎しみを抱く事は魔物を生み出してしまうことと同じ。憎しみの心でしか魔物と対峙出来ない自分を諭すのに、本当に苦労してね。
結局、私は魔物を殺す事が母の弔いになる。そう思うようにしたんだ」
「殺す事が……弔いに、なった……?」
「当初はね。しかし今は私も母だ。私は母として、今は少しでも子供達の平和のために。そう思い戦っているつもりさ」
レイルークの瞳を真っ直ぐに見つめた。
「だから、レイルーク。己自身を守る為に、今以上に強くなりたいなら私は協力しよう。だがもし、いつか私の様に、更に冒険者の様に魔物と戦いたいと思うのなら。
私が特訓させた事を後悔しなくていいように。私達が、悪意に囚われることにならないように。決して無理はしないと、どうか誓って欲しい」
「母様……」
ルシータの母としての想いに、真摯に向き合わなければならない。
「……僕ね、父様と母様の子供に生まれて凄く幸せなんだ。ユリア姉様とも家族になれて、世界一家族に恵まれた幸せ者だって、そう思ってる。だから、家族が悲しむ事はしない。僕、レイルーク・アームストロングは、誓うよ。決して無理はしないって」
***
「ルルー、高い高ーい」
「きゃー!」
ルドルフはレイルークより高い目線に大喜びだ。
ルシータとの話し合いは、レオナルドと協議して今後の方針を決めるからと、一旦終了することとなった。
話し合い後、折角なのでルドルフと遊ぶことにしたのだ。
「にーに、とーと」
「ん?」
ルドルフが指差した先の扉が開いており、レオナルドが立っていた。
「父様」
「レイ、少し話がある。ルディ、レイと話をして良いかな?」
「あーい」
抱っこしていたルドルフを床に立たせると、意味が分かっているのかいないのか分からないが、ルドルフは積み木が置いてある方へヨチヨチ歩いて行った。
「ルディはレイに似てお利口だ」
レオナルドはルドルフに感心している。因みにレイルーク以外はルドルフの愛称はルディだ。
(絶対ルルー呼びの方が、ルドルフも気に入ってくれていると思うんだけどな)
気持ちを切り替えてレオナルドに近づいた。
「レイ。シータから話は聞いた。魔術学園に入学する事に魔物討伐の参加。……この意思に変わらないのだな?」
「はい」
「なら、私から一つ、条件がある。ルディの相手が終わったら執務室に来なさい」
「はい、分かりました」
それだけを告げるとレオナルドは扉を閉めて去っていった。
条件が何か分からないが、頑張るしかない。
「ルルー! 兄ちゃん、頑張るから!!」
「うー?」
積み木を積み上げながら首を傾げるルドルフに、暫しの癒しを受け取るのであった。
暫くしてルドルフがおねむになったのでシシルに後のお世話を頼むと、一人で執務室に向かった。
扉の前で一呼吸ついてから、意を決して扉をノックした。レオナルドの応答を待って部屋へと入ると、執務室にはレオナルド一人で、ソファーに座っていた。
「座りなさい」
「失礼します」
面接を受ける様で、やけに緊張する。やや硬くなりながら座った。
「まず、ルシータに訓練を受ける事だが。これは特に問題はない。強くなる事に越した事はないからな。しかし、魔術学園の入学は必要ないと思っている。それでも入学を希望するのなら、私が出す条件を突破することだ」
「父様、僕は魔術学園の入学を希望します。その条件とは、何ですか?」
「これから見せる魔道具を身に付けてもらう事だ」
レオナルドは立ち上がると、執務机の引き出しから何かを取り出してくると、テーブルの上に置いた。
「これは、腕輪?」
以前アトランス宮殿に赴く際、身に付けたことのある銀色のブレスレットに少し似ている。ただ、これは完全に手枷の形状で、ストロングカレイドの模様は施されておらず、代わりに物凄く細かい術式が表面を埋め尽くしていて何やら禍々しさを感じた。
「この腕輪は封印の腕輪と言って、身に付けた者の魔力を完全《・》に封じる魔導具だ。外さない限り、一切の魔法が使えなくなる」
「一切使えない!?」
「そうだ。かなり危険な魔導具だが、魔力の高いレイルークには一度魔力を使えない経験が必要だと判断した」
「……この腕輪を嵌めて、使えない経験をすれば良いのですか?」
「いや、それだけでは意味がない」
レオナルドは腕輪を持ち上げると、レイルークに差し出した。
「この封印の腕輪を、『自身の力だけ』で外す、若しくは破壊することが出来れば、魔術学園の入学を許可する。期限は入学手続きの締切月までだ」
「!」
「この条件を承諾出来ないのであれば、魔術学園に通うのは断念しなさい。決めるのはレイだ」
魔法が使えない。つまり身を守る術を一つ失くす事と同じ。確かに郊外に出るなどの場合には危険ではあるが、近衛兵がいる屋敷の敷地外へ出なければ特に問題はない筈。
前世と同じ状態になるだけだと腹を括った。
「父様、僕は封印の腕輪に挑戦します。僕自身の力で、必ず外してみせます!!」
やりたい事が沢山あった。やってみたい事だって沢山。
「……レイルーク」
「僕、魔術学園に入学するってさっき決めたよ。だって後悔したくないから。学園に通う事は必要無いかもしれない。けど。僕には多分、必要な事な気がするんだ。魔物討伐もそう。少しでも、皆んなの助けになりたいんだ。公爵の者としての務めでなくても、そうしたいと思ってる」
レイルークをじっと見つめていたルシータは不意に目を閉じると、膝に置いている肘から先を動かし、祈る様に両指を組むとその上に顎を乗せた。
暫く沈黙が続き、シンリーがお茶を運びに来て部屋を出たタイミングで、ルシータは語りかけた。
「少し、昔話をしようか」
ルシータはシンリーが置いた紅茶の入ったティーカップを口に運ぶと、意を決した様に目を開いた。
「私の母はね、ルシアを産んで産後間もないのに魔物と戦って、亡くなっているんだ。……ラシュリアータ辺境領はダンジョンが多くて、時にダンジョンから魔物が出てしまう事がある。母は辺境伯の妻になる位だ。私みたいに剛気で、魔力や剣技に秀でた人だった。多分油断したのだと思う」
ゆっくりカップを皿に戻すと、疲れた様に溜息をついた。
「私は魔物を心底憎悪したよ。でも憎しみを抱く事は魔物を生み出してしまうことと同じ。憎しみの心でしか魔物と対峙出来ない自分を諭すのに、本当に苦労してね。
結局、私は魔物を殺す事が母の弔いになる。そう思うようにしたんだ」
「殺す事が……弔いに、なった……?」
「当初はね。しかし今は私も母だ。私は母として、今は少しでも子供達の平和のために。そう思い戦っているつもりさ」
レイルークの瞳を真っ直ぐに見つめた。
「だから、レイルーク。己自身を守る為に、今以上に強くなりたいなら私は協力しよう。だがもし、いつか私の様に、更に冒険者の様に魔物と戦いたいと思うのなら。
私が特訓させた事を後悔しなくていいように。私達が、悪意に囚われることにならないように。決して無理はしないと、どうか誓って欲しい」
「母様……」
ルシータの母としての想いに、真摯に向き合わなければならない。
「……僕ね、父様と母様の子供に生まれて凄く幸せなんだ。ユリア姉様とも家族になれて、世界一家族に恵まれた幸せ者だって、そう思ってる。だから、家族が悲しむ事はしない。僕、レイルーク・アームストロングは、誓うよ。決して無理はしないって」
***
「ルルー、高い高ーい」
「きゃー!」
ルドルフはレイルークより高い目線に大喜びだ。
ルシータとの話し合いは、レオナルドと協議して今後の方針を決めるからと、一旦終了することとなった。
話し合い後、折角なのでルドルフと遊ぶことにしたのだ。
「にーに、とーと」
「ん?」
ルドルフが指差した先の扉が開いており、レオナルドが立っていた。
「父様」
「レイ、少し話がある。ルディ、レイと話をして良いかな?」
「あーい」
抱っこしていたルドルフを床に立たせると、意味が分かっているのかいないのか分からないが、ルドルフは積み木が置いてある方へヨチヨチ歩いて行った。
「ルディはレイに似てお利口だ」
レオナルドはルドルフに感心している。因みにレイルーク以外はルドルフの愛称はルディだ。
(絶対ルルー呼びの方が、ルドルフも気に入ってくれていると思うんだけどな)
気持ちを切り替えてレオナルドに近づいた。
「レイ。シータから話は聞いた。魔術学園に入学する事に魔物討伐の参加。……この意思に変わらないのだな?」
「はい」
「なら、私から一つ、条件がある。ルディの相手が終わったら執務室に来なさい」
「はい、分かりました」
それだけを告げるとレオナルドは扉を閉めて去っていった。
条件が何か分からないが、頑張るしかない。
「ルルー! 兄ちゃん、頑張るから!!」
「うー?」
積み木を積み上げながら首を傾げるルドルフに、暫しの癒しを受け取るのであった。
暫くしてルドルフがおねむになったのでシシルに後のお世話を頼むと、一人で執務室に向かった。
扉の前で一呼吸ついてから、意を決して扉をノックした。レオナルドの応答を待って部屋へと入ると、執務室にはレオナルド一人で、ソファーに座っていた。
「座りなさい」
「失礼します」
面接を受ける様で、やけに緊張する。やや硬くなりながら座った。
「まず、ルシータに訓練を受ける事だが。これは特に問題はない。強くなる事に越した事はないからな。しかし、魔術学園の入学は必要ないと思っている。それでも入学を希望するのなら、私が出す条件を突破することだ」
「父様、僕は魔術学園の入学を希望します。その条件とは、何ですか?」
「これから見せる魔道具を身に付けてもらう事だ」
レオナルドは立ち上がると、執務机の引き出しから何かを取り出してくると、テーブルの上に置いた。
「これは、腕輪?」
以前アトランス宮殿に赴く際、身に付けたことのある銀色のブレスレットに少し似ている。ただ、これは完全に手枷の形状で、ストロングカレイドの模様は施されておらず、代わりに物凄く細かい術式が表面を埋め尽くしていて何やら禍々しさを感じた。
「この腕輪は封印の腕輪と言って、身に付けた者の魔力を完全《・》に封じる魔導具だ。外さない限り、一切の魔法が使えなくなる」
「一切使えない!?」
「そうだ。かなり危険な魔導具だが、魔力の高いレイルークには一度魔力を使えない経験が必要だと判断した」
「……この腕輪を嵌めて、使えない経験をすれば良いのですか?」
「いや、それだけでは意味がない」
レオナルドは腕輪を持ち上げると、レイルークに差し出した。
「この封印の腕輪を、『自身の力だけ』で外す、若しくは破壊することが出来れば、魔術学園の入学を許可する。期限は入学手続きの締切月までだ」
「!」
「この条件を承諾出来ないのであれば、魔術学園に通うのは断念しなさい。決めるのはレイだ」
魔法が使えない。つまり身を守る術を一つ失くす事と同じ。確かに郊外に出るなどの場合には危険ではあるが、近衛兵がいる屋敷の敷地外へ出なければ特に問題はない筈。
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