15 / 94
第九章 錬金術師とパラサイト
英雄譚とベヒモスの話
しおりを挟む
健太郎達は取り敢えずベヒモスには待ってもらう事にして、グリゼルダ及びギャガンの指示に従い負傷者の搬送を手伝った。
体をトラックモードに変え、後方部隊の物資輸送用の馬車までピストン輸送する。
兵士達はアウラが完全な掌握では無く、健太郎を排除するため肉体の支配を優先した事で脳に損傷を負った物は無く、薬の雨によってそのほとんどが寄生生物の支配から抜け出ていた。
ただ、砲弾の暴発によって吹き飛ばされた者は重症もしくは死亡していた者も多くいた。
グリゼルダは重傷者を餞別し治癒魔法を使い、軽症者は健太郎に乗せ後方へ運ばせた。
魔法に長けた魔人族であってもその魔力は有限だ。魔力回復薬の飲める量にも限界がある。
グリゼルダは元軍人だけあって、その辺の判断を的確に素早く行っていた。
「ミシマ、取り敢えずこれで最後だ。彼らを送り届けたらベヒモスの所に行こう」
トラックモードの後部座席には傷を癒された重傷者が乗り込んでいる。
現在の健太郎は呼吸の必要が無い為か臭いを感じる事は無かったが、彼らの血で汚れた服や鎧は否が応にも健太郎に鉄サビの臭いを思い起こさせた。
「ブルブルブルッ」
分かった。それじゃあ行くよ。
運転席に座ったグリゼルダはいつの間にか眠っていた。
百名以上の負傷者に治癒魔法を掛けたのだ。その疲れが出たのだろう。
「ブルルルルッ……」
今回は魔法組は大変だったな……。
ミラルダは囮となりアウラを引き付け、グリゼルダは戦場を駆け巡った。
勿論、ギャガンやパムも大変だったろうが、精神力を使い切った二人の方が疲労は大きい筈だ。
少しの間だけど眠るといい。
そんな事を思いながら健太郎は負傷者を後方部隊の下へと運んだ。
■◇■◇■◇■
「これで兵士の怪我人は最後だ。後はベヒモスが引き連れてきた者達から生存者を探さないと……」
「それはこちらで引き受ける。送ってくれた負傷兵からおおよその事は聞いた……ラーグの冒険者か……トラスの時と同様、またあの国に借りが出来たな」
後方部隊の部隊長は戦場から五キロ程離れたその場所からでも覗えるベヒモスの姿を眺めながら、苦笑に似た笑みを浮かべた。
「やはりあのベヒモスはトラスの英雄譚の……」
「ああ、湖水地方で眠りについたベヒモス……他の国じゃ、トラスパーティの魔法使いがベヒモスを殺したって伝わってる所もあるそうだが、オルニアルじゃ首都壊滅の危機を救った恩人だ……そういやあんた等もそうだったな。こりゃ新しい英雄譚が生まれそうだ」
「あの話に憧れはしたが……私は英雄って柄じゃないさ……さて、ミシマ、ベヒモスの所へ行こうか」
部隊長の言葉に肩を竦めると、負傷者を下ろしたトラックモードの健太郎にグリゼルダは声を掛けた。
「ブルブル……」
了解……他の皆も拾っていくか。
そう考えた健太郎はその身をトラックモードからVTOLモードへと変えた。
「空を飛ぶ巨人に鉄の車、それに鉄の鳥か……説明は受けたが便利なもんだ」
「今回もミシマがいなければベヒモスは止められなかった……英雄譚にするならコイツの事にしてくれ」
「ハハッ、確かにそのゴーレムは立役者だが、戦場じゃああんたも含めて、戦った皆が英雄だよ……」
部隊長はそう言って荷馬車で南部の街に運ばれる兵達に目をやった。
そんな部隊長の姿を見て健太郎は思う。
自分がもっと上手くやれれば救えた命はあったのではないだろうかと……。
せっかく転生して強靭で色々出来る体を手に入れたのだ。
これまではこの機械の体に振り回されながら、場当たり的に事に当たって来たが、今後はもっとこの体の能力を調べてみてもいいかもしれない。そうすればもっと……。
「ミシマ、どうした? ベヒモスの所に行くんじゃないのか?」
気が付けばグリゼルダは部隊長への挨拶を終え、VTOLの操縦席に座っていた。
「ヴヴヴヴッ」
ああ、悪い。考え事をしてたんだ。
「……やはり意思疎通が出来ないと不便だな……レベッカとも直接話してみたいしやはり念話系の魔法を……」
顎に手をやりブツブツと呟き始めたグリゼルダを乗せ、健太郎はミラルダ達のいる草原へとVTOLを向かわせた。
■◇■◇■◇■
ホバリングする青黒い垂直離着陸機の前、巨大な瞳がこちらに視線を向けている。
「それで話とはなんだ?」
魔力が乗ったグリゼルダの声が巨大な獣に語りかける。
「ヴァアア? (オラを無理矢理叩き起こしたあの緑の奴、アレを頭ン中から追い出してくれたのはおめさん達だべ?)」
「そうだ。実際にやったのは今、鉄の鳥になっているミシマ、それにこの半獣人の魔法使いミラルダだ」
「ちょいとグリゼルダ、あたしゃミシマの中でボタンを二回押しただけだよ」
ミラルダの囁きに笑みを浮かべつつ、グリゼルダはベヒモスの言葉を待つ。
「ヴァアアアア(やっぱりそうだったんだな、あんがとなぁ、オラ、龍脈の力さ吸い取って眠ってたとこを、いきなり体が動き出したもんで、面食らっちまって……)」
「ベヒモスは何て言ってんだ?」
「ベヒモスはどうも龍脈、大地の、この星の持つ気の流れを吸い取る為に眠っていたらしい。そこをアウラに寄生されて体を操られ、随分と驚いたようだ」
「操られたのが分かったんなら、意識はあったって事?」
パムの問いにどうやらそうらしいなと答えながら、グリゼルダはベヒモスに視線を戻した。
「それで、話というのはアウラから解放された事への礼か?」
「ヴァアアア(んだ。実はオラ、世界各地の龍脈を巡って力を吸って調整するって仕事を言い遣ってるだ)」
「言い遣る? 一体誰に?」
「ヴァアアア(それはその……まぁ、その話は置いといて……んでな。その仕事さするために結構なんでも出来るだよ。だから助けてくれた礼になんでも一つ願いを聞くだよ)」
「なんでも願いを……みんな、ベヒモスは助けた礼になんでも願いを聞くと言ってる……どうする?」
グリゼルダがミラルダ達を振り返りパーティーの仲間に視線を送る。
「なんでもってホントになんでもかい?」
「らしい」
「んじゃ、今回の事で死んだ奴らを蘇らせてもらおうぜ」
「そりゃ流石に無理なんじゃないかい? 蘇生は神様の領域だろ」
「ババババババッ……」
ミラルダ、聞くだけ聞いてみよう。蘇生が無理でも脳をやられた人達だけでも復活出来れば……。
「そうだねぇ……」
「ねぇ、ミラルダ、ミシマはなんて言ってるの?」
「聞くだけ聞いてみようって……蘇生が無理でも寄生体にやられた人の回復が出来ればって」
「回復……うんうん、聞いてみようッ!! みんな泣いてたし、それがいいよッ!」
「だな……女やガキの涙は見たくねぇしよぉ」
「……蘇生、それが無理なら生存者の回復だな……ベヒモス、我々の願いはこの一件での被害者の復活と治癒だ」
グリゼルダはベヒモスの巨大な瞳に向かって魔力を乗せた言葉を紡いだ。
「ヴァアアアアアア(今回の死者の復活と治癒だか……やってもええだが、一つオラのお願いも聞いてくれるだか?)」
「お願い……なんだ?」
「ヴァアアア(復活には今のオラに残ってる力さ殆ど使う事になるだ。そうなると次の行く予定の龍脈への到着がおくれちまう。遅れた分だけ龍脈にゃあ力が溜まる。そんで力が溜まりすぎると龍脈は爆発しちまうんよ。だから代わりに龍脈さ行って力を吸い上げて欲しいだ)」
「力を吸い上げる……そんな事が人に可能なのか?」
「ヴァアアアアア(人族じゃ無理だぁ、けんどもその青いゴーレムさんなら出来る筈だぁ……そんお人はオラと同じ匂いがするだで……)」
同じ匂い……グリゼルダはベヒモスの言葉に様々な憶測を考えつつ、巨獣の言葉をミラルダ達に伝えた。
「龍脈か……次の目的地が決まったな」
「いいのかいギャガン?」
「お前はどうなんだよ? このまま死んだ奴や動けねぇ奴を見捨てて平気なのか?」
「平気じゃないけど、龍脈みたいな大きな力をミシマがどうにか出来るのか……」
「龍脈ってメルディスの迷宮の転移に使ってた奴だよね?」
「そうだ、だがあの迷宮のモノは支流の一つだ。本流の力となれば……」
「ババババッ!!」
俺、やるよッ!!
「……いいのかいミシマ? 相手は星の力だよ、吸い上げる事が出来ても受け止め切れずに爆発とか……」
「バババババッ!!」
ベヒモスが出来るって言ってるんだ、きっと大丈夫さッ!!
「うーん、相変わらず楽天的だねぇ……まぁ、そこがあんたのいい所だしね……グリゼルダ、ベヒモスに依頼を受けるって伝えておくれ」
「……了解だ。ベヒモス、お前の願いを我々は冒険者として受けよう」
「ヴァアアアアア!! (感謝するだ!! やっぱり冒険者は頼りになるだなッ!!)
ベヒモスはそう鳴き声を上げると嬉しそうに瞳を細めた。
体をトラックモードに変え、後方部隊の物資輸送用の馬車までピストン輸送する。
兵士達はアウラが完全な掌握では無く、健太郎を排除するため肉体の支配を優先した事で脳に損傷を負った物は無く、薬の雨によってそのほとんどが寄生生物の支配から抜け出ていた。
ただ、砲弾の暴発によって吹き飛ばされた者は重症もしくは死亡していた者も多くいた。
グリゼルダは重傷者を餞別し治癒魔法を使い、軽症者は健太郎に乗せ後方へ運ばせた。
魔法に長けた魔人族であってもその魔力は有限だ。魔力回復薬の飲める量にも限界がある。
グリゼルダは元軍人だけあって、その辺の判断を的確に素早く行っていた。
「ミシマ、取り敢えずこれで最後だ。彼らを送り届けたらベヒモスの所に行こう」
トラックモードの後部座席には傷を癒された重傷者が乗り込んでいる。
現在の健太郎は呼吸の必要が無い為か臭いを感じる事は無かったが、彼らの血で汚れた服や鎧は否が応にも健太郎に鉄サビの臭いを思い起こさせた。
「ブルブルブルッ」
分かった。それじゃあ行くよ。
運転席に座ったグリゼルダはいつの間にか眠っていた。
百名以上の負傷者に治癒魔法を掛けたのだ。その疲れが出たのだろう。
「ブルルルルッ……」
今回は魔法組は大変だったな……。
ミラルダは囮となりアウラを引き付け、グリゼルダは戦場を駆け巡った。
勿論、ギャガンやパムも大変だったろうが、精神力を使い切った二人の方が疲労は大きい筈だ。
少しの間だけど眠るといい。
そんな事を思いながら健太郎は負傷者を後方部隊の下へと運んだ。
■◇■◇■◇■
「これで兵士の怪我人は最後だ。後はベヒモスが引き連れてきた者達から生存者を探さないと……」
「それはこちらで引き受ける。送ってくれた負傷兵からおおよその事は聞いた……ラーグの冒険者か……トラスの時と同様、またあの国に借りが出来たな」
後方部隊の部隊長は戦場から五キロ程離れたその場所からでも覗えるベヒモスの姿を眺めながら、苦笑に似た笑みを浮かべた。
「やはりあのベヒモスはトラスの英雄譚の……」
「ああ、湖水地方で眠りについたベヒモス……他の国じゃ、トラスパーティの魔法使いがベヒモスを殺したって伝わってる所もあるそうだが、オルニアルじゃ首都壊滅の危機を救った恩人だ……そういやあんた等もそうだったな。こりゃ新しい英雄譚が生まれそうだ」
「あの話に憧れはしたが……私は英雄って柄じゃないさ……さて、ミシマ、ベヒモスの所へ行こうか」
部隊長の言葉に肩を竦めると、負傷者を下ろしたトラックモードの健太郎にグリゼルダは声を掛けた。
「ブルブル……」
了解……他の皆も拾っていくか。
そう考えた健太郎はその身をトラックモードからVTOLモードへと変えた。
「空を飛ぶ巨人に鉄の車、それに鉄の鳥か……説明は受けたが便利なもんだ」
「今回もミシマがいなければベヒモスは止められなかった……英雄譚にするならコイツの事にしてくれ」
「ハハッ、確かにそのゴーレムは立役者だが、戦場じゃああんたも含めて、戦った皆が英雄だよ……」
部隊長はそう言って荷馬車で南部の街に運ばれる兵達に目をやった。
そんな部隊長の姿を見て健太郎は思う。
自分がもっと上手くやれれば救えた命はあったのではないだろうかと……。
せっかく転生して強靭で色々出来る体を手に入れたのだ。
これまではこの機械の体に振り回されながら、場当たり的に事に当たって来たが、今後はもっとこの体の能力を調べてみてもいいかもしれない。そうすればもっと……。
「ミシマ、どうした? ベヒモスの所に行くんじゃないのか?」
気が付けばグリゼルダは部隊長への挨拶を終え、VTOLの操縦席に座っていた。
「ヴヴヴヴッ」
ああ、悪い。考え事をしてたんだ。
「……やはり意思疎通が出来ないと不便だな……レベッカとも直接話してみたいしやはり念話系の魔法を……」
顎に手をやりブツブツと呟き始めたグリゼルダを乗せ、健太郎はミラルダ達のいる草原へとVTOLを向かわせた。
■◇■◇■◇■
ホバリングする青黒い垂直離着陸機の前、巨大な瞳がこちらに視線を向けている。
「それで話とはなんだ?」
魔力が乗ったグリゼルダの声が巨大な獣に語りかける。
「ヴァアア? (オラを無理矢理叩き起こしたあの緑の奴、アレを頭ン中から追い出してくれたのはおめさん達だべ?)」
「そうだ。実際にやったのは今、鉄の鳥になっているミシマ、それにこの半獣人の魔法使いミラルダだ」
「ちょいとグリゼルダ、あたしゃミシマの中でボタンを二回押しただけだよ」
ミラルダの囁きに笑みを浮かべつつ、グリゼルダはベヒモスの言葉を待つ。
「ヴァアアアア(やっぱりそうだったんだな、あんがとなぁ、オラ、龍脈の力さ吸い取って眠ってたとこを、いきなり体が動き出したもんで、面食らっちまって……)」
「ベヒモスは何て言ってんだ?」
「ベヒモスはどうも龍脈、大地の、この星の持つ気の流れを吸い取る為に眠っていたらしい。そこをアウラに寄生されて体を操られ、随分と驚いたようだ」
「操られたのが分かったんなら、意識はあったって事?」
パムの問いにどうやらそうらしいなと答えながら、グリゼルダはベヒモスに視線を戻した。
「それで、話というのはアウラから解放された事への礼か?」
「ヴァアアア(んだ。実はオラ、世界各地の龍脈を巡って力を吸って調整するって仕事を言い遣ってるだ)」
「言い遣る? 一体誰に?」
「ヴァアアア(それはその……まぁ、その話は置いといて……んでな。その仕事さするために結構なんでも出来るだよ。だから助けてくれた礼になんでも一つ願いを聞くだよ)」
「なんでも願いを……みんな、ベヒモスは助けた礼になんでも願いを聞くと言ってる……どうする?」
グリゼルダがミラルダ達を振り返りパーティーの仲間に視線を送る。
「なんでもってホントになんでもかい?」
「らしい」
「んじゃ、今回の事で死んだ奴らを蘇らせてもらおうぜ」
「そりゃ流石に無理なんじゃないかい? 蘇生は神様の領域だろ」
「ババババババッ……」
ミラルダ、聞くだけ聞いてみよう。蘇生が無理でも脳をやられた人達だけでも復活出来れば……。
「そうだねぇ……」
「ねぇ、ミラルダ、ミシマはなんて言ってるの?」
「聞くだけ聞いてみようって……蘇生が無理でも寄生体にやられた人の回復が出来ればって」
「回復……うんうん、聞いてみようッ!! みんな泣いてたし、それがいいよッ!」
「だな……女やガキの涙は見たくねぇしよぉ」
「……蘇生、それが無理なら生存者の回復だな……ベヒモス、我々の願いはこの一件での被害者の復活と治癒だ」
グリゼルダはベヒモスの巨大な瞳に向かって魔力を乗せた言葉を紡いだ。
「ヴァアアアアアア(今回の死者の復活と治癒だか……やってもええだが、一つオラのお願いも聞いてくれるだか?)」
「お願い……なんだ?」
「ヴァアアア(復活には今のオラに残ってる力さ殆ど使う事になるだ。そうなると次の行く予定の龍脈への到着がおくれちまう。遅れた分だけ龍脈にゃあ力が溜まる。そんで力が溜まりすぎると龍脈は爆発しちまうんよ。だから代わりに龍脈さ行って力を吸い上げて欲しいだ)」
「力を吸い上げる……そんな事が人に可能なのか?」
「ヴァアアアアア(人族じゃ無理だぁ、けんどもその青いゴーレムさんなら出来る筈だぁ……そんお人はオラと同じ匂いがするだで……)」
同じ匂い……グリゼルダはベヒモスの言葉に様々な憶測を考えつつ、巨獣の言葉をミラルダ達に伝えた。
「龍脈か……次の目的地が決まったな」
「いいのかいギャガン?」
「お前はどうなんだよ? このまま死んだ奴や動けねぇ奴を見捨てて平気なのか?」
「平気じゃないけど、龍脈みたいな大きな力をミシマがどうにか出来るのか……」
「龍脈ってメルディスの迷宮の転移に使ってた奴だよね?」
「そうだ、だがあの迷宮のモノは支流の一つだ。本流の力となれば……」
「ババババッ!!」
俺、やるよッ!!
「……いいのかいミシマ? 相手は星の力だよ、吸い上げる事が出来ても受け止め切れずに爆発とか……」
「バババババッ!!」
ベヒモスが出来るって言ってるんだ、きっと大丈夫さッ!!
「うーん、相変わらず楽天的だねぇ……まぁ、そこがあんたのいい所だしね……グリゼルダ、ベヒモスに依頼を受けるって伝えておくれ」
「……了解だ。ベヒモス、お前の願いを我々は冒険者として受けよう」
「ヴァアアアアア!! (感謝するだ!! やっぱり冒険者は頼りになるだなッ!!)
ベヒモスはそう鳴き声を上げると嬉しそうに瞳を細めた。
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

