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第九章 錬金術師とパラサイト
自由を愛するその鳥は
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ベヒモスが次に向かおうとしていた龍脈、それはオルニアルの南、ドワーフの国ロックローズの南西に位置する島、蜥蜴人の国、フェンデアの中央にあるそうだ。
「ヴァアアア(それじゃあ、死んだ人さ、生き返らせるとするだな)」
「意識不明の被害者の治癒も頼む」
「ヴァアア(分かってるだ)」
グリゼルダの言葉にベヒモスはその巨大な首を振って頷きを返すと、天に向かって大きく吠えた。
「ヴァアアアアア!!!!」
遠吠えに合わせ頭部の角が金色の輝きを放ち、光は波動となって大地を流れていく。
その波動はアウラが引き連れていた寄生体によって脳を蝕まれた者を癒したらしく、彼らが起き上がるのが健太郎にも遠目に確認出来た。
その力は砲弾の暴発で死んだ者にも作用した様で、健太郎達と生き残った兵士が共に運んだ死亡した兵達も癒していた。
「ホントに死人が生き返ってるよッ!?」
「あっ、ホントだッ!!」
窓から眼下を見下ろしたミラルダとパムが驚きの声を上げる。
「こいつは……大昔に死んだ奴らまで蘇ったりしねぇだろうな……」
「……ベヒモス、蘇生はどの程度の期間まで有効なんだ?」
「ヴァアアア(期間だか? ……大体ひと月半以内に死んだもんは残留した魂を起点に蘇る筈だぁ……それ以上はよっぽど強い想いがねぇと魂が向こう側へ行っちまうだで……)」
「……そうか……生き返るのは大体ひと月半以内に死んだ者の様だ」
グリゼルダに答えを返すとベヒモスは眠そうに目を瞬かせた。
「ヴァアアアア……ヴァアアアアア(ふわあああ……んだば、オラはもといた場所に戻って眠るとするだ。龍脈の事、よろしく頼むだ)」
「あ、ああ、了解した」
グリゼルダの言葉を聞いたベヒモスはヴァア(だば、さいなら)と小さく鳴いて、元居た場所、湖水地方へ向けて歩を進めた。
「バババババッ!!」
じゃあね、ベヒモス。
健太郎は自分の足跡を辿り湖水地方へと戻って行くベヒモスを見送ると、機首をオルニアルの首都、カラッサへと向けた。
■◇■◇■◇■
カラッサに戻ると街は閑散としていた。ベヒモス襲来を受けて住民には避難命令が出ていると聞いている。
街に残ってるのは健太郎達が失敗した際にベヒモスを攻撃する予定の軍と、彼らに命令を下す国政議員だけの筈だ。
そんな人の消えた街で、明かりの消えていなかった国政議会堂の前庭に降りた健太郎達を警備の兵士が出迎えた。
彼らはそのまま臨時の議員長官であるオーグルの下へと案内された。
長官執務室、デスクに座ったオーグルの他、長官補佐官であるバレットの姿もそこにはあった。
オーグルは健太郎達に椅子を進め、その向かいに腰かけると挨拶もそこそこに本題に入った。
「戻ってすぐで悪いが聞きたい事がある」
「何だい?」
「オルニアル各地で意識不明者の回復及び、死亡者の復活……埋葬されたり、焼かれた者までもが蘇ったと報告が入っている。殆どの住民は喜んでいるようだが、一部、悪霊憑き、悪魔憑きの類では無いかと怯えている。我々もベヒモスの放った光が原因らしいと足止め部隊から報告は受けたが……君らは直接ベヒモスと話したそうじゃないか? 何があったか詳細を教えて欲しい」
「えっと、私らやあんた達が想像したとおり、ベヒモスはアウラに寄生されてて……」
ミラルダは所々、グリゼルダの補足を交えながら今回起こった事の顛末をオーグルに語った。
「ベヒモスが願いを……それに龍脈……あれはただ各地を彷徨い眠るだけの存在では無かったのか……」
「あたしもそう思ってたけど、違ったみたいだねぇ」
「それで君達はベヒモスから頼まれフェンデアに向かうと」
「行かねぇと龍脈が爆発するらしいからよぉ」
オーグルの問いにギャガンが首を鳴らしながら答えた。
「そうか、忙しいな君達は」
「あんたら程じゃ無いと思うけどねぇ」
ミラルダの言葉が示す様に、オーグルのデスクには書類の山が積まれていた。
「人的被害はベヒモスの超常の力で何とかなったが、施設や住居なんかの被害は甚大でね。ラーグの他、北のベルドルグ、南のロックローズにも救援と協力を頼んでいる所だ」
「そうかい。それで返事は?」
「両国とも今回の件での責任の所在を認め、オルニアルが謝罪と補償を行うなら協力はやぶさかではないと言って来たよ」
「で、認めるのか?」
グリゼルダが問うとオーグルは苦笑を浮かべ肩を竦めた。
「迷惑をかけたのは事実だ。それに国の根幹産業が錬金術が生み出す製品である我が国は、周囲の国といがみ合っていては生きていけない」
「コホーッ」
まぁ、仲良くするのはいい事だよ。
「ミシマはホント、暢気だねぇ」
ミラルダは健太郎の言葉に思わず苦笑を浮かべた。
■◇■◇■◇■
経緯を説明し、オーグルから直接礼を言われ報酬を受け取った健太郎達が執務室を後にすると、彼らを追ってきた長官補佐官のバレットが声を掛けて来た。
「あの、少しよろしいでしょうか?」
「ん? なんだい?」
「……ここでは何ですから、こちらへ」
バレットは健太郎達を応接室に案内すると椅子を進め、自らお茶を入れると、健太郎達の前にソーサーに乗ったカップを置いた。
「それで何の話だよ?」
向かいのソファーに腰かけたバレットにギャガンが金色の瞳を向ける。
「……単刀直入に申します。あなた達、私に雇われる気はありませんか?」
「お前の手駒になれってか。アキラが言ってた通り、悪党らしいな」
「アキラ……ああ、ニムですね。聞いていたなら話が早い、私はあと十年以内にこの国のトップになるつもりです。その時、一緒に戦ってくれる仲間を探していました。あなた方が今回見せた事態への対応能力なら申し分ない」
「悪いけどあたし等は誰かの部下になるつもりは無いんだ」
ミラルダは迷宮都市アーデンの領主だったミスラの時と同様、バレットの言葉に首を振った。
「……私に雇われればこの国での地位は保証されます。ラーグとの交渉の際、ブラックウッド公爵から聞きましたが、ラーグでは半獣人や獣人は差別の対象なのでしょう? ここオルニアルは獣人との接点は少なく、そういった差別も今回の件での事を公にする事で防げる筈です。国民はきっとあなた方を英雄として受け入れますよ。どうです、悪い話では無いでしょう?」
バレットは四角い眼鏡を光らせながら、健太郎達に視線を送り優雅にお茶を飲んだ。
「英雄ねぇ……今回の件は随分大事になっちまったけど、あたし等はホントはもっとのんびりこじんまりやりたいのさ」
「まったくだぜ。それによバレット、てめぇも国を牛耳る気なら、ここまで事が大きくなる前にどうにか出来たんじゃねぇか?」
「クッ……それを言われると何の申し開きも出来ませんね……」
「ともかく我々は今後、依頼は受けてもどこの国とも主従関係を結ぶ気はない」
「うんうん、冒険者は自由でなきゃっ!!」
「コホーッ!!」
だねだねッ!!
健太郎も含めた全員が、バレットが示す英雄という言葉に魅かれてはいない様だった。
英雄と言えば聞こえはいいが、要は国の面倒事を解決する対策係だろう。
現在も誰かの面倒事を解決する冒険者をやっているが、国所属となれば自由に依頼を選ぶ事はで出来なくなる筈だ。
上司のパワハラに晒されていた健太郎を始めとして、独りぼっちで仕事を選ぶ余裕がなかったミラルダも、軍属として上からの指示に従っていたギャガンもグリゼルダも、そして迷宮でトカゲのしっぽとして切り捨てられたパムも、仲間と仕事を選ぶ自由は確保しておきたかった。
健太郎達の様子を見たバレットは説得は不可能だと感じ取ったのだろう。
ため息を一つ吐き苦笑を浮かべる。
「……昔読んだ本に書かれていた様に、冒険者とは自由を愛しているのですね……分かりました……今後は依頼という形でなら仕事を発注するとしましょう。それなら引き受けて頂けますよね?」
「仲間が全員納得すれば、依頼を受けるのはやぶさかじゃないよ」
ミラルダの言葉に健太郎達も頷きを返す。
「全員納得……ですか……分かりました。お引止めして申し訳ありません。今回はご協力ありがとうございました」
バレットは長官補佐官として、周辺国の情報にも精通していた。
迷宮都市アーデンで起きた子爵の交代劇も詳細は知らないまでも、ある程度の概要は掴んでいる。
籠に入れてはいけない鳥もいる。自由を愛するその鳥はやがて籠を食い破り大空へと帰る……多分、そういう事だろう。
応接室から立ち去る健太郎達を見送りながら、バレットは青空を舞う雄々しい猛禽の姿を脳裏に思い浮かべていた。
「ヴァアアア(それじゃあ、死んだ人さ、生き返らせるとするだな)」
「意識不明の被害者の治癒も頼む」
「ヴァアア(分かってるだ)」
グリゼルダの言葉にベヒモスはその巨大な首を振って頷きを返すと、天に向かって大きく吠えた。
「ヴァアアアアア!!!!」
遠吠えに合わせ頭部の角が金色の輝きを放ち、光は波動となって大地を流れていく。
その波動はアウラが引き連れていた寄生体によって脳を蝕まれた者を癒したらしく、彼らが起き上がるのが健太郎にも遠目に確認出来た。
その力は砲弾の暴発で死んだ者にも作用した様で、健太郎達と生き残った兵士が共に運んだ死亡した兵達も癒していた。
「ホントに死人が生き返ってるよッ!?」
「あっ、ホントだッ!!」
窓から眼下を見下ろしたミラルダとパムが驚きの声を上げる。
「こいつは……大昔に死んだ奴らまで蘇ったりしねぇだろうな……」
「……ベヒモス、蘇生はどの程度の期間まで有効なんだ?」
「ヴァアアア(期間だか? ……大体ひと月半以内に死んだもんは残留した魂を起点に蘇る筈だぁ……それ以上はよっぽど強い想いがねぇと魂が向こう側へ行っちまうだで……)」
「……そうか……生き返るのは大体ひと月半以内に死んだ者の様だ」
グリゼルダに答えを返すとベヒモスは眠そうに目を瞬かせた。
「ヴァアアアア……ヴァアアアアア(ふわあああ……んだば、オラはもといた場所に戻って眠るとするだ。龍脈の事、よろしく頼むだ)」
「あ、ああ、了解した」
グリゼルダの言葉を聞いたベヒモスはヴァア(だば、さいなら)と小さく鳴いて、元居た場所、湖水地方へ向けて歩を進めた。
「バババババッ!!」
じゃあね、ベヒモス。
健太郎は自分の足跡を辿り湖水地方へと戻って行くベヒモスを見送ると、機首をオルニアルの首都、カラッサへと向けた。
■◇■◇■◇■
カラッサに戻ると街は閑散としていた。ベヒモス襲来を受けて住民には避難命令が出ていると聞いている。
街に残ってるのは健太郎達が失敗した際にベヒモスを攻撃する予定の軍と、彼らに命令を下す国政議員だけの筈だ。
そんな人の消えた街で、明かりの消えていなかった国政議会堂の前庭に降りた健太郎達を警備の兵士が出迎えた。
彼らはそのまま臨時の議員長官であるオーグルの下へと案内された。
長官執務室、デスクに座ったオーグルの他、長官補佐官であるバレットの姿もそこにはあった。
オーグルは健太郎達に椅子を進め、その向かいに腰かけると挨拶もそこそこに本題に入った。
「戻ってすぐで悪いが聞きたい事がある」
「何だい?」
「オルニアル各地で意識不明者の回復及び、死亡者の復活……埋葬されたり、焼かれた者までもが蘇ったと報告が入っている。殆どの住民は喜んでいるようだが、一部、悪霊憑き、悪魔憑きの類では無いかと怯えている。我々もベヒモスの放った光が原因らしいと足止め部隊から報告は受けたが……君らは直接ベヒモスと話したそうじゃないか? 何があったか詳細を教えて欲しい」
「えっと、私らやあんた達が想像したとおり、ベヒモスはアウラに寄生されてて……」
ミラルダは所々、グリゼルダの補足を交えながら今回起こった事の顛末をオーグルに語った。
「ベヒモスが願いを……それに龍脈……あれはただ各地を彷徨い眠るだけの存在では無かったのか……」
「あたしもそう思ってたけど、違ったみたいだねぇ」
「それで君達はベヒモスから頼まれフェンデアに向かうと」
「行かねぇと龍脈が爆発するらしいからよぉ」
オーグルの問いにギャガンが首を鳴らしながら答えた。
「そうか、忙しいな君達は」
「あんたら程じゃ無いと思うけどねぇ」
ミラルダの言葉が示す様に、オーグルのデスクには書類の山が積まれていた。
「人的被害はベヒモスの超常の力で何とかなったが、施設や住居なんかの被害は甚大でね。ラーグの他、北のベルドルグ、南のロックローズにも救援と協力を頼んでいる所だ」
「そうかい。それで返事は?」
「両国とも今回の件での責任の所在を認め、オルニアルが謝罪と補償を行うなら協力はやぶさかではないと言って来たよ」
「で、認めるのか?」
グリゼルダが問うとオーグルは苦笑を浮かべ肩を竦めた。
「迷惑をかけたのは事実だ。それに国の根幹産業が錬金術が生み出す製品である我が国は、周囲の国といがみ合っていては生きていけない」
「コホーッ」
まぁ、仲良くするのはいい事だよ。
「ミシマはホント、暢気だねぇ」
ミラルダは健太郎の言葉に思わず苦笑を浮かべた。
■◇■◇■◇■
経緯を説明し、オーグルから直接礼を言われ報酬を受け取った健太郎達が執務室を後にすると、彼らを追ってきた長官補佐官のバレットが声を掛けて来た。
「あの、少しよろしいでしょうか?」
「ん? なんだい?」
「……ここでは何ですから、こちらへ」
バレットは健太郎達を応接室に案内すると椅子を進め、自らお茶を入れると、健太郎達の前にソーサーに乗ったカップを置いた。
「それで何の話だよ?」
向かいのソファーに腰かけたバレットにギャガンが金色の瞳を向ける。
「……単刀直入に申します。あなた達、私に雇われる気はありませんか?」
「お前の手駒になれってか。アキラが言ってた通り、悪党らしいな」
「アキラ……ああ、ニムですね。聞いていたなら話が早い、私はあと十年以内にこの国のトップになるつもりです。その時、一緒に戦ってくれる仲間を探していました。あなた方が今回見せた事態への対応能力なら申し分ない」
「悪いけどあたし等は誰かの部下になるつもりは無いんだ」
ミラルダは迷宮都市アーデンの領主だったミスラの時と同様、バレットの言葉に首を振った。
「……私に雇われればこの国での地位は保証されます。ラーグとの交渉の際、ブラックウッド公爵から聞きましたが、ラーグでは半獣人や獣人は差別の対象なのでしょう? ここオルニアルは獣人との接点は少なく、そういった差別も今回の件での事を公にする事で防げる筈です。国民はきっとあなた方を英雄として受け入れますよ。どうです、悪い話では無いでしょう?」
バレットは四角い眼鏡を光らせながら、健太郎達に視線を送り優雅にお茶を飲んだ。
「英雄ねぇ……今回の件は随分大事になっちまったけど、あたし等はホントはもっとのんびりこじんまりやりたいのさ」
「まったくだぜ。それによバレット、てめぇも国を牛耳る気なら、ここまで事が大きくなる前にどうにか出来たんじゃねぇか?」
「クッ……それを言われると何の申し開きも出来ませんね……」
「ともかく我々は今後、依頼は受けてもどこの国とも主従関係を結ぶ気はない」
「うんうん、冒険者は自由でなきゃっ!!」
「コホーッ!!」
だねだねッ!!
健太郎も含めた全員が、バレットが示す英雄という言葉に魅かれてはいない様だった。
英雄と言えば聞こえはいいが、要は国の面倒事を解決する対策係だろう。
現在も誰かの面倒事を解決する冒険者をやっているが、国所属となれば自由に依頼を選ぶ事はで出来なくなる筈だ。
上司のパワハラに晒されていた健太郎を始めとして、独りぼっちで仕事を選ぶ余裕がなかったミラルダも、軍属として上からの指示に従っていたギャガンもグリゼルダも、そして迷宮でトカゲのしっぽとして切り捨てられたパムも、仲間と仕事を選ぶ自由は確保しておきたかった。
健太郎達の様子を見たバレットは説得は不可能だと感じ取ったのだろう。
ため息を一つ吐き苦笑を浮かべる。
「……昔読んだ本に書かれていた様に、冒険者とは自由を愛しているのですね……分かりました……今後は依頼という形でなら仕事を発注するとしましょう。それなら引き受けて頂けますよね?」
「仲間が全員納得すれば、依頼を受けるのはやぶさかじゃないよ」
ミラルダの言葉に健太郎達も頷きを返す。
「全員納得……ですか……分かりました。お引止めして申し訳ありません。今回はご協力ありがとうございました」
バレットは長官補佐官として、周辺国の情報にも精通していた。
迷宮都市アーデンで起きた子爵の交代劇も詳細は知らないまでも、ある程度の概要は掴んでいる。
籠に入れてはいけない鳥もいる。自由を愛するその鳥はやがて籠を食い破り大空へと帰る……多分、そういう事だろう。
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