56 / 94
第十一章 名誉騎士と宝石の角
ビビとシャーリア
しおりを挟む
エルダガンドの軍人、ビビ・コラウネルと元金竜のシャーリアと再会した健太郎達はオープンカフェで、お茶を飲みつつ彼女達の話を聞いた。
ビビ達の座った四人掛けのテーブルにはミラルダとグリゼルダが座り、その左隣りにはギャガン、パム、健太郎が、右隣りにはクルストとリグナリオが腰かけている。
「実はあれから色々あって、シャーリアは今、俺の家で暮らしてるっス」
「色々って、何があったらそうなるんだい? シャーリアの面倒はバッツがみるって決めてたじゃないか?」
「ビビさんがバッツの家で暮らすのは、やっぱり認められないと言い出しまして……」
「色々も何も、お前が原因じゃねぇか」
「わっ!? ビビさん急に何を!?」
ビビはシャーリアの両肩を掴んで、隣のテーブルに座っていたギャガンに示しながら鼻を膨らませた。
「だってギャガンさん、こんな美人が一つ屋根の下で暮らしてたら、いくら朴念仁の隊長でも間違いの一つや二つ起こすかもじゃないスかッ!」
「……かもな。んで、お前らは何で仲良く買い物してたんだ?」
「実はシャーリアがオーグルから食事に誘われたんス。で、それはデートだから女の子らしい服を着ろって言ったんスが、服が分からないからアドバイスをって」
「あの、どうも人族の方々の着る服という物がよく分からなくて……これまではバッツさんが買って来てくれた服を着ていたのですが、街行く人を見ていると女の子らしいというのとは、なにか違うんじゃないかと……」
そう言われてシャーリアの服を改めて見ると、ファーの付いたアウターにTシャツ、下はカーゴパンツに似たボトムスで似合ってはいたが、確かに女性らしいとは言い難い。
「それでお前が服を?」
「そうっス」
「お前の着ている物も女らしいとは言えんと思うがな」
グリゼルダはそう言ってビビの私服に目を向けた。
ビビが着ていたのはフード付きのパーカーとジーンズの様なパンツ、足元はハイカットのスニーカーだった。
「これは隊長にあんまり女らしい恰好はするなって言われているからで、元々の趣味じゃ無いっス」
「……それは軍にいる時の事じゃないのか?」
「普段からやってないと、いざという時、ボロが出るッスッ!!」
「ふぅ……そんなもんかねぇ。それでシャーリアさんはオーグルと付き合うのかい?」
「……どうなんでしょうか? オーグルさんは良くしてくれるんですが、恋愛というのは良く分からなくて……」
「ニヒヒ、これでシャーリアがオーグルとくっつけば、隊長とシャーリアがどうにかなる事は無くなるッス」
ビビは本音を隠そうともせず歯を見せ笑った。
「それで、ミラルダさん達は何でクーリエにいるッスか?」
「実は……」
グリゼルダは角を繋げていたアクセサリーを外し、折れた角をビビ達に示した。
「……マジっスか」
「……角が」
ビビもシャーリアも魔人にとって角の存在がどれ程大きいか知っている。
その為、驚きのあまり二の句を接げない様だった。
「そんな顔をするな。心配しなくとも治療法はあるし、これからその為の素材を手に入れに行く予定だ」
「ホントっスかッ!? ……うーん……」
ビビは視線を上に向け腕組みしてなにやら考えていたが、やがてグリゼルダに向き直り口を開いた。
「その素材の収集について行ってもいいっスか?」
「何?」
グリゼルダはビビの言葉に何故だと首を捻った。
「その、グリゼルダ達には隊長や仲間を救ってくれた恩があるッス。正直、依頼料だけじゃその恩は返し切れてないと思ってたっス」
ビビは健太郎達の探索の手助けをしたいようだ。
「しかし……軍の仕事はどうするんだ?」
「グリゼルダはエルダガンドに鉄道が導入されたのは知ってるっスか?」
「ああ、話だけだが……」
「実はその鉄道の敷設と、トンネル造りで暫く休みが無かったんス。それで二週間非番なんスよ」
アドルフが言っていた鉄道造りはビビ達、正規軍が行ったらしい。
シャーリアがいた神殿を直したバッツの腕を見る限り、エルダガンドの作り出した鉄道はかなりレベルが高い物になっているだろう事が彼女の話から健太郎にも窺えた。
「お前達が鉄道を作ったのかよ」
「そうっス。いやー、大変だったっスよ。ロビー山脈をぶち抜いて南の国境近くまで線路を引いたんスから」
「ロビー山脈を……ビビ、あたし等の目的は、そのロビー山脈の洞窟にいるカーバンクルと交渉して角を貰う事なんだ」
「カーバンクルッ!? メチャメチャ、レアな幻獣じゃないっスかッ!? そんなのどうやって見つけるんスかッ!?」
「場所はミシマが特定した」
「場所を特定って……グリゼルダ。前も聞きましたけど、ミシマさんって何なんスか?」
ビビはジトっとした目を健太郎に向ける。
「コホー……?」
うっ、なんだ、その犯罪者でも見る様な目は……?
「前も説明したと思うが、異世界から来たゴーレムモドキ……ミシマは自分の事をロボットと言っているな」
ロボット……そう呟き、ビビは改めて健太郎を不気味そうに見つめた。
「マジ、ミステリアスっスねぇ」
「あっ、ビビちゃんもそう思うッ!?」
「思うっス。パムさんもスか?」
「うん、出会ってからビックリしっ放しだよう」
ビビとパムは健太郎という存在に対する認識で意気投合したようだ。
そんな二人の横からあのーとシャーリアが小さく手を上げる。
「私も同行していいでしょうか? ビビさんがいないと食事の用意もままならないので……」
「そうなのかい?」
「シャーリアは基本、何も出来ないっス。料理は今、練習中って感じっスね」
「すいません。竜だった時は基本、獲物を丸かじりだったもので……」
申し訳なさそうに眉根を寄せたシャーリアを見て、それまで黙っていたリグナリオが口を開く。
「ミラルダ、その二人を連れていくのか?」
「そうだねぇ……ビビがいてくれりゃあ、仮にグリゼルダがカーバンクルと話せない場合に助かるねぇ」
「……信用出来るんだろうな?」
「二人とも悪い子じゃないよ。それは断言出来る」
「……分かった」
そんなリグナリオの言動を聞いたビビは、小声でパムに問い掛ける。
「なんか感じが悪いっスけど、あの爺ちゃんと兄ちゃんは依頼人っスか?」
「うん、お爺ちゃんが子供に戻っちゃって、治療する為にクーリエまで来たの。わたし達はグリゼルダの角の事のついでに護衛を任されたんだよ」
「子供に……」
ビビが目を向けたクルストは注文したパフェに似たスイーツを一心不乱に食べていた。
生クリームが口の周りに飛び散り、恐らく苺のジャムだろう赤い染みが服に幾つもついている。
「……大変そうっスね」
「まぁね。でも子供に戻る前はすっごく優秀だったみたいだよ」
「そこッ!! さっきから何をコソコソ話しているッ!?」
「そんなにカリカリしないでよう。クルスの事、大変そうだなって言ってただけだよ」
「……そうか……すまない。慣れない異国で過敏になっていたようだ……」
声を荒げた事で客から注目を浴びたリグナリオはそう言うと、きまり悪そうに押し黙った。
「ふぅ……それじゃあ明日、ビビとシャーリアが同行するって事でいいね?」
ミラルダが話を纏めると、健太郎達は頷きを返した。
「あっ、ロビー山脈が目的地なら鉄道で行かないっスか? あの山の麓にも駅があるッスし、俺達の仕事も見て欲しいっス」
「鉄道か……正直、ミシマで動いた方が早ぇと思うが」
「まぁまぁ、鉄道を見て来てくれって頼まれてるし、いい機会じゃないか」
「だねだね。鉄道かぁ……どんなのか楽しみだねぇ」
「コホーッ!」
だなッ!
健太郎は異世界の鉄道がどんな物かワクワクしつつ、右手の親指を立てた手をギュッと突き出した。
ビビ達の座った四人掛けのテーブルにはミラルダとグリゼルダが座り、その左隣りにはギャガン、パム、健太郎が、右隣りにはクルストとリグナリオが腰かけている。
「実はあれから色々あって、シャーリアは今、俺の家で暮らしてるっス」
「色々って、何があったらそうなるんだい? シャーリアの面倒はバッツがみるって決めてたじゃないか?」
「ビビさんがバッツの家で暮らすのは、やっぱり認められないと言い出しまして……」
「色々も何も、お前が原因じゃねぇか」
「わっ!? ビビさん急に何を!?」
ビビはシャーリアの両肩を掴んで、隣のテーブルに座っていたギャガンに示しながら鼻を膨らませた。
「だってギャガンさん、こんな美人が一つ屋根の下で暮らしてたら、いくら朴念仁の隊長でも間違いの一つや二つ起こすかもじゃないスかッ!」
「……かもな。んで、お前らは何で仲良く買い物してたんだ?」
「実はシャーリアがオーグルから食事に誘われたんス。で、それはデートだから女の子らしい服を着ろって言ったんスが、服が分からないからアドバイスをって」
「あの、どうも人族の方々の着る服という物がよく分からなくて……これまではバッツさんが買って来てくれた服を着ていたのですが、街行く人を見ていると女の子らしいというのとは、なにか違うんじゃないかと……」
そう言われてシャーリアの服を改めて見ると、ファーの付いたアウターにTシャツ、下はカーゴパンツに似たボトムスで似合ってはいたが、確かに女性らしいとは言い難い。
「それでお前が服を?」
「そうっス」
「お前の着ている物も女らしいとは言えんと思うがな」
グリゼルダはそう言ってビビの私服に目を向けた。
ビビが着ていたのはフード付きのパーカーとジーンズの様なパンツ、足元はハイカットのスニーカーだった。
「これは隊長にあんまり女らしい恰好はするなって言われているからで、元々の趣味じゃ無いっス」
「……それは軍にいる時の事じゃないのか?」
「普段からやってないと、いざという時、ボロが出るッスッ!!」
「ふぅ……そんなもんかねぇ。それでシャーリアさんはオーグルと付き合うのかい?」
「……どうなんでしょうか? オーグルさんは良くしてくれるんですが、恋愛というのは良く分からなくて……」
「ニヒヒ、これでシャーリアがオーグルとくっつけば、隊長とシャーリアがどうにかなる事は無くなるッス」
ビビは本音を隠そうともせず歯を見せ笑った。
「それで、ミラルダさん達は何でクーリエにいるッスか?」
「実は……」
グリゼルダは角を繋げていたアクセサリーを外し、折れた角をビビ達に示した。
「……マジっスか」
「……角が」
ビビもシャーリアも魔人にとって角の存在がどれ程大きいか知っている。
その為、驚きのあまり二の句を接げない様だった。
「そんな顔をするな。心配しなくとも治療法はあるし、これからその為の素材を手に入れに行く予定だ」
「ホントっスかッ!? ……うーん……」
ビビは視線を上に向け腕組みしてなにやら考えていたが、やがてグリゼルダに向き直り口を開いた。
「その素材の収集について行ってもいいっスか?」
「何?」
グリゼルダはビビの言葉に何故だと首を捻った。
「その、グリゼルダ達には隊長や仲間を救ってくれた恩があるッス。正直、依頼料だけじゃその恩は返し切れてないと思ってたっス」
ビビは健太郎達の探索の手助けをしたいようだ。
「しかし……軍の仕事はどうするんだ?」
「グリゼルダはエルダガンドに鉄道が導入されたのは知ってるっスか?」
「ああ、話だけだが……」
「実はその鉄道の敷設と、トンネル造りで暫く休みが無かったんス。それで二週間非番なんスよ」
アドルフが言っていた鉄道造りはビビ達、正規軍が行ったらしい。
シャーリアがいた神殿を直したバッツの腕を見る限り、エルダガンドの作り出した鉄道はかなりレベルが高い物になっているだろう事が彼女の話から健太郎にも窺えた。
「お前達が鉄道を作ったのかよ」
「そうっス。いやー、大変だったっスよ。ロビー山脈をぶち抜いて南の国境近くまで線路を引いたんスから」
「ロビー山脈を……ビビ、あたし等の目的は、そのロビー山脈の洞窟にいるカーバンクルと交渉して角を貰う事なんだ」
「カーバンクルッ!? メチャメチャ、レアな幻獣じゃないっスかッ!? そんなのどうやって見つけるんスかッ!?」
「場所はミシマが特定した」
「場所を特定って……グリゼルダ。前も聞きましたけど、ミシマさんって何なんスか?」
ビビはジトっとした目を健太郎に向ける。
「コホー……?」
うっ、なんだ、その犯罪者でも見る様な目は……?
「前も説明したと思うが、異世界から来たゴーレムモドキ……ミシマは自分の事をロボットと言っているな」
ロボット……そう呟き、ビビは改めて健太郎を不気味そうに見つめた。
「マジ、ミステリアスっスねぇ」
「あっ、ビビちゃんもそう思うッ!?」
「思うっス。パムさんもスか?」
「うん、出会ってからビックリしっ放しだよう」
ビビとパムは健太郎という存在に対する認識で意気投合したようだ。
そんな二人の横からあのーとシャーリアが小さく手を上げる。
「私も同行していいでしょうか? ビビさんがいないと食事の用意もままならないので……」
「そうなのかい?」
「シャーリアは基本、何も出来ないっス。料理は今、練習中って感じっスね」
「すいません。竜だった時は基本、獲物を丸かじりだったもので……」
申し訳なさそうに眉根を寄せたシャーリアを見て、それまで黙っていたリグナリオが口を開く。
「ミラルダ、その二人を連れていくのか?」
「そうだねぇ……ビビがいてくれりゃあ、仮にグリゼルダがカーバンクルと話せない場合に助かるねぇ」
「……信用出来るんだろうな?」
「二人とも悪い子じゃないよ。それは断言出来る」
「……分かった」
そんなリグナリオの言動を聞いたビビは、小声でパムに問い掛ける。
「なんか感じが悪いっスけど、あの爺ちゃんと兄ちゃんは依頼人っスか?」
「うん、お爺ちゃんが子供に戻っちゃって、治療する為にクーリエまで来たの。わたし達はグリゼルダの角の事のついでに護衛を任されたんだよ」
「子供に……」
ビビが目を向けたクルストは注文したパフェに似たスイーツを一心不乱に食べていた。
生クリームが口の周りに飛び散り、恐らく苺のジャムだろう赤い染みが服に幾つもついている。
「……大変そうっスね」
「まぁね。でも子供に戻る前はすっごく優秀だったみたいだよ」
「そこッ!! さっきから何をコソコソ話しているッ!?」
「そんなにカリカリしないでよう。クルスの事、大変そうだなって言ってただけだよ」
「……そうか……すまない。慣れない異国で過敏になっていたようだ……」
声を荒げた事で客から注目を浴びたリグナリオはそう言うと、きまり悪そうに押し黙った。
「ふぅ……それじゃあ明日、ビビとシャーリアが同行するって事でいいね?」
ミラルダが話を纏めると、健太郎達は頷きを返した。
「あっ、ロビー山脈が目的地なら鉄道で行かないっスか? あの山の麓にも駅があるッスし、俺達の仕事も見て欲しいっス」
「鉄道か……正直、ミシマで動いた方が早ぇと思うが」
「まぁまぁ、鉄道を見て来てくれって頼まれてるし、いい機会じゃないか」
「だねだね。鉄道かぁ……どんなのか楽しみだねぇ」
「コホーッ!」
だなッ!
健太郎は異世界の鉄道がどんな物かワクワクしつつ、右手の親指を立てた手をギュッと突き出した。
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
