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第十二章 二人の転生者
改めて考えると
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ダークエルフの国、レミリシアの中央集落に辿り着いたミラルダ達は、宇宙戦艦モードの食糧倉庫に備蓄されていたレトルト食品や冷凍食品等を持ち出し、集落に残っていた子供達に食事を提供する事から始めた。
集落にも食料はあった様だが何もせずに食べれる物は干し肉等が主で、主食の穀物類は調理が必要である為、幼い子供達には作る事が出来なかったようだ。
子供達は当初、空飛ぶ船で突然やって来て、料理を始めたミラルダ達を警戒していたが、同族であるロベット村のリュー達がいた事と煮炊きする匂いに釣られてやがて恐る恐る近づいて来た。
「何、作ってるの?」
「ベーコンとジャガイモのスープだよ」
集落の中の一軒、恐らく王か長が住んでいたであろう大きな木造の家の厨房で、料理を作っていたミラルダに近づいて来た子の一人が話しかける。
「スープ……」
クゥーとお腹を鳴らしたその女の子にミラルダは笑みを浮かべると、厨房に置いてあった木の椀を手に取りスープを注いで渡してやった。
「いいのッ!?」
「ああ、友達も呼んでおいで」
「わっ、分かった」
女の子の呼び掛けとリュー達が集落を回り声を掛けた事で、その後、厨房には集落中の子供が集まる事となった。
子供達は暖かい料理に飢えていた様で、ワイワイとはしゃぎながらスープを口に運んでいた。
「鍋一つじゃ足りそうにないねぇ」
「ホントだね……」
「ミラルダ、こいつも料理してくれ」
厨房の入り口に顔を出したギャガンは、そう言って解体された肉を入れた盥を差し出した。
「どうしたんだい、コレ?」
「どうしたって、森で狩ったに決まってるだろう」
「まだ着いて一時間も経ってないのに……」
「へっ、獣人ならこのぐらい軽いぜ」
ミラルダ達がそんな風に子供達に食事を提供している間に、グリゼルダは集落の中央広場にハイラッドの騎士隊詰め所に刻んだ陣と対になる転移陣を刻んでいた。
「ふむ……何か送ると言ったが何にするか……」
「お姉ちゃん、何やってるの?」
話しかけて来たのはロベット村の子供一人だった。
「お前は確か、エミルだったか」
「うん、エミルだよ。それで何してるの?」
「転移陣、離れた場所に物を送る魔法で、ラーグに何か送って合図を出そうと思ってな」
「離れた場所にッ!?」
「そうだ」
「エミル、やってみたいッ!!」
「陣に問題は無いが……一人で平気か?」
「エミル、お姉さんだもんッ!! 一人で出来るよッ!!」
そう言って拳を握り飛び跳ねるエミルの姿にグリゼルダは苦笑を浮かべた。
この子はレミリシアまでの道中、グリゼルダに話をねだり続けた子の一人だ。
その粘り強さは身を以って知っている。
グリゼルダは早々に説得を諦め、エミルの願いに応える事にした。
「分かった。では陣の中央に立ってくれ」
「はーいッ!!」
「いいか、向こうに付いたら準備が出来たと伝えてくれ。それで騎士達と一緒に戻ってくるんだ」
「分かったッ!!」
そう言って両手を振るエミルに微笑みを返しグリゼルダは陣に魔力を注ぐ。
体の大きな魔獣や大人数を運ぶにはグリゼルダ一人では厳しいが、エミル一人ぐらいであれば何とか飛ばす事が出来る。
それでもごっそりと魔力を持っていかれたが、何とか魔法は発動し陣の輝きと共にエミルの姿は掻き消えた。
その一時間後、エミルは大量の物資を持った王国騎士団と共にレミリシアの中央集落へと戻って来た。
またも突然現れた武装した人族にダークエルフの子供達は怯えたが、ミラルダが味方だよと説明するとその混乱も治まっていった。
「何か送るとは聞いていたが、いきなりこの子が現れた時には驚いたぞ」
「すまんな。やってみたいとねだられてな」
「ハハッ、名誉騎士号を持つ冒険者でも泣く子には勝てんか」
「まあな」
派遣された騎士達を纏める隊長は、そんなグリゼルダとのやり取りの後、早速、部下に号令を出し広場にテントを設営して炊き出しの準備を始めた。
大規模な魔物の討伐や賊の排除でラーグ国内で遠征する事も多い騎士団だけあって、準備は手際よく二時間後には持ち込んだ物資で炊き出しを始めていた。
それを確認したミラルダ達は上空で待機していた健太郎に呼び掛け、レミリシア全土を廻る為、宇宙戦艦モードの健太郎に乗り込んだ。
ちなみに今回、健太郎が人型にならなかったのは彼の姿を見て子供達が逃げる事を防ぐ為だ。
色違いとはいえ、親や兄弟を攫った者と同じ形のゴーレムがいたら怯えるだろうとミラルダ達は考えたのだ。
「ごはん作戦は上手く行ったね」
「そうだねぇ、あとリュー達がいてくれたから助かったよ」
「ゴウンゴウン?」
ねぇ、ミラルダ。俺と同じ形の奴が何で子供達だけ置いて行ったのか分かった?
艦橋で椅子に腰を下ろし、パムと喋っていたミラルダに健太郎が問いかける。
「ああ、子供達は遠くから響く大声を聞いたらしいんだけど、そいつはオーガやゴブリンなんかの魔物に、すぐに戦力にならない老人は見せしめで殺して、同じ理由で子供は放置しろって命令してたみたいだ」
「戦力か……奴隷では無く兵士が欲しかった。そういう事か?」
「さてねぇ、みんな、よっぽど怖かったみたいでちゃんとは見てないらしいから……」
「兵士……オーガやゴブリンも兵士として従えてるって訳か……今回の相手は軍隊になりそうだな」
「うぇ……わたし、戦争はしたくないよ」
「ゴウンゴウン……」
俺も戦争は嫌だな……何とか戦わずに済ませられないかな……。
「そうだねぇ。話し合いで解決すれば一番いいんだろうけど……」
「爺さんや婆さん殺して、無理矢理、住民を掻っ攫う様な奴と話し合いが出来る訳ねぇだろ」
「……ギャガンの言う通り、恐らくボス、ミシマと同じゴーレムモドキとはそうだろうな」
「ん? グリゼルダ、何か考えがあるのかい?」
敵のボスだろう、赤いロボットの事を上げたグリゼルダにミラルダは首を傾げる。
「ああ。子供達の話から類推するに、ゴーレムモドキは武力で無理矢理、人を取り込んでいる。普通の感覚ならそんな支配は受け入れられんだろう。だがオーガやゴブリンは奴に従っている」
「そうだねぇ」
「これは推測だが、奴の支配は恐怖による物だと思う」
「恐怖?」
「我々はミシマの能天気な行動で忘れているが、どんな攻撃でも傷が付かず軍隊でも相手に出来そうな力を放つ奴だぞ。怖がるなという方が無理だろう?」
グリゼルダの言葉で、艦橋にいたパーティーメンバーはそれぞれが健太郎のこれまでを振り返った。
ミラルダはダンジョンの壁を貫き地上まで貫通させた赤い光を。
グリゼルダは工作部隊を一撃で無力化した電撃を。
ギャガンは自らが引き金を引き吹き飛ばした砂竜の巣を。
パムは大悪魔を殲滅した頭部バルカンを。
そして健太郎は先日、クルストがボタンを押し発射された主砲の一撃を思い出していた。
「考えてみたら危ない攻撃ばかりだねぇ」
「そうだろう?」
「確かにバリスタとかあれば兵隊が何人いても関係ねぇぜ」
「だねだね。上位の冒険者でも頭のパパパパッって奴で殲滅出来そうだよね」
「ゴウンゴウン……」
パム、俺はそんな事はしないよ……。
「ともかくだ。奴の配下はそんな力に怯えてるんじゃないかと私は思う。そこでだ、同じカードがこちらにあると分かればどうだ?」
「こっちに付く人も出て来る?」
「あくまで推測だがな。オーガもゴブリンも奴の力に心酔しているのかもしれん」
「うーん……相手の本拠地さえ分かれば、もっとハッキリした事が分かると思うんだけどねぇ……」
「だね……ふぅ……今は残された子達を助ける事に集中しようか」
「ゴウンゴウン」
そうだな。
正体の分からない相手に推論を重ねても正解は出ない。
そう考えた健太郎はパムの言葉に従い、今は飢えているだろう子供を助ける事に注力しようと気持ちを切り替えた。
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「何、作ってるの?」
「ベーコンとジャガイモのスープだよ」
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「いいのッ!?」
「ああ、友達も呼んでおいで」
「わっ、分かった」
女の子の呼び掛けとリュー達が集落を回り声を掛けた事で、その後、厨房には集落中の子供が集まる事となった。
子供達は暖かい料理に飢えていた様で、ワイワイとはしゃぎながらスープを口に運んでいた。
「鍋一つじゃ足りそうにないねぇ」
「ホントだね……」
「ミラルダ、こいつも料理してくれ」
厨房の入り口に顔を出したギャガンは、そう言って解体された肉を入れた盥を差し出した。
「どうしたんだい、コレ?」
「どうしたって、森で狩ったに決まってるだろう」
「まだ着いて一時間も経ってないのに……」
「へっ、獣人ならこのぐらい軽いぜ」
ミラルダ達がそんな風に子供達に食事を提供している間に、グリゼルダは集落の中央広場にハイラッドの騎士隊詰め所に刻んだ陣と対になる転移陣を刻んでいた。
「ふむ……何か送ると言ったが何にするか……」
「お姉ちゃん、何やってるの?」
話しかけて来たのはロベット村の子供一人だった。
「お前は確か、エミルだったか」
「うん、エミルだよ。それで何してるの?」
「転移陣、離れた場所に物を送る魔法で、ラーグに何か送って合図を出そうと思ってな」
「離れた場所にッ!?」
「そうだ」
「エミル、やってみたいッ!!」
「陣に問題は無いが……一人で平気か?」
「エミル、お姉さんだもんッ!! 一人で出来るよッ!!」
そう言って拳を握り飛び跳ねるエミルの姿にグリゼルダは苦笑を浮かべた。
この子はレミリシアまでの道中、グリゼルダに話をねだり続けた子の一人だ。
その粘り強さは身を以って知っている。
グリゼルダは早々に説得を諦め、エミルの願いに応える事にした。
「分かった。では陣の中央に立ってくれ」
「はーいッ!!」
「いいか、向こうに付いたら準備が出来たと伝えてくれ。それで騎士達と一緒に戻ってくるんだ」
「分かったッ!!」
そう言って両手を振るエミルに微笑みを返しグリゼルダは陣に魔力を注ぐ。
体の大きな魔獣や大人数を運ぶにはグリゼルダ一人では厳しいが、エミル一人ぐらいであれば何とか飛ばす事が出来る。
それでもごっそりと魔力を持っていかれたが、何とか魔法は発動し陣の輝きと共にエミルの姿は掻き消えた。
その一時間後、エミルは大量の物資を持った王国騎士団と共にレミリシアの中央集落へと戻って来た。
またも突然現れた武装した人族にダークエルフの子供達は怯えたが、ミラルダが味方だよと説明するとその混乱も治まっていった。
「何か送るとは聞いていたが、いきなりこの子が現れた時には驚いたぞ」
「すまんな。やってみたいとねだられてな」
「ハハッ、名誉騎士号を持つ冒険者でも泣く子には勝てんか」
「まあな」
派遣された騎士達を纏める隊長は、そんなグリゼルダとのやり取りの後、早速、部下に号令を出し広場にテントを設営して炊き出しの準備を始めた。
大規模な魔物の討伐や賊の排除でラーグ国内で遠征する事も多い騎士団だけあって、準備は手際よく二時間後には持ち込んだ物資で炊き出しを始めていた。
それを確認したミラルダ達は上空で待機していた健太郎に呼び掛け、レミリシア全土を廻る為、宇宙戦艦モードの健太郎に乗り込んだ。
ちなみに今回、健太郎が人型にならなかったのは彼の姿を見て子供達が逃げる事を防ぐ為だ。
色違いとはいえ、親や兄弟を攫った者と同じ形のゴーレムがいたら怯えるだろうとミラルダ達は考えたのだ。
「ごはん作戦は上手く行ったね」
「そうだねぇ、あとリュー達がいてくれたから助かったよ」
「ゴウンゴウン?」
ねぇ、ミラルダ。俺と同じ形の奴が何で子供達だけ置いて行ったのか分かった?
艦橋で椅子に腰を下ろし、パムと喋っていたミラルダに健太郎が問いかける。
「ああ、子供達は遠くから響く大声を聞いたらしいんだけど、そいつはオーガやゴブリンなんかの魔物に、すぐに戦力にならない老人は見せしめで殺して、同じ理由で子供は放置しろって命令してたみたいだ」
「戦力か……奴隷では無く兵士が欲しかった。そういう事か?」
「さてねぇ、みんな、よっぽど怖かったみたいでちゃんとは見てないらしいから……」
「兵士……オーガやゴブリンも兵士として従えてるって訳か……今回の相手は軍隊になりそうだな」
「うぇ……わたし、戦争はしたくないよ」
「ゴウンゴウン……」
俺も戦争は嫌だな……何とか戦わずに済ませられないかな……。
「そうだねぇ。話し合いで解決すれば一番いいんだろうけど……」
「爺さんや婆さん殺して、無理矢理、住民を掻っ攫う様な奴と話し合いが出来る訳ねぇだろ」
「……ギャガンの言う通り、恐らくボス、ミシマと同じゴーレムモドキとはそうだろうな」
「ん? グリゼルダ、何か考えがあるのかい?」
敵のボスだろう、赤いロボットの事を上げたグリゼルダにミラルダは首を傾げる。
「ああ。子供達の話から類推するに、ゴーレムモドキは武力で無理矢理、人を取り込んでいる。普通の感覚ならそんな支配は受け入れられんだろう。だがオーガやゴブリンは奴に従っている」
「そうだねぇ」
「これは推測だが、奴の支配は恐怖による物だと思う」
「恐怖?」
「我々はミシマの能天気な行動で忘れているが、どんな攻撃でも傷が付かず軍隊でも相手に出来そうな力を放つ奴だぞ。怖がるなという方が無理だろう?」
グリゼルダの言葉で、艦橋にいたパーティーメンバーはそれぞれが健太郎のこれまでを振り返った。
ミラルダはダンジョンの壁を貫き地上まで貫通させた赤い光を。
グリゼルダは工作部隊を一撃で無力化した電撃を。
ギャガンは自らが引き金を引き吹き飛ばした砂竜の巣を。
パムは大悪魔を殲滅した頭部バルカンを。
そして健太郎は先日、クルストがボタンを押し発射された主砲の一撃を思い出していた。
「考えてみたら危ない攻撃ばかりだねぇ」
「そうだろう?」
「確かにバリスタとかあれば兵隊が何人いても関係ねぇぜ」
「だねだね。上位の冒険者でも頭のパパパパッって奴で殲滅出来そうだよね」
「ゴウンゴウン……」
パム、俺はそんな事はしないよ……。
「ともかくだ。奴の配下はそんな力に怯えてるんじゃないかと私は思う。そこでだ、同じカードがこちらにあると分かればどうだ?」
「こっちに付く人も出て来る?」
「あくまで推測だがな。オーガもゴブリンも奴の力に心酔しているのかもしれん」
「うーん……相手の本拠地さえ分かれば、もっとハッキリした事が分かると思うんだけどねぇ……」
「だね……ふぅ……今は残された子達を助ける事に集中しようか」
「ゴウンゴウン」
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